清澄インハイ優勝後の話


8月31日

京太郎「じゃ、先に失礼しまーす」

久「はーい、お疲れー」

和「私達はもう少しだけ残っていくので」

京太郎「おう、また明日なー」

優希「急用とはいえ、犬め練習を先に切り上げるとは」

まこ「ま、そういう日もあるじゃろ。それ、ロンじゃ」

優希「じょっ!?」

咲「でも明日からもう2学期ですねー。なんか今年の夏休みはすぐ終わっちゃったなぁ」

久「そりゃあねぇ、優勝しちゃったし」

和「明日からも大変ですよ。色んな人から質問攻めで」

まこ「ほほー、インターミドルチャンプの経験か?」

優希「そーいえば、去年もこの時期辺りから、のどちゃん告白されるの増えてたけど、それもあるのか?」

和「多少、はあるでしょうね。優勝してから知った、って言う人もいましたし」

久「へーぇ。つまり、私達にもそういう可能性が?」

咲「そ、そんなこと……」

まこ「無い、とは言い切れんかもな。無名校の優勝、ってだけで相当騒がれたからの」

優希「もしも告白されたら!のどちゃん、その対応を」

和「え?そ、そうですね。普通にごめんなさい、でしょうか?」

久「普通ねー。相手が食い下がってきたらどうするの?」

和「うーん、そういう人はいませんでしたし……」

和「いっそ、好きな人や恋人がいる、とかどうでしょう?」

まこ「お、大胆じゃのう」

咲「でも、そう言えば流石に諦めますよね」

久「ま、そこは和以外はまず告白されてからよねー」

優希「その通り!こういうのはのどちゃんの独壇場だじぇ!」

和「あんまり面白がらないでください。それ、ロンです」

優希「じぇじぇっ!?」








9月某日 屋上

「インハイで一目みて惚れました!付き合ってください!!」

優希「え?あ、あたし?」

優希(えええええ!?本当に告白された!?ま、マジか!?と、とりあえず、えーと……うん、まだそうじゃないだけだし)

優希「……じ、実はタコスを手作りしてくれる彼が」



9月某日 Roof-top

「ま、前からあなた目当てで通ってました!」

まこ「へ?……え!?」

まこ(お、おいおいおい!最近同年代の客が多いと思っとったらこういうことか!?そ、そうじゃ、この前……嘘、じゃないしな)

まこ「……悪いんじゃが、うちの店を手伝ってくれとる後輩がおってな」



9月某日 学生議会室

内木「会長、ちょっといいですか?」

久「何?中学生は紹介しないわよ?」

内木「だからロリコンじゃないと……あー、実はクラスの男子から会長宛てのラブレターを預かってまして」

久「……はい?」

内木「中には結構前から好きだったと割とガチな奴もいるんですけど……って会長?」

久(な、何よそれ!?今までそんなこと全然なかったじゃない!あ、確かこの前和が……ここで噂になってれば)

久「……ごめんなさい、全部断っといてくれる?実はうちの部の1年生男子と」








9月某日 校舎裏

「入学した時から好きでした!!付き合ってください!!」

和「えーと、ですね」

和(最近減ったと思ったらまたですか……そうだ、この前部活で話した方法なら今後も……それに外堀を埋めるというのもアリですし)

和「……ごめんなさい。私、実は同じ部に」



9月某日 図書室

「実は宮永さんとは同じ中学で、その時からいいなって思ってたんだ。だから、俺の恋人になってくれないかな?」

咲「……え」

咲(えええええええ!?というか誰!?同じ中学って京ちゃんと少しくらいしか分かんないよ!?こ、こんな時は……きょ、京ちゃん!!)

咲「……その、私……京ちゃんと……」







9月某日 1年生教室

「須賀―、お前何やったの?」

京太郎「ん?なんだよ急に」

「いや、お前が麻雀部女子5人相手に5股してるってすっげぇ噂になってるぞ」

京太郎「は?なんだよそれ」

「なんでも告った奴全員彼氏がいるって断られたらしいんだが、その相手が明らかにお前で」

京太郎「ちょ、ちょっと待て。俺は5股どころか誰とも付き合ってねーぞ!?」

「つってもなー。最近は振られた奴ら総出でお前を探してるとかで」

京太郎「おおい!なんだその物騒な話!!」

「須賀……夜道にはマジで気を付けた方がいいかもな」

京太郎「笑えねーよ!何がどうなってるんだよ!?」

この後滅茶苦茶修羅場った


カンッ!!