お久しぶりですね須賀君。大学卒業以来でしょうか。咲さんはお元気ですか?

そうですか。で、今日は咲さんの誕生日プレゼントを買う為に付き合ってほしいと?

ふぅ、全くやれやれですね。まさか咲さんを口実に私を誘うとは。

手口があからさますぎますね。私じゃなくても勘付いてしまいますよ。

高校時代から私を邪な目で見ている事はしっていますからね。

まぁ折角の再会ですしここは敢えて乗っておきましょうか。

こっちを尻軽だと思ってホイホイ誘ってきた所にビシッと決めて差し上げます。


ふぅ、思ったより買い物に時間がかかってしまいましたね。

え?買い物のお礼に一杯奢ってくれる? ははぁ、やはり来ましたか。

そうやって親切に奢ると見せかけてお酒に酔い潰すわけですね。

そして酔い潰れて前後不覚になった私をどこかに連れ込もうという魂胆ですか。

全くわかりやすいにも程があります。まるで猿です。高校時代から何も変わってません。

これだから男というものは… まぁ残念ですが私はお酒にもそこそこ強くなったんですよ。

仕事柄同僚と飲みに行ったりもしますからね。え?男と一緒かって? …女性同士で何が悪いんですか



ふぅ、ちょっと飲み過ぎちゃいましたね。油断しました。足元がちょっとフラついてます。

これは少し危ないかもしれません。今の私はカモが葱と卵と鍋をしょってやって来た様なもの。

飢えた狼の須賀君が放っておくわけがありません。ほら、案の定こちらを気遣ってます。

わかってますよ。気遣うフリしてどこかで休んでいこうとピンクのお城に連れ込んで

そのまま一泊コースに持ち込むつもりなんでしょう。

大丈夫ですよ、本当に。えぇ大丈夫です。……え?今日のお礼?

タクシー代…? え、あれ?帰っちゃうんですか? あの、いや確かに大丈夫だと言いましたけど…

あ、はい。咲さんによろしくお願いします……。

……えーと、あれ?あれ? 本当に帰っちゃいました。休んだりご宿泊は……これで終わり?

……………

………あー、なるほどー。今度はこういう手で来たわけですかー。なるほどー。なるほどぉー……


カンッ