―― 憧に手伝って貰って、高鴨さんの荷物を減らして次の日。

俺達は再び迷宮の内部へと足を踏み入れていた。
周りに見えるのは景色は以前とそれほど変わりがないように思える。
しかし、ここは既に迷宮内部。
咲が手ぐすね引いて待っている場所なのだ。
いつ何時この状況が急激に変化するか分からないだけに油断は出来ない。

穏乃「…これ学校?」

京太郎「あぁ、清澄だよ」

穏乃「へぇ…ここがそうなんだ…」

憧「ほら、あんまりキョロキョロしてるとお上りさんみたいよ」

憧「陣形忘れずに集中、ね?」

穏乃「あ、うん」

物珍しそうに周囲を見渡す高鴨さんに憧からの指示が飛ぶ。
まだ高鴨さんは色々と不慣れだが、その辺りはきっとベテランの憧がフォローしてくれるだろう。
憧にとって高鴨さんは親友だし、何より、その辺のフォローは淡の時に結構、手馴れていたものだったから。
今回もきっと憧にまかせておけば、それほど大きな心配は要らない。

咲「…京ちゃん、また来てくれたんだ」

穏乃「っ!?」ビクッ

京太郎「…あぁ。俺は諦めが悪いもんでね」

瞬間、どこからともなく聞こえた声に高鴨さんの身体が小さく跳ねる。
そのまま彼女は周囲を見渡すが、咲の姿はどこにもなかった。
相変わらず遠い場所から声だけをこっちへと送ってきているらしい。
その意図の読めなさも変わらないけれど…しかし、今更、気にするような事でもなくなってきている。

京太郎「だけど…あんまり長引かせるのもお互い本意じゃないだろ」

京太郎「恨みっこなしの一発勝負…直接対決でケリつけるってのはどうだ?」

無論、ここで咲が乗ってくるとは思っちゃいない。
しかし、乗ってくるなら乗ってくるで、こちらのリスクを最小限に抑えこむ事が出来るのだ。
ほぼ乗ってこないだろうけれど、とりあえず言ってみるだけのメリットはある。

咲「良いよ」

京太郎「えっ」

しかし、そんな俺の予想とは裏腹に、咲は気安く誘いに乗ってきた。
正直、ここで拒絶されてからどう交渉するかまで考えていただけにかなりの拍子抜けである。
あんまりにも肩すかしすぎて間抜けな声を返してしまうくらいに。

咲「…私もそろそろ焦れてきたから確実に叩き潰してあげる」

咲「でも…そんな廊下で最終決戦なんて格好悪いから…」

咲「…今度は一番、奥まで来てよ」

咲「もう逃げられないくらい…奥に…ね」

京太郎「……」

…咲の言葉に俺は思考を始める。
咲が出した条件は俺達にとって少なからずリスクがあり得る。
そうやって信じてノコノコ進んだ先で見事アンブッシュ!なんて光景は簡単に想像出来るのだから。
無論、久が側にいれば、撤退だけは確実に出来るが…さりとて直接対決の前提条件である『最深部への到達』を叶える事は難しくなる。

京太郎「…最深部までに罠を張ったりは?」

咲「しないよ」

咲「前回みたいに物量で押し潰したりもしない」

咲「何時も通り、私のところまで来てくれれば、それでゴールだよ」

京太郎「…」

…おかしい。
これじゃああまりにも話が旨すぎるじゃないか。
そもそも咲は俺の提案に乗る理由がまったくない。
何せ、彼女の言っている事は自身の強みを全て投げ捨てる事なのだから。
迷宮の支配者であるという最大のメリットまで活用しないという宣言はあまりにもおかしすぎる。

咲「…疑ってる?」

京太郎「正直なところな」

咲「ふふ、正直な京ちゃんは好きだよ」

咲「…でもね、私は誓って何もしないよ」

咲「だって、私は最初からもう勝ってるんだもん」

咲「今更、罠なんて張る必要はないんだよ」

京太郎「……」

勝ち誇った咲の言葉に俺はさらに思考を深くする。
一体、咲のこの余裕はどこから出てくるのか。
俺の知る咲とも、久に臆病者と言われた咲とも思えない…絶対的な自信。
既に勝ったとまで言い張るその根拠を探ろうにも今の俺にはヒントが少なすぎた。

咲「それに…どの道、京ちゃんは先に進むしかないでしょ?」

咲「だって…私が一番、奥で待ってるんだもんね…?」

咲「京ちゃんがほんの僅かな勝機にでも賭けようとと思ったら…私のところまで来るしかないんだよ」

京太郎「……あぁ、そうだな」

咲の言う通りだった。
結局、どれだけ迷っても、主導権はあっちにあるのだから。
勝利に対する前提条件がまったく違う俺達は咲と同じ土俵には立てない。
悔しいかな、咲の真意など分からずとも、ここは言う通りにするしかないんだ。

京太郎「…分かった。でも…首を洗って待ってろよ」

京太郎「一発キツイのぶちかまして必ず目を覚まさせてやるからな」

咲「あは…♪目を覚ますのは京ちゃんの方だよ…♥」

咲「…ここまで来た時…京ちゃんが一体、どんな顔をするのか…」

咲「楽しみにしてるね…♪」

……それっきり咲の声は聞こえなくなった。
コレ以上の問答をするつもりは咲にはないのだろう。
ならば、ここからは行動の時間だ。
咲が待っている最深部に辿り着き…そして決着をつける。
そう強く心に言い聞かせながら俺は足を踏み出して… ――



直下 迷宮でのメインパートナーを選択してください(※行動中、何時でも変更する事が出来ます)


迷宮でのメインパートナーを淡に決定しました



名前  大星淡
Lv   84
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

HP 520/520
MP 89/89

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60

技1 へびにらみ 消費7 ノーマル 変化 命中100 強く相手を睨みつけて、麻痺にする 
技2 じしん 消費7 じめん 物理 威力100/命中100 相手は地面に潜っている状態で命中し、威力が二倍になる
技3 ストーンエッジ 消費6 いわ 物理 威力100/命中80 尖った岩を相手に突き刺して攻撃する 急所に当たりやすい(30%)
技4 クロスポイズン 消費6 どく 物理 威力70/命中100 毒の刃で相手を切り裂く 急所に当たりやすく(30%)毒にする事がある(10%)

交代する
 L辻垣内里は HP535/535 MP94/94 あく/はがね Lv90 ストーンエッジ/つじぎり/ごくどういっせん/せいなるつるぎ @オッカの実
  L福路美穂子 HP698/698 MP95/95 ノーマル/ひこう Lv91 いやしのはどう/コスモパワー/バトンタッチ/リフレクター 
  L新子憧 HP388/388 MP141/141 くさ/エスパ- Lv83 エナジーボール/サイコショック/いばらのや/ムーンフォース @こだわりメガネ
  L滝見春 HP455/455 MP76/76 ほのお Lv72 だいもんじ/れんごく/あくのはどう/サイコショック @幸せタマゴ
  L高鴨穏乃 HP402/402 MP47/47 かくとう/ドラゴン Lv58 ドラゴンクロー/ばくれつパンチ/あなをほる/りゅうのまい

<<アイテム>>
きずぐすり 6/9   一体のHPを20回復する   売価150円
いいきずぐすり 3/6 一体のHPを50回復する  売価350円
すごいきずぐすり 4/4 一体のHPを200回復する 売価600円
まんたんのくすり 2/2 一体のHPを最大まで回復する 売価1250円
かいふくのくすり 1/1 一体のHPを最大まで回復し、状態異常を治療する※瀕死以外 売価1500円
げんきのかけら 3/3 一体の戦闘不能状態を回復する(HP50%回復) 売価750円
どくけし 9/9  一体のどく・もうどくを治療する  売価50円
まひなおし6/9 一体のまひを治療する 売価50円
やけどなおし 5/9 一体のやけどを治療する 売価50円
おいしいみず 2/5 一体のHPを50回復する※戦闘中使用不可 売価50円
ミックスオレ 5/5 一体のHPを80回復する※戦闘中使用不可 売価175円

<<大事なもの>>
ウタンの実 効果抜群のエスパー技を一度だけ半減する(装備)×2
ヨプの実 効果抜群のかくとう技を一度だけ半減する(装備)×4
オッカの実 こうかばつぐんのほのお技を一度だけ半減する(装備)×2
こだわりスカーフ パートナーにもたせると同じ技しか出せなくなる代わりにすばやさが1.5倍になる(装備)
媚薬ケーキ
媚薬クッキー
ハートのウロコ@18
凄い釣り竿 春が作ってくれた釣り竿をさらに改良した 最早釣れないものは何もない
がくしゅうそうちver5 完全改修済み


<<0/50>>
1敵
2釣り
3敵
4敵(BA)
5敵
6敵
7敵
8宝箱
9宝箱


急いで進む(判定に+2 最小5最大9) 

のんびり進む(判定補正なし 最大6)

ゆっくり進む(判定補正-2 最低1最大4)



敵だ!!



ワイバーンLv80(ひこう/ドラゴン)が現れた

大星淡のへびのじゃがん発動 こうげきを下げた


名前  大星淡
Lv   84
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

HP 520/520
MP 89/89

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60

技1 へびにらみ 消費7 ノーマル 変化 命中100 強く相手を睨みつけて、麻痺にする 
技2 じしん 消費7 じめん 物理 威力100/命中100 相手は地面に潜っている状態で命中し、威力が二倍になる
技3 ストーンエッジ 消費6 いわ 物理 威力100/命中80 尖った岩を相手に突き刺して攻撃する 急所に当たりやすい(30%)
技4 クロスポイズン 消費6 どく 物理 威力70/命中100 毒の刃で相手を切り裂く 急所に当たりやすく(30%)毒にする事がある(10%)

交代する
 L辻垣内里は HP535/535 MP94/94 あく/はがね Lv90 ストーンエッジ/つじぎり/ごくどういっせん/せいなるつるぎ @オッカの実
  L福路美穂子 HP698/698 MP95/95 ノーマル/ひこう Lv91 いやしのはどう/コスモパワー/バトンタッチ/リフレクター 
  L新子憧 HP388/388 MP141/141 くさ/エスパ- Lv83 エナジーボール/サイコショック/いばらのや/ムーンフォース @こだわりメガネ
  L滝見春 HP455/455 MP76/76 ほのお Lv72 だいもんじ/れんごく/あくのはどう/サイコショック @幸せタマゴ
  L高鴨穏乃 HP402/402 MP47/47 かくとう/ドラゴン Lv58 ドラゴンクロー/ばくれつパンチ/あなをほる/りゅうのまい


ワイバーンのブレイブバード


こうかはいまひとつのようだ


大星淡に1のダメージ


大星淡のストーンエッジ(命中90)直下(急所60)↓2


ワイバーンに905のダメージ



ワイバーンを倒した


ワイバーンは♥のウロコを落とした


大星淡はレベルアップ


名前  大星淡
Lv   85
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

HP 524/525
MP 85/90

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60



がくしゅうそうちにより他のパートナーもレベルアップ


名前  辻垣内智葉
Lv   91
種族  メガデュラハン
タイプ あく/はがね
特性1 せいしんりょく(相手の攻撃で怯まない)
特性2 めいこうのやいば(武器を使った攻撃の威力が1.2倍になる)
特性3 きしのきょうじ(HPが半分以上ある時、戦闘不能になるダメージを受けても一度だけHP1で残る。HPが半分以下の時、受けるダメージを半減する)

装備  オッカの実(こうかばつぐんのほのお技を受けた時、一度だけ半減する)

HP540/540
MP95/95

こうげき120
ぼうぎょ110
とくこう55
とくぼう90
すばやさ80


名前  福路美穂子
Lv   92
種族  メガキキーモラ
タイプ ノーマル/ひこう
特性1 いやしのこころ(ターン終了時、控えにいる仲間の状態異常を三割の確率で回復する)
特性2 ほうしのこころ(交代時、自身の能力が+へと変動していた場合、その半分を交代先の味方に与える 瀕死時無効 バトンと重複可
特性3 ひよくのつばさ(自身の能力の変化が二倍になる。交代のタイミングを最遅か最速かを選べる バトン時にも有効)

HP704/704
MP96/96

こうげき40
ぼうぎょ150
とくこう30
とくぼう150
すばやさ70


名前  新子憧
Lv   84
種族  メガエルフ
タイプ くさ/エスパー
特性1 かちき(ステータス低下を受けた時、とくこうが二段階あがる)
特性2 たいまのちから(とくこう依存による攻撃を受けた時、最終ダメージを半減する)
特性3 しんまのいのり(エスパー/フェアリータイプのわざの威力を1.3倍にし、あく/ゴーストの威力を半減させる)

装備:こだわりメガネ(同じわざしか出せなくなるが特攻が1.5倍になる)

HP 392/392
MP 142/142

こうげき55
ぼうぎょ60
とくこう130
とくぼう110
すばやさ110


名前  滝見春
Lv   74
種族  きつねつき
タイプ ほのお
特性1 もうか(HPが1/3になった時、ほのおの威力が1.5倍になる)
特性2 ふかしのほのお(自分のほのお技が必中になる)

装備  幸せタマゴ(レベルアップを二倍にする)

HP 465/465
MP 78/78

こうげき40
ぼうぎょ70
とくこう120
とくぼう90
すばやさ90


名前  高鴨穏乃
Lv   59
種族  デミワーム
タイプ かくとう/ドラゴン
特性1 ノーガード(自分と相手の攻撃が必ず命中する)

HP408/408
MP48/48

こうげき110
ぼうぎょ90
とくこう20
とくぼう80
すばやさ110



名前  大星淡
Lv   85
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

HP 524/525
MP 85/90

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60

技1 へびにらみ 消費7 ノーマル 変化 命中100 強く相手を睨みつけて、麻痺にする 
技2 じしん 消費7 じめん 物理 威力100/命中100 相手は地面に潜っている状態で命中し、威力が二倍になる
技3 ストーンエッジ 消費6 いわ 物理 威力100/命中80 尖った岩を相手に突き刺して攻撃する 急所に当たりやすい(30%)
技4 クロスポイズン 消費6 どく 物理 威力70/命中100 毒の刃で相手を切り裂く 急所に当たりやすく(30%)毒にする事がある(10%)

交代する
 L辻垣内里は HP540/540 MP95/95 あく/はがね Lv91 ストーンエッジ/つじぎり/ごくどういっせん/せいなるつるぎ @オッカの実
  L福路美穂子 HP704/704 MP96/96 ノーマル/ひこう Lv92 いやしのはどう/コスモパワー/バトンタッチ/リフレクター 
  L新子憧 HP392/392 MP142/142 くさ/エスパ- Lv84 エナジーボール/サイコショック/いばらのや/ムーンフォース @こだわりメガネ
  L滝見春 HP465/465 MP78/78 ほのお Lv74 だいもんじ/れんごく/あくのはどう/サイコショック @幸せタマゴ
  L高鴨穏乃 HP408/408 MP48/48 かくとう/ドラゴン Lv59 ドラゴンクロー/ばくれつパンチ/あなをほる/りゅうのまい



幸せタマゴを高鴨穏乃に渡した


宝箱だ!


中身は…


00~30 モーモーミルク×2
31~60 げんきのかたまり
61~99 装備
※ゾロ目 ???


きあいのタスキを手に入れました


誰かに装備させますか?


大星淡にきあいのタスキを装備させました



敵だ!


きつねびLV80(ほのお/ゴースト)が現れた


須賀京太郎はパートナーの危険を予知した


名前  大星淡
Lv   85
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

装備 きあいのタスキ(HPが半分以上ある時、戦闘不能になるダメージを受けても一度だけHP1で堪える事が出来る)

HP 524/525
MP 85/90

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60

技1 へびにらみ 消費7 ノーマル 変化 命中100 強く相手を睨みつけて、麻痺にする 
技2 じしん 消費7 じめん 物理 威力100/命中100 相手は地面に潜っている状態で命中し、威力が二倍になる
技3 ストーンエッジ 消費6 いわ 物理 威力100/命中80 尖った岩を相手に突き刺して攻撃する 急所に当たりやすい(30%)
技4 クロスポイズン 消費6 どく 物理 威力70/命中100 毒の刃で相手を切り裂く 急所に当たりやすく(30%)毒にする事がある(10%)


大星淡と辻垣内智葉は交代した


きつねびのサイコキネシス


こうかはないようだ…


辻垣内智葉のストーンエッジ(命中90)↓直下(急所60)↓2 


急所に当たった


効果は抜群だ


きつねびに1490のダメージ


きつねびを倒した


きつねびは♥のウロコを落とした



大星淡はレベルアップ


名前  大星淡
Lv   86
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

HP 529/530
MP 86/91

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60



がくしゅうそうちにより他のパートナーもレベルアップ


名前  辻垣内智葉
Lv   92
種族  メガデュラハン
タイプ あく/はがね
特性1 せいしんりょく(相手の攻撃で怯まない)
特性2 めいこうのやいば(武器を使った攻撃の威力が1.2倍になる)
特性3 きしのきょうじ(HPが半分以上ある時、戦闘不能になるダメージを受けても一度だけHP1で残る。HPが半分以下の時、受けるダメージを半減する)

装備  オッカの実(こうかばつぐんのほのお技を受けた時、一度だけ半減する)

HP545/545
MP90/96

こうげき120
ぼうぎょ110
とくこう55
とくぼう90
すばやさ80


名前  福路美穂子
Lv   93
種族  メガキキーモラ
タイプ ノーマル/ひこう
特性1 いやしのこころ(ターン終了時、控えにいる仲間の状態異常を三割の確率で回復する)
特性2 ほうしのこころ(交代時、自身の能力が+へと変動していた場合、その半分を交代先の味方に与える 瀕死時無効 バトンと重複可
特性3 ひよくのつばさ(自身の能力の変化が二倍になる。交代のタイミングを最遅か最速かを選べる バトン時にも有効)

HP710/710
MP97/97

こうげき40
ぼうぎょ150
とくこう30
とくぼう150
すばやさ70


名前  新子憧
Lv   85
種族  メガエルフ
タイプ くさ/エスパー
特性1 かちき(ステータス低下を受けた時、とくこうが二段階あがる)
特性2 たいまのちから(とくこう依存による攻撃を受けた時、最終ダメージを半減する)
特性3 しんまのいのり(エスパー/フェアリータイプのわざの威力を1.3倍にし、あく/ゴーストの威力を半減させる)

装備:こだわりメガネ(同じわざしか出せなくなるが特攻が1.5倍になる)

HP 396/396
MP 144/144

こうげき55
ぼうぎょ60
とくこう130
とくぼう110
すばやさ110


名前  滝見春
Lv   75
種族  きつねつき
タイプ ほのお
特性1 もうか(HPが1/3になった時、ほのおの威力が1.5倍になる)
特性2 ふかしのほのお(自分のほのお技が必中になる)

HP 470/470
MP 79/79

こうげき40
ぼうぎょ70
とくこう120
とくぼう90
すばやさ90


名前  高鴨穏乃
Lv   61
種族  デミワーム
タイプ かくとう/ドラゴン
特性1 ノーガード(自分と相手の攻撃が必ず命中する)

装備 幸せタマゴ(レベルアップが二倍になる)

HP420/420
MP50/50

こうげき110
ぼうぎょ90
とくこう20
とくぼう80
すばやさ110



名前  大星淡
Lv   86
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

装備 きあいのタスキ(HPが半分以上ある時、戦闘不能になるダメージを受けても一度だけHP1で堪える事が出来る)

HP 529/530
MP 86/91

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60


交代する
 L辻垣内智葉 HP545/545 MP90/96 あく/はがね Lv92 ストーンエッジ/つじぎり/ごくどういっせん/せいなるつるぎ @オッカの実
  L福路美穂子 HP710/710 MP97/97 ノーマル/ひこう Lv93 いやしのはどう/コスモパワー/バトンタッチ/リフレクター 
  L新子憧 HP396/396 MP144/144 くさ/エスパ- Lv85 エナジーボール/サイコショック/いばらのや/ムーンフォース @こだわりメガネ
  L滝見春 HP470/470 MP79/79 ほのお Lv75 だいもんじ/れんごく/あくのはどう/サイコショック
  L高鴨穏乃 HP420/420 MP50/50 かくとう/ドラゴン Lv61 ドラゴンクロー/ばくれつパンチ/あなをほる/りゅうのまい @幸せタマゴ



宝箱だ!


中身は…

00~30 モーモーミルク×2
31~60 げんきのかたまり
61~99 装備
※ゾロ目 ???



不思議な飴を三個手に入れました


この場で使用しますか?


使用する場合は三個分のキャラの指定をお願いします


→全部憧


新子憧のレベルが88になりました


名前  新子憧
Lv   88
種族  メガエルフ
タイプ くさ/エスパー
特性1 かちき(ステータス低下を受けた時、とくこうが二段階あがる)
特性2 たいまのちから(とくこう依存による攻撃を受けた時、最終ダメージを半減する)
特性3 しんまのいのり(エスパー/フェアリータイプのわざの威力を1.3倍にし、あく/ゴーストの威力を半減させる)

装備:こだわりメガネ(同じわざしか出せなくなるが特攻が1.5倍になる)

HP 408/408
MP 148/148

こうげき55
ぼうぎょ60
とくこう130
とくぼう110
すばやさ110

技1 エナジーボール 消費5 くさ  特殊 威力90/命中100 自然から集めた命の力を発射する 相手のとくぼうを下げる事がある(10%)
技2 サイコショック 消費5 エスパー 威力80/命中100 不思議な念波を実体化して相手を攻撃する 相手のぼうぎょでダメージ計算
技3 いばらのや 消費20 くさ/エスパー 特殊 威力120/命中90 新子憧の必殺技。いばらで出来た矢を放つ。最大HPの1/16の継続ダメージ。交代不可(3ターン)
技4 ムーンフォース 消費6 フェアリー 威力95/命中100 月のパワーを借りて相手を攻撃する。30%の確率で相手のとくこうを1段階下げる。



名前  大星淡
Lv   86
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

装備 きあいのタスキ(HPが半分以上ある時、戦闘不能になるダメージを受けても一度だけHP1で堪える事が出来る)

HP 529/530
MP 86/91

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60

技1 へびにらみ 消費7 ノーマル 変化 命中100 強く相手を睨みつけて、麻痺にする 
技2 じしん 消費7 じめん 物理 威力100/命中100 相手は地面に潜っている状態で命中し、威力が二倍になる
技3 ストーンエッジ 消費6 いわ 物理 威力100/命中80 尖った岩を相手に突き刺して攻撃する 急所に当たりやすい(30%)
技4 クロスポイズン 消費6 どく 物理 威力70/命中100 毒の刃で相手を切り裂く 急所に当たりやすく(30%)毒にする事がある(10%)


交代する
 L辻垣内智葉 HP545/545 MP90/96 あく/はがね Lv92 ストーンエッジ/つじぎり/ごくどういっせん/せいなるつるぎ @オッカの実
  L福路美穂子 HP710/710 MP97/97 ノーマル/ひこう Lv93 いやしのはどう/コスモパワー/バトンタッチ/リフレクター 
  L新子憧 HP408/408 MP148/148 くさ/エスパ- Lv88 エナジーボール/サイコショック/いばらのや/ムーンフォース @こだわりメガネ
  L滝見春 HP470/470 MP79/79 ほのお Lv75 だいもんじ/れんごく/あくのはどう/サイコショック
  L高鴨穏乃 HP420/420 MP50/50 かくとう/ドラゴン Lv61 ドラゴンクロー/ばくれつパンチ/あなをほる/りゅうのまい @幸せタマゴ



先頭を新子憧に変更した


釣りポイントだ!


↓2 コンマ一桁×2の枚数分、ウロコが釣れます


♥のウロコを6枚手に入れた




先頭を高鴨穏乃に変更した


敵だ!



ゴーレムLv80(かくとう/いわ)が現れた


名前  高鴨穏乃
Lv   61
種族  デミワーム
タイプ かくとう/ドラゴン
特性1 ノーガード(自分と相手の攻撃が必ず命中する)

装備 幸せタマゴ(レベルアップが二倍になる)

HP420/420
MP50/50

こうげき110
ぼうぎょ90
とくこう20
とくぼう80
すばやさ110

技1 ドラゴンクロー 消費5 物理 ドラゴン 威力80/命中100
技2 ばくれつパンチ 消費8 物理 かくとう 威力100/命中50 相手を混乱させる(100%)
技3 あなをほる 消費5 物理 じめん 威力80命中100 1ターン目で地面に潜り2ターン目で攻撃する 潜っている間は殆どの攻撃を受けない
技4 りゅうのまい 消費4 変化 ドラゴン 自分のこうげき、すばやさを1段階ずつ上げる

交代する
 L辻垣内智葉 HP545/545 MP90/96 あく/はがね Lv92 ストーンエッジ/つじぎり/ごくどういっせん/せいなるつるぎ @オッカの実
  L福路美穂子 HP710/710 MP97/97 ノーマル/ひこう Lv93 いやしのはどう/コスモパワー/バトンタッチ/リフレクター
  L新子憧 HP408/408 MP148/148 くさ/エスパ- Lv88 エナジーボール/サイコショック/いばらのや/ムーンフォース @こだわりメガネ
  L大星淡 Hp529/530 MP86/91 いわ/どく Lv86 へびにらみ/じしん/ストーンエッジ/クロスポイズン @きあいのタスキ
  L滝見春 HP470/470 MP79/79 ほのお Lv75 だいもんじ/れんごく/あくのはどう/サイコショック



高鴨穏乃と大星淡は交代した


大星淡のへびのじゃがん発動 ゴーレムの攻撃が低下した


ゴーレムのアームハンマー(命中90)直下


大星淡に104のダメージ


大星淡のじしん


こうかはばつぐんだ


ゴーレムに535のダメージ


【リザルト】
ゴーレム104
高鴨穏乃535


高鴨穏乃の勝利です



高鴨穏乃はレベルアップ


名前  高鴨穏乃
Lv   63
種族  デミワーム
タイプ かくとう/ドラゴン
特性1 ノーガード(自分と相手の攻撃が必ず命中する)

装備 幸せタマゴ(レベルアップが二倍になる)

HP432/432
MP51/51

こうげき110
ぼうぎょ90
とくこう20
とくぼう80
すばやさ110



がくしゅうそうちにより他のパートナーもレベルアップ


名前  辻垣内智葉
Lv   93
種族  メガデュラハン
タイプ あく/はがね
特性1 せいしんりょく(相手の攻撃で怯まない)
特性2 めいこうのやいば(武器を使った攻撃の威力が1.2倍になる)
特性3 きしのきょうじ(HPが半分以上ある時、戦闘不能になるダメージを受けても一度だけHP1で残る。HPが半分以下の時、受けるダメージを半減する)

装備  オッカの実(こうかばつぐんのほのお技を受けた時、一度だけ半減する)

HP550/550
MP91/97

こうげき120
ぼうぎょ110
とくこう55
とくぼう90
すばやさ80


名前  福路美穂子
Lv   94
種族  メガキキーモラ
タイプ ノーマル/ひこう
特性1 いやしのこころ(ターン終了時、控えにいる仲間の状態異常を三割の確率で回復する)
特性2 ほうしのこころ(交代時、自身の能力が+へと変動していた場合、その半分を交代先の味方に与える 瀕死時無効 バトンと重複可
特性3 ひよくのつばさ(自身の能力の変化が二倍になる。交代のタイミングを最遅か最速かを選べる バトン時にも有効)

HP716/716
MP98/98

こうげき40
ぼうぎょ150
とくこう30
とくぼう150
すばやさ70


名前  新子憧
Lv   89
種族  メガエルフ
タイプ くさ/エスパー
特性1 かちき(ステータス低下を受けた時、とくこうが二段階あがる)
特性2 たいまのちから(とくこう依存による攻撃を受けた時、最終ダメージを半減する)
特性3 しんまのいのり(エスパー/フェアリータイプのわざの威力を1.3倍にし、あく/ゴーストの威力を半減させる)

装備:こだわりメガネ(同じわざしか出せなくなるが特攻が1.5倍になる)

HP 412/412
MP 149/149

こうげき55
ぼうぎょ60
とくこう130
とくぼう110
すばやさ110


名前  大星淡
Lv   87
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

HP 430/535
MP 80/92

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60


名前  滝見春
Lv   76
種族  きつねつき
タイプ ほのお
特性1 もうか(HPが1/3になった時、ほのおの威力が1.5倍になる)
特性2 ふかしのほのお(自分のほのお技が必中になる)

HP 475/475
MP 80/80

こうげき40
ぼうぎょ70
とくこう120
とくぼう90
すばやさ90



先頭を辻垣内智葉に交代した



敵だ!


イグニスLv80(ほのお/かくとう)が現れた


名前  辻垣内智葉
Lv   93
種族  メガデュラハン
タイプ あく/はがね
特性1 せいしんりょく(相手の攻撃で怯まない)
特性2 めいこうのやいば(武器を使った攻撃の威力が1.2倍になる)
特性3 きしのきょうじ(HPが半分以上ある時、戦闘不能になるダメージを受けても一度だけHP1で残る。HPが半分以下の時、受けるダメージを半減する)

装備  オッカの実(こうかばつぐんのほのお技を受けた時、一度だけ半減する)

HP550/550
MP91/97

こうげき120
ぼうぎょ110
とくこう55
とくぼう90
すばやさ80

技1 ストーンエッジ 消費6 いわ 物理 威力100/命中80 尖った岩を相手に突き刺して攻撃する 急所に当たりやすい(30%)
技2 つじぎり 消費4 あく 威力70/命中100 一瞬の隙を突いて相手を切り払う。急所に当たりやすい(30%)
技3 ごくどういっせん 消費20 あく/はがね 物理 威力120/命中90 辻垣内智葉の必殺技。目にも留まらぬ一撃で相手の全てを奪い去る。相手の能力が+だった場合、それを無効にし、無効にした数だけ自身の同じ能力を+する。
技4 せいなるつるぎ 消費5 かくとう 威力90/命中100 相手のバフに関係なく、ダメージを与える

交代する
  L福路美穂子 HP716/716 MP98/98 ノーマル/ひこう Lv94 いやしのはどう/コスモパワー/バトンタッチ/リフレクター
  L新子憧 HP412/412 MP149/149 くさ/エスパ- Lv89 エナジーボール/サイコショック/いばらのや/ムーンフォース @こだわりメガネ
  L大星淡 HP430/535 MP80/92 いわ/どく Lv87 へびにらみ/じしん/ストーンエッジ/クロスポイズン @きあいのタスキ
  L滝見春 HP475/475 MP80/80 ほのお Lv76 だいもんじ/れんごく/あくのはどう/サイコショック
  L高鴨穏乃 HP432/432 MP51/51 かくとう/ドラゴン Lv63 ドラゴンクロー/ばくれつパンチ/あなをほる/りゅうのまい @幸せタマゴ


辻垣智葉と新子憧は交代した


イグニスのインファイト


こうかはいまひとつのようだ


新子憧に194のダメージ


新子憧のサイコショック


こうかはばつぐんだ


イグニスに2148のダメージ


イグニスを倒した


イグニスは♥のウロコを落とした



辻垣内智葉はレベルアップ


名前  辻垣内智葉
Lv   94
種族  メガデュラハン
タイプ あく/はがね
特性1 せいしんりょく(相手の攻撃で怯まない)
特性2 めいこうのやいば(武器を使った攻撃の威力が1.2倍になる)
特性3 きしのきょうじ(HPが半分以上ある時、戦闘不能になるダメージを受けても一度だけHP1で残る。HPが半分以下の時、受けるダメージを半減する)

装備  オッカの実(こうかばつぐんのほのお技を受けた時、一度だけ半減する)

HP555/555
MP92/98

こうげき120
ぼうぎょ110
とくこう55
とくぼう90
すばやさ80



がくしゅうそうちにより他のパートナーもレベルアップ

名前  福路美穂子
Lv   95
種族  メガキキーモラ
タイプ ノーマル/ひこう
特性1 いやしのこころ(ターン終了時、控えにいる仲間の状態異常を三割の確率で回復する)
特性2 ほうしのこころ(交代時、自身の能力が+へと変動していた場合、その半分を交代先の味方に与える 瀕死時無効 バトンと重複可
特性3 ひよくのつばさ(自身の能力の変化が二倍になる。交代のタイミングを最遅か最速かを選べる バトン時にも有効)

HP722/722
MP99/99

こうげき40
ぼうぎょ150
とくこう30
とくぼう150
すばやさ70


名前  新子憧
Lv   90
種族  メガエルフ
タイプ くさ/エスパー
特性1 かちき(ステータス低下を受けた時、とくこうが二段階あがる)
特性2 たいまのちから(とくこう依存による攻撃を受けた時、最終ダメージを半減する)
特性3 しんまのいのり(エスパー/フェアリータイプのわざの威力を1.3倍にし、あく/ゴーストの威力を半減させる)

装備:こだわりメガネ(同じわざしか出せなくなるが特攻が1.5倍になる)

HP 222/416
MP 145/150

こうげき55
ぼうぎょ60
とくこう130
とくぼう110
すばやさ110


名前  大星淡
Lv   88
種族  メドゥーサ
タイプ いわ/どく
特性1 あまのじゃく(能力の変化が逆転する)
特性2 へびのじゃがん(登場時、相手のこうげきを下げ、ターン終了毎にかなしばりを使う)

HP 435/540
MP 81/93

こうげき100
ぼうぎょ130
とくこう45
とくぼう60
すばやさ60


名前  滝見春
Lv   77
種族  きつねつき
タイプ ほのお
特性1 もうか(HPが1/3になった時、ほのおの威力が1.5倍になる)
特性2 ふかしのほのお(自分のほのお技が必中になる)

HP 480/480
MP 81/81

こうげき40
ぼうぎょ70
とくこう120
とくぼう90
すばやさ90


名前  高鴨穏乃
Lv   65
種族  デミワーム
タイプ かくとう/ドラゴン
特性1 ノーガード(自分と相手の攻撃が必ず命中する)

装備 幸せタマゴ(レベルアップが二倍になる)

HP444/444
MP52/52

こうげき110
ぼうぎょ90
とくこう20
とくぼう80
すばやさ110



―― 俺達が踏み込んだその場所は清澄の校舎の中とは違った。

周囲に撮影機材やライトが置かれた部屋。
一段、高くなっている中央には比較的大きめの麻雀卓がドンと置かれている。
まるで綺羅びやかな舞台のようなその場所は…俺も見覚えがあった。

智葉「…ここは…インターハイの決勝会場か?」

淡「うん。多分、そうだと思う」

淡「私、この光景、見覚えがあるもん」

憧「あたしも…」

決勝卓へと進んだ三人がそう言うのであれば、やはりここはインターハイ優勝校を決める為の舞台だったのだろう。
しかし、一体、どうしてこんな景色が俺達の前に広がっているのだろうか。
無論、迷宮の中は主となった少女の心や記憶を再生しているという事は俺も既に知っている。
咲はそれらを自在に操れるはずなのだ。
恐らくこの場所で起こった何かを咲は俺達に見せたいと思っている。
けれど、その『何か』がまったく分からず、俺は警戒しながら周囲を見渡した。


咲「…ようやくここまで来たんだ」

京太郎「あぁ。まぁ…まだ先は長そうだけどな」

咲「うん、ようやく折り返しって所」

京太郎「そっか。じゃあ、もうちょっと待っててくれよ」

京太郎「必ずお前のところに行くからな」

咲「うん…待ってる♥」

相変わらず咲の姿は見えない。
けれど、俺に帰ってきた幼なじみの声はとても嬉しそうなものだった。
ともすればデートの約束を結んだ恋人同士のようなそれに、しかし気を緩める事は出来ない。
咲がそうやって嬉しそうにしているという事はそれだけ勝算があるという事なのだから。
罠はないと言っていたが警戒しすぎるに越した事はない。

咲「でも…ずっと警戒しながら先に進むのは大変でしょ?」

咲「だから…一つ楽しいものを見せてあげる」

京太郎「…え?」

瞬間、部屋の中央の卓に四人の人影が現れる。
一人は咲、一人は咲の姉である照さん、一人は大阪の荒川憩さん。
そして…最後の一人は… ――

京太郎「…小鍛治プロ?」

淡「あ、アラフォーだ」

智葉「こら、失礼だぞ」

…どうやら俺の見間違いではないらしい。
かつて日本の頂点に君臨し、国内無敗であり続けた雀士
全盛期には世界ランク二位にも上り詰め、賞賛と畏怖を込めてGrandMasterと呼ばれた…小鍛治健夜プロだ。
彼女がこうして咲の前にいるという事は恐らくこれは… ――

智葉「…個人戦後のエキシビジョンマッチだな」

京太郎「…だろうな。この四人で卓を囲んだのはあの一回しかないはずだから」

…となると、ここはインターハイ決勝であるというよりもエキシビジョンマッチの会場であると言った方が正しいか。
確か個人戦の1位、2位、3位とインターハイ決勝の舞台で小鍛治プロが戦う、と言うのがあの時の趣旨だったから。
…しかし、この時の決着は結局、ついていないままだったはずだ。

憧「…って事は宮永さんがあたし達に見せたいのって…」

咲「うん。そうだよ」

咲「…世界が終わる瞬間を…間近で見せてあげようと思って」

―― ピキピキ

瞬間、卓から1mほど上に白い亀裂が走る。
まるでガラスが今にもひび割れそうなそれは、しかし、明らかに異常なものだった。
何せ、そこにはガラスどころか、何も存在していないはずなのだから。
正直、当時はカメラの不調だとしか思えなかったくらいだった。

咲「…この時の私は…すっごい真剣だったんだよ」

咲「個人戦で好成績を残せはしたけれど、結局、お姉ちゃんとはろくに戦えなかったから」

咲「だから…このエキシビジョンマッチで自分の全てをお姉ちゃんにぶつけようとしてた」

咲「仲直り…しようとしてた」

咲「だから…私はこの時の亀裂なんかまったく気づかなくて…」

咲「ずっとずっと全力で打ち続けて……そして…」

咲「壊れた」

―― パリン

…何処かあっけない破砕音。
まるで薄い陶器が割れてしまったような乾いた音と共に亀裂の奥から暗闇が現れる。
ひたすら黒だけを塗りたくった漆黒の世界。
この世界がまるで虚実でしかなかったのだと言うようなその恐ろしい闇から見慣れた霧が一気に噴き出してくる。

咲「あ…あぁああっ」

京太郎「咲っ!!」

その霧を真正面から思いっきり浴びた咲から悲鳴があがる。
ブルブルと小柄な身体を震わせながら、椅子の上で小さく跳ねる幼なじみに俺は反射的に手を伸ばした。
しかし、それはあくまでも記憶でしかない。
俺がどれだけ触れようとしても咲の変化を止める事は出来なかった。

咲「…私、この時、辛かったよ」

咲「いきなりあの霧を吸い込んで…身体がおかしくなって…」

咲「頭の奥から書き換わるのが…ハッキリわかったから」

咲「自分が自分でなくなってしまうのが頭でも身体でも理解出来てたから

咲「でも、それなのに…私は逃げられなくて」

咲「こうして霧を吸い込んでいるだけでも気持ち良くなって」

咲「何もしてないはずなのに…私のアソコ…グチョグチョになって…それで…」

咲「…アレが来た」

京太郎「っ!」

咲の声に応えるようにして黒い球体が闇の奥から顔を出した。
少し大きめのバランスボールのようなそれはその表面からコールタールのような黒い粘液を滴らせながら侵入してくる。
明らかにこの世のものとは違う『何か』。
その中からグチャリと音を立てて、小柄な少女が顔を出す。
しかし、それは頬を好調させ、唾液を垂れ流した…メスの顔。
理性などどこにも見当たらない魔物のモノだった。

咲「それが触れちゃダメなものだっていうのはひと目でわかった」

咲「きっとアレはこの世にあっちゃいけないものなんだって言うのは肌でも感じた」

咲「だけど…私はどうしても椅子から逃げられなくて…」

咲「『それ』に触れられてしまった」

咲が『それ』と呼ぶ少女の股間では黒い球体がひっきりなしに蠢いていた。
クチュクチュと音を立てるようにしてアソコをいじり回す度に、少女の口から喘ぎ声が漏れる。
そのまま愛撫を強請るようにして腰を揺する少女の動きはとても淫らだ。
まるで自分から快楽を求めているような腰使い。
しかし、それでも目的だけは忘れていないのか、少女はチラリと周囲を見渡し…そして咲に手を伸ばした。

咲「…この時、私は本当に死んじゃうかと思ったんだよ?」

咲「だって…触れられた瞬間、気持ち良いのが一気にキちゃったんだから」

咲「まるで『それ』と神経が繋がちゃったみたいにアソコから潮吹き出して…変な声一杯あげて…」

咲「死んじゃうとか助けてって叫びながら…何回も何回も…アクメした」

その声に従うように、咲の影は当時の様子を再現する。
椅子の上で必死にエビ反りになりながら、透明な液体を吹き出す咲。
首を左右に揺さぶりながら必死になって拒否しようとしながらも、その絶頂は止まらない。
可哀想になるくらいに喉を震わせながら、全身でアクメする幼なじみは、俺の名前を呼んだ。

咲「…そして京ちゃんの名前を呼んだ時、私の身体が少し軽くなった」

咲「多分、それは京ちゃんに会いたいって言う気持ちに身体が反応したんだと思う」

咲「だから…私は『それ』から逃げて…京ちゃんを探した」

咲「お姉ちゃんだって…他の人だって見捨てて…京ちゃんを探したんだよ?」

京太郎「……」

…そこから先は俺も良く知っている。
本当はもう二度と思い出したくはない過去。
未だに夢に見るくらいに後悔している経験。
智葉にだって中々、言えなかった秘密。
しかし…それはもう隠しきれるものじゃない。
こうして咲が俺に突きるけるのであれば…それは俺が甘んじて受けなきゃいけないものなんだ。

咲「…そして私は京ちゃんを見つけた」

咲「その時、京ちゃんはたくさんの女の人に囲まれて…」

咲「身体中グチョグチョになってた」

瞬間、景色が切り替わるのはインターハイ会場の廊下。
男女がそこら中で絡み合う場所で、俺もまた五人の女性に絡まれていた。
腕にアソコを擦り付けるように腰を揺らし、顔にも女性の尻が乗っかっている。
既にズボンが降ろされ、露出したチンポには二人の女性がしゃぶりついていた。
男にとっていっそ夢と言っても良いハーレムのような光景。
しかし、当時の俺にとっては悪夢以外の何物でもなかった。

咲「その瞬間…私の胸がむちゃくちゃになった」

咲「だって…京ちゃんは私のなのに…他の人にこんな風にエッチな事されて…」

咲「しかも…京ちゃんは苦しんでるのに…決して止めないんだから」

咲「でも、京ちゃんのオチンポは私以外の女の人に舐められて大きくなってて…」

咲「今にも射精しちゃいそうなくらいパンパンになってて…」

いきなり見知らぬ女性に押し倒され、逆レイプされそうになっているのだ。
幾ら相手が美少女や美女であったとしても、やはり抵抗感というものは生まれる。
当時の俺は童貞であり、初体験にそれなりのロマンを持っていたっていうのもあるのだろう。
女性に無理やり犯されるという状況がとても辛くて…苦しくて…。
でも、チンポは与えられる快楽にしっかりと勃起し、今にも射精しそうになっていた。

咲「すごく美味しそうなそれに…私…我慢出来なくなった」

咲「京ちゃんは私のだって叫びながら乱入して…」

咲「他の女の人を…弾き飛ばした」

無論、文学少女でインドア派の咲にはそんな力はない。
それは恐らく人よりも早く魔物化が進んだ事によって得た力なのだろう。
まさしく怪力と言っても良いそれに俺を襲っていた彼女たちは気絶し、俺はようやく自由になった。
…いや、それは間違いか。
何せ、次の瞬間には俺は咲にチンポを銜えられ、思いっきりその口の中に射精してしまったのだから。


咲「京ちゃんの精液…とっても美味しかった…♥」

咲「今まで食べたどんなものよりも甘くって…嬉しくって…♪」

咲「ゴクゴクする度に…身体の奥から幸せになってく味だったよ…♥」

元々、限界ギリギリにまで昂っていたのだ。
見知った幼馴染が助けてくれたと思って気を緩めた瞬間、奥まで一気にフェラされたらそりゃ射精もしてしまう。
背徳感と興奮の間で脳みそが揺さぶられるようなそれは中々終わらず、けれど、咲はその全てを美味しそうに飲み込んでくれた。

咲「…でも、私はそれじゃ満足出来なかった」

咲「京ちゃんの精液は美味しいけれど…ううん、美味しすぎたから」

咲「もう半分、魔物になってた私の身体は反応して…京ちゃんとエッチしたくて堪らなくなった」

咲「アソコも疼いて疼いて…どうしようもなくなって…」

咲「…だから、私、京ちゃんに言ったよね」

咲「助けてって」

咲「自分のオマンコ弄りながら…助けてって…そうお願いしたよね」

京太郎「…あぁ、そうだな」

…あの時、確かに咲は俺に助けて、と言った。
自分の身体が酷く発情して…どうしようもないからこそ。
もう指では疼きが止まらないのが分かっていたからこそ。
俺にそれを止めて欲しいと…そう訴えてきた。
頬を紅潮させ、唾液を垂れ流し、自分の身体をいじりまわした……さっきの女性と同じ顔で。

咲「…私、信じてたんだよ?」

咲「京ちゃんは必ず私の事を助けてくれるって」

咲「何時でも私のヒーローだった京ちゃんは…今回も私を見捨てないんだって」

京太郎「……」

咲「でも、京ちゃんは逃げた」

咲「私を突き飛ばして悲鳴をあげて逃げ出した」

咲「私の事を見捨てて…最高に格好悪い姿で」

京太郎「……」

怖かった。
この時の俺は見知らぬ女性に襲われるよりも…よっぽど目の前の咲が怖かったんだ。
…それはきっと咲が俺にとって、幼馴染と言う気心の知れた関係だったからだろう。
大体の事は知っていると自信を持って言える彼女の知らない顔に…発情したメスの顔に。
俺はさっきの恐怖を強く刺激されて…咲を突き飛ばしてしまった。
頭にあったのは逃げなきゃいけない。
ただ、それだけで…咲の事なんて…まったく考えちゃいなかったんだ。

咲「多分、この時の私は追いかければきっと京ちゃんを捕まえられたんだと思う」

咲「でも…私は呆然として動けなかった」

咲「京ちゃんが私を見捨てるだなんて想像もしていなかったから」

咲「私から逃げるだなんて…まったく考えていなかったから」

咲「だから、私の反応は遅れて…京ちゃんの背中は遠ざかって…」

咲「…とっても…辛くて苦しかった」

京太郎「…っ」

咲からの放たれる感情の吐露は俺の胸を強く突き刺す。
幾ら恨まれているだろうと覚悟していても、本人から聞かされるのはやはり辛い。
ましてやこの時の情けなさは俺も認め、そしてずっと後悔している事であるのだ。
この時、俺に咲を受け止めてやるだけの度量があれば、こんな風に咲を傷つける事はなかったのに。
そんな言葉が頭を過り、拳にも力が入る。

咲「…でも、京ちゃんを襲おうとする女の人は沢山いて…」

咲「今にも京ちゃんが追いつかれそうになってて…」

咲「…だから、私思ったの」

咲「今度は私が京ちゃんを護る番なんだって」

咲「今まで守られていた私が京ちゃんの事を守ってあげなきゃいけないんだって」

京太郎「…え?」

それは俺にとって予想外と言っても良い言葉だった。
正直、俺は咲を傷つけて、そして恨まれていると思っていたから。
そんな風に彼女が俺を守ろうとしようとしてくれているなんて想像もしていなかったのである。

咲「だから…私は迷宮を作ったんだよ?」

咲「京ちゃんが外までちゃんと逃げられるように」

咲「京ちゃんが襲われたりしないように」

咲「私が…京ちゃんの為にこの迷宮を作ったの」

京太郎「…俺の…為?」

咲「うん」

…なんでそこまでしてくれるんだ、なんて、聞いたり出来ない。
咲はきっと俺が思っていた以上に俺の事を好きでいてくれたんだ。
俺の為にこうして迷宮なんて作り出すくらいに。
俺を逃がす為だけに…俺以外の皆を縛り付けるくらいに…俺の事を守ろうとしてくれていたんだ。

咲「…幸い、その為の力はあった」

咲「京ちゃんの精液を飲んでから力が溢れるみたいだったし…」

咲「力の使い方は…あの女の人に追いつかれてから…大体、分かった」

瞬間、俺を呆然と見送る咲の後ろからさっきの球体が現れる。
相変わらずグチョグチョといやらしい音をかき鳴らしながら近づいてくるそれに咲はもう逃げなかった。
それは俺に見捨てられてしまったという絶望感からか、或いはもう身体は発情しすぎて動けなかったのか。
それを見つめるだけの俺には分からない。
分かっているのは咲がその球体へと取り込まれ、全身を愛撫され、再びイキ狂っている間に…。
最初に球体に乗っかっていた少女が咲へと同化し、消えてしまったという事だけ。

京太郎「…じゃあ…もう良いだろ?」

京太郎「…俺は咲のお陰で無事逃げられた」

京太郎「お陰でこうしてここにいられる」

京太郎「だから、もう皆の事を開放してやってくれ」

咲「…ダメだよ」

京太郎「え?」

咲「…だって、この迷宮が存在するのは…もう京ちゃんが逃げる為ではないから」

京太郎「咲…?」

咲「…私ね、こうして同化してる間にも…ずっと京ちゃんの事待ってたんだよ」

咲「あの黒い子にクチュクチュされながら…毎日毎日、イかされながら…」

咲「京ちゃんが助けに来てくれるのを…ずっと待ってた」

咲「…私の事、京ちゃんが見捨てたのは何かの間違いなんだって…」

咲「きっと京ちゃんは私の事を助けに来てくれるんだって…ずっとずっと…」

京太郎「……」

……しかし、そんな咲のところに俺は来なかった。
勿論、このインターハイ会場は既に立入禁止区域になったとか色々と言い訳はある。
けれど、それではきっと咲は納得しないだろう。
何より…俺自身、それがあくまでも言い訳であるというのは認めるところなのだ。
実際、俺が二の足を踏んでいたのは魔物が怖くて仕方がなかった為だけに…咲に何も言えない。

咲「…でも、京ちゃんは来なかった」

咲「何時まで経っても私の事を助けに来てくれなかった」

咲「…だからね、私…もう分かっちゃったの」

咲「京ちゃんは私の事なんてどうでも良いんだって」

咲「本当は何とも思ってなかったんだって」

智葉「それは違う!」

京太郎「…智葉…」

そこで否と応えるのは俺ではなく智葉だった。
これまで無言で咲の言葉を聞いていた彼女から怒号のような声が吐出される。
怒りの感情を滲ませるその声は普段、冷静な彼女らしくはなかった。
それに思わず智葉の名を呼ぶ俺に彼女は一瞥もくれない。
しっかりと声のする方向を見つめながら、力強く口を開いた。

智葉「彼は君の事をとても大事に思っている!」

智葉「だからこそ、命の危険を犯してこんなところまでやってきたんだ!!」

智葉「そんな事…どうでも良い相手に出来るはずがないだろう!」

智葉「私が…私が嫉妬するくらい京太郎は君の事を愛しているんだ!!」

咲「……信じられない」

智葉「宮永咲!」

咲「だって…だって…京ちゃんは私の事見捨てたんだもん!!」

咲「今更、私の事が大事だなんて言われて…信じられるはずない!!」

……咲の言葉は正しい。
間違いなく、俺は一度、咲の信頼を裏切ってしまったのだから。
幾ら俺は言葉を尽くしても、それを取り戻すのは難しい。
実際…こうして背中を押されるまで数年間も咲の事を一人にさせたのは事実なのだから。

咲「…本当に私の事が大事なら、宣言してよ」

咲「辻垣内さん達の事なんてどうでも良いって…」

咲「私だけのモノになってくれるって…そう言ってよ」

京太郎「それは出来ない」

…無論、ここまで咲を追い詰めた責任は感じる。
しかし、ここで咲の要求を飲んでやる事は決して出来ない。
俺にとって智葉達は咲と同じくらいに大事な存在なのだから。
ヘタレな俺を支えてくれて、それどころか愛してくれて。
今も尚、こうして俺についてきてくれる彼女たちを裏切れるはずがなかった。

咲「…じゃあ、仕方ないよね」

咲「決着をつけないと」

京太郎「…あぁ。そうだな」

そう返した言葉には俺が思っていた以上に苦渋の色が滲み出ていた。
…正直、こんなものを見せられて、今までのような強い闘志を維持出来ない。
良心の呵責は今まで以上に強くなり、咲に対する同情心は遥かに増していた。
しかし、俺のワガママで彼女たちをここまで引き連れて来て…今更、負けられるはずがない。
例え、俺がどれだけ咲の事を傷つけていたとしても……いや、傷つけているからこそ。
納得が出来る形で決着をつけなければいけないんだ。

咲「じゃあ…奥で待っているから」

咲「早めに会いに来てね」

京太郎「…おう」

それっきり咲の声は聞こえなくなった。
きっとコレ以上、何かを語りかけても、咲からの返答はないだろう。
周囲の景色もインターハイ会場の廊下から、飾り気のない清澄の教室に戻っていた。
咲が俺達に見せたいもの、と言うのもこれで終わりなのだろう。

智葉「…京太郎」

京太郎「悪いな、智葉」

京太郎「嫌な役割させちまって」

智葉「いや…アレは私自身言ってやりたかった事だから別に良いんだ」

京太郎「…そっか、ありがとうな」

実際、アレは俺が言うよりも智葉が言ってくれた方が効果も高かっただろう。
少なくとも咲があんなにハッキリと不信感を露わにしたのは今までにない事だった。
そうやって咲のストレートな感情が引き出せるくらい近づいているのは間違いなく前進だろう。
ただ… ――

京太郎「(…やっぱ…情けない…よなぁ)」

憧「…なーに、暗い顔してんのよ」バシッ

京太郎「いてっ!」

そこで俺の背中を叩いたのは憧だった。
流石に手加減されているのだろうが、完全に魔物となった憧の張り手は結構、痛い。
迷宮探索の為に政府から防具だのを貸し出されているが、その上からでも衝撃が通り、肌がジンジンするくらいだ。

憧「…言っとくけど、今更、あたし達が幻滅したとか、そーいうの考えてたらぶっ飛ばすからね」

京太郎「え?」

憧「…正直、あの状況なら誰だって逃げるわよ」

美穂子「逆に考えると男の人複数に襲われそうになった訳ですしね」

淡「それからすぐさまエッチしよーってなる方が絶対、おかしい」

春「…普通、トラウマになってもおかしくないと思う」

穏乃「えーっと…良く分かんないけど、さっきの宮永さん怖かったし、私もああするかなぁ…」

京太郎「…皆」

…さっきの映像は幻滅されてもおかしくなかったものだと思う。
けれど、彼女達は幻滅するどころか、そうやって励ましてくれる。
俺が少なからず落ち込んでいるのを察して、また支えようとしてくれているんだ。

智葉「私達がついてきているのは、京太郎が完全無欠のリーダーだからなどではない」

智葉「京太郎が京太郎だからだ」

智葉「今更、あの程度で、君への評価が変わる事はないさ」

智葉「それより…これからあのイジイジしてる宮永咲に説教しに行くのだろう?」

智葉「それなのに君がイジイジしてどうする?」

智葉「…前を向け」

智葉「そして指示を出してくれ」

智葉「皆はそれを望んでる」

京太郎「…あぁ」

智葉の言葉に俺の気持ちも切り替わった。
確かに俺は情けないところが一杯ある。
しかし、彼女たちはそれを認め、受け入れてくれているんだ。
ならば…コレ以上、俺が下を向いている訳にはいかない。
咲に対してあんな風に啖呵を切った事だし… ――

京太郎「じゃあ…出発だ」

京太郎「咲のところに乗り込むぞ」

智葉「あぁ。任せろ」