――とある日の部活動中@京太郎買い出し中
久「思ったんだけど、須賀くんって頼めば何でもしてくれそうよね…」
まこ「おんしには後輩に対する感謝ってもんがないんか」
和「でも確かに文句も言わずに買い出しに行ってくれてますし、とても従順ですよね」
優希「冗談とはいえ犬呼ばわりしても怒らないしな―」
咲「京ちゃん人がいいから」
久「それで、どこまでだったら須賀くんが言う事聞いてくれるか、試したいと思わない?」
和「今でも何かと頼っちゃってるのに、それはどうかと…」
優希「とりあえずタコスなら作ってきてくれるのは確定だじぇ」
まこ「ちゅーか、そんなんじゃけぇ腹黒とか悪女とかロッカーとか言われるんじゃろ…」
久「ロッカーは関係ないでしょ!? とにかく反対されても私だけで試すわよ!」
和「やめたほうがいいと思いますけどね」
京太郎「(ガチャ)只今戻りましたー」
久「ナイスタイミング!」
京太郎「あれ、そんな時間かかっちゃいました?」
咲「そうじゃ無いんだけど…」
久「いやー須賀くん、実は私って学生議会長なのよ」
京太郎「まあ知ってますけど」
まこ「本当にやるんか!?」
久「部長も議会長もやってると肩こっちゃってね~」
京太郎(あー、肩揉みとかやれってのかな)
久「ねえ須賀くん」
京太郎「はあ、なんでしょう」
久「私のおもち揉んでくれない?」
京太郎「是非に!」
まこ「さて申し開きがありゃぁ聞いちゃろうか」
久「須賀くん的にOKか知りたかったんだから仕方ないじゃない」
和「弁解は罪悪と知りたまえ!」
咲「と言うか弁解とか申し開きじゃなくて開き直りだよね」
優希「食い気味に乗っかる京太郎も京太郎だじぇ!」
京太郎「俺体育会系だから! 先輩の言うことは絶対だから!」
まこ「じゃあわしが揉めゆうたらわしのも揉むんか!」
京太郎「そりゃあ揉ませて頂きますよ」
まこ「そ、それならまあええが」
咲「何も良くないですよ!」
優希「京太郎、ここは公平に私のも揉むべきだじぇ」
京太郎「え、やだよ。同級生だし」
和「同級生じゃダメなら私もダメですか…?」
京太郎「むしろこちらからお願いします!」
優希「扱いの差ぁ!」
久「みんなが騒がしいみたいだし、おもちマッサージは私の家で、ね?」
咲「絶対行かせないよ!」
和「これは私のおもちを使ってでも食い止めないといけませんね」
まこ「おう抜け駆けゃぁ許さんぞ」
結局その後全員のおもちを揉んで事なきを得た。
カン
最終更新:2016年01月15日 16:46