恵「最近、娘の話題が君のことばかりなんだが、須賀くんは和のことをどう思っているのかな?」

京太郎「和と俺は友達ですよ。可愛いとは思っていますけどね」

恵「そうだろう。和はとても可愛い娘なんだよ。当然、あの子と交際する気があるよな?」

界「おいおい、恵」

恵「何だ、界?」

界「親が子供の恋愛に口を挟むなよ。それに、京ちゃんは家の娘たちの幼馴染みだぞ」

恵「ふっ、結婚すれば義理の親子となるのだから問題あるまい」

界「はっ、それなら京ちゃんは咲か照のお婿さんに決まってんだろう。いっそ両方貰ってくれても良いくらいだな」

京太郎(ポンコツ二人は流石に……)

恵「家の和は器量良し、料理も完璧、頭も良く、まさに才色兼備だ! 母親譲りの胸は男のロマンだぞ!!」

京太郎(確かに和のおもちは最高ではある……)

界「咲も料理が上手いし、二人とも将来は間違いなく一流のプロ雀士、超高収入よ! それにロマンだって言うなら家も負けねえ、男なら姉妹丼に滾らずにはいられねえよな!!」

京太郎(姉妹丼は魅惑の言葉ではある……)

聡「巨乳も貧乳も過ぎたるは及ばざるだぞ、少年。俺の孫である数絵が一番だと思わないか?」

京太郎(数絵か、悪くはない……)

恵「中途半端なのは如何かと思いますよ、聡さん。胸は大きい方が色々と楽しめる」

界「巨乳は間違いなく垂れるね。ちっぱいこそ至高だ」

ハギヨシ「慎ましい胸を推すならば、そこに幼いを加えるのもどうでしょうか? 衣様もあなたのことを気に入っておられますよ」

京太郎(ロリ……犯罪臭が凄まじいが、彼女なら……)

一太「甘いですよハギヨシさん。確かに衣ちゃんの見た目はロリですが、彼女自身は年上として振る舞いたがっている点を見過ごしている」

ハギヨシ「あなたは……」

一太「そのギャップが良い所ではあるけれど、ロリの属性を求めるならマホちゃんの方が格上ですね」

京太郎「染谷先輩の言っていた通り、副会長はロリコンなんですね……」

一太「ち、違うぞ! 僕は年下の子が好みであって決してロリコンではない!!」

恵「よく犯罪者は身の潔白を訴え、否定するんだよな」

一太「」

耕介「ははは、京太郎が年上でも大丈夫なら慕はどうかな? 姉さん女房って言うだろう?」

聡「お前はいい加減に諦めたらどうなんだ?」

界「そうだぞ、リチャードソン」

恵「法律上は結婚できないが、事実婚としてなら問題ないだろう」

耕介「他人事だからってそりゃあなくないですか?」

京太郎「でも、慕さんって耕介さんのことが好きでしょう?」

ハギヨシ「年貢の納め時ではないですか?」

耕介「ねえよッ! 俺にとって慕は娘も同然、姪よりも娘として見てる感覚なんだよ!! お前ら、自分の娘や孫とそういう関係になるってことを想像してみろよぉぉぉぉおッ!!!」

界恵聡「「「……すまん」」」

一太「キツイですね」

ハギヨシ「道義からの逸脱ですね」

京太郎「耕介さんの立場で考えるとアレでしたね」

耕介「だろう? だから、慕を貰ってくれよ」

「ノドカ」「サキトテル」「カズエ」「コロモサマ」「マホチャン」

京太郎「お、俺は……」

秋一郎「ふむ、ならばいっそハーレムと言うのはどうかな?」

京太郎一太ハギヨシ耕介界恵「「「「「「ハーレム、だと?!」」」」」」

秋一郎「ロマンの果て、夢を追うならば目指すはそこだと思わないか?」

聡「ハーレムなんざ止めた方が身のためだ」

秋一郎「相変わらず堅いな、聡」

聡「秋一郎はこりねえな。だから、お前は『火薬』なんだよ……火遊びで何度痛い目を見た?」

秋一郎「ふっ、覚えていないな」

京太郎「え? まさか、秋一郎さんの『火薬』ってそっちから来てるんですか?」

恵「守備力に優れた打ち手でありながら、攻撃的な異名に疑問はありましたが……」

界「俺がガキの頃に噂を聞いたような、ないような……」

聡「こいつは俺たち世代では遊び人として有名だった。何人もの女を侍らせ、泣かせ、何度爆ぜたのかも分からん」

秋一郎「ははは、バイタリティーさえあれば何とかなるもんだ。わしが師として小僧を鍛えてやれば、ハーレムも不可能じゃあるまいよ」

恵「ハーレムか……」

界「元々、姉妹の二人を貰ってくれたらとは思っていたが……」

ハギヨシ「名家では妾の存在は普通にありますからね……」

一太「ロリが泣かないなら、僕は……」

聡「数絵が笑えるなら文句はねえんだけどな……」

耕介「ハーレムでも良いよ、近親相姦よりましだろう?」

秋一郎「どうする?」

 悪魔の誘惑。

 際限なき欲望の呈示。

 俺の、俺たちの馬鹿げた計画はネットのオフ会から始まった。

 大人は酒も混じっていたし、冗談も少しはあったのかもしれないが、動き出してしまったのだ。

 一度、始動したものは簡単には止められず、俺は毎日毎日、ヘトヘトになるまで鍛えらる日々。

 ハーレムを形成するには心技体の全てを求められる。

 どんな修羅場を泳ぎ続け、渡りきる柔軟にして剛健なメンタル。

 女の子達を捕らえて話さない話術や、満足させる卓越した技術。

 何よりも重要なのは終わりなき欲望と持続力、何度でも蘇り戦える黒金の肉体と体力だった。

 それら、全てを兼ね備えた時、俺は王として君臨していた。

 これは、弱い一人の雀士がハーレムの主となる物語。


 --須賀京太郎のハーレム計画--

カンッ!