※小ネタ

  • 2:師弟誕生-

京太郎「あれ、咏さん」

咏「ん、大きくなったね~もう抜かされちゃったじゃん」

京太郎「まぁ、もう中一ですし」

咏「そりゃそっか、わっかんねー」

京太郎「あ、そう言えば咏さんってプロじゃないですか?」

咏「うん、麻雀の話ね、わっかんなかったから主語つけんと」

京太郎「麻雀やってる話しましたよね」

咏「うん」

京太郎「付き合ってくれません?」

咏「……京ちゃん、プロの実力ってもんは初心者相手にゃちと危ないんじゃね?知らんけど」

京太郎「俺の中学の友達と幼馴染が麻雀やってるんですけど、あまりにもレベルが違ってて、追いつきたいなって」

咏「どうなっても知らんけど?」

京太郎「まぁまぁ」

咏「……しょうがないなぁ」



咏「これで30回目だけど、飛んだの」

京太郎「いや、正直驚きました」

咏(メンタル強いなぁ)

京太郎「ははは、そうっすね……これは追いつくまで時間がかかりそうですけど、とりあえず咏さん相手に飛ばないってのが今の目標です」

咏「……そっか、また来週ぐらいに来るねー」

京太郎「了解っす」

京太郎(絶対、食らいつく!)

京太郎「よし、飛ばなかった」

咏(成長早いなー、結構な潜在能力はありそうだし)

京太郎「咏さんって突然火力上がってそのまま押し切ってくることあるじゃないですか?その時背筋がぞくぞくってするんですけど、なにかやってるんですか?」

咏「へぇ、オカルト感じるってことは京ちゃんも才能あんじゃね?わからんけど」

京太郎「ん、それって?」

咏「ちょっとおもしろそうだね、育ててみる価値あるかも?」

京太郎「へぇ、じゃあもう一回お願いできますか?」

咏「ん、良いけど……」



京太郎「」ニッ

咏「え……なに、した?」

京太郎「あ、え?なにが、あれ?」

咏「あー、わっかんねー」

京太郎「えっと?」

咏「とりあえず、何回もためすしかねーかな?」

京太郎「あ、はい」

咏(やべぇ、全然手がまわんねーじゃん……なんかされてからだ、こいつぁとんだ雀士になりそうな感じだね、知らんけど)

京太郎「ツモ!」




咏「おぉ~京ちゃんボロ勝ち!」

えり「控室でさっそく高校生男子個人、しかも長野のって……ローカル放送じゃないですか」

咏「そりゃ各県の放送なんてやってらんないだろうからねー」

えり「でもこの須賀京太郎君、ずいぶん有名ですよね」

咏「すこやんにはやりん、あたしと良子ちゃんも名前出したからね、示し合せてたわけでもねぇのに」

えり「圧倒的ですもんね、全国の男子も相手になるかどうか……」

咏「強い相手だと、京ちゃんが喜ぶだけだしね」

えり「喜ぶんですか」

咏「うん、しかも腹の虫まで」

えり「腹の虫?」

咏「まぁ、うちの弟子は世界一!」

えり「……弟子馬鹿ですか」

咏「あたしの唯一の弟子だからねー知らんけど」

咏(教えることも少なくなっちゃったけど、これからも弟子でいてくれるよね、京ちゃん……)


  • 長野-

京太郎「ん?」

咲「どうしたの京ちゃん?」

京太郎「いや、咏さんの声が聞こえた気が……」

咲「咏さんかぁ、最近会ってないなぁ」

京太郎「ま、近々会う機会もあるだろ」

咲「そうだね!」

京太郎(咏さんは俺の、師匠だからな)


カンッ!