智美「佳織ー何見てるんだー?」
佳織「うん、クロッカスの花を見てたんだー」
ゆみ「ほう、可愛い花じゃないか」
智美「クロッカスと言えば、昔誰かと何か約束してなかったかー?」
佳織「……うん、でも……」
佳織(きっともう忘れてる、あの子は私よりちっさくて……)
ゆみ「……ん?おや、君は清澄の」
京太郎「こんにちはー」
智美「おーよく来たなー」
佳織「あ、こんにちは」
京太郎「すみません佳織さん、お待たせしました」
ゆみ「デートの約束でもしてたのか?」
佳織「してないよ!?」
京太郎「はは、待たせたのは……これです」
ゆみ「なるほど、君だったのか」
京太郎「へ?」
佳織「あ、えっと、その……あの時の……?」
智美「ちょうど、その話をしてたんだなー」
京太郎「ああ、それで……ええ、子供の頃に……」
佳織『もっときれいなこのお花?』
京太郎『ぼくがぜったいさかせてあげる!』
佳織『じゃあ、やくそく』
京太郎『うん、やくそく、ぜったいまもるからね、かおりちゃん!』
京太郎「佳織ちゃん、遅くなってごめんね」
カン
最終更新:2015年12月03日 20:16