京太郎「今日も学校楽しかったな♪早く帰って宿題(のどっち特製麻雀問題集・極~待ちの章~)しなきゃ♪」
キキィーッ!(黒塗り高級車君)
ガチャッ!バタバタ…
黒服A「見つけましたぜお嬢!」
黒服B「大人しくしな!」
京太郎「なんだお前ら(素) うわっ、ちょっと!」
謎の長身褐色美女「オロナイン控えナサーイ!」
京太郎「ちぃっす!何やってんすか!言ってる事もわけわかんねーよ!」
謎の香港人「抵抗しても無駄アルヨ、諦めるアル!」
京太郎「お前が言うとマスクド永谷園かクラウドベリジャムかわかんねーよ!つか、離せっての!」
謎の眼鏡おさげ「極道にKOはねぇ、張り続けられなかった奴が負けるんだよ!」
京太郎「もうなにしてんすかあんたら!せめてネタ統一しとけよ!
流行らせコラ!(京太郎SS)流行らせコラ!(京太郎SS)」
バタンッ
謎の眼鏡おさげ「よし、京太郎確保…車だせ」
謎のジョージア人「はーい」
京太郎「おあえあお!(お前かよ!)」←縛られてる
謎のジョージア人「おっと、料金メーターセット…と」
京太郎「うういおあお!(有料かよ!)」
ブロロロロ……
……………
京太郎「…うーん」
明華「あ、起きましたね」
京太郎「ん…明華さん?クォクォワ…?」
明華「北海道の最南端、松前です♪」
京太郎「…え?ほっか…いど…う?」
明華「はい♪」
京太郎「なんで…?なんで俺北海道に…?」
明華「実はここ、数の子を使った郷土料理、松前漬けが有名でして、
それを京太郎と一緒に食べたくなったので、連れてきてもらいました♪」
京太郎「………」
明華「うふふ♪」
京太郎「…普通に誘えよ!!」
……
京太郎「で、松前漬けでしたっけ?んなの函館でも買えるんじゃないっすか?
わざわざ電車も通ってない町までこなくても…」ナデナデ
成香「あ、あの…//」
明華「何でも極上品というのは、ここにしか売っていないそうなので」ナデナデ
成香「えぅ…///」
京太郎「だからって…それに通販でもよかったんじゃないですか?ねえ成香さん」ナデナデ
成香「はぅ…///」
明華「まあまあ、こうして本場で食べるのがいいんじゃないですか
彼女にも北海道弁の通訳として来てもらったわけですし」ナデナデ
京太郎「ま、俺も成香さんに会えたからいいですけど」ナデナデ
成香「はぅ、はぅぅ……//////」プシュー
明華「あらあら、真っ赤になって可愛い♪」ナデナデ
そんなこんなで
お土産屋のおばちゃん「ヒンナヒンナアリシペアリシペゴールデンカムイ」
成香「ニポポアバシリオホーツク」
お土産屋のおばちゃん「ホッカイドーシンカンセン…グレイサイコー」ツンツン
成香「チヨノフジ…///」カァー
京太郎「…?なんで赤くなってるんだろ成香さん」
明華「あ、京太郎!ここから松前城が見えますよ!思ったより小さいんですね~」
お土産屋のおばちゃん「シンハコダテホクトエキノケンシロウゾウー」フリフリ
成香「も、もう…///
あ、あの買えました…はい」
明華「わあ、ありがとうございます♪
ところで、どんなお話をされていたのですか?」
成香「はわっ!?え、えっと…!」
京太郎「うほっ、思った以上にうまそう!ヒャア、我慢できねぇ!」ポリポリモグモグ
明華「あっ、京太郎!もう、先に食べちゃうなんて!私があーんをしてあげたかったのに~」プクー
京太郎「いやだっておいしいんですもん、ほら!
イカと数の子に辛味のある醤油がよくきいてて、風味が豊かでご飯がほしくなりますよ!
明華「まあ!こんなに数の子を贅沢にいれるなんて!
あっ、本当です!とってもおいしくて母国語がでちゃいそうです!ボーノ♪」
京太郎「それイタリア語……」
成香「…/////」
明華「あら?どうかされましたか?一緒に食べましょう~」
京太郎「ほら、成香さん!」
成香「あ…は、はい!」
お土産屋のおばちゃん『いらっしゃい』
成香『松前漬けをください』
お土産屋のおばちゃん『はーい、ねえ後ろの男の子と女の子って…はっはーん、三角関係ってやつね』ツンツン
成香『え、あの…///』カァー
お土産屋のおばちゃん『頑張りなさーい、あたしはあんたの恋を応援するからねー』フリフリ
成香(ありがとうございます…本内成香、頑張ります!)フンス
少女はまた一歩、大人になる…
まとまりのないまま カンッ
最終更新:2016年07月30日 08:01