京太郎の子どもと聞いて


京太郎「すみませーん、遅れましたー」ガラッ

咲「遅いよ京ちゃん、部活始まってるよ!」

まこ「おんしが遅れるとは珍しいの」

優希「夏休みだからってダラけすぎだじぇ!」

久「ま、IHも終わったし、少しくらいは仕方ないわね」

和「それでも遅刻するのは感心しませんね」

京太郎「いやー、これにはふかーい事情がありまして……」チラッ

??「……」コソッ

咲「そうやってまた言い訳を……あれ?京ちゃん、その後ろにいる子、誰?」

京太郎「いや、なんと言いますか……朝起きたら隣で寝てたっていうか……」

まこ「おんし……」ヒキッ

久「こんな幼女に手を出すなんて……最低ね」ヒキッ

京太郎「ちょっとォ!誤解っスよ、俺だって何がなんだかわかんないんスから!!その目やめて!!」

??「ねー、おとーさん、このひとたちだぁれ?」


咲和優希久まこ「」


咲「おおおおお父さん!?京ちゃんどういうこと!?ねぇ、どういうこと!?」

優希「い、犬ーっ!なんてことやってんだじぇ!」

久「その歳で子どもがいるなんて……やることやってんのねぇ」

和「こ、高校生なのに……不潔です!」

まこ「おんしにもいろいろあるんじゃなぁ……わしゃあ応援しとるよ」

京太郎「ちょっと待って!落ち着いて人の話を聞いて!!」

京太郎「それがその……どうも未来から来たって言うんですよこの子」

咲「未来から来た……?」

優希「犬の……?」

和「こども……?」

久「須賀くん、あなた疲れてるのよ……」

まこ「すまん……そんなになるまで気付いてやれんかった、わしゃあダメな先輩じゃあ……」

京太郎「だからそういうのやめて!!……ほら、自己紹介して、な?」

娘「うん!あたし、みらいからきたきょーたろーおとーさんのむすめです!5さいです!」

京太郎(かわいい)ホッコリ

咲和優希久まこ(かわいい)ホッコリ

和「……じゃなくて!未来から来たなんて、そんなオカルトありえません!」

久「まあまあ、本当かどうかは別にして、かわいい子じゃない」

まこ「しかし、どうすんじゃ?」

京太郎「ですよねぇ……家で考えてても埒が明かないんで、皆も一緒に考えてもらおうかと」

まこ「といっても、さすがにすぐ解決できる問題でもないじゃろ」

久「とりあえず、今はみんなで面倒みましょうか」

京太郎「すんません……」

咲「でも、面倒みるっていっても、何をすれば……」

娘「あっ!まーじゃんだー!あたし、まーじゃんできるよ!」

優希「もし本当に犬の子どもなら、どうせ大したことないじぇ!いっちょお姉さんが揉んでやるじぇ!」

和「ゆーきったら、5歳児相手に何を威張ってるんでしょうか……」

咲「はは……じゃあ、麻雀やろっか!」

娘「うん!」

娘「わーい!またそろった!」ツモ!

優希「ぐぬぬ……ガキんちょのくせになかなかやるじぇ!」

咲「点数計算はできないみたいだけど、ルールはしっかり分かってるね」

和「なかなか侮れない強さですね……驚きです」


京太郎「……なんか、割とあっさり打ち解けてるみたいですね」

まこ「じゃなあ」

久「……ふと思ったんだけど、仮に須賀君の未来の娘だとして、母親は誰なのかしらね」

咲和優希「!?」

京太郎「いやー、俺のことをお父さんって呼ぶだけで、本当に未来から来たなんて……」

娘「あのね、おかーさんのおなまえは言っちゃダメって」

久「ふーん……じゃあ、どんなお母さんなの?それくらいならいいでしょ?」

娘「えっとね……まーじゃんがすごく強いの!」

咲(よし!麻雀強くて良かった!)グッ

優希(ふふん、私が母親なら、この娘がこれだけ強いのも納得だじぇ!)グッ

和(未来から来たなんてそんなオカルト……ですが、麻雀には自信があります!)グッ

娘「あとねー、ごはんもすごくおいしーよ!」

咲(料理は得意だよ!)グッ

優希(タコス、タコスならまだなんとか……)グヌヌ

和(ですから、そんなオカルト……家事はそれなりにできますし、料理も自信がありますね!)グッ

娘「あ!おとーさんがいつも「おかーさんのおっきいおもちはせかいいち」っていってるよ!」

咲優希「」

和(勝ちましたッ!未来のお嫁さん争奪戦・完!)ガッツポ

久「つまり、まとめると、麻雀が強くて料理が上手でおもちが大きい、と」

京太郎「えっ!?まじか……まじかー」ニヤニヤ

まこ(鼻の下伸び過ぎじゃろ……)

和「コホン。未来からやって来た、そんなオカルトありえません、ありえませんが……」チラッ

和「確かに、どこか須賀くんと、その……私に雰囲気が似てると言いますか……」チラッチラッ

和「もし二人の子どもならこんな感じなのかなって……いえ、あくまでも可能性の一つというか……」モジモジ

京太郎「えっ……あっ、そ、そうかな?いやー、困っちゃうなー」デレデレ

咲「未来だから……私のおもちだってまだワンチャン……」ブツブツ

優希「これはきっと何かの間違いだじぇ……」ブツブツ

久「あーらら、大変なことになっちゃったわねー」クスクス

まこ「まったく、誰のせいじゃと……」


娘「?」


カンッ




~おまけ~


ソウダ、カンスレバミライダッテキット…
タコスニハムゲンノカノウセイガアルハズダジェ…
ナマエハナニガイイデショウ、イマカラカンガエテ…


コンコン

久「あら?そういえば今日……開いてるわ、どうぞー」

美穂子「失礼します。久にちょっと相談があって……」

娘「あっ、おかーさん!」


咲「えっ」

優希「えっ」

和「えっ」

久「えっ」

まこ「えっ」

京太郎「えっ」


美穂子「?」


もいっこカンッ