ピーヒャララ ピーヒャララ

モモ「うぅー先輩たちとはぐれてしまったっす……」キョロキョロ

モモ「まさかおめん屋さんを見てる間に皆がいなくなるとは……」

モモ「その上」

ドスン

モモ「ひゃぁっ」

「お、スマン ってあれ?」

「どうしたー?」

「いや、今何かにぶつかった気がしたんだが 気のせいだったみたいだ」

「はは、どんくせーやつ」ケラケラ

「うるせー」

モモ「うぅ……いたた」

モモ「周りの人に気付いてもらえないせいで、さっきから人とぶつかってばかりっす……」




モモ「ってあれ!? ケータイにつけてたキーホルダーがないっす」アタフタ

モモ「うぅ~ どこっすか? あれは部活の皆でおそろいで買った大事なキーホルダーなのに」オロオロ

???「あのー ひょっとしてこれ落としませんでした?」

モモ「ふぇ? あぁ! これっすこれっす!! 私が落としたキーホルダーっす!」

モモ「もう見つからないと思ったっすよー 本当にありがとうござ…………え?」

モモ「あのあの!」

???「は、はい!?」ビクッ 

モモ「私のことが見えるんすか!?」

???「へ? 何が言いたいのかは分かりませんが普通に見えますよ?」

モモ「普通にって…… (あれ? この人どこかで見たことある気がするっすね?)」

???「あれ? そういやあなたどこかで見たことが……」ウーン

???「あ!」



???「県大会で和と戦った鶴賀の東横さん!!」

モモ「うぇ!? 私のことを知ってるんすか?」 

京太郎「あぁ、俺は清澄麻雀部の1年須賀京太郎って言うんだ。君のことは大会の応援の時に見てたから覚えてたんだな」

モモ「あぁ、おっぱいさんの学校の人だったんすか。そういえば私も県大会の会場であなたを見た気がするっす」

京太郎「おっぱいさん……」

モモ「……忘れてください」カァァ




――状況説明――

京太郎「ふんふむ、つまり一緒に祭りに来てた人たちとはぐれて困ってた、と」

モモ「っす その上私って影が薄いから他の人に気付かれずにガンガンぶつかられて大変だったんす」

京太郎「そっか……」

京太郎「よし! そのはぐれた友達見つけるの手伝ってやるよ」

モモ「え? いいっすよ、そんなわざわざ」

京太郎「でも1人だと探せないだろ?」

モモ「ゔ」

京太郎「探そうにも他人に気付かれないせいでどんどんぶつかってばっかりで探せない」

モモ「うぅっ」

京太郎「いざ見つけても気付かれないかもしれない」

モモ「うぅう」

京太郎「さらに」

モモ「もういいっす 十分分かったっすから」

モモ「だから、みんなを探すの手伝ってくださぃ……っす///」顔真っ赤

京太郎「お安い御用だ」



『その頃』

「おい、早くモモを探さないと お前の鼻が頼りなんだから」オロオロ

「ワハハー 私は犬じゃないんだがなー」

「う、すまん それでモモなんだが」

「あ、あそこの焼きトウモロコシおいしそー」トテトテトテー

「おいぃ!」




京太郎「そういえば一緒に祭りに来てるのって鶴賀の麻雀部の人たちなのか?」

モモ「そうっすよ」

京太郎「いないなー」

モモ「そうっすねー」

京太郎「ところで腹減らないか?」

モモ「そういえば、ちょっとお腹空いたっす」

京太郎「よし、ならそこのたこ焼きおごってやろう」

モモ「へ? いやいやいいっすよ」

モモ「人探し手伝ってくれてる上にそれは申し訳なさすぎるっす」

京太郎「いいからいいから、それにたこ焼きなんだからほしければ分ければいいし、いらなかったら俺が全部食べるよ」

モモ「うぅー それなら……」




………
……



モモ「あ、こっちのも美味しそうっすよ!」

京太郎「あれも美味そうじゃないか?」

モモ「ふぉお 迷うっすね」

「うぉー ユミちんこれも美味しいぞー」ワハハー

「お前もうモモ探すこと忘れてるだろ!」

モモ「ふぇ?」

京太郎「お」

ゆみ「む」

ワハハ「ワハハ―?」

ゆみ「モモ! 探したぞ!!」

モモ「先輩! 見つかって良かったっすよー」

京太郎「友達と合流できたのか」

ワハハ「君がモモと一緒にいてくれてたのかい?」

京太郎「はい、でも全然役に立てませんでしたが」

ワハハ「それでも、十分モモの助けになったと思うよ。 ありがとう」

京太郎「いえいえ」

モモ京太郎「「「(途中から人探し忘れて祭りを楽しんでたとは言えない……)」」」


佳織「東横さん見つかって良かったね」

睦月「うむ」




京太郎「じゃあ俺はこの辺で」

ゆみ「あぁ、モモが世話になったな。礼を言う、ありがとう」

京太郎「本当に大したことはしてませんって」

ワハハ「少年、こんな時は素直に受け取っておきな」

ゆみ「その通りだ、感謝してるのは本当なんだし 礼くらい言わせてくれ」

京太郎「そういうことなら」

モモ「須賀君、本当に助かったっすよ」

京太郎「あぁ、見つかって良かったな」

モモ「はい、良かったっす!」

モモ「このお礼は今度いつかするっすね」

京太郎「気にしなくて良いってのに」ハハ

京太郎「まぁ、せっかく言ってくれてるんだ。期待して待ってるぞ」

モモ「はいっす! 楽しみにしててください!」ニコッ



カン