久「私さぁ、思うのよ」

京太郎「何をです?」

久「こういう風に何の気兼ねもなくラーメン食べに行ける仲って、すっごく貴重じゃないかって」

京太郎「そっすかねぇ?」

久「そうなのよ。まず大前提として交流がそれなりに深くないと駄目じゃない?この時点で議会メンバーがギリギリアウトなのよ」

京太郎「セーフじゃなくてアウトなんですか」

久「誤解しないでほしいんだけど仲が悪い訳じゃないのよ?結構長い間一緒にやってたんだし」

京太郎「ふむふむ」

久「でもねぇ、なんっかねぇ…壁があるのよ」

京太郎「壁ですか」

久「そう、壁。たかが高校の議会って言ってもねぇ、上から下、下から上がきっちりと決まってるからこう…妙にやりにくいのよ」

京太郎「入ったことないですからいまいちわかんないですけどねぇ。でも部活もそれほど変わんなくないですか?」

久「雰囲気はね。雰囲気は変わんないわよ?でもね、競技なんだから上下なんてすぐ変わるじゃない」

京太郎「俺は万年下ですけどね」

久「その自虐は私に効くから止めてちょうだい。とにかく、絶対的な上はいないわけだから根っこの辺りの遠慮はそれほどないのよ」

京太郎「へー。そんなもんですか」

久「こればっかりは両方とも経験してみないとわかんないかもねぇ」

京太郎「そうでしょうねぇ。経験する気はないですけど」

久「あら、これまたなんで?」

京太郎「雑務片付けてる姿しか目に浮かばないからです」

久「…」

京太郎「…」

久「否定できなかったことを謝ればいいの?確実に頼られる存在になるだろうって励ませばいいの?」

京太郎「どっちでもいいです。とりあえず入らないことは今確定したんで」

久「そう」

京太郎「ええ」

――――ラーメン二丁おまちどー様でーす

久「…冷めないうちに食べましょうか。ラーメン」

京太郎「そうですね、食べましょうか」

カンッ