• ?-

京太郎「またか」

「さて、あと罪としての繋がりが薄いのは強欲か」

京太郎「知らんけど」

「まぁともかくだ、どこに行くのもお前の自由だ」

京太郎「おう」





  • ?-

京太郎「なんだこの扉?」ギィッ

「いつも一緒にいた奴の部屋、どこにいても必ず一緒にいるよ、そいつだけは」

京太郎「どういう意味だ?」

「現実の距離とかの意味じゃないぞ、まぁ言ってこい」

バタン

「最後まで話聞けよ」






?の部屋

京太郎「ん、ここは……長野か?」

?「あれ、どうした?」

京太郎「あ、前の」

?「そっか、前以来だな」ウンウン

京太郎「なんか知らない扉があったから入ってみたんだけど」

?「なるほどね、じゃあ次の扉に入った時に手伝ってやる」

京太郎「え、そりゃ助かるけど」

?「あくまでもアドバイスとか程度だけど、してやるから期待しててな」

京太郎「おう、ありがとうな」

?「その変わりちょっとは私と……あれ!?」ビクッ

?「構えよ!」ウォイ!









  • 72日目-

京太郎「んぁ?」

照「ん……」zzz

京太郎(なんで照ちゃん俺の寝てる布団で寝てるんだ……おもちが無いからか、精神衛生上良いぞ!)

宮永母「あらら」

京太郎「!?」

宮永母「まだ時間あるからゆっくりしてても良いわよ」フフフッ

京太郎「お待ちになって!お慈悲をっお慈悲をっ!」






  • 宮永家前-

京太郎「それじゃありがとうございました!」ペコッ

宮永母「また来てね」

京太郎「はい、ではまた!」

照「途中まで行こっか」

京太郎「おう!」グッ


京太郎「さて、どうすっかな」



京太郎「まぁ良いか!」ハハ

京太郎(すまん透華、もうちょっとだけじらすぜ!)


京太郎「よし、あとで電話しよ~」

京太郎(昼まで時間つぶすかな)


京太郎「プロは暇(偏見)」


京太郎「今日も良子さんに電話してみよう!」

プルルッ

良子『私です』

京太郎「戒能さん、今日暇ですか?」

良子『まぁ暇ですが』



京太郎「行っても平気ですか?」

良子『わかりました、昨日と同じ場所で待っていてください』

京太郎「大丈夫ですか?」

良子『今日はすぐ行きますので』

京太郎「はい」

良子『ではまた後で』

京太郎「はーい」プツッ






  • 朝-

京太郎(よし、弘世さんにも連絡完了!)

良子「お待たせしました」

京太郎「いえ、めちゃめちゃ早いですね、まだ十分ぐらいですよ」

良子「そうですね、まぁ良いでしょう、車にどうぞ」

京太郎「まぁそうですね、お邪魔します」

京太郎「そう言えば戒能さんたちプロの男性絡みの話ってありませんね」

良子「……痛いところをつきますね」

京太郎「あ、でも女子高が多いんでしたっけ?」

良子「そうそう、そういうことです、男性との絡みも少ないですから」

京太郎「なるほど……お、じゃあ俺ってレアなんですかね!戒能さんみたいな人なら大歓迎なのになぁ!」

良子(っべー、ハンドルから手を滑らせるところでした、ノーウェイノーウェイ)

良子「ははは、お上手ですねー」







  • 戒能良子家-

京太郎「お邪魔しまーす」

良子「どうぞ」

京太郎(へぇ~思ったより和風、ってより永水の人と従姉妹ってぐらいだし納得か)

良子「そう言えば、今週号の週刊麻雀なんですが」

京太郎「はい?」

良子「須賀君の特集組まれてますよ」

京太郎「ウェェィ!?」

良子「そっちに取材の連絡とか言ってると思いますよ、学校に」

京太郎(ここ数日いなかったからなぁ~)








京太郎「良いですか?」

良子「どうぞ」

京太郎「……」オソルオソル

京太郎(まずは……白糸台、次は臨海女子、そして……永水、千里山、姫松……っで俺!?)

京太郎「確かに俺だっ!」

良子「男子高校生トップクラスの人気ですよ、写真もローカルでやってた個人戦のものばかりですけれど」

京太郎「うわぁ、なんかピンとこないっす!」

良子「でしょうね、取材とかは受けておくものですよプロになった時の仕事の入る量が違うので」フム

京太郎「いやに現実的ですね~」

良子「大人の世界ですから」

京太郎「なるほど」

京太郎(詳しくは後で見よう)







  • 昼前-

良子「ランチはどうしましょうか?」

京太郎「あ~どうしましょうね~」

良子「作るか食べに行くか、ですね」

京太郎「そうですね~」

京太郎「買いに行きましょうか!」グッ

良子「では行きましょうか」ニコッ


  • スーパー-

京太郎「何が良いですかね~」

良子「なににしましょうね」






記者「ちょっと貴方、須賀京太郎君じゃない!?」

京太郎「うおっ、なぜ!?」

記者「えっと、私こういう者なんだけれども」スッ

京太郎「えっと、出版社って」

良子「記者さんですよ」

記者「あのね、取材させてほしいの!」

京太郎「か、戒能さんっ」

記者「うおっ、良く見れば戒能プロ!」

京太郎「ど、どうすれば」

良子「そこは京太郎君の御好きに」







京太郎「せっかくだし受けます」

記者「ありがとう!ここ、ここに来てくれる!?いつでも良いから、須賀君に合わせるから!」

京太郎「お、おうおうおう、わかりました」

良子「せっかくですので今から行ってしまいますか」

京太郎「ふきゅっ!?」

記者「ありがとうございます戒能プロ!」

良子「付き添いで一緒に行くので平気ですよ」

京太郎「じゃ、じゃあそれで」

記者「じゃあ話は通しておくから!」

良子「では商品を戻していきましょうか」

京太郎「は、はい……」

京太郎(WEEKLY麻雀TODAYかぁ……)







  • 本社-

良子「思ったより近いでしょう?」

京太郎「はい、思ったよりは」

良子「では行きましょうか」

京太郎「了解です!」





京太郎(な、なんかわからんが良さげなソファに座らされたっ)

良子「私も近くで見ていますから」

??「どうも、いやぁ後輩から聞いて驚きましたよ、あ失礼、私西田順子と言います」

京太郎「あ、ご丁寧にどうも」ペコリ

順子「いやぁ、あの原村和のいる清澄高校を破った龍門渕高校の須賀京太郎君、私気になりますよ~!」

京太郎「は、はぁ」

順子「さて、どこから聞きましょうかねーあ、一応聞いておきますが戒能プロとの関係は?」

京太郎「え!?」







京太郎「まぁ、ある意味では師匠ですかね?」

順子「師匠、ですか?」

京太郎「永水に連れて行ってもらって修行つけてもらったりとかしましたんで」

順子「なるほど、永水とも関わり合いを、ふんふむ!」

京太郎(だ、大丈夫だよな?)

順子「じゃあ、麻雀はいつ頃から?」

京太郎「えっと、小学生のころからだから、もう7年ぐらいになります」

順子「それは小さい時からやってたんですね」

京太郎「ええ、それはもう……化物を相手にしていて」

順子「そう言えば戒能プロ以外にも三尋木プロ、小鍛冶プロ、瑞原プロなどもお名前を上げていましたが関係は?」

京太郎「まぁそれも全員師匠みたいなもんで」

順子(え、プロ四人全員師匠!?)

順子「インターミドルなんかには出てませんでしたけど、どうして?」

京太郎「その時は友達とやるのが楽しかったんで、って感じですね」

順子「そうなんですか、ぶっちゃけ強いですか?」

京太郎「なんてこと聞くんですか」

順子「謙遜したり大見得きったりと、人によって色々ありますからね~」







京太郎「ん、俺は強いです」

順子「おお、自信満々ですね」

京太郎「弱いって言ったらいろんな人たちに怒られますんで」

良子(それが正しい)

順子「じゃあ目指すは優勝?」

京太郎「優勝以外に目指すものはありません!」

順子「じゃあ、期待させてもらいます!」

京太郎「はい!」

順子「須賀君的に、今年の女子インターハイ団体で一番の優勝候補などはありますか?」









京太郎「やっぱり白糸台ですかね」

順子「案外普通な答えなんですね」

京太郎「別に賭け事じゃないんですから大穴を狙う必要はないでしょー」

順子「まぁそうなんですけど」

京太郎「あくまでも、龍門渕を除いた上での話ですけどね?」ニッ

順子「はい、今回はこれで終了ということで、ありがとうございました!」ペコッ

京太郎「いえ、こちらこそありがとうございました」ペコッ

良子「さて、だいぶ遅れてしまいましたがお昼を食べに行きましょうか」

京太郎「はい、あ、あと電話番号とかメールアドレスとかは?」

順子「教えてもらえると助かります、今度取材するときにお願いしたいので」

京太郎「はい」







順子「さて、こちらです」

???「ん?」

京太郎「あ……」

良子「これはこれは―――」

京太郎「大沼、プロ?」

秋一郎「ほぉ、それが例の暴食か」

良子「そのようです」

京太郎「は、はじめまして!須賀京太郎です!」ペコッ

秋一郎「暴食、色欲、それから魔眼か」

京太郎「えッ!?」

秋一郎「へっ、おもしれぇガキだな」ニッ

京太郎「!?」ゾクッ

テクテクテク

良子「さて、行きましょうか須賀君」

京太郎「あ、はい……」











  • 夕方-

京太郎(結局、昼を食べて少し話してたらこんな時間になったなぁ)

良子「それでは」

京太郎「はい、ありがとうございました!」ペコッ

京太郎(とりあえず白糸台に行くかー)


  • 白糸台高校前-

京太郎「さて、誰かに連絡しないとな!」

尭深「いらっしゃい」

京太郎「どうも、迎えに来てもらってありがとうございます」

尭深「別に良いよ、誰かしらいないと入れないだろうし」

京太郎「入れるのも異常ですけどねぇ」

尭深「麻雀至上主義な学校だし、麻雀のこととなると許可は取りやすいから」

京太郎「なるほど」

尭深「有名人だしね」フフッ

京太郎(笑っても可愛いな、おもち)







  • 白糸台高校・麻雀部部室-

京太郎「どうもこんにちはっす」

菫「いらっしゃい、昨日は照の家に泊まったそうだが、見境ないな」ニコッ

京太郎「ご、ご慈悲をっ!」

菫「まぁ君がなにかするとは思えんが」

照(してくんないんだよね)

淡(うちでも良いのに~)

京太郎「あははは」ハハッ

尭深「どうぞ」

京太郎「淹れるの早いっすね!?」

誠子「どう須賀君、最近パスタ、クルクルしてる?」

京太郎「隠す気ないのかよ!?」






京太郎「淡、安定はしてるか?」

淡「当然じゃん、誰だと思ってんの?」ニッ

京太郎「おう、お前はそういう風が良いよ、元気なお前が一番だ」

淡「いいいっ、一番!?」アワワッ

京太郎「おう、安心する」ナデナデ

淡「そ、そっか……えへへ」パァッ

京太郎「全国には、全員集まるからな……飲まれないように」

淡「飲まれる?」

京太郎「お、なんか先輩っぽかったな」

淡「え、京太郎って高校百年生以上なの?」

京太郎(アホだな)ウンウン






  • 夕方2-

京太郎(さて、どうするかなぁー)キョロキョロ



京太郎「じゃあ打ってるところ見てますよ」ニコニコ

菫「そうか、じゃあアドバイスは頼むな」

京太郎「了解です!」

京太郎(罪悪感はあるが、これもみんなのため!)







菫「私たちは見学だな」

京太郎「まぁ、大局的な物の見方ができて見学ってのも良いですよね」

菫(大物っぽいぞ)


淡「終了~」

京太郎(淡と照さん、全力では無かったか?)

菫「淡の絶対安全圏とダブリーに、照は連続和了まで……場が荒れたな」

誠子「なんて日だ!」クワッ

尭深「収穫完了」

京太郎(まったくだ、収穫は十分)








  • 夜-

京太郎「さて、お疲れさまでした」

菫「今日もお疲れ!」

淡「くじびきー!」

京太郎「よし!」

照(今日こそ二人きりに!)

京太郎「フフフッ!」

誠子「よし!」

尭深「今日こそ」

京太郎「ふぅ……」







京太郎「またかぁぁぁっ!?」ガクッ

淡「ざまー!」ケラケラ

尭深「残念」

照「ごめんね京ちゃん」

菫「さて、二回戦だ」

誠子「回避、超回避しろ!」







淡「マジ無理、マリカしょ」

京太郎「バカ言ってないでやるぞ~」






京太郎「掃き掃除とか頼むなー」ガチャガチャ

淡「なにしてるの?いかさま?」

京太郎「なんでだよ!まぁとりあえず、整備だよ」

淡「なにか必要あるの?」

京太郎「整備用の道具はそろってるのに使ってなさそうだからなぁ」

淡「あぁ、みんな良くわかんないって」

京太郎「そっか、こういうとこ油差しとかないとな」

淡「へぇ~男の子だね!」

京太郎「男の子だよ」カチャカチャ

淡(か、かっこいいかも!)


淡「送るのご苦労、またね!」

京太郎「はい、お疲れさん」フリフリ


京太郎(さて、泊まる場所かぁ)

京太郎「誰かに頼りすぎだよなぁ」ウン

京太郎(迷惑じゃないかなぁ?)




京太郎「さて、どうするかなぁ」ムムッ

京太郎「ん~、明日仕事だったりしないかな?」


京太郎「電話してみよ」

プルッ

咏『もしもし?』

京太郎「実は今東京に居てですね……泊めてくれませんか?」ハハッ

咏『良いよ、明日暇だしねぇ』

京太郎「助かります、じゃあ行きますんで!」

咏『うん、待ってる』

京太郎「さて、どっか寄るか?」

京太郎「ようし、真っ直ぐ向かうぞ!」


  • 三尋木咏家-

ピンポーン

咏「いらっしゃい」ヒョコッ

京太郎「咏さんありがとうございます」

咏「うん良いよ良いよ、頼ってくれれば」ニコッ

京太郎(?)

咏「東京にはいつから?」

京太郎「数日前からですよ」

咏「最初から頼ってくれれば良かったのにね」

京太郎「まぁそうなんですけどねぇ」

咏「まぁ良いか、たまには晩御飯作るから座っててよ」ニコッ

京太郎「了解っす」ブーブー

京太郎「ん、電話か?」

差出人:良子
本文『ヘルプ、はやりさんが泥酔してます』

京太郎「oh……」チラッ

咏「~♪」

京太郎(どうするか)






京太郎(よし!)

プルルッ

良子『もしもし、京太郎君、援軍を!は、はやりさんそれは違います!』

京太郎「今すぐ行きますよ」

良子『それは助かります!場所は先日の、あっ、そこだめですはやりさんっ!』

京太郎「じゃ、じゃあまた後で!」

咏「どうしたの京ちゃん、御飯できるよ?」

京太郎「すみません、ちょっと出かけてきます!」







京太郎「本当にすみません、すぐ!すぐ戻りますから!」

咏「……うん」コクリッ

京太郎「すみません!急ぎますから!」

ダッダッダッ

咏「……まったく、冷めちゃうなぁ」




京太郎「お待たせしましたぁ~!」

はやり「あ、京ちゃんだ!」ギュッ

京太郎「ぬおっ!?結構意識あるじゃないですか!」

良子「ソーリー京太郎君、はやりさんが京太郎君を呼ばないと私をいじくりまわすというので、とりあえず」

京太郎「ええ~」

良子「もう良いでしょうはやりさん?」

はやり「うん、とりあえず今日の京ちゃん分は補充したから!」グッ

良子「はぁ……送って行きましょうか?」

京太郎「良いんですか?」

良子「Yes」コクリ






京太郎「自分で帰りますよ!」

良子「ここに来るまで結構かかったでしょう、自分で帰るタイムをロスしますよ?」

京太郎(家の前ぐらいまで送ってもらうかな?)

京太郎「やっぱ送ってもらって良いですか?」

良子「Yes、迷惑をかけましたから……はやりさんは一人でお帰りください」

はやり「え~良子ちゃんひどーい!」ワー

良子「京太郎君をもてあそんだんですから」

はやり「なんだかやらしいね?」

京太郎「んなことないです」

はやり「じゃーねー京ちゃん♪」

京太郎「はい」

はやり「写メ取っちゃお!待ち受けにするから!」

京太郎「付き合いますよそのぐらい」ハハッ

はやり「そっか、じゃあね京ちゃん!またね☆」

京太郎「はい」

良子「では、行きましょうか」

京太郎「はい」

良子「一応言っておきますが、私は飲んでませんよ?」

京太郎「そこはマジでお願いします」









  • 三尋木咏家前-

京太郎「ありがとうございました良子さん!」

良子「いえ、また付き合ってくださいね京太郎君」

京太郎「はい!」

良子「では」


京太郎「よし、インターホンは押さなくて良いって言ってたよな」ウン

ガチャッ

京太郎「咏さ~ん?あ、料理並べられてる」

京太郎(あぁ、料理冷めちゃったなぁ)

咏「京ちゃん……」スッ

京太郎「ん?」








自分の師匠である三尋木咏がそこには居た

俺が理解するには遅すぎた……気づけば咏さんは俺の胸に飛び込んで来てて、焼ける様な感覚はすぐに来た

京太郎「がっ、あ゛ぁ゛ぁ゛ッ!?」

使用である咏さんが泣いていて、俺は何を言えるわけでもなく苦痛に声を上げる

咏「ひどいよっ、京ちゃんッ!なんで、なんで良子ちゃんと一緒に帰って来てんのさぁ!」

それが悪かった?いや、それだけで俺が刺されるとは思えなかった

痛みを必死で我慢しながら、突き刺された包丁を見る

咏「なんの理由も言わず出てって、あんな女と帰ってきて、あたしにはわかんねーよ、久しぶりに連絡が来て、嬉しくってッ……でもはやりちゃんや良子ちゃんに京ちゃんと一緒にいたとかいう話聞いてっ」ポロポロッ

最初に俺を好きだと言ってくれたのは咏さんのはずだ、そんな咏さんに俺はしばらく連絡しなくて、挙句に近くにいてもまったくなにをするでもなかった

俺が悪いのか?いや、きっと悪いからこうなってるんだろう

咏「ッ!」

胸の中心、その下あたりに刺されていた包丁が抜かれて、俺は足に入れていた力を失ってそのまま倒れる

京太郎「うっ……た、さんッ……」ゼェハァッ

俺はなんとか体を仰向けにするけど、俺の上に咏さんが馬乗りになった

咏「ごめんね、京ちゃん、大好きだよっ……」

最後に見た咏さんのその笑顔は、俺の大好きな咏さんの可愛らしい笑顔とは程遠かった……


三尋木咏BADED















※その前にBADED(ゲームオーバー)のため『カピーの部屋』に送られます

ハギヨシ「えー今日は初登場です、須賀京太郎君」

パチパチパチ

カピー「カピ!」ツッタサカナニエサヲヤル!

ハギヨシ「まぁ今回の場合はだいぶ特殊でしたがね、東京に来たら一度ぐらい会ってあげましょう、大事なイベントもありましたしね」

カピー「県大会優勝だな」

ハギヨシ「普通に喋るんですか」

カピー「面倒だらね、とりあえず咏も色々協力してくれたんだし会いに行かないとな、それに三尋木咏がお前を好きってことはお前自身知ってるわけだからな」

ハギヨシ「一緒に鹿児島に行って以来ですからね……まぁ、基本的にそれほど警戒することもないでしょう、現状でも危険な女性はいないようですから」

カピー「ということで、三尋木咏の鬱憤はこれで晴れたから次に同じ時間軸の同じ状況になっても対応が変わってくるからな!」

ハギヨシ「では、またお会いしましょう」

ルールル、ルルル、ルールル、ルルル、ルールールールールー
























京太郎「自分で帰りますよ!」

良子「ここに来るまで結構かかったでしょう、自分で帰るタイムをロスしますよ?」

京太郎(家の前ぐらいまで送ってもらうかな?)

京太郎「やっぱり自分で帰ります!」

良子「そうですか?」

京太郎「はい、ありがとうございます」

はやり「じゃあ私がっ!」

良子「貴女は私と来ましょうね」グイッ

はやり「やぁ~ん京ちゃん~♪」

京太郎「あはは、じゃあまた~」

ダッダッダッ






  • 三尋木咏家-

京太郎「た、ただいま帰りました~」ゼェハァッ

京太郎「あれ、咏さん?……あ、冷めちゃってる」

咏「……京ちゃん」

京太郎「あ~咏さん、その、すみません」ペコッ

咏「なにしてきたの?」

京太郎「えっとですね、はやりさんが泥酔しちゃったって聞いて良子さんを助けに~」

咏「なるほどね」ジトー

京太郎「その、すみません……」ペコッ

咏「いいよ、レンジで温めるしかねーじゃん、知らんけど」イソイソ

京太郎「うぅ、申し訳ないっ」

京太郎「咏さん」ギュッ

咏「ひゃわっ!?な、なにやってんの京ちゃん!?」カァッ

京太郎「いえ、俺を好きだって言ってくれた人に寂しい思いさせちゃったかなって」

咏「べ、別に……いや、本当はちょっとだけ寂しかったっつーか、いや、知らんけどっ」フイッ

京太郎「ごめんなさい」ギュゥッ

咏「ちょっと、キツい」

京太郎「あ、すみません」パッ

咏「れ、レンジが鳴るまで……このままが、良い……」ギュゥッ

京太郎「……はい」ニコッ

京太郎(30秒ぐらいだけどなぁ)




京太郎「ふぅ、おいしかったです!」

咏「なら良かったよ、練習したかいがあるってもんだよね、わからんけど」

京太郎「いやぁ、ほんとおいしかった」ニコッ

咏(よし、胃袋は掴んだ!)


京太郎「咏さんってなんで俺のこと好きになったんです?」

咏「ふぇっ!?」

京太郎「いえ、なんとなく」

咏「べ、別にそういうのは言うもんじゃねーと思うんだけど?」

京太郎「まぁそうですけど、容姿だけなら俺より良い奴なんて五万といると思いますし」

咏「でも、容姿だけ見たって私ん中では京ちゃんが一番だけどねー……ッ」フイッ

京太郎(言ってからはずかしくなってんじゃん)

咏「京ちゃんのこと好きなんだから、それで良いじゃんっ!」

京太郎(かわいい)




咏「京ちゃんお風呂どうする?」

京太郎「入りますよ?」

咏「先に入る?」





京太郎「後に入りますよ」

咏「へぇ……覗いても良いよ?知らんけど」

京太郎「おもちないですし」ボソッ

咏「京ちゃん、なんて?」

京太郎「いえ!もしかしたら覗くかも!」

咏「えへへ、待ってるね!」テテテッ

京太郎(待ってるって……大胆すぎる……おちつけマイサン)

京太郎「さてマイサンも落ち着いたし、どうする?」カァッ

京太郎(あそこまで言われたしなぁ、待ってるって言ってたけど……)ムムッ






京太郎(待っててもらってのぼせても怖いからな)

テクテクテク

京太郎「咏さん、覗きませんからね!」

ガラッ

咏「なんでだよ!」

京太郎「ビショビショのまま出てこないでください!」

咏「バスタオル巻いてるじゃん!」

京太郎「そう言う問題じゃなくてっ」

京太郎(不肖の息子、おもちが無くても全然反応するじゃないかぁ!)

咏「あっ」

京太郎「す、すみません咏さん、男の性なもので」

咏「え、えっと……一緒に、入る?」







京太郎「じゃ、じゃあ、入ります」

咏「じゃ、じゃあ待ってるから!」ダダッ

京太郎(良く無い、非常に良く無い展開だ……だが、行く!)ゴッ

咏(なんか麻雀やってる時を思い出す気迫が)






  • 風呂-

京太郎(さて、現在背中を洗ってもらってるわけだが……)

咏「気持ちいい?」

京太郎「はい」

咏「良かったぁ~」

京太郎(まずいな、振り返って俺のマイサンをバラすわけにもいかん……一回ばれてるから知らんけど)

咏「んっ」スリッ

京太郎(っ!?)ビクゥッ

咏「はやりんとか良子ちゃんだったら良かったんだろーけどね、わっかんねーけど」スリスリ

京太郎(これは、咏さんのっ肌!?)







京太郎「う、咏さん!」ガバッ

咏「ひゃんっ!?」

京太郎(やばい、本能のまま押し倒してしまった……)ゴクリッ

咏「きょ、京ちゃん……あたしのこんな、貧相な体、だけど……」

京太郎「そんな体に興奮させられてるんですけどね」ググッ

京太郎(うむ、理性が効いているが、どうにもヤバいなぁ)

京太郎「う、咏さんっ……」

咏「えへへ、良いよ京ちゃん、まぁできても知らんけど」ニッ

京太郎「うぅっ」

咏「ま、あたしを選ぶか選ばないかは別にしても……ほら」ギュッ

京太郎「ッ!?」

咏「良いよ、おいで?」







  • 寝室-

京太郎「……」

咏「京ちゃ~ん」ギュッ

京太郎(あぁ、やらかした……まぁ中では防げたから妊娠はないだろうけど)

咏「はじめて、あげちゃったんだよねぇ」ニコッ

京太郎(うん、知ってる)

京太郎「その、ありがとうございます」

咏「え?」

京太郎「初めてをもらったとかを抜きにしても、俺みたいな優柔不断な奴を……好きでいてくれて」

咏「なに気にしてんのさ……たとえば京ちゃんがあたしを選ばなくても、あたしの初めてが京ちゃんで京ちゃんの初めてがあたしだったってことは一生忘れないでしょ?知らんけど」

京太郎「ま、まぁ」

咏「なら良いよ……京ちゃんはロリコンだったってことで」ニッ

京太郎「ちょっ、咏さん!?」

咏「冗談冗談だよ~」アハハ

京太郎「か、勘弁してくださいよ~」

咏「まぁ最悪、愛人枠でもいいし」ニヤッ

京太郎「そんな不誠実なマネはできません」

咏(まぁ、そう言うよねー)

咏「それでさ、第二ラウンド……する?」

京太郎「……」

京太郎「い、良いんですか?」

咏「目が爛々としてるし、あたしも……一回じゃ満足できないんじゃね?知らんけどっ」プイッ

京太郎(かわいい)


  • 72日目終了-




  • ?-

京太郎「せっかくいい気分で寝てたのに」

「あんなことしてから選ばないとか、サイテーだな」

京太郎「うっせぇ!」

「まぁトゥルーには一歩近づいたな」

京太郎「はぁ?」

「ほら、選べ」

京太郎「さて、はやりさんだな」

「お前マジでそこ選ぶのか?」

京太郎「ん、なんで?」

「いや……まぁ、知る必要のないことまで知るかもしれないってことだ」

?「協力するのは嫌なんだけど、するって約束したもんなぁ」

京太郎「なんだ、二人して」

?「とりあえず行こうか」

京太郎「おう」ギィ

「頑張れよ」

バタン




京太郎「ここは、テレビのスタジオ?」

?(深層心理の世界、ってこれはあの小娘に教えてもらったろ?)

京太郎「小娘?」

?(あぁ、トシだよ)

京太郎「小娘って……あ、はやりさんだ」

?(いや、あれはスケープドールっていうかはやりそのものじゃないな)

京太郎「どういうことだよ?」

?(まぁとりあえず、場所を移動するぞ)

京太郎「はやりさんの世界だけだいぶ違うな」

?(年期と奴のこの力への理解故、と言ったところだな)

京太郎「は、はぁ……」

?(アイツの最も最深部に踏み込むぞ、お前が過ごした中にあるはずだ)

京太郎「ん?」






京太郎「じゃあ他のスタジオに行ってみるか」

?(まぁ選択に文句を言うつもりはないけれど、知る必要は無いと思うな)

京太郎「ん?」ガチャッ

はやり「みんなのアイドル!牌のお姉さんはやりんだよ~☆」

スタッフA「売れるもんですね」

スタッフB「やっぱり大きいお友達からの支持が大きいけどな」

ディレクター「まぁ、売れるうちに頑張ってもらわないとな」

京太郎「うわ、グロい」

?(だから言ったのに)

京太郎「うん、こんな場所はゴメンだわ」

?(でも実際にこう言ってるのかはわからない、彼女の深層心理の世界だから……実際は被害妄想かもしれないしな?)

京太郎「それを信じますよ、ほんと」

はやり「京ちゃん!」ダッダッダッ

京太郎「はやりさん?」スッ

?(不味いな)

はやり「」ザザッ

京太郎「ん?」ドクンッ

京太郎(すれ違った瞬間っ、なんだ、ノイズ?)

?(はずれってことだな、次の場所に行くか?)







京太郎「ッ……あぁ、はやりさんの家に行こう」

?(わかった、大丈夫?)

京太郎「問題ないけど、結構遠いのか?」

?(はやりの家を想像してそこらの扉を開けてみろ)

京太郎「ん……」ガチャッ

京太郎「おお、はやりさんの家」

テクテク

京太郎「リビングで、なんか部屋の隅っこにいる」

?(まぁ、避けて通ることも可能なんだがお前がわざわざ踏み込んだんだぞ)

京太郎「なんか知らんが俺のせいか……」

京太郎(とりあえずテーブルの上のビール缶の謎の量……)

はやり「欲しい物はね、手に入れたんだよ?」

京太郎「え、はい?」

はやり「いろんなものを手に入れたのに、なんだか満たされない……」ボォー

?(強欲の代償だな)

京太郎「なんでまた」

?(いや、正確には長い間『強欲』の力を持っていた故だな)

京太郎「長い間持ってると、代償があると?」

?(そういうことだ、制御して代償を払わないことも可能だが、制御できずに持ち続けた結果がこれだ)

京太郎「はやりさん……」

?(知らなくて良いことなのに)

京太郎「はやりさん」

?(どうするもお前の自由だ、酷い結果にはならないだろうし)








京太郎「……シロを助けた方法と同じ方法なら」

?(やるだけやってみて)

京太郎「」ゴッ

はやり「~~~ッ!?」ビクビクッ

京太郎「ふぅ」

はやり「きょ、京ちゃんっ、色欲ぅっ!?」ハァッハァッ

京太郎「はい、ちょっといただきました」

はやり「な、なんでっ、かな☆」

京太郎「あんまり何を言っても聞きそうになかったんで」ウン

はやり「ふぇ?」

京太郎「いやね、この空間見てたら他のみんなと違って誰もいないんですよ」

はやり「そ、れと、どういう関係ッ、?」

京太郎「たぶんですけど、はやりさんの欲しいものって信頼をおける人だと思うんです」

はやり「は、やや?」

京太郎「だから、はやりさんの周囲には健夜さんや良子さんや咏さんがいるのに、なんでその人たちがここに居ないんですか、欲しいなら強欲なら素直になればいいのに」

?(そういうな、大人になったら)

京太郎「だから、まず俺から信頼してみるってのはどうです?」

?(聞かないかー)

京太郎「頼りないかもしれないですけど、できる限りは頼りになれるようにしますから……周囲の人を、もうちょっと信用してみたらどうです?」

はやり「大人になると、大変なんだよ☆」ハァハァ

京太郎「まぁ子供の俺にはまだわからないですけど、信用……できませんか?」

はやり「そういうことじゃないんだけどぉ~」フゥ

京太郎「じゃあ良いじゃないですか、守りたいものが欲しいなら俺がなります、守ってくれるものが欲しいなら俺がなります、信頼できるものが欲しいなら俺がなります、だから……ね?」

はやり「こんな熱く口説かれたのは初めてだヨ☆」

?(キツい)

京太郎「あはは、じゃあ俺を」

はやり「私を」

―――守ってください

バァッ

京太郎(雰囲気が変わった?)

はやり「ありがと、京ちゃん」ギュッ

京太郎(夢なのにおもちがっ!)

はやり「お礼ね♪」チュッ

京太郎「~~ッ!?」

はやり「またね!」








  • ?-

京太郎「んぁ?」

「まぁ起きる前にな」

京太郎「最初の場所か」

「扉が二つほど増えたからな」スッ

京太郎「色欲と、暴食?」

「そう、あそこはレベルが違う、まぁ自分自身の世界を知る機会なんてそうそうないからな……楽しんで来い」ニッ

京太郎「嫌な感じ」

「あぁ、だろうと思う……また次の夜に会おう」

京太郎「……おぅ」











  • 73日目-
  • 朝-

京太郎「ん、もう朝かぁ……」

咏「んぅ~……」zzz

京太郎「俺は最低だぁ」ハァ

京太郎「ずっと落ち込んでてもしょうがないよな、どうするかぁ」

京太郎「さっさとシャワーを浴びよう、たぶん匂いがついてるだろうし」ウン

咏「ん~どしたの?」

京太郎「シャワーをと思いまして」

咏「あたしも一緒に入るよ」

京太郎「りょ、了解っす」グッ

京太郎(昨日あんなにしたし、大丈夫だよな?)




京太郎「ふぅ、さっぱりしたぁ」

咏「そうだねぇー、知らんけど」フフッ

京太郎「ん、どっか言ったりしますか?」

咏「あれ、珍しいじゃね、京ちゃんがそんなこと言うの」

京太郎「そうですか?」

咏「うん、あまり構ってくんないしー」ケラケラ

京太郎「んー」

咏「まぁ私はどっちでもいいけど、家の中でもいろいろできるしー、知らんけど!」

京太郎「出かけましょうか、せっかくですし朝ご飯も食べて」

咏「ん~じゃあ着物どれにしよっかな~」

京太郎(やっぱ着物なんだ……まぁ私服だと正直大人に見えないからなぁ)

京太郎「さて、どこ行きますか」

咏「……わっかんねー、」

京太郎「じゃあ~」



京太郎「浅草とかにしときますか!」

咏「浅草って、まぁいいけど人多いよ?」

京太郎「どこ行っても人は多いでしょうし、なんか咏さん合いそうだなぁって」

咏「へぇ……じゃ、行こうか♪」

京太郎「はい!」


  • 浅草-

京太郎「おお、にぎわってますね……屋台も出てますし」

咏「いつもこんな感じだけどね」

京太郎「結構来るんですか?」

咏「そんないうほどでもないけど、どこ行こうか~」

京太郎「うおっ人が多いっ!」

咏「ん~暑い」パシッ

京太郎「ん?」ギュッ

咏「ほら、はぐれるとまずいから……手をね?わ、わかんねーけど」

京太郎(かわいい)

咏「好きな店入りなよ、時計とかは高いから買ってやんねーけど」

京太郎「あはは、興味もありませんしね」

咏「きっとプロになったらテレビとかも出るんだろうけど、京ちゃんだったらテレビ映えもするし」

京太郎「そうですかね?」ハハッ

京太郎(満更でもない顔してんだろうなぁ)

咏「京ちゃん時計を買うとか」

京太郎「ぞっとします」

咏「仕掛け人やりたいな~」

京太郎「怖いっす!」




  • 昼前-

京太郎「そういえば結局朝ご飯食べてませんねー」

咏「おなかすいたんじゃねー?」

京太郎「適当に探して入りますか~」

京太郎「どっかほかの場所に行きますか」

咏「そだね~」

京太郎「さすがゴック、なんともないぜ!」

咏「いや、水陸両用ならあたしはカプール一択だね」

京太郎「え~」

咏「あの丸いのが良いんじゃないか」

京太郎「なるほど」



  • 昼-

京太郎「よさげな店があってよかったですね~」

咏「そだね、結構おいしそうなのあるし」

京太郎「俺はこの天丼にしときます」

咏「じゃあ、あたしは何にしよっかな~」

京太郎「ん?」





京太郎(んぁ、あれって……)

??「おいメグ、あまりかきこむな、喉に詰めるぞ」

??「んぐっ、でもサトハ……日本の料理は美味い!」

??「わかったから少し落ち着いて食べろ」

京太郎(ッ、臨海女子の辻垣内智葉とメガンダヴァン!?)ハッ

京太郎(全国インハイの選手がなんでこんなところにッ)

咏「京ちゃん、決まったよー」

京太郎「あ、はい、じゃあ注文しちゃいましょうか」









京太郎(いや、まさかこんな場所であの臨海女子を見つけるとは思わなかったなぁ)

咏「……」ムッ

京太郎「痛ッ!?」バッ

京太郎「う、咏さん?」

咏「わかんねー」フイッ

京太郎「今、蹴りましたよね?」

咏「知らんし」プイッ

京太郎(……なぜ蹴られたしッ!)









京太郎(よし、チラっとだけな……)チラッチラッ

咏(むぅっ……)

京太郎(ん、大物のオーラはするが、一体何者なのか……)ゴクリッ

咏(京ちゃんのばかっ!)

智葉(奴は、長野の須賀京太郎……よもやこんなところで顔を合わすことになるなんてな)フッ









  • 昼過ぎ-

京太郎「すみませんでしたほんと」

咏「知らんし」プイッ

京太郎「埋め合わせはしますから!」

咏「……絶対?」

京太郎「はい!」

咏「じゃあ、約束だから」ギュッ

京太郎「はい」ギュッ

咏(京ちゃんの手、大きいなぁ)

咏「あれ、そういえば帰らなくて良いの……?さすがに帰ったほうが良いんじゃない?」

京太郎「あぁ、そうですねー」

京太郎「そろそろ帰ります」

咏「そっか、なら荷物取りに帰ってから駅行かないとねー」

京太郎「はい」





  • 駅-

京太郎「それじゃあ帰りますね」

咏「うん、また行ったりするかもしんないからねぇ」

京太郎「了解っす、楽しみにしてますよ」ニッ

咏「うん……またね!」ニコッ

京太郎「また!」






  • 長野-

京太郎「ふぅ、なつかしき我が故郷!」ゴッ

ネェママー ミチャイケマセン!

京太郎(……さて、帰るか)



智美「ワハハ、京太郎じゃないかー」

京太郎「あれ、蒲原さん?」

智美「久しぶりだな、最近長野で見ないって噂になってたぞー」

京太郎「しばらく東京にいましたからね」

智美「個人戦はしばらく先だぞー?」

京太郎「いや、そういうことじゃなくてですね」

智美「まぁ、モモもさびしがってるからそろそろ会ってやってくれ、またなー」

京太郎「あ、はいまた!」フリフリ






京太郎「夜風が気持ちいいなぁ」

京太郎(どっか寄ってくか?)

京太郎「ん~」

モモ「京さん!」ダキッ

京太郎「ぬおっ!?」ビクッ

モモ「久しぶりっすね!」

京太郎「あぁ、そうだなー久しぶりだな」ハハッ

モモ「ん、なんかいつもの匂いと違うっすね」スンスン

京太郎「匂うな匂うな!」

モモ「なんでっすか?」

京太郎「なんで良いと思った?俺も匂うぞ?」

モモ「しょ、しょうがないっすね」

京太郎「冗談だよ」

モモ「え~」

京太郎「まぁ良いけど」

モモ「とりあえず、また遊んでくださいね♪」

京太郎「おう、また電話する」ナデナデ

モモ「はいっす!」ビシッ




  • 夜-
  • 自宅・自室-

京太郎「久々の我が家は良いな……俺、もう大人なんだな」キリッ

京太郎「ん、メール?」

京太郎「えっと、一件か」

差出人:歩
本文『さっきハギヨシさんが帰ってきたって言ってたけど、帰ってきたの?』

京太郎「ん、さすがハギヨシさんだな」
本文『おう、やっぱこっちの方が空気が良いよ』

差出人:歩
本文『へぇ、まぁ今度行くわけだけどね』

京太郎「そういやそうだなぁ」
本文『そしたらいろいろ場所紹介してやるからな!』

差出人:歩
本文『別に良いけど、まぁ楽しみにしてるから また学校でね、おやすみ』

京太郎「おやすみっっと」






  • 龍門渕家・歩部屋-

歩「まったく、しばらく学校にも顔出さないでなにやってんだか……」ハァ

歩「たくどうすんのよこの状況、龍門渕の全員あんたに気があるってどういうことよ、もぉ」

歩(ろくなことにならない予感しかしないっつーの)ハァ


  • 自宅・自室-

京太郎「さて、寝るかな!」

カピー「カピ!」ドウシタ?

京太郎「寝るんだよ、あ、カピーって水陸両用ならどれ?」

カピー「カピ」アビスガンダム!

京太郎「おやすみカピー」

カピー「カピッ!?」ナンデ!?


  • 73日目終了-