京太郎「俺、最近タコスのこと好きになったんだ」

咲「え? いつから?」

私は京太郎と咲ちゃんの会話に思わず足を止め、物陰に隠れたんだ

京太郎「いつのまにか、な 最初は好きでも何でもなかったのに、今は魅力的に感じる」

咲「へえ、優希ちゃんがきいたらきっと喜ぶよ」

こ、これはそうなのか!? ついに私のアプローチが功を奏したのか!?

京太郎「今も外見がいいとは思わないんだがやっぱ中身がな」

咲「ああ、一度知っちゃうとそう思うよね、やっぱり大事なのは中身だよ」

間違いないじぇ! この私についに春が来たんだ!

京太郎「最初は必要に迫られてただけだけど、今じゃやめられないぜ、『タコス作り』」

優希「紛らわしいんだじぇ、この犬―!」

京太郎「うわ何するんだこの馬鹿! 痛いだろうが!」


咲「……いい加減気付いた方がいいよ京ちゃん、食べ物じゃなくて人のタコスも好きになってるってさ」


カン