裕子「…」

京太郎「…」

裕子「どうも」

京太郎「…どうも」

裕子「今日、誕生日だそうで。おめでとうございます」

京太郎「あ、はい。ありがとうございます」

裕子「実は私も今日誕生日なんですよ」

京太郎「そうなんですか。おめでとうございます」

裕子「ありがとうございます」

京太郎「…そういえば、お歳の方はおいくつで…」

裕子「女性に年齢を訊ねるのは失礼ですよ」

京太郎「すみません」

裕子「26になりました」

京太郎「答えるんですね」

裕子「訊かれましたから」

京太郎「…9歳差ですか」

裕子「そうなりますね」

京太郎「長いですね…」

裕子「ええ」

京太郎「…」

裕子「…」

京太郎「話題がなくなりましたね…」

裕子「なくなりましたねぇ」

京太郎「そもそも何でこうして話してるんでしたっけ」

裕子「思い出せないのであればきっと大した理由ではないと思いますよ」

京太郎「そうかもしれませんね」

裕子「過去を振り替えるよりも先のことを考えませんか。具体的には次の話題について」

京太郎「まだ話すんですね」

裕子「まだまだ話し足りない気がするんです」

京太郎「話す話題もないのにですか」

裕子「ええ、ないのにです」

京太郎「わからないでもない気がします」

裕子「そうですか」

京太郎「それでは何について話しましょうか」

裕子「何について話すかを話しましょうかね」

収集付かなくなってきたところでカンッ