今日も元気な須賀咲ちゃんです!

 全く、私が内弁慶なんてことはないよ!

 中学時代とか、高校時代とか、大学時代とか……まるで私が京ちゃんとしか喋れないみたいじゃん!

 私だってちゃーんと、成長してるんだからね!

 自己主張の歴史をご覧あれ!


 中学時代!


 「京ちゃん!

  また傘忘れてるでしょ!

  また持っていかないと大変だよ!」

 「お、おう。わざわざ朝から電話してくれてありがとうな」


 高校時代!


 「京ちゃん!

  まーたレディースランチばっかり食べてる!

  たまにはもっと量のあるもの食べて!

  ほら、お弁当!」

 「わ、本当だ。咲、ありがとう」


 大学時代!


 「ほら、早く起きないと単位落とすよ!

  出欠とらない授業だからって油断しない!」

 「うーん、わかった、起きるよ」


 主婦!


 「京ちゃん! ナマモノはなるべく新しいものを探してカゴに入れないと!」

 「そ、そうか。ごめんな咲」

 「こちらこそ買い物に付き合ってくれてありがとう!」


 あれ、京ちゃんと喋った記憶しかない?

 これって内弁慶? いやそんな筈ないよ!



 いや待て咲ちゃん。まだ思いだせるはず!

 あれは確か……。


 中学時代

 「(う、教科書忘れちゃった……。

  ど、どうしよう。うー)」

 「なんだ、教科書忘れたのか?

  先生! 席くっつけていいですか?」

 「わっ、わっ」


 高校時代

 「あ、あの、そのっ、こ、これ」

 「この本の貸し出しお願いします。

  ……咲、どうした?」

 「あ、ありがとう……」


 大学時代

 「(……今日の講義は京ちゃん関係ないし、一コマくらい)」

 「咲ー。今日お前講義あるだろ。起きろー」

 「うー。ねむ」


 主婦

 「うー、京ちゃんいないし今日はうどんでいっか……」

 「宅急便です」

 「わ、わわ。ちょっと待ってくださいぃ!」


 ……。

 あ、京ちゃん帰ってきた!


 「ただいま、咲」

 「おかえり、京ちゃん。

  ……あ、お酒臭い!」

 「付き合いでちょっと……」

 「もう! お酒飲んでくるときはちゃんと連絡してって言ったでしょー!」


 全く、京ちゃんは私がいないとダメなんだから! カン!