和「……宮永さん、なんで部室にいるんですか?」

咲「京ちゃんと来たからだよ、他に理由なんてないよ」

和「では、肝心のその須賀くんは?」

咲「京ちゃんは片岡さんにタコスをねだられて一緒に買い出し……死ねばいいのにあの猫」

和「優希を猫とは宮永さんにしてはいい表現ですね、確かに気ままにすり寄るところなんかそっくりです
  宮永さんはさしずめ犬ですね、発情していつも飼い主にしっぽを振ってる」

咲「ペンギンに言われたくないかな、知らないと思うけどペンギンが敵役の漫画がアニメになったんだって
  あのアニメのペンギンの卑猥なところとか、本当に原村さんそっくりだと思うな」

和「そういったアニメを見ている宮永さんの方が卑猥なのでは? 妄想は頭の中で留めていた方がいいですよ」

咲「あーあ、京ちゃんさえいなければこんな部活すぐにでも辞めるのに」

和「辞めたらいいんじゃないですか? 全国優勝できましたし仲良しこよしする意義は私も見出せませんね」

咲「ああ、あの時は驚いたよ、まさか優勝しなきゃ原村さんが転校だったなんてね
  わざと負けておけばよかった、そうすれば京ちゃんにすり寄るやつが減ってたのに」

和「騙される宮永さんが悪いんですよ、私の目的は須賀くんのいる清澄に残ることだけです今も昔も」

咲「ビッチが」

和「私は須賀くん以外にどう思われようとかまいません」

優希「あー、まだ暑いんだじぇ……なんだのどちゃん、来てたのか」

咲「京ちゃんはどうしたの、優希ちゃん」

優希「京太郎は部長にしょっ引かれたじぇ、だからその白々しい名前呼びは必要ないじょ、咲ちゃん」

咲「あっそ、じゃあ片岡さんに用はないよ」

優希「あーあ、しかしあれだじぇ、まさか中学からの親友に裏切られるとは思わなかったじぇ
   なに素知らぬ顔してるんだ、のどちゃんのことだじょ? まさか京太郎に裏で胸で迫ってるなんてな」

和「恋は戦争なんですよ優希、そちらこそあれだけ4月からアピールして無駄だったんだから潔く諦めたらどうです?」

優希「京太郎ものどちゃんの裏を知れば百年の恋も一気に冷めるだろうけど、こんな腹黒と考えてないだろうからな」

和「そんなへまはしませんので気にしなくていいですよ」
……
京太郎「ふへー疲れたぜ、部長も人使いが荒いっての」

咲「優希ちゃん、栞返してよ~」
優希「返してほしくば私と遊ぶんだじぇ、咲ちゃん」
和「優希、あんまり咲さんを困らせないでください」

京太郎「ただいまー、お前ら三人相変わらず仲いいな」
咲和優希「友達だからね」(ニコ


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