京ちゃん三年生設定


久「うーん…どことなくいまいちねぇ…」ポリポリ

京太郎「何がいまいちなんだ?」

久「あ、京太郎」

京太郎「うっす。で、何がどうしたって?」

久「あぁ、これよこれ」スッ

京太郎「ん…?チョコか?」

久「食べてみ」

京太郎「んじゃまおひとつ…おっ、美味いなこれ」ポリポリ

久「ホントかしら…」ジー…

京太郎「何故にそんな疑わしい目で見てくる?」

久「何故もなにもアンタが作ってくるモンに確実に見劣りしてるからでしょうが。ほれ、今年もあるんでしょ。出しなさい」

京太郎「いやまああるけどさぁ…」スッ

久「あむ…くっ、完璧に負けてる…」ポリポリ

京太郎「これも十分美味いと思うんだけどなぁ…」

久「アンタに負けてるんだから意味無いわよ。ホントなんでこんなに美味しいのかしら…」

京太郎「こういうのは気持ちの問題だろ?そこまで気にしなくても良いんじゃねーの」

久「嫌味にしか聞こえないんだけど」

京太郎「んなに文句言うなら食わなきゃ良いじゃねーか。元々お前の分ってわけでもねーんだし」

久「やーよ。何か負けた気がするもの」

京太郎(最終的に負けを認めるなら同じなのでは)

久「なによ、『最終的に負けを認めるんだから無駄なあがきは止めたほうがいいのに』とでも思ってそうな顔して」

京太郎「そこまでは思ってないです」

久「ふんだ。大体ねぇ、お返し考えるの面倒だからって先に渡すためにお菓子作ってくるんじゃないわよ。

  しかも文句言われないようにそんじょそこらのより抜群に美味しくするとか…」

京太郎「ハハハ…」

久「しかも男にも渡すもんだから『溶かして固めただけのチョコと比べられちゃう』って女子の労力も増えるしさぁ…」

京太郎「だからそれこそ気持ちの問題なんだってば。女の子にもらえるならただ味がいいだけよりも嬉しいモンなんだって」

久「ウチのクラスのギャル勢は怒ってたっぽいけどねー。男がお菓子作りとかふざけんなーって」

京太郎「あれはあいつらが悪い。溶かして固めただけのチョコで三倍返ししてもらおうとかそれこそふざけんな」

久「ま、それには同意するけどね…平均的女子高生の料理技術の限度を考えずに作るアンタもアンタだけど」

京太郎「そういう輩がいなくなったら少しは手加減してやらんことも無いきっとたぶんおそらくメイビー」

久「要するに手を抜く気はないのね?」

京太郎「お菓子作りって楽しいよね!」

久「おかげで部活でも食べれるからありがたくはあるんだけど…なんだかなぁ…」

京太郎「ほっとけ。…んで、お返しは?」

久「ん。今年もいらない」

京太郎「へいへい…気にしなくてもいいっつってんのになぁ」

久「私が気にするのよ。少なくとも同じぐらいの腕になるまではお返しはいらないの」

京太郎「ホント頑固だよなぁ…」

久「これぐらいじゃないと全国には早々行けないってね」

京太郎「確かにそうだが…んで、それ言い始めて一体何年目かね」

久「うっさい!」ベシッ

京太郎「いってぇ!」


カンッ