智美「佳織ー何見てるんだー?」

佳織「うん、クロッカスの花を見てたんだー」

ゆみ「ほう、可愛い花じゃないか」

智美「クロッカスと言えば、昔誰かと何か約束してなかったかー?」

佳織「……うん、でも……」

佳織(きっともう忘れてる、あの子は私よりちっさくて……)

ゆみ「……ん?おや、君は清澄の」

京太郎「こんにちはー」

智美「おーよく来たなー」

佳織「あ、こんにちは」

京太郎「すみません佳織さん、お待たせしました」

ゆみ「デートの約束でもしてたのか?」

佳織「してないよ!?」

京太郎「はは、待たせたのは……これです」

ゆみ「なるほど、君だったのか」

京太郎「へ?」

佳織「あ、えっと、その……あの時の……?」

智美「ちょうど、その話をしてたんだなー」

京太郎「ああ、それで……ええ、子供の頃に……」


佳織『もっときれいなこのお花?』

京太郎『ぼくがぜったいさかせてあげる!』

佳織『じゃあ、やくそく』

京太郎『うん、やくそく、ぜったいまもるからね、かおりちゃん!』


京太郎「佳織ちゃん、遅くなってごめんね」


カン