ver.お姉ちゃん

照「京ちゃん、お願いがあるんだけれど」

京太郎「はい?」

照「これ」つ[婚姻届] ←妻の欄記載済み

京太郎「……えーと、これは一体」

照「お願い、何も聞かずにここに署名捺印して」

京太郎「あーなるほどわかりましたよ。あれっすね、新手のハロウィンの悪戯か何かですね。
    お菓子くれなきゃ結婚するぞーみたいな」

照「京ちゃん酷い。これは京ちゃんへの溢れる想いが発露したものであって、
  お菓子欲しさのためにやっていることでは断じてないのに」

京太郎「あれ? じゃあこれは要らないんですかね?」 つ[京太郎謹製プリン]

照「……いる」

京太郎「じゃ、その書類はしまいましょうか」

照「……京ちゃんのいけず」

京太郎「というか、そもそも俺まだ年齢的に結婚できないですし」

照「あっ」

京太郎「あとハンコも持ち合わせてないです」

照「……そんな」ガックリ

京太郎「ま、そういうわけですから――」

照「待って。……まだ、内縁関係という手がある」

京太郎(……たまにすげー発言するよなぁこの人)

照「この場合、互いの合意さえあれば可能だから、プロポーズのみでOKな筈」

京太郎「まあ、理屈はそうでしょうけども」

照「だから、今からプロポーズするね」

京太郎「えっ」

照「京ちゃん」

京太郎「……」

照「私のために、毎朝プリンを作ってくれないかな?」ニコッ

京太郎「朝から菓子とか駄目に決まってるでしょ生活習慣的に考えて」

照「」

京太郎(……ま、プリンじゃなくて味噌汁とかなら、考えないこともないけど)