京太郎3年生


白望「ねぇ?京太郎?」

何時も以上に気だるげな様子で俺に問いかけてくる小瀬川白望
こいつとの関係は親戚、近所、三年間同じクラスと最早運命じみたものを感じてしまうくらい親密だ。
普段から何かと世話を焼かせる彼女ではあるが、今日はそれがいつも以上であった。


京太郎「お、おぅシロ。どうしたいつも以上にダルそうにして…。具合でも悪いのか?」

白望「ダルがるのって…中々に奥が深いよねぇ…」

京太郎「…は?」

白望「いや、ね…。いつも私がだらけていたあの席は私にとってベスト・ダラケ・ポイントだったんだって今更ながらに気付いたんだよ…」

そう言いながら机と椅子をじりじりと俺の方に寄せてくる白望。
いや、確かに先週席替えをしたのは確かだけれど、そこまで深刻になるほどだろうか。

白望「日当たり、風通し、そして喧騒。すべてがあの席ではダルがるのには完璧な配分だった…。私は今、それを失ってしまったことへの絶望で心が覆われている…」

京太郎「お前が何を言ってるのかサッパリなんだが…。ってちょっと待て!なんで席をくっ付ける!?なんで俺に寄り掛かる!?てか色々当たって…!」

白望「はふぅ…。やっぱり…。ここが…。一番…おちつ…」

京太郎「お、おいシロ!シロー!」

カンッ!