京太郎宅

プルル…
京太郎(ん、電話?……咲からか。こんな時間に何だろ?)ピッ

京太郎「おう、咲。どした?」

咲「あっ、京ちゃん出た!良かった~」

京太郎「えっ?」

咲「あっ、えっとぉ…そう!今日クリスマスイブだったじゃない?京ちゃんはどこか行ったのかなーって」

京太郎「この間の部活でも言ったじゃねーか…今日は誠の奴とずっと一緒に遊んでたよ」

咲「アハハ、やっぱりそうなんだ」

京太郎「ったく、何が楽しくてこんな日に男二人でぶらつかなきゃいけないのか…ハァ」

咲「まあ元気出しなよ。来年は良い人見つかるよきっと!」

京太郎「何の用かと思ったら嫌みか!そっちは和と優希と三人でケーキバイキングだったっけ?」

咲「うん、クリスマスキャンペーンとかで凄く安かったんだ」

京太郎「クリスマスイブだってのに色気より食い気かー」ケラケラ

咲「ムッ、うるさいな……」

――

――サキー、オレモウネルゾー

咲「うーん、おやすみおとーさん」

ピピッ
京太郎「あ、なんか電話のキャッチ入ったみたいだ。咲、そろそろ切るぞー」

咲「ちょっと待って!!まだ終わってないの!!」

京太郎「えっ?何が?」

咲「そ、それはー…私の話が!もう少しだけ話そ?ねっ??」

京太郎「おぉ…。まあ誠からだから別にいいけどさ」

咲(……危なかったよ~)ホッ

京太郎「それにしても今日はよく喋るな咲、もう3時間位話してないか?」

咲「あ、ホントだ。もうすぐ日も変わるね」

京太郎「さてはお前…バイキングで紅茶飲みすぎて眠れないんだろ!」

咲「えーそうかな?トイレ近くなるからそんなに飲まないようにしてたんだけど……」

――――

――――

咲「……それでね、獅子原さんが言ってたんだけどね、本場のクリスマスは―」

京太郎「なぁ咲さんや、、、もう3時過ぎてますよ、、、いい加減寝ようぜ?続きは明日聞いてやるからさ、、、」

咲「あっ、もうそんな時間なんだ。ゴメンね、長話に付き合わせちゃって」

京太郎「いや、聞くのは別にいいけどさ、、、流石にもう眠いわ、、、」

咲「ホントにゴメンね?お詫びに明日帰りにケーキ奢るから!」

京太郎「分かった、、、楽しみにしとくわ、、、んじゃお休。。。」zzz

咲「うん!じゃあ明日放課後空けといてね!お休み京ちゃん♪」ガチャ


咲宅
咲(……はぁ、疲れたー……電話でこんなに話したの生まれて初めてかも)

咲(京ちゃん結局部屋に一人だったな…なんか悪いことしちゃった)フフッ

咲(でも本当なのかな?ケーキバイキングで聞いたあの話…)

咲(……//////)布団バサッ

咲(よし、来年のイブは隣で直接監視できるよう頑張るよ!!)


カン!






翌25日

誠「…なるほど、それで今日は俺とスターウォーズ見るより嫁とケーキバイキングに行きたいと」

京太郎「バイキング安いの今日までなんだと。今度埋め合わせすっから」

誠「別にクリスマスデートを邪魔するほど俺も野暮じゃねーよ」ニヤニヤ

京太郎「いや、これは昨日の長話の詫びでデートってわけじゃ…」――キョウチャーン、ハヤクイコー

京太郎「わり、じゃあまたな!」タタッ


誠(長話……ねぇ)

誠(京太郎の奴はまだ気付いてないみたいだけど、クリスマスのあの6時間は……)

誠(ククク…面白そうだから今は黙っとこ)


モイッコカン!