• 朝-

京太郎「よし、俺も今日から高校生だ!」

京太郎「俺が通うのは確か……」

京太郎「俺も龍門渕の生徒か! ていうかなんであんな学校の生徒になれたのか、今でも不思議でしょうがないな……」

須賀母「京太郎! 早く行かなくて良いの!?」

京太郎「うるさい母親だな、さて……行くかな!」

 ガチャッ

京太郎「あれ、家の前に誰か……」

京太郎「あれ……ハギヨシさん!」パァ

ハギヨシ「お迎えに上がりましたよ、京太郎君」

京太郎「それはありがとうございます!」ペコッ

ハギヨシ「では車にお乗りください、向かいましょうか」ガチャッ

京太郎「どうも!」

車に乗り込む。

ハギヨシ「透華お嬢様がお待ちです」ガチャッ

京太郎「いやぁ、車で通学なんて初日からとんでもないことを……」

ハギヨシ「どちらにしろ透華お嬢様と一緒に居れば京太郎君はとんでもなくお目立ちになります」ニコッ

京太郎「いやぁ~ハギヨシさんに言われると照れますよ~」テレッ

※ホモじゃないよ




  • 龍門渕高校・校門前-

京太郎「ハギヨシさん、ありがとうございました!」ガチャッ

ハギヨシ「京太郎君のためですからね、個人的にも私は京太郎君のことを気に入っています」ニコッ

京太郎「ハギヨシさん……いや、師匠……」

?「……」

純「おい京太郎じゃねぇか!」

京太郎「おっ、純!」

純「ハギヨシと二人でなにヤバい空間作ってんだよ」カタヲガシッ

ハギヨシ「井上さん、京太郎君に乱暴なことをするのは良くありませんよ」サトシ

一「京太郎と純くんとハギヨシさんのホモ、バミューダトライアングルが……」

智紀(一、残念な頭に……)

透華「なっ、せっかく校門前から派手に登場しようと思いましたのにっ!!?」

透華「なぜ三人で目立ってますのぉっ!」クワッ

京太郎「うわっ、透華!」ゲッ

ハギヨシ「申し訳ありません、透華お嬢様」

一「ボク的にはまだ続けてくれても良かったんだけど」

純「いや、あれは不味いだろ」

智紀「品格的に、確かに不味い」

透華「京太郎、三日前に会った時言いましたわよね! 私より目立つな、と!」

 ワッ サッソク リュウモンザキサン ニ カラマレテル
 アノイチネンセイ ケッコウ イケメーン
 ナンカ ヤンキーッポイケド

京太郎(わ、悪目立ちしている!?)

?「京太郎!」

京太郎「うわ、衣まで!」

ハギヨシ(これから、頑張ってくださいね須賀君……んっふ)








  • 始業式終わり-

京太郎「そう言えば今日はこれで終わりか……」

 ワイワイ ガヤガヤ

京太郎(……俺の同級生、龍門渕に誰も来てないんだよなぁ)

 ワイワイ ガヤガヤ

京太郎「この後はどうするか……」

京太郎「いや、今日は帰るかな!」

京太郎「ん~でも真っ直ぐ帰るか?」

京太郎「そうだな、透華たちのところに顔出さないのに遊び歩いてるのは、バレたら面倒だし真っ直ぐ帰るか!」

 タッタッタッ

~~~~~

  • 自宅-

京太郎「ただいまー」ガチャッ

須賀母「おかえり、透華ちゃんたちと遊んでこなかったの?」

京太郎(透華たちと麻雀、まだ打ったことないんだよな。のらりくらりとかわしてたし……でも部室に行ったらたぶん回避できないよなぁ)

京太郎「まぁな、とりあえず晩飯できたら呼んでくれよ」

  • 自室-

京太郎「さて、ネトマでもするかな!」

京太郎「よし、今日こそランカー入りするぜ!」ニッ

 カタカタカタッ

京太郎「おっ、このルームで良いか! なんて名前だ?」



一人目 とよねー
二人目 アロー
三人目 リックドム


京太郎「なるほど、初めてやる人たちばっかだけど負けないぜ!」ゴッ

京太郎「なんたって俺には麻雀を教えてくれた師匠が!」

京太郎「俺には負けられない理由がある!」デェェェンッ

とよねー:よろしくねー

アロー:よろしく頼む

リックドム:よろしくお願いします♪

京太郎(力を貸してください!)




京太郎(俺に力を貸してください、咏さん!)

咏(知らねーけど)

京太郎(こいつ直接脳内に……!)

京太郎「さぁ、やるぞぉ!」ゴッ






キョータロ:よろしく!

京太郎「さて、振り切るぜ!」ゴッ





トップ キョータロ
 二着 とよねー
 三着 アロー
 ラス リックドム

京太郎「よっし……っていうかとよねーとは接戦だったな」アセ

京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」




とよねー:強かったけど、お互い今回は良くなかったねー

京太郎「おぉ、とよねー……女の子っぽいけれど騙されるな俺」ウム

キョータロ:はい、お互い全力を出し切れなかったのは痛かったです。今度またやりましょう!

とよねー:うん、またねー!

京太郎「……フッ、勝ったな」

?「なんの話だい?」

京太郎「そりゃもちろん、ネトマって! うわっ、咏さん!?」ビックリ

咏「おもしろい反応するね京ちゃん、ノックはしたよ? 京ちゃんが聞いてたかしらねーけど」

京太郎「ノックから返事までが一連の流れでしょう」ハァ

咏「でも、返事が無くて蹴破ることだってあるじゃん? わかんねーけど」

京太郎「それはドラマだけです、やったら裁判ものですよ」ハハッ

咏「まぁ、あんまり長いできないんだけどねぇ、しらねーけど」

京太郎「それは、わざわざどうも」ペコッ

咏「入学おめでとうってことで、なんかやろうかと思ってね」

京太郎「へぇ~それじゃあ」

京太郎「じゃあ今度デートしてくださいよ」

咏「……は、はぁ?」

京太郎「デートする権利が欲しいです」ニッ

咏「わ、わかんねー、すべてがわかんねー」カァァッ

京太郎「えぇ~良いじゃないですか!」

咏「ま、まぁ別に構わないけど、いつでも連絡してくれば良いじゃん……都合が会うかは知らねーけど」プイッ









  • 居間-

須賀母「どうぞ召し上がれ」

咏「いただきます」

京太郎「いただきます」

京太郎(そう言えば咏さんとウチってどういう関係なんだろ、小さい頃から一緒だけど……)

咏「そう言えばあの嶺上ちゃんはどうした?」

京太郎「咲ですか、咲は別の高校行ったんですよ」

咏(あんな京ちゃんにべったりだったのに、意外だわ。しらねーけど)

京太郎「咏さんのおかげで咲もまた麻雀楽しめるようになったんですし、良かったですよ」ハハッ

咏「京ちゃんのおかげでもあるとは思うけどね」

京太郎「俺ですか? まさかー」ハハッ

京太郎(最初の頃は良い勝負もしてたんだけどな、咏さんに色々教えてもらってから咲のボロ勝ちだもんなー)

咏「ふぅ~ごちそうさん」プハァ

京太郎「ごちそうさま」

須賀母「はい、お粗末様」カタヅケ

咏「それじゃ、帰るとするかね」スクッ

京太郎「はい、また麻雀教えてくださいね!」スクッ

咏「いつになるかわかんねーけど」クスッ

京太郎「はい!」

咏「それじゃあなぁ~」

タクシーで咏は帰って行った。

京太郎「あれ、誰かからメールが来てる」






  • 自室-

京太郎「一と透華と咏さんからか……まず一からだな」


差出人:一
本文『今何してる?』


京太郎「おぉ、一がこうしてメール送ってくるなんて珍しいな……俺たちの中じゃ一番新しい仲間だもんなぁ、すぐ打ち解けたけど」

本文『スマブラでレベル1NPCいじめてる』ソウシン

京太郎「……いやいや、俺やってないよな。でも送っちまったし」

京太郎「とりあえず次は咏さんのメールだよな」


差出人:咏
本文『デート、いつでも呼べ。付き合うから』


京太郎「返信どうするかな……」


本文『それでは来週の日曜はどうですか?』

京太郎「よし、さっそく取り付けたぜ!」

 ブブブ

京太郎「さっそく返信か!」


差出人:咏
本文『その日は空いてるからまた長野に戻る、楽しませてくれなかったら酷いからな!』


京太郎「おぉ、成功! 次は透華だな」


差出人:透華
本文『どうして今日来ませんでしたの!?』

京太郎「う~、どう言い訳するか……」



京太郎「やっぱりこれに敵うものは無いぜ」フッ

本文『体調崩した』ソウシン

京太郎「一から返信来ないな」

 プルルル

京太郎「うぉっ! 電話!?」タッチ

透華『もしもし?』

京太郎「おう、どうした」

透華『大丈夫ですの?』シンパイ

京太郎「……ゴホッ、少し顔熱いかも」ケビョウ

透華『そ、その今からお見舞いにでも……』ボソボソ

京太郎「気持ちだけもらっとくよ」アセ

京太郎(仮病ってバレるし……)

透華『そ、そうですの……わかりましたわ。明日は来れそうですの?』

京太郎「あぁ、お前の声聞いてれば調子も良くなってきたしな」

透華『なっ……そ、そうでしょう! おほほほっ、ではおやすみなさい! 明日こそ来るのですわよ!』

京太郎「おう」プツン


  • 龍門渕家・透華部屋-

透華「まったく、馬鹿なことをっ」カァッ

  • 龍門渕家・一部屋-

一「……京太郎、ストレスでもたまってるのかな?」ボクノセイジャナイヨネ

  • タクシー内-

咏「ふふん、日曜日が楽しみだねぇ」フフッ








  • 自宅・自室-

京太郎「さて、今日は寝るかー!」

カピー「カピカピ」

京太郎「うぉっ! カピーか、まぁ良い寝るから」パチッ

京太郎「おやすみ~」

一日目終了













  • 二日目・朝-

京太郎「ねみ~、さすがにハギヨシさんは今日も居ないみたいだな」

 テクテクテク

京太郎「お、あれって……」

京太郎「おぉい透華!」タッタッタッ

透華「あら京太郎!」パァッ

京太郎「一たちが一緒じゃないっていうのも珍しいな」キョトン

透華「たまには良いですわ……貴方と二人というのも珍しいですし」フッ

京太郎「確かにな、あまり無いよな~」

透華「貴方と二人というのも、好きですわ」

京太郎「俺も好きだぞ」ニッ

透華「ふふっ……」

透華(今、凄い恥ずかしいこと言いませんでした?)

京太郎「どうした?」

透華「―――ッ!?」カァァッ

京太郎「変な透華だな」







  • 授業-

京太郎「なぁ歩、次の授業ってなんだっけか?」

歩「え!?ととと、突然私に話振らないでくださいよ! これですよ」ジカンワリ

京太郎「えぇ、なになに?」

京太郎「国語かぁ、あまり得意じゃないんだよなぁ」

歩「そんな容姿してますよね」

京太郎「うるせぇよ、とりあえず教科書出しとかないとな」







  • 昼-

京太郎「さて、昼はどうするかなぁ」





京太郎「屋上って……おぉ、綺麗だなぁ」

 ワイワイ ガヤガヤ

京太郎「人が一杯だな、透華たちは……居ないか」

?「ん、京太郎じゃないか」ヨッ

京太郎「あれ、純と智紀は透華たちと一緒じゃないのか?」

智紀「純と私は、友達に誘われた……」

京太郎「へぇ、みんなが一緒じゃないとか、あるんだな……」ハハッ

純「ちょっとさみしくなったか?」

智紀「知らないことあっても、しかたないから……」

京太郎「べ、別になんにも思ってないさ」

京太郎(ちょっとだけ思ったとは言えない)

純「まぁ、その友達も一緒で良ければ一緒に食べるか?」

智紀「私たちは良いよ?」

京太郎「え、でも……」

純「でも敬語は使えよ?」ボソッ

京太郎「おう、じゃなくて、はい」

 オレノコウハイダゼ! カッコイイジャン! ヘヘッソレホドデモ……





  • 放課後-

京太郎「今日はさすがに行かなきゃ不味いよな……」コワイ

透華「逃がしませんわよ京太郎!」ババァンッ

 リュウモンブチイサンヨ! スガクンナニモノ!?

透華「行きますわよ!」グイグイグイ

京太郎「待て待てやめろバカ!」ズルズルズル







  • 部室-

透華「オーホホホッ、京太郎をつれてきましたわよ!」バァンッ!

京太郎「離せバカ!」バッ

透華「バカとはなんですのこのウドの大木!」クワッ

衣「キョータロー!」ガバッ

京太郎「おっと」ダキッ

衣「えへへ、一緒にやろう!」

京太郎「さ、さっそく衣と、か?」ニガワライ

純「いや」

智紀「今回は……」

一「ボクたちの出番だよ!」

京太郎(去年のインターハイ、県大会代表の実力……今の俺になんとかできるのか?)

京太郎「中学生時代だって散々やってたんだ、一矢報いる!」

智紀「中学時代か……」

純「へっ、毎日遊ぶなんてのも無理だったからな、その内にどんな特訓してたのか……」

一「その実力を見せてもらうよ!」

京太郎(咲や咏さんほど強いとも思えない、だったら一矢報いることは、可能なはずだ!)

京太郎「ネトマじゃ発揮できない俺の真骨頂だ!」ゴッ









  • 清澄高校麻雀部-

咲「三槓子、嶺上、ドラ8、三倍満です!」ゴッ

?「うはぁ~強すぎっ!」

?「いつも嶺上だなんて、そんなオカルトありえません!」

?「でもほんと誰なんじゃ、咲にここまでの麻雀を教えた言うんは……」

咲「いえ、教えてくれたのとは違うんですけど、もう一度麻雀の楽しさを私に与えてくれた人は……師匠に連れて行ってもらった雀荘ではこう呼ばれてました」










京太郎「行きますよ」ゴッ

 ガシャッ

純「あ、おう、やるぜ!」

一「うん」

智紀「……?」

透華(一瞬だけ、体が熱く……)

衣(なっ! なんで今のはっ……こ、衣が鳥肌をっ?)

京太郎「さて、親は俺か……」ズゾゾゾッ

衣(なんだこの感じ……っ、有象無象とまったく違うっ)

透華(体がわずかに熱い、どういうことですの?)






京太郎(この流れ、良くないなぁ)チッ

純(なんか京太郎に流れが行きそうだったし、正解だよな)ニヤッ

一(これはボクがもらいじゃないかな?)クスッ

智紀(普通って感じだ……)





ともきーェ……


一「ツモ! 3300、6300!」ダンッ

京太郎(チッ、やられた!)

純(京太郎の相手してたらこれかよ!)

智紀(ひ、ひどい手牌……)









京太郎(な、なんじゃこりゃぁっ!?)ガァン

純(これ、流れはオレにある!)ヨシッ!

一(さっきみたいにはならないかぁ)

智紀(うん、普通……)









京太郎(俺と智紀、ヤバいな……特に智紀は飛び寸前じゃねぇか)タンッ

智紀(今回、ヤバい……)タンッ

純「ロン! タンピン三色ドラ1、8000だ!」

智紀「えっ……」

トップ 一
 二着 純
 三着 京太郎
 ラス 智紀

智紀「……」

京太郎「……」

一「京太郎ダサすぎ」

京太郎「う、うるせー! いつもの調子が出なかっただけだ!」

京太郎(咲とか咏さん相手ならもっとやれるんだけどなぁ)

純「まぁなにはともあれ京太郎、負けは負けだ」









衣(あの感覚は、衣の気のせいか?)

透華「京太郎、頑張りましたわね」ナグサメ

京太郎「や、やっぱみんな強いなぁ!」アセダラダラ

智紀「」シロメ

純「おーい、智紀?」ペチペチ

京太郎「べ、別に落ち込んでなんていないし! 京ちゃんマジ元気だし!」アセダラダラ

一「片腹大激痛」ププッ

衣「あっ! 衣の台詞!」

京太郎「」

京太郎(俺は、今すぐ勝ちたい!)ゴッ

純「ッ」ビクッ

透華(なんですの!?)ゾクッ

衣(この感覚!?)ゾクゾクッ

一「どうしたの?」キョトン

智紀「……?」ハテ?







透華「なら私は智紀の代わりに打ちますわ!」バーン

智紀「あ、うん、頑張って」サッ

一「ははん、結局ボクの一人勝ちだよ、透華にも悪いけど!」フッ

透華「私が負けるわけないでしょう! 純も、覚悟なさい!」ゴッ

純「ハッ、今キテるんだし、負けるわけないだろ!」グォッ

京太郎「おいおい、俺のこと……忘れるんじゃねぇよ」ニヤッ

 ズゾゾゾゾッ

透華(また、この感じっ!?)ゾクッ

純(こ、今回は間違いなく感じるっ)ゾクッ

衣(や、やはり京太郎……お前なのか!?)










京太郎(よし、良い調子だ!)タンッ

純(これはベタ下りだな、それでもツモられたら元も子もないけど)タンッ

一(調子悪っ)クッ タンッ

透華(オーホッホッホッ! これはいただきですわ!)










透華(今のところ私がトップ、良い調子ですわ!)

京太郎「ツモ!リーヅモ七対ドラドラ……3000・6000」ダンッ

透華(なっ! ななな、なんですってぇっ!?)

純(京太郎のやつ、さっきと全く違う!運がいいだけって信じたいぜッ)

一(さ、さすがにこれ以上は厳しい)アセッ

透華(き、京太郎ごときにぃぃぃ~!)キッ

衣(普通に打っている、皆となんら変わりない……)








京太郎(さて、一の話に聞いた冷やしとーかってのも見てみたいんだよな……点差ギリギリだけど、見てみたい)

京太郎(いや、わざわざそんなことをする必要はないか……後半戦もこのまま勝ち逃げる!)ゴッ

透華(きぃぃぃっ! 京太郎なんかにぃ!)ナミダメ

純(京太郎に負けてるのがそんなに悔しいか、いやそりゃそうだろうな)フッ

一(これは、相当運が良くない限り勝てないでしょ……)ハハッ








京太郎「情けないな、透華は……あれだけ大見得きってこれか、目立ちたがりすぎでデジタル打ちがぶれるんだよお前は」

透華「……な、なんですって?」ゴゴゴ

純(マジか京太郎のやつ!?)ビクッ

一(うわぁ、やっぱストレスたまってたのかな?)ゴメンネ

透華「……」

衣(わざわざ冷やしとーかを発動させた?)

京太郎(冷たくなってきた、これが、そうか透華、やっぱりお前も魔物の類か!)ズゾゾゾゾッ

衣「ひッ!?」ゾクッ

純「ぐッ!?」ゾクッ

一(え、なに?なんなの?)

京太郎「後半戦、始めようぜ……」ズゾゾゾゾッ







透華「」タンッ

京太郎「」タンッ

純(な、なんだこの静けさはっ……)タンッ

一(こ、こわい……)タンッ

透華「」タンッ
  • 能力『冷やしとーか』発動:自分以外の麻雀力を20下げ、自分は10上がる。(イベントにより強制発動・強制成功)

京太郎「」ニヤッ
  • 能力『?????』発動:能力を発動した相手の次コンマ下二桁を01にする。(イベントにより強制発動・強制成功)
  • 能力『?????』発動:強制的に上位になり次コンマを99にする。(イベントにより強制発動・強制成功)








京太郎「……ハハッ」タンッ

透華「―――ッ!! ハッ!?」ビクッ

一(突然戻った? あの状態から?)タンッ

純(おいおい、どうなってんだよ……)タンッ

透華「……はぁ、はぁっ……ッ」フルフル……タンッ

透華(何かに……大事な何かが、食べられたような感覚……京太郎ですの?)

京太郎「」ニヤッ

透華「ヒッ!?」ビクッ

透華(き、京太郎の……あ、赤い目が一瞬、前髪の間からっ……)

京太郎「……」スッ

衣(―――ッ)ガクガク

京太郎「……カン」

 バチンッ スッ

衣(私や透華のように、力が強ければ強いほど……それは奴の力になるっ)ブルブル

京太郎「……もいっこカン」

 バチィッ スッ

透華(も、もうやめ、き、京太郎……お、大きな何かが、わ、私をっ……)ガクガクッ

京太郎「……もいっこカン」

 バチィッ スッ

透華(なにかが私をッ、食らうッ……た、助けてっ、衣、は無理っ! 純も、もう動けないっ……智紀と一、見えませんのッ……わ、私を食らおうとする、巨大な―――ナニカガ……)

京太郎「ツモ、清一…対々、三暗刻、三槓子、赤1、嶺上開花32000……」

透華(食われるッ!?)

 ブチリッ








トップ 京太郎 
 二着 透華  
 三着 一   
 ラス 純  







京太郎「……」ニッ

透華「あっ、あぁ……」ガクッ

京太郎「……ッ!?」バッ

衣「―――ッ」フルフル

京太郎(やりすぎたっ! 発動すると、制御が効かないのにも関わらずッ!)

純「お、お前……」

一「な、なんなの!?」

智紀「理解の範疇を、超えてる」

京太郎「やらかしたな……その、透華」スッ

透華「ヒッ!」バチンッ

一(透華がっ、京太郎の手を弾いた!?)

透華「い、いやっ!」バッ

 ダダダダッ ガチャンッ

一「と、透華! 京太郎、お前なにしたか教えてもらうからな!」ダダダッ

純「き、今日がオレたちだけでほんと良かった……」ガクッ

智紀「純!?」タタタッ

純「こ、腰が抜けちまったぜ……」ハァハァッ

衣(純も、力を持つものではあるからな……同じ卓にいたのだから当然かっ……くっ、膝が笑うッ!)ガクガクッ

衣「ともかくだ、京太郎……今日は帰れ、衣も落ち着いてから帰る」

京太郎「……っ」コクッ








  • 下校中-

京太郎「クソッ、前に咏さんと咲にやった時に、もうやらないって思ったつもりだったんだけどな。なんであんなことしちまったよ……」

京太郎(だけど、それにしても透華の奴、あんな風になるなんてな……咲と咏さんもあんな風にはならなかった)

京太郎「あぁ、やらかしたなぁ、でも」

京太郎「悪いことをした……」クッ

京太郎(俺はまったくあの日から成長しちゃいない。魔物を食らう、それだけを考えるようになっちまう)

 ガチャッ

須賀母「おかえりー!」

京太郎「ただいま母さん」

カピー「カピ」

京太郎「あぁ、ただいま」ナデナデ

須賀母「晩御飯できてるわよ」

京太郎「おう」





京太郎「ふぅ~、今日は食ったなぁ……いろんな意味で」

京太郎「あれ、メール来てるな」

京太郎「二人からか……」

京太郎「とりあえず智紀のを見よう」


差出人:智紀
本文『今日、なにがあったの? 透華、晩御飯も食べてない』


京太郎「なんとか誤魔化さないとな……」
本文『新しい世界に目覚めました』ソウシン

京太郎「適当に誤魔化せた……よな」

ブブブッ

京太郎「うぉっ! 早いな!」


差出人:智紀
本文『なに、ハギ京? 京ハギ? どっち? もしかして別の人? 誰? 理由は? 三行』


京太郎「……怖いから放っておこう」ウンッ









京太郎「それで、咏さんだよな……」


差出人:咏
本文『明後日だからな、忘れるなよ!』


京太郎「咲はともかく、咏さんには言った方が良いよなぁ……」タッチ

本文『俺の能力のことでお話があります』

京太郎「はぁ、咏さん怒ったりしないかな」ソワソワ

 ブブブッ

京太郎「うぉう!」


差出人:咏
本文『明後日、話を聞かせてもらうから良い』


京太郎「怒ってないよな……?」







  • 龍門渕家・廊下-

智紀「萩原さん」ダダダダッ

ハギヨシ「沢村さん、お走りになっているのは珍しいですね」フム

智紀「そんなことより……どっちが攻めなの?」

ハギヨシ「……?」

智紀「……まぁ京太郎に聞くから良いわ」スタスタスタ

ハギヨシ「どういうことでしょうか?」


  • 東京・街中-

咏「さて、食っちまったもんはしょうがないね、わかんねーけど」

??「例の能力を食べちゃうって言う弟子のこと?」

咏「うん、まぁあんたぐらいだとあの悪食も、牙を全部抜かれるだろうけどね」フッ

??「へぇ、それは一度お相手願いたいなぁ」フフッ


  • 龍門渕家・透華部屋-

ベッドの上の布団が震えている。

透華(そ、そんなこと、あんなことっ! こ、こわいっ、私が京太郎をっ! お、恐れてる!?)ブルブル

透華「あ、ありえませんわっ……そんなことっ」ウルッ







  • 自宅・自室-

京太郎「さて、明日は休日だけど、今日は寝るかなぁ」

カピー「カピー」

京太郎「明日は良い日になるよな、カピ太郎?」

カピー「カピ!」ヘケ!

京太郎「おやすみ」パチンッ

二日目終了









  • 三日目・朝-

京太郎「昨日早くに寝たせいか、体調がすこぶる良いぞ!」グッ

京太郎(はぁ、久しぶりに咲と遊ぶのも良いけど、透華のことも心配なんだよなぁ……)シュン

京太郎「まぁ動くにしても早すぎるか!」

京太郎「うん、なんだか麻雀の新しい打ち方とかを覚えたしこれで麻雀も強くなるだろ!」グッ

須賀母「京太郎、御飯置いておくわね」

京太郎「あ、もう10時過ぎてる……」





  • 昼-

京太郎「昼御飯、どこかに食べに行くのもありだよな……今さっき朝御飯食べたばっかだけど」

カピー「カピ!」

京太郎「……一日中カピーの相手か、ありだな」

京太郎「龍門渕だよな、やっぱり……透華に会わないと話になんねぇし」スッ

京太郎「行ってくる!」

 ダッダッダッ

京太郎「チャリもあるし、行くか!」

 チリンチリン


  • 龍門渕家-

京太郎「思ったより、すぐについてしまった」

ハギヨシ「京太郎君……お帰りの場合はあちらですよ」スッ

京太郎「あはは、少し怒ってます?」

ハギヨシ「ええ、いくら大事な友人とは言え……透華お嬢様を、ああもおびえさせたのは許容しかねます」

京太郎「オレは……」

京太郎「透華に会いたい」

拳を、握りしめる。

ハギヨシ「……原因は貴方と聞きましたが?」

京太郎「……」コクッ

ハギヨシ「なぜ会いたいと?」

京太郎「俺は、透華と会いたいんだ!」ダッ

 ダッダッダッ

ハギヨシ「……フッ、京太郎君、お願いします」







  • 龍門渕家・透華部屋-

京太郎(透華の部屋の前まで来たけど……)

京太郎「いや、ここまで来てヘタレてどうする!」

 ガチャッ

京太郎「透華!」

ベッドの上のフトン「」ビクッ

京太郎「透華、昨日は怖い思いをさせた……悪い」ペコリ

ベッドの上のフトン「」シーン

京太郎「俺が、怖いか?」

ベッドの上のフトン「……怖い、ですわ……衣相手でも感じたことの無いような感覚……」

京太郎「俺もあんなことになるなんて思わなかったんだ……許してくれとは言わない、けど……もしできるなら……」

京太郎「俺はお前と一緒にいたい!」

 バッ

透華「私だって、私だって一緒に居たい。それに、麻雀をもっと打ちたい……でも、体が覚えていますの、完全に支配され、喰べられた感覚を……」

京太郎(挑発して冷やしとーかを呼び出して喰った、俺が悪い)

京太郎「悪い、全部俺のわがままなのかもしれないけどさ……お前とこれからもずっと一緒に居たいんだよ……」グッ

透華「―――ッ!?」

京太郎「だ、ダメか……?」

透華「わ、私も……」






透華「わ、私も……って!」

京太郎「ん?」

透華「なにを言ってますの!?」カァァァッ

京太郎(やっぱ、透華と一緒にいる資格なんて俺にはないか……)

京太郎「すまん、(俺のことなんて)忘れてくれ」クルッ

透華「ま、待ちなさい!」

京太郎「ん?」クルッ ファサッ

透華(なっ、ななななっ!? な、なんで京太郎がこんなにカッコよく見えますの!?)

京太郎「……どうした?」

透華「べ、別に、もう貴方なんて全然怖くありませんわ!」マッカ

 バッ ビシィッ!

京太郎「え、ほんとか……?」

透華「当然でしょう、私を誰だと思っていますの!? 龍門渕透華ですのよ!」

京太郎「……透華、ありがとう」ニコッ

透華「―――ッ」カァッ

透華「べべべ、別に私は、お礼を言われるようなことっ……」マッカッカ


  • 廊下-

ハギヨシ(京太郎君、さすがですね)ニコッ







  • 夕方-


京太郎(あれ、透華とひたすら雑談してて結局、誰とも会わずに出てしまった)

京太郎「まぁ、良いか……透華も元気になったしな、原因俺だけど……」チャリンチャリン

京太郎「どっか行くか?」

京太郎「どうするか、どこ行くか……」チャリンチャリン

京太郎「ん、誰かが絡まれてる!」





京太郎(な、なんというオモチの持ち主!?)

ヤンキーA「こいつ確か中学の個人戦優勝者の原村和だよな!」

ヤンキーB「ていうか、すげぇ!」

京太郎「おい、やめておくんだな」キリッ

京太郎(き、決まったぁッ!)

ヤンキーA「お前、なに?」

京太郎「貴様に名乗る名は無いッ! そこのお嬢さん、逃げよう!」キラキラー

和「え……」








ヤンキーA「邪魔すんな!」ドンッ

京太郎(チャリに乗ってるからバランスがッ!?)コケッ

ヤンキーB「なんだこいつ?」

 スッ

京太郎「ふっ……フハハハハハッ!」バッ!

ヤンキーA「と、突然笑い出しやがった……」

京太郎「我はダークフレイムマスター! 貴様たちを滅ぼす者の名だッ!」シュババッ

ヤンキーB「こいつ、やばいとこぶつけたんじゃね?」

ヤンキーA「チッ、行こうぜ」

去っていくヤンキーたち。

京太郎「……ふぅ、なんとか乗り切ったな」

和「あの……」タユンッ

京太郎「ん、ああ無事みたいで何よりだ」フッ

和(変な人……)

京太郎「俺は通りすがりの龍門渕生徒だ、君は……清澄か?」

和「はい、良くお分かりになりましたね」

京太郎「知り合いがいるんでな……まぁ良いさ、とりあえず俺はこれで」

和「あ、あの……これ、貰い物ですがお礼できるのはこれぐらいしか無くて」スッ

京太郎「いやそんな……ん、雀荘『Roof-top』のドリンク一杯無料券?」

和「すみません、私急いでいるのでこれで!」ペコッ

 タッタッタッタッ

京太郎「……そのおもちを見せてもらっただけで十分さ」フッ






  • 夜-
  • 自宅・自室-


京太郎「今日は麻雀やってないしな……ネトマでもするか」

一人目 きょーこ
二人目 かじゅ
三人目 ピーチ姫

京太郎「また、全員はじめてか?」

きょーこ:よろしく頼むわ

かじゅ:また会ったね、故あって名前を変えたがアローだよ

ピーチ姫:よろしくっす

キョータロ:よろしくお願いします!

京太郎「よし、やるぞッ!」ゴッ


トップ かじゅ
 二着 ピーチ姫
 三着 キョータロ
 ラス きょーこ

キョータロ:接戦でしたねピーチ姫さん

ピーチ姫:良い勝負だったっす

かじゅ:キョータロやきょーこは実力を出せなかったようだな

きょーこ:メゲるわ……


京太郎「三着とか……」ガクッ

京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」


ピーチ姫:手牌確認しましたが、あれからあそこまで立ちなおすなんて、楽しい麻雀だったっす!

京太郎「……プロフィールを見れば、長野か……少しカマかけてみるか」

キョータロ:自分も楽しかったです。良い経験させてもらいましたよ。同じ長野ですしリアルでも楽しめたらいいですね。

ピーチ姫:貴方が私を見つけられたら、良いっすよ

京太郎「は? あっ、ログアウトした。どういう……ことだ……」

京太郎「まぁ良いか……」








京太郎「さて、明日は咏さんとデートだし早く寝るか……ってメール?」

京太郎「三人からか……」






京太郎「とりあえず一のを見よう」タッチ


差出人:一
本文『京太郎、透華が元気になったのは良いんだけどあんたの名前たまにつぶやいたりしてる。なにした?』


京太郎「め、メールなのに怒気が伝わる……」アセッ
本文『謝っただけだよ』ソウシン

京太郎「よし……」ブブブッ


差出人:一
本文『そっか、でも、仲直りできたみたいで良かったよ。ボクだって二人が仲良くないのは嫌だからね』


京太郎「い、良い奴だ……」ホロリ

京太郎「次は透華だな」


差出人:透華
本文『今日は楽しかったですわ。今度はお部屋だけじゃなくて二人で遊びに行きましょう』


京太郎「おぉ、仲直りできて本当に良かった」
本文『俺も楽しかったぜ 遊びに行くのはいつでも誘ってくれ』ソウシン

 ブブブッ

京太郎「うぉっ、早い……」


差出人:透華
本文『気が向いた時に誘ってあげますわ おやすみなさい、良い夢を』


京太郎「なんだ透華の奴……」

京太郎(そして、久しぶりにメールなんてしてきたな、咲の奴)


差出人:咲
本文『咏さんから聞いたよ 食べたんだって?』


京太郎「……」
本文『ああ、でももう問題も解決したよ 心配してくれてありがとうな!』ソウシン

 ブブブッ

京太郎「恐ろしく早いな!」


差出人:咲
本文『うん、問題が解決した奈良いいんだ 麻雀、まだやってるんだね またやろうね、おやすみ!』


京太郎「……誤字だらけじゃねぇかよ、おやすみっと」タッチ








  • 龍門渕家・一部屋-

一「……ほんと、京太郎と透華が仲良くしてるのは気に入らないんだけど……二人が仲悪くしてるのも気に入らないんだよね」クスッ

一「ボクってバカだなぁ~」

  • 龍門渕家・透華部屋-

透華「フフッ……思ったよりも良い物ですわね、人を好きになるというのは……」

透華「……って何言ってますの私!?」カァァッ

透華「あぁぁっ、私が京太郎にぃっ……くっ、悔しいですわ!」カッ

  • 宮永家・咲部屋-

咲「フフッ、京ちゃん……私以外を食べたんだ、咏さんは仕方ないって思えたけど……京ちゃんの初めては私なんだからね?」

机の上の京太郎の写真を撫でる。

咲「……龍門渕……誰かわからないけど、全員倒せば良いよね?」ニコッ








  • 自宅・自室-

京太郎「さて、明日はデートだ!」

カピー「カピー」

京太郎「明日は良い日になるぞぉ!な!カピ太郎!!」

カピー「カピ……」ウルセッ

京太郎「おやすみ!!!」パチンッ

三日目終了







  • 四日目・朝-

京太郎「より、今日はデートだな!」グッ

京太郎(咏さんには色々お世話になってるからな、恩返しぐらいしたいし)

京太郎「まぁ動くにしても早すぎるな、昨日もだけど」

京太郎「よし、良い感じだな!」ウムッ

京太郎「ん、11時になる前に、そろそろ待ち合わせ場所に行こう」






  • 昼前-
  • 繁華街・本屋前-

京太郎「お、あそこにいるのは咏さん……先に来てたのか、10分前なのに」タッ

咏「おー京ちゃん! いや、京ちゃんか? わかんねー」

京太郎(手振ってた……可愛いな)

咏「おぉ、京ちゃんだった」

京太郎「イエス、お待たせしました」

咏「早かったな、もうちょっと待つかと思ったよ、別に良いけど」ケラケラ

京太郎「お待たせしました、とりあえずどっか行きますか……」

咏「そうだね、どこでも良いよ」

京太郎(弁当作って来たし、動物園とかか?)






  • 動物園-

 ガヤガヤ

京太郎(さすが日曜日、結構混んでるな)

咏「京ちゃん、悪いねおごりなんて」

京太郎「いや、俺が誘ったんですから当然でしょう、それよりどれ見たいです?」パンフ

咏「え~っと、どれにするかなぁ」

京太郎「まぁ、端から見て行けば良いでしょ……知らんけど」ニッ

咏「京ちゃん、それは私の十八番だぞ~」コラッ





  • 昼-

咏「おぉ~、京ちゃん!キリンだぞキリン!大きいな、暴れると手をつけられなさそうだ、知らんけど!」キャッキャッ

京太郎「可愛いなぁ」

咏「―――ッ!?」カァッ

京太郎(うわっ、口に出してた)

京太郎「そ、そう言えばキリンって暴れると結構大変らしいですよ! わ、ワハハ!」

京太郎(このままじゃ、いかん!)

咏「そ、そろそろお腹減ってこない? わかねーけどさぁ」マッカ

京太郎「そ、そうですね、向こうに食べれる場所ありますよ!」

京太郎(まぁベンチなんだけど……少しは落ち着いたな)

京太郎「実はお弁当持ってきてたんですよ」

カバンから『やや良い弁当』を出す。

咏「え、京ちゃん作ってきたんだ」

咏、カバンから弁当を出す。

京太郎(おぉう、かぶった……)ゲッソリ

咏「……二つは食べれないっつうか」

京太郎「まぁ、食べれるだけ食べてください! 俺が後は食べますから!」グッ

咏「じゃあ、京ちゃんの食べさせてもらおっかな」クスッ

京太郎「はい! じゃあ、いただきます!」パカッ

咏「いただきます!」

京太郎「おぉ、咏さん料理できたんですね」イガイ

咏「そりゃ、一人暮らしが長いから……な、長い……か、ら……」シロメ

京太郎(やば、地雷踏んだ)

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京太郎(さて、食べきるぞ!)

京太郎「もう少し見たら買い物とか行きましょうか」

咏「えー、動物とかもっと見たいかも」

京太郎「また来ましょうよ、せっかくのデートなんですから一緒に買い物とかしたいじゃないですか」

咏「まぁ、そう言われれば確かに良いかも……知らんけど」

京太郎「そうと決まれば、ぱぁーっと見てまわりましょうか!」ニッ

咏「うん!」ニコッ






  • 夕方-


京太郎(動物園を離れて繁華街に来たけど、どこに行くべきだ?)


  • 服屋-


京太郎「さてと、似合う服あれば良いんですけど」

咏「京ちゃんに似合う良いの選べるかわっかんねーよ?」

京太郎「いや、今日買うのは咏さんの服ですから」

咏「……は?」

京太郎「咏さんの和服を脱がします!」

咏「わ、わけわかんねー言いまわしすんな!」カァッ

京太郎「へ……あっ、そんなつもり無かったんですよ!?」アセッ

咏「も、もういいよ、とりあえず、和服以外はわかんねー」

京太郎「あ、じゃ、じゃあ……」



京太郎「うぅ~ん、やっぱそのままが一番かもしれませんね」

咏「えっ、ここまで来て?」

京太郎「やっぱり咏さんは和服が一番っていうか……そのままの咏さんが一番ですよ」マガオ

咏「えっ、えぇっ!?」カァァッ

京太郎「洋服も似合うとは思いますけど、和服の方が……俺が好きな咏さんって感じなんです」ポリポリ

咏「ふぇっ!?」マッカァ

京太郎「そうと決まれば、なにか髪飾りとか買いましょうか!」ギュッ

咏(わわっ、て、手をっ!?)





  • 夕方2-
  • 駅前-


咏「京ちゃん、今日はありがと……その、また……さ、誘ってくんねー?」マッカ

京太郎「咏さんとだったらこっちからお願いしたいぐらいですよ!」ニカッ

咏「お、おう……じゃあ、また」

咏(京ちゃんからもらった、髪飾り……大事にしよ、知らね……くはねーけど)ギュッ

京太郎「それじゃ、気をつけて!」フリフリ

咏「……」フリフリ

 ガタンガタン

京太郎「電車、行っちまったなぁ……よし、この後はどうするかな」

京太郎「この余韻を抱えたまま帰ったら咏さんのこと想像してしまいそうだ、いかん……どこか行くか」

ポケットに手を入れると、何かに触る。

京太郎(ん、これは昨日のおもちの子からもらった雀荘のドリンク無料券……)

京太郎「どうするか……」








京太郎「せっかくもらった券だしな、行ってみるか!」

京太郎(うまく行けば、あのおもちともう一度会えるかも!)キリッ


  • 雀荘『Roof-top』-

京太郎「おぉ、中はお洒落だ……」

??「それはどうもありがとうございます、いらっしゃいませ……御一人ですか?」

京太郎「あぁ、はい」

??「ウチのお店は雀荘なんですが、一応喫茶店みたいな休憩所みたいにもしてるんですが、どちらにします?」

京太郎「せっかくなんで……」

京太郎「休んで帰ります」

??「はい、こちらにどうぞ」スッ

京太郎「あ、あとこれでアイスティー」ケン

??「はい、かしこまりました」

おっさん「まこちゃん、打とうやー!」

??「ちょっと待っててくんなさい!」クワッ

京太郎(うぉ、なかなかな迫力!)ビクッ

??「少々お待ちください」ペコ

京太郎「まぁ、とりあえず休んでる間になにか考えとくか」








京太郎「……zzz」

京太郎「ふぁっ!?ね、寝てた?」バッ

京太郎「十分か、あぶなかった……あっちじゃ麻雀中か」

??「3000・6000じゃ!」

京太郎「……これは」

京太郎(オカルトの匂いか……腹の虫が鳴ってるな)

おっさん「まこちゃんは強いなぁ!」

??「まぁ、これでも昔から麻雀やってきとるんでの」

京太郎(だけど、純と同じような匂い。力がもっと大きくなけりゃ、喰いにくいだろうな)






  • 夜-
  • 自宅・自室-


京太郎「今日も麻雀やってないしな……ネトマするか!」


一人目 グラマス
二人目 まこりん
三人目 キャップ

京太郎「おお、はじめてだ」

グラマス:久しぶりのログインだから、お手柔らかにね

まこりん:手加減はしませんよ お願いします

キャップ:よろしくお願いします 良い麻雀にしましょう

キョータロ:グラマスさん久しぶりですか、自分は毎日やってるんで自信ありますよ!

京太郎「よし、今日こそ一位だッ!」ゴッ


トップ グラマス
 二着 キョータロ
 三着 まこりん
 ラス キャップ

キョータロ:グラマスさん、本当に久しぶりですか?

グラマス:うん、やっぱりネットでやるのは難しいね

まこりん:なんやこれ、わけわからん

キャップ:ネトマだからキャップ負けただけだし!


京太郎「いや、化物だろあのグラマスとかいうの……ていうかキャップは性格違くね?」

京太郎「あれ、誰かからウィスが飛んできてる?」



グラマス:結構な腕してたけど、現実の方が強いタイプ?

京太郎「……この人、ほんとになにもんだよ」

キョータロ:まぁ、ネトマより現実の方が上手く打てます

グラマス:高校生かな?

京太郎「ん、個人情報聞きだされるのは怖いけど、まぁそれだけなら……」

キョータロ:そうですよ

グラマス:その腕なら全国行けそうだね、楽しみにしてるよ

キョータロ:はい

京太郎「……ログアウトした、なんだったんだ今の人」ゾクッ

京太郎「ん、腹の虫が鳴った。近くで誰かが麻雀してるわけでもないのに……」


京太郎「さて、明日……メールか」

京太郎「一人からか」


京太郎「お、昨日に続いて今日も咲からメールだ」


差出人:咲
本文『京ちゃん、今日咏さんと一緒にいたでしょ?』


京太郎「どっかで見かけたのか?」
本文『なんでも知ってる?』ソウシン


京太郎「いや、ほんとにな……この前から」


差出人:宮永咲
本文『京ちゃんのことなら大体わかるよ』


京太郎「中学時代は透華たちよりも一緒にいたし当然か」ハハッ

京太郎「おやすみ、っと!」









京太郎「さて、寝るか」ブブブッ

京太郎「咏さんからメールか……」


差出人:咏
本文『今日は例の食った話を忘れたけど、また行くから』


京太郎「あ、忘れてた。解決してるからな」
本文『もう色々と解決してるんで大丈夫ですよ』


差出人:咏
『そういうことは先に言えっつうの!』


京太郎「怒らせちゃったか?」
本文『すいません、おやすみなさい』






  • 宮永家・咲部屋-

咲「びっくりしたよ、街を歩いてたら京ちゃんと咏さんが手繋いで歩いてるの見た時……」

目に炎が灯る(気がした)

咲「咏さんも、敵なんだ……」

  • 電車内-

咏「……京ちゃんにやられて、完全に能力のこと飛んでた。わかんねーなー」

咏「フフッ、京ちゃんカッコよくなったな」フフッ






  • 自宅・自室-

京太郎「さて、明日は学校だな」

カピー「カピー」

京太郎「おやすみ~」パチンッ

カピー「ピカ」カマエヤ

四日目終了