【12月第1週 休日】


京太郎「勉強しなきゃなぁ……でも麻雀も打ちたいな……」

京太郎「今日はどうしよ」



京太郎「朝だし勉強しよ」

京太郎「図書館で勉強するのもアリだろうけど……」

京太郎「大人しく誰か誘うか?」



京太郎「図書館開いてなかった……」

京太郎「しょうがない、一人で頑張ろう」

京太郎「何を重点的にしようかな」







京太郎「数学と社会が前と比べてだいぶ落ちたから先にやっとこう」

京太郎「数学は……三角比からか」

京太郎「sinとcosがこんがらがるんだよな……」

京太郎「星間距離を求めるとか楽しいんだけど面倒くさいのがな」

京太郎「頑張ろ……」


0<θ<180のとき、2sin^2θ-9cosθ+3=0を解け

京太郎「えっとこれは……」

2sin^2θ-9cosθ+3=0
2-2cos^2θ-9cosθ+3=0
2cos^2θ+9cosθ-5=0
(2cosθ-1)(cosθ+5)=0
cosθ=1/2,-5
0<θ<180より
  • 1<cosθ<1
したがってcosθ=1/2
θ=60

京太郎「答えもあってるし上出来だな!」

京太郎「もう何問かやったら社会にしよう」









京太郎「勉強って一回スイッチが入るとずっと続けたくなるんだよな」

京太郎「今度はどうしよう」






ガララ

京太郎「霞さーん、いますかー?」

霞「はーい、何かしら」

京太郎「なるほど今日は上下ジャージですか……」

霞「悪かったわね、女っ気が無くて」

京太郎「全くもってそんなことはないですよ、そういうのもいいと思います」

京太郎(ジャージの下からでもわかるほどの爆乳が見えるからなぁ……)

京太郎「いつもの霞さんとは違うような感じがしてそこもいいと思いますし!」

霞「そ、そうかしら?」

京太郎「そうですとも!」

霞「ところで、今日は何の用なの?」

京太郎「ああ、勉強を教えてもらおうと思いまして、いいですか?」

霞「うん、いいわよ」






京太郎「文型ってわかりにくくて、紛らわしいですよね」

霞「SVOとSVCの見分け方はS=Oとかよく言われるけどそれ以前にどっちがOなのかCなのか分からなくなるわよね」

霞「……じゃあ文法は置いておいて教科書からやりましょうか」

京太郎「霞さんって英語できるんですか?」

霞「失礼ね、これでも去年まではピッチピチの女子高生だったのよ?」

京太郎「ピッチピチって……」

霞「なら……ナウでヤング?」

京太郎「もっと古くなってる気が……」

霞「ほんっと、京太郎くんは年齢ネタ好きよね」

京太郎「霞さんが3歳上だとは思えないのが原因なんですよ、良子さんですら年下に見えるほどですもの」

霞「戒能プロだってまだ20歳じゃない」

京太郎「それにしても、霞さんは大人っぽくって素敵ですよ」

霞「京太郎くんは、どうしてそう褒める方向に持っていくのかしら」

京太郎「考えるよりも感じてるんですよ」

霞「ごめんなさい、何言ってるのかさっぱりわからないわ」







京太郎「図書館で集中して勉強する!」

京太郎「でもこっから歩いていくのか……寒いなぁ」

京太郎「今度自転車でも買おうかな……」



京太郎(科学……一年生は化学で二年生から地学とかなんだよな)

京太郎(えっとこれが電池式か……結構種類多いな)

京太郎(鉛蓄電池にボルタ電池に、ダニエル電池、乾電池っと)

京太郎(あとはイオン化傾向とかもあるのか……)

京太郎(とにかく集中集中!)





京太郎(Pb + SO42- → PbSO4 + 2e-に4H+ + 2e- + PbO2 + SO42- → PbSO4 + 2H2Oっと)

京太郎(おお!なんかやりきった感じがする!)

京太郎(この調子で英語も片付けるぞ!)






京太郎「今日ずっと勉強しかしてない気がする……」

京太郎「いやいや、これで補習から逃れられるんだ、頑張るぞ!」



京太郎「こんばんはー、勉強教えてくーださい!」

霞「また来たの?」

京太郎「朝からずっと俺の勉強に対する熱がたぎってるんですよ!」

霞「はいはい、じゃあお茶でも入れてくるから中で待っててちょうだい」

京太郎「お邪魔しまーす」




京太郎「くぅ~疲れました!」

霞「よく集中してたわね、お茶いる?」

京太郎「いただきます!」ゴクッ

京太郎「……そういえば、郁乃さんまだ帰って来てないんですか?」

霞「郁乃ちゃん……最近帰って来てないのよ」

京太郎「帰って来てない?学校には来てるのに?」

霞「彼女なりの事情があるんじゃないかしら、一応中身は私よりも大人なわけだし」

京太郎「けど前見たときはどこか辛そうだったような……?」

霞「……ふんふむ、今度会ったら何があったのか聞いた方がいいわね」

京太郎「ですよね……」








夜2



京太郎「夜も遅いし、もう誰かと勉強はできないよなぁ」

京太郎「一人で頑張ろう」




京太郎「眠いけど国語にするか」

京太郎「範囲は……六の宮の姫君、か」

京太郎「なんか悲しい話なんだよな」

京太郎「結局主人公死んじゃうし、みんなバラバラになっちゃうし」

京太郎「面白いといえば面白いんだけどな……」







京太郎「眠い……もう寝るか」

京太郎「ちょっとしか進められなかったな」



【12月第1週 休日】終













【12月第2週 平日】


京太郎「郁乃さんに憩さん、咏がもうここにはいないのか」

京太郎「郁乃さんは何があったんだろう……」



京太郎「よっ、照!」

照「おはよう」

京太郎「紺のカーディガンか、似合ってるぜ」

照「制服が制服だからカーディガンかセーターしか着れない……」

京太郎「照はニーソとか似合わないもんな」

照「マフラー欲しい」

京太郎「長野よりはマシに思えるけど」

照「最近はどこも寒い」

京太郎「ホントだよ、どうにかならねえもんかなー」





ヒュルルル

京照「「へっくし!」」

京照「「うぅ……」」ブルブル

京太郎「12月の中旬でこんなに寒いとは」

照「もう嫌、帰る」

京太郎「待て待て待てぃ!」ガシッ

照「寒い……」

京太郎「じゃあほら、俺の上着貸してやるから帰るなって」スッ

照「わかった」



京太郎「あーそうだ、クリスマスのプレゼント何が欲しい?」

照「え?」

京太郎「なんでそんな驚いてんだよ」

照「だって、京からクリスマスプレゼントなんて言葉初めて聞いたから」

京太郎「確かに俺貰ってばっかだったけど、一応俺にだってプレゼント精神はあるんだぜ?」

照「じゃあ…………」

照「…………」ウーン

照「どうしよう……」

京太郎「マフラーとかでもいいんだけど」

照「それもそうだけど、せっかく京がくれるんだからもっと良いものが欲しい……」

京太郎「なんじゃそりゃ」

照「わからない」

京太郎「もっといいものかー」

照「うん」

京太郎「まあいいや、また今度聞くから。照はあっちだろ?」

照「うん、じゃあね」

京太郎(「俺は照のちゃんとした笑顔がまた見たい」とか言ったら引かれるよな……)

京太郎「おう、部活でな」




京太郎(昼休みくらいは牌に触っていたい)

京太郎(そう思って来ちゃったわけだが)

ガチャ

京太郎「ちはーっす」

京太郎(ま、誰もいるわけ……)

憩「京太郎くん?」

京太郎「あ、いた」

憩「京太郎くんもお昼なん?」

京太郎「ええ、憩さんもですか?」

憩「せやでー、ほな一緒に食べよか」

京太郎「憩さんと昼飯なんて一か月ぶりくらいですかね」

憩「最近教室で食べてたからなぁ、京太郎くんと話すのも久しぶりな気がするし」

京太郎「じゃあ今日は腹を割って話し合いましょうよ!」

憩「その使い方はなんか違う気がするけどなー」





京太郎「そういや、あまり憩さんがお菓子食べるところとか見たことないんすけど、好きなお菓子とかあるんですか?」

憩「お菓子かぁ、好きは好きなんやけど、にきびとかできたら困るし……」

京太郎「照のやつは年がら年中菓子食べてるのににきびもできないし太りもしないんですよね」

憩「太らない……羨ましいなぁ」

京太郎「憩さんはまだ太るとか気にしないでいいと思いますよ?」

憩「けど、この頃おなかプニプニするようにのうてきたし……」ズーン

京太郎「そうですか?脚とか十分綺麗ですけど」

憩「京太郎くんがそういうんなら……まあ」

京太郎「結局何が好きなんですか?」

憩「ウチはリッツとかハーベストとか、食べやすいビスケットみたいなんが好きやな」

京太郎「それだったら、マリーとかムーンライトも食べやすくておいしいですよね!」

憩「最近は食べっこどうぶつにもハマっとるんやけど、京太郎くんとしてはどうなんや?」

京太郎「俺もあれは好きですね、一気に頬張るのも良しですし」

憩「うんうん、流石京太郎くんは話がわかるなー」

京太郎「勉強しながら食べてるとついつい食べ過ぎちゃうのが少し問題ですよね」

憩「うん……せやな……」ズーン

京太郎「……そんなに太るのが気になるなら今度どっか運動しに行きますか?」

憩「あ……そうしたいのもやまやまなんやけど……」

京太郎「門限とかあるんですか?」

憩「門限というか……まあそんなもんなんやけど」

京太郎「じゃあ暇な日があったら一緒に行きましょうか」

憩「うん、ありがとな」

キーンコーンカーンコーン

京太郎「もう予鈴!?次移動教室だったじゃんか!」ガタッ

京太郎「俺先に失礼します!」

ガチャ タッタッ…

憩「一緒に運動かぁ……」

憩「許してもらえるやろか……」



京太郎「憩さんの家、やっぱり厳しいんだろうな」

京太郎「この前まで娘に一人暮らしをさせていたとは思えないくらいだ」



放課後

京太郎(試験前だけど、誰かしらいるだろ)

京太郎(部室に行ってみるか)






霞「あら、京太郎くんも来たの」

エイスリン「ヨクゾキタ!」

京太郎「霞さんとエイスリンさんだけっすか」

霞「何だかんだでみんな忙しいみたいね、二人は余裕があるみたいだけど?」

京太郎「あ……いや……それほどでも」

エイスリン「……」シュン

霞「それじゃあ今日は二人でお勉強会ね、私は職員会議があるから行かなきゃだし」

京太郎「了解です!」ビシッ

エイスリン「リョウカイデス!」ビシッ

霞「あらあら、兄妹みたいね」

霞「それじゃ」ガチャ

バタム


エイスリン「ベンキョウ、ドウスル?」

京太郎「お互いにわからないところを教え合いましょうか」

エイスリン「ワカッタ!」










エイスリン「――――――――――」ペラペラ

エイスリン「――――ワカッタ?」

京太郎「ばっちりですよ!発音が綺麗でそれでいてゆっくり話してくれて楽です!」

京太郎「さすがはネイティブですね」

エイスリン「エッヘン!」

京太郎「次は俺がエイスリンさんに教える番ですね、漢字でしたっけ?」

エイスリン「オネガイ!」

京太郎「えっと、断る、平和、国士、無双、赤、海底、河底、開花、一色、一気……って!」

京太郎「麻雀の役ばっかじゃないですか!どんだけ麻雀好きなんですか!」

エイスリン「オボエヤスカッタカラ……」

京太郎「そうやって勉強するのもいいですけど、幅が限定されるんですよ」

エイスリン「ム……アタラシイノオボエル!」

京太郎「新しいの……例えばこれを書きたい!とかありますか?」

エイスリン「ウーン……」

エイスリン「キョウタロー!」

京太郎「俺ですか?」

エイスリン「スガキョウタロー、カキタイ!」

京太郎「じゃあ須賀は難しいんでまずは京太郎から書きましょうか」

エイスリン「ヨロシク!」










京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京大郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京犬郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太朗京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎


エイスリン「カンペキ!」

京太郎「やだなにこのノートこわい」

キーンコーンカーンコーン

京太郎「ん、もう下校時刻か、エイスリンさんも帰りますか?」

エイスリン「キョウタロートカエル!」

京太郎「じゃあエイスリンさんは戸締りお願いします、俺は掃除するんで」

エイスリン「リョウカイデス!」ビシッ

京太郎「気に入ったんですねそれ」

エイスリン「ウン!」ニコッ

京太郎(今日も癒されるなぁ)



エイスリン「~♪」

京太郎「寒いのに元気ですねぇ……」

エイスリン「キョウタロー、オソイヨ」ニコッ

京太郎「はいは……」


エイスリン『マージャンヤメル』


京太郎「…………」ピトッ

エイスリン「キョウタロー?」

京太郎「エイスリンさん、本当に、麻雀をやめるんですか?」

エイスリン「…………」

京太郎「マイナーとはいえ、ニュージーランドに帰ったって続けられるじゃないですか」

京太郎「エイスリンさんが麻雀やめるなんて、もったいないですよ」

エイスリン「…………」

エイスリン「ツヨクナイ、ズットマケテル」

エイスリン「アシデマトイ、ダカラ」

京太郎「足手まといなんかじゃないですよ!エイスリンさんは強いじゃないですか!」

京太郎「エイスリンさんは……エイスリンさんは自分の限界を決めつけてるだけですよ!そんなのおかしいです!」

エイスリン「…………」ウツムキ

エイスリン「……ワカラナイ」

エイスリン「……ゴメンナサイ」

京太郎「……今度、俺と打ってください」

京太郎「エイスリンさんはまだ強い、それを証明します」

京太郎「つまるところ、エイスリンさんの意思次第ですけど」

エイスリン「…………」

京太郎「俺は、エイスリンさんも照も郁乃さんもみんな笑って麻雀部から引退してほしいんです」

京太郎「……俺、先に帰ってますね」

エイスリン「…………」







京太郎「つい熱くなっちまった……」

京太郎「強く言い過ぎたかもな」

京太郎「ちゃんと謝らないと」


京太郎「面と向かって話さないと、だよな」

京太郎『部屋に……来てくれますか?』ピッ

ヴーッ ヴーッ

エイスリン『すこしまって』

京太郎「……そこまで嫌われたわけじゃないのか?」



コンコン

京太郎「はーい」ガチャ

エイスリン「ドウシタノ?」





京太郎「すみませんでしたぁっ!」

エイスリン「!?」ビクッ

京太郎「俺、なんか自分勝手にいろいろ言っちゃって、言いすぎちゃって」

京太郎「俺はそんな偉いこと言えるような立場じゃないのに、また照や咏みたいにいなくなっちゃうんじゃないかって思って」

京太郎「ほんと……すみませんでした」

エイスリン「…………」

エイスリン「ダイジョウブ、キョウタロー」

エイスリン「…………オヤスミ」

トタトタ ガチャ バタム

京太郎「許してもらえたのか……?」

京太郎「はぁ……今日は一層疲れた気がする」


【12月第2週 平日】終



テストの結果

国語 100
数学 100
化学 87
社会 77
英語 72
平均 87.2










【12月第2週 平日2】


京太郎「試験も好調だったし、今週は調子がいい気がするぞ!」

京太郎「それに今日で学校も終わりだしなー」




キィィ バタム

照「おはよう、京」

京太郎「ん、おはよ」

照「京は試験、どうだった?」

京太郎「ああ、ばっちりだったぜ、照はどうなんだ?」

照「私もばっちり」

京太郎「そりゃ良かった、んじゃ行こうぜ」

照「うん」



京太郎「もう冬休みかー、夏休みからあっという間だったな」

照「京は何するの?」

京太郎「冬休みか?俺は……あっそうだ」

照「?」

京太郎「俺、来週から合宿行くからいないんだ」

照「そう」

京太郎「そういや照も選ばれてるんだよな?合宿とかもあるんだろ?」

照「私も来週くらいからだったと思う」

京太郎「へぇー、誰と一緒なんだ?」

照「…………!」

照「その手には乗らない、情報を聞き出したいならお菓子を譲渡するべき」

京太郎「お菓子さえあればいいのかお前は……」

京太郎「って違うわ!俺そこまでせこくないからな!」

照「……そう、そうなると京は私を拷問しようと……」

京太郎「いや、ないから」

照「両手と両脚を縛って、鞭打ったり、蝋燭で炙ったり」

京太郎「ないから」

照「そうしていくうちに京は私を憐れんで恋に落ちる」

京太郎「ないから」

照「…………」

京太郎「…………」

照「…………」シュン

京太郎「あーいや、ないこともないこともないこともないかなー、と」

照「…………!」パァァ

京太郎(表情読みにくいけどこういうのはわかりやすいのな)




京太郎「照の話で気づいたけど、他のチームを探るのも戦略としてはありなのか……」









京太郎「今日は弁当作んなかったから購買だな」

京太郎「しかし、いっつも人いるな……あ」

エイスリン「」キョロキョロ

京太郎「エイスリンさんか、声かけてみよ、おー」

「あ、エイスリンさんこっちこっちー!」

エイスリン「!」トタトタ

京太郎「ぉ……ぃ……」

京太郎「…………」

京太郎「買ったら教室で食べよ」






キーンコーンカーンコーン

「あ!原村さん一緒に帰ろー!」

和「はい、少しお待ちください」

「俺らも一緒にいいかな?」

「いいよね、原村さん?」

和「構いませんよ」

京太郎「……」

京太郎(原村さん、人気だな……)

京太郎(俺だって成績優秀麻雀日本一なんだからそれなりに人気もあっていいはずだし、それこそ最近だって周りの奴らとは喋ってるし男子のほとんどとも喋った)

京太郎(でも、一緒に帰る人とかあんまりいないんだよなー)

京太郎(まぁいいや、帰ろ)




【清々荘】

霞「あら京太郎くん、遅かったわね」

京太郎「そういう霞さんは早すぎませんか?結構早く出てきたはずなんですけど」

霞「今日は授業がなかったのよ、だからまあ、ね」

京太郎「それで何なんですか?」

霞「そうそう、今日は鍋パーティーをしようと思うの」

京太郎「鍋?」

霞「冬になって寒くなって来たし、学期も終わったからちょうどいいと思ってね」

京太郎「あー、なるほど」

霞「それでこれから準備をするのだけど、手伝ってちょうだい」

京太郎「手伝うって、何をですか?」

霞「買・い・出・し」ニコッ

京太郎「鍋の買い出し……って相当な量じゃないですか!」

霞「まあまあそう言わずに、おつりはあげるから」

京太郎「小学生のおつかいじゃないですか!どうせ樋口先生一人で行かせる気なんでしょう!可哀想じゃないですか!」

霞「はい、一万円」

京太郎「行ってきます!」






京太郎「つーわけで行こうぜ!」

照「どういうわけ……寒いから嫌だ」

京太郎「まあまあ、お菓子買ってやるから」

照「行く」

京太郎(ゲンキンなやつだな……)

霞(京太郎くんが同じこと言えるのかしら……)



京太郎(買うものは野菜と肉だから商店街に行けば時間はかかるけど安く済む)

京太郎(スーパーにいけばすぐに済むけど値段は少し高くなりそうだ)

京太郎(そういえば霞さんが来客もあるから余分に買っとけって言ってたな)






京太郎「まずは肉買いに行くか」

照「お菓子……」

京太郎「全部終わったら買ってやるから」ナデナデ

照「うん……」

照「早く欲しいから二人で別行動しよう」

京太郎「ダメだ、絶対にダメだ」

照「咲とは違って迷わない」

京太郎「それ以前にお菓子に金使って破産するだろお前」

照「そんなことはない」

京太郎「じゃあ今月お菓子に何円使った?」

照「……一、十、百、千……」

照「…………」ガクガク

照「お、覚えてない」メソラシ

京太郎「おい」




京太郎「んで、鍋に使うなら何がいいと思う?」

照「牛か豚」

京太郎「そのどっちにするか聞いてんだけどな」






京太郎「牛肉にしたけど、良かったか?」

照「私はなんでもいい、他の人はわからないけど」

京太郎「う……まあ牛肉嫌いな奴はいないだろ、うん」

照「次はどこにいくの?」






京太郎「じゃあスーパーに行くか」

照「お菓子!」パァァ

京太郎「いや、野菜買いに行くだけだから」

照「お菓子……」ガシッ

京太郎「いやだから野菜を」

照「お菓子、お菓子」ウルウル

京太郎(あれ、なんか可愛い)

照「お菓子!お菓子!」グラグラ

京太郎「お菓子以外の言葉を使えよ!」






京太郎「ソフトサラダ、たけのこの里、トッポ、ポッキー、牛乳プリンなどなど」

京太郎「こんぐらいで十分だろ」

照「ありがとう、流石は京」ホクホク

京太郎「皆の分も買ったし、次は……」

照「あとは野菜だね」

京太郎「野菜忘れてた……」






京太郎「また商店街に戻って来るとは……」

照「京が抜けてるから」

京太郎「お前が洗脳してきたせいだろうが」

照「京がお菓子を買わないから」

京太郎「照なんて連れてくるんじゃなかった……」



「おおきにーまた来てなー」

京太郎「よっし、帰るぞ」

照「京、持てるの?両手塞がってるし」

京太郎「まあ男だしな、それに照だってお菓子持ってくれてるだろ」

照「手、冷たそう」

京太郎「大丈夫だ」

照「…………」






照「京、一つちょうだい」

京太郎「ん、何を?」

照「いいから」グイッ

京太郎「うぉっ、何だよいきなり……」

照「お菓子食べ終わったから、京の持つ」ヨロヨロ

京太郎「食べ終わるの早い!?」

京太郎「でもいいよ、俺の仕事だし」

照「京のためなら、大丈夫」

京太郎「そっか、ありがとな、照」

照「……うん」







京太郎「ただいま帰りましたー」

照「ただいま」

霞「お帰りなさい、照ちゃんも行ってくれたのね」

京太郎「これが肉で、こっちが野菜です」

霞「はい、ありがとね」

京太郎「余分に買って来て、って俺たちの他にも誰か来るんですか?」

霞「そうよ、千里山の子たちとあとは……」







霞「阿知賀の子たちよ」

照「阿知賀……?」

霞「インターハイの監督会議のときに赤土さんと連絡先を交換して仲良くしてたのよ」

霞「決勝まで一緒に勝ち進んだ子たちだし、せっかくだからって誘ってみたわけ」

京太郎「ああ、そういうことですか」

霞「みんなもう集まってるから、上がってちょうだい」

京太郎「はーい」

照「お邪魔します」



グツグツ

晴絵「準備は良いかお前らーっ!」

宥「あったか~い」ホカホカ

竜華「ときー、ときー、何食べる?」

怜「玄ちゃーん、膝枕してぇな」

玄「えっ、あっ、はい!どうぞ!」

竜華「怜……」シュン

セーラ「新子……やったけ?お前も入れー!」グイッ

憧「ちょっ、触ってこないでよ!」

セーラ「そんなこと言わんでもええやんかー」

穏乃「きのことか山菜とか猪とか採って来たんですけど!」

浩子「最後のやつはおかしいやろ」

灼「ちょっとみんなうるさ……」

泉「もうそろそろ入れた方がええんちゃいます?」

華菜「カナちゃんが野菜を運んできてやったんだ!感謝しろよ、お前ら!」

エイスリン「ダレダヨ」

晴絵「え……あのー」

ワイワイガヤガヤ

晴絵「…………」チーン

雅枝「ほな鍋パーティー始めるでー」






ワイワイガヤガヤ

京太郎「肉運んできましたよー」

京太郎(って始まってんのか、俺は空いてるところに……あそこだな)








京太郎「照、ここいいか?」

照「うん」

華菜「京太郎は鈍間だからしょうがないなぁ、カナちゃんの隣をくれてやろう!」

華菜「この野菜は私が切ったんだぞ、どうだ?おいしそうだろ?」

京太郎「照は肉も取ったのか?」

照「やっぱり牛肉はおいしい」モキュモキュ

京太郎「そうか、じゃあ俺も……」

憧「……」カチン

京太郎「新子……さん?」

憧「な、何よ」

京太郎「いや、おたま握られたまんまだと俺が取れないんだけど」

憧「……そ、そうよね、はい」つ

京太郎「おう、あんがと」スッ

ピタッ

京太郎「あ、ごめ……」

憧「~~~~!!」カァァ

京太郎(ああ、人の顔ってこうやって赤くなるのか)

華菜「おお?これはアレか?新子の身体に電流が走ったってやつか?初々しいなー」

華菜「そんなことより早くカナちゃんが切った野菜を食べるんだな!」

照(騒がしい……)







華菜「やっぱりカナちゃんが切った野菜はおいしいなー」

華菜「ゆで具合もちょうどいいし、最高だな!」

京太郎「新子さん、肉うまいか?」

憧「それがどうだって言うのよ」

京太郎「俺が選んできた肉だから、どうかなって」

京太郎「新子さんにもおいしいって言われたら嬉しいしさ」

憧「ぅ……」パクッ

憧「……ま、まあおいしいんじゃないの?」

京太郎「そっか、なら良かった」







京太郎「そういや、来年の阿知賀ってどうなるんだ?」

憧「え?」

京太郎「赤土さんはプロ行くんだろ?そんで宥さんも卒業しちゃうし」

憧「……ああ、ハルエはいなくても他の先生が顧問を引き継いでくれるし、来年になれば新入生もいるから」

京太郎「じゃあまた、インターハイには出るつもりなんだな」

憧「当然でしょ、アンタたちに負けたまんまじゃ終われないんだから!」

京太郎「そりゃ楽しみだな」

照「来年はまだ憩も京もいるから負けない」

憧「あれ?ちょっと待って……宮永さんと赤阪さんとウィッシュアートさんがいないってことは……」

憧「来年の心配しないといけないのそっちの方じゃないの!?」

京太郎「あー……だな」

憧「だな、ってもっと深刻そうにしなさいよ」

京太郎「そう言われても、わかんねえとしか言いようがねえし」

憧「まあ、そうでしょうね」

京太郎「そゆこと、ところでさ」

憧「?」

京太郎「なんでこっち向いて話してくれないんだ?」

憧「しょ、しょうがないでしょ!男子の顔なんて見たくないしっ!」

京太郎「その言い方酷くない!?」






霞「はいみんな注目!」

霞「これからちょっとしたゲームをしたいと思います」

セーラ「ゲーム?」

霞「王様ゲームをやるわよ」

京太郎「またですか……」

霞「今回は従来のルールとは違って、まず罰ゲームを書いてこの箱の中に入れる」

霞「そうして王様くじ二本を引いた人が罰ゲームを実行するの」

霞「罰ゲームはペアのもの専用AがBに~するっていう形でお願いね」

照「そういうのは郁乃の十八番なんじゃ……」

怜「ま、面白そうやからええやん」



霞「それじゃあ第一ゲーム目、始めるわよ」

「王様だーれだ?」


京太郎「俺がAで……」

照「私がB」

エイスリン「バツゲーム!」

京太郎「なんで選ばれた方が罰ゲームしなきゃいけないんですか……っと」

|AがBをどう思ってるかB以外に告白|

京太郎「…………」

華菜「何を引いたんだー?」

浩子「おお、なかなかやな」

霞「はいはい、それじゃあ照ちゃんはこっちの部屋に行きましょうね」

照「何を引いたの?」

怜「ええからええから」グイグイ

ガララ ピシャ

竜華「どう思ってる、言うてもただの幼馴染とかやないの?」

玄「足りない、とか?」

京太郎(どう思ってるって言われてもなぁ……)







京太郎(考えてみると……あいつは……)

京太郎「うーん……いざという時頼れる姉さん、ですかね」

泉「どっちかというと京太郎くんの方が頼られてる方だと思いますけど」

京太郎「確かにいつもはお菓子好きでぼんやりしてて、頼りにはならないんですけど」

京太郎「麻雀は強いし、勉強だってできる、今日だって買い出しの荷物持ってくれたし」

京太郎「何だかんだで頼りになるんですよ、あいつは」

怜「ほー」

エイスリン「フウフ?」

穏乃「なんかそれ、お互いのことがちゃんとわかってるっていうか!付き合ってるみたいだね!」

京太郎「付き合う?俺と照が?」

京太郎(照と付き合う、かぁ)

京太郎「……ないない」

京太郎(って、あれ?)

竜華「お似合いっぽいけどなー」

京太郎「あいつと一緒にいたらストレスで死にますよ」

京太郎(どうして、俺は満更じゃない、なんて……)









京太郎「また俺ですか……」

照「さっき、何したの?」

竜華「あ……ウチや」

照「ねえ」

京太郎「じゃあ引きますねー」

|BがAに膝枕|

怜「あーそれ私のやつや」

竜華「と、怜!?何入れとるんや、もう」

怜「これが当たっても損は無いなーって」

泉「さっきから京太郎くんにしか得が無いようなのしかないような……」

セーラ「まだ二ゲームやし偶然やろ、はよしてやー」

竜華(こんな大人数の前で膝枕て……アカン!恥ずかしすぎるわ!)ブンブン

京太郎(俺としては役得だけど……)

京太郎「ここじゃなくて、縁側でしてもらってきていいですか?」

京太郎「必ずやりますんで」

霞「まあいいけど、寒いわよ」

京太郎「はい、それでは行きましょう」グイッ

竜華「えっ、あっ」



京太郎「これで恥ずかしくないですよね?」

竜華「……そっか、わかってたんか」

京太郎「俺も同感でしたからね」

竜華「京くんは、ええ子やなぁ」ナデナデ

京太郎「あのままだと進行も止まっちゃいそうだったんで、それより寒くないですか?」

竜華「京くんの頭があるからあったかいわ」

京太郎「そうっすか……っと、そろそろ戻りましょうか」

竜華「せやな、もう十分やろ……」

怜「」ジーッ

照「」ジーッ

晴絵「」ジーッ

エイスリン「」ジーッ

華菜「」ジーッ

竜華「……///」カァァ

京太郎「ちょっ、何見てんですかアンタら!」

華菜「うわっ、見つかったし!」

晴絵「撤収ー!」

京太郎「待てこらー!」







華菜「ふんご!ふごごごごごふおふごふご!」(なんでカナちゃんだけ縛るんだし!)

霞「はーい、じゃあ三ゲーム目行くわよー」


京太郎「あ、今度はBだ」

照「私がA」

灼「確率おかしいでしょ」

浩子「2/16×1/15の二乗やからそう簡単には出えへんはずやな」

照「ゲームは……」

|AがBとの出会いからこれまでの思い出を語る|

京太郎「……絶対に誰か狙ってやっただろ」

照「話していいの?」

晴絵(穏乃たちにこうして話して仲良くさせようと思ったんだけど、まあこれでもいいや)

照「あれは9年くらい前……」



照「この前、海で溺れたときも京が助けてくれた」

照「それと、京は『いなくならないでほしい』って言ってくれた」

照「だから嬉しかった、京には感謝している」

京太郎「て、照?もうそのくらいでいいんじゃないか?」

照「まだ京と私の思い出はたくさんある」

京太郎「もう充分だろ?」

照「恥ずかしがらなくていい」

京太郎「恥ずかしいから!嫌なんだよ!」

京太郎「そもそもなんでそんなに覚えてんだよ!」

照「…………」

照「京との思い出なんて、忘れられるわけがない」

京太郎「それやめて、最ッ高に恥ずかしい!」



京太郎「」チーン

霞「まあまあ、京太郎くんが小さいころからいい子だったのはわかったからいいじゃない」

京太郎「そんな認識はいいですよ……」



霞「あら、今度は私ね」

穏乃「私もです!」

霞「じゃあ穏乃ちゃんが引いてくれるかしら」

穏乃「了解しました!」





|BがAにダチョウ倶楽部のおでん芸をやる|


穏乃「……えぇぇ」

霞「まさか自分で書いたのが当たるとはね……」

穏乃「あのー、ほんとにやっちゃっていいんですか?」

霞「油揚げに大根、お肉だってあるわよ」

玄「私が押さえておきます!」

霞「そう、よろしくね」

穏乃「え……じゃあ始めますよ」



穏乃「このお鍋の中身はグツグツのアツアツだ!これを食わせてやる!」

霞「やめろ!来るな!やめろ!ウォオオオオオー!」

玄「おもちおもちおもちおもち」

穏乃「まずはこの大根、汁が染みてて熱いですよぉ?」

霞「やめろぉ、やめてぇやめなさいぃ!」

穏乃「え、えいっ!」

霞「ああぁああぁあががぁあああ熱いあぁぁいぃぃ!熱いぃぃぃぃぃぃいああぃああいああ!」

玄「まさかこれほどまでに大きなおもちが揺れる様を見れるとは思ってもみなかったのです」

穏乃「次は肉だ!えいっ」

霞「うぎゃゃぁあぁぁああゃぁ!熱いあづいいぃぃあいいいあ!」



憧「ねえ、あれって演技なの?」ヒソヒソ

宥「あったかそう……」

灼「私に聞かないでほしい」ヒソヒソ

京太郎(なんだこのカオス)






怜「お、私がBや」

憧「なんだ、良かったぁ。私がAよ」

怜「ほなら、私が引いてもええか?」

憧「はい、どうぞ」







|アツアツの白滝踊り食い|

憧「白滝は踊り食いできないでしょ、生きてないんだから」

泉「えっ」

怜「これの趣向はようわからんわ」

泉「ええっ」

憧「とにかく食べればいいんでしょ?」

怜「せやな」

憧「えいっ」パクッ

怜「んっ」チュルッ

憧怜「「…………!」」

怜「こっ、これは……!」

憧「熱いッ!とてつもなく熱いわッ!」

怜「鍋の汁が纏わりついて美味いんやけど……ぁふ」

憧「はぁ、はぁ……んくっ」

怜「熱いなぁ……っ」

憧「はい、終わり!」

怜「何がしたかったんやろ……」

京太郎(二人とも……唇についてる汁がテロテロしててなんかエロいなぁ)ニヘラ

晴絵「憧ー、汁ついてるわよ」

憧「あ、ありがと」

京太郎「チッ」












霞「さて、一通りゲームもし終わったことだし、そろそろお開きにしましょうか」

晴絵「あっ、そうだ石戸先生、ちょっと相談なんだけど……」

雅枝「せや、こっちも……」



京太郎「あの三人、何話してるんだろ」

京太郎「まずは片付けしないとだよな、誰か手の空いてる人に手伝ってもらうか」

京太郎「エイスリンさん、こっち手伝ってくれませんか?」

エイスリン「ワカッタ!」

京太郎「俺がこっちの皿とか片すんで、エイスリンさんは小皿とかコップの方をお願いします」

エイスリン「マカセテ!」

京太郎「ほいほいほい、と」

京太郎「エイスリンさんは鍋パーティー楽しかったですか?」

エイスリン「トッテモタノシカッタ!」ニコッ

エイスリン「オイシイシ、アソンダシ!」

京太郎「そうっすか」

エイスリン「キョウタローハ?」

京太郎「俺もみんなでこんな時間を過ごせて楽しいですよ」

エイスリン「ヨカッタ!」ニコッ

京太郎「はい、良かったです」

京太郎「ところで、エイスリンさん日本語上手になりましたよね」

エイスリン「ソウ?」

京太郎「今となってはホワイトボードとか使ってないじゃないですか」

エイスリン「タシカニ!」

京太郎「まだ片言っぽいのは抜ききれてないですけどね」

エイスリン「ガンバル!」

京太郎「頑張ってくださいね」ナデナデ

エイスリン「エヘヘ……」ホニャァ

カチャン

京太郎「って!エイスリンさん左手!」











エイスリン「ア……」

バシャァッ!

京太郎「エイスリンさん!」

エイスリン「ギュウニュウ……」ビチョ

京太郎「ああ、せっかくの服が台無しだ。とりあえずこれで拭いてください」

エイスリン「…………」

京太郎「エイスリンさん?」

エイスリン「キョウタロー、フイテ!」

京太郎「ええっ!?」

エイスリン「キョウタローガフイテクレナイト、カゼヒク」

京太郎「いや、そうは言われても……」

京太郎(Tシャツの主に胸部にかかっているわけでして……)

エイスリン「ヘクチッ」

京太郎(でもこのままだと臭いも付いちゃうし……)

エイスリン「キョウタロー……オネガイ」

京太郎(煩悩退散煩悩退散!)

京太郎「わかりました、やりますよ」



京太郎(なるべく触らないように、意識しないように!)スッ

エイスリン「キョウタロー……ヤサシクシテ」

京太郎(だから何でそんなこと言うんだよぉお!)

京太郎「わかってますよ」フキフキ

エイスリン「ン…………」モゾモゾ

京太郎「じっとしていてください」

エイスリン「…………」

京太郎「今度はもう少し周りのこと見て動きましょうね」フキフキ

エイスリン「ハイ……」

京太郎(濡れちゃってるんだから……中まで拭かないと、だよな)

京太郎(これは仕方のないこと、たとえ下着の色が見えたって少しくらい触っちゃったって嗅いじゃっても仕方のないことなんだ!)





霞「―――というわけで、今日はみんなここに泊まることになりました」

京太郎「どうしてそんな話に!?」

照「千里山も阿知賀も時間が遅いから帰れないんだって」

京太郎「ああ、そっか」

京太郎「けど、ここで泊まるには狭すぎるんじゃないですか?」

霞「皆の部屋にも一人ずつ止まらせてあげるのよ、そうすれば数もちょうどいいでしょ」

京太郎「でも結局俺は一人、と」

霞「あら、それはどうかしらね」

京太郎「どう、とは?」

霞「京太郎くんは確かにお盛んな年頃だけど、悪い子ではないのはわかっているから一人任せようと思うのよ」

京太郎「本気ですか!?」

霞「そのかわり、何かあったら即刻ここから出て行ってもらいますからね」

京太郎「はい!男京太郎張り切って女の子を泊まらせます!」

霞「その発言が信用できない原因なのよね……」








京太郎(部屋の片づけは終わった!あとは誰かが来るのを待つだけ!)

コンコン

京太郎(来た!)

京太郎「はーい、今行きます」ガチャ

キィィ

憧「」

京太郎「よっ!」

憧「」

憧「」

憧「チェーーーーーーーンジ!!!!」

京太郎「それは男の方の台詞だ!」

憧「嫌!なんで須賀と一緒に寝なきゃいけないのよ!」

京太郎「そこまで言わなくてもいいじゃねえか!せっかく国麻で仲良くなれたと思ったのに!」

憧「あんなの私の方がどうかしてたのよ!」

京太郎「ええええっ!?」

憧「と・に・か・く、ハルエに抗議してくるから!」

京太郎「ちょっと待ってくれよ!」ガシッ

憧「きゃっ!何すんのよ!」

京太郎「新子、お前このまんまでいいのか?」

憧「何よ、いきなり……」

京太郎「このまま男が苦手のまま過ごして、男と関わらずに生きていくつもりなのかよ」

京太郎「可愛い新子にそんな人生はもったいない!」

憧「そ、そうかもしれないし……私だってこのままじゃダメだってわかってる」

京太郎「じゃあさ、俺で治そうぜ、男嫌い!」



憧「へ、へぇ、ここが男子の部屋……ね」

京太郎「おう、くつろいでくれ」

京太郎(ちょろいなぁ、ちょろすぎて心配になって来るぜ)

京太郎「それか風呂入ってくれてもいいぞ」

憧「……じゃあ風呂、借りるわよ」

京太郎「どーぞーどーぞ」



ガララ ピシャ

京太郎(こうして新子さんが風呂に入ってるわけだけど……何をしようか)





京太郎「布団敷いとくか、でもどう敷こう……」

京太郎「新子さんが嫌がるから離した方がいいよな……」

京太郎「…………!」キュピーン



憧「上がったわよ」

京太郎「んじゃ、俺入って来るな。先寝ててもいいぞ」

憧「寝る……って!」

憧「なんで布団が隣り合わせなのよ!」ゲシッ

京太郎「違う!これにはわけがあるんだ!」

憧「バカ!アホ!変態!マジ有り得ない!」ゲシッゲシッゲシッゲシッ

京太郎「とりあえず聞いてくれ!」

憧「ふんっ、蹴りながら聞いてあげる」ゲシッゲシッ

京太郎(風呂上りのパジャマ姿の女の子に蹴られるって何てご褒美……)

京太郎「俺思ったんだ!新子さんが俺のすぐ隣で一夜を過ごせるようになれば男嫌いもすぐ治るんじゃないかって!」

憧「言い方がいやらしいのよバカ!」ゲシゲシゲシッ

京太郎「ぐへぇ……」

憧「ほら、早く風呂入ってきなさい」

京太郎「はい、行ってきます……」



チャポン

京太郎(今日も疲れたな……)

京太郎(あれ?パンツこっちに置いてたっけ?)



京太郎(忘れてた気がするけど……いっか)

京太郎(もうちょっとしたら上がろ)



京太郎「……およ?」

京太郎「なんで俺のパンツが置いてあるんだ?」

ガタガタ!

京太郎「ん?部屋の方か?」



京太郎「新子さん、上がったぞ」

憧「あーもう!なんで仕舞えないのよ!もう!」ガタガタ

京太郎「新子さん?俺の箪笥の前で何を?」

憧「ふぇっ?」

憧「……あっ、あっあーーーー!」カァァ

憧「こっこれは違うのよ!違うから!須賀一人暮らしだから下着風呂場に持っていかなくて、こっちに来られても嫌だって思っただけなんだから!別に須賀が困ってるだろうな、って思ったわけじゃないんだから!」アセアセ

京太郎「はいはい、あんがとさん」

憧「違うんだからね!」






憧「もう電気消していい?」

京太郎「いいぞー」

カチッ

モゾモゾ

京太郎「なあ、新子さん」

憧「何?」








京太郎「新子さんってさ、いいお嫁さんになるよな」

憧「……はぁ?」

京太郎「ほら、俺のことを考えてパンツ持ってきてくれたし」

憧「だから違うって!」

京太郎「鍋のときだってみんなの分取ったりしてただろ、自分の分あんまり取ってないみたいだったし」

憧「あ、あれは……」

京太郎「周りのことをちゃんと気遣えてるってことだ」

京太郎「可愛いし、玄関見る限りじゃきっちりしてて掃除とかも好きな方だろ?」

京太郎「エプロンだって似合いそうだし、新子さんと結婚したら幸せだろうな」

憧「何よもう……好き勝手言ってくれちゃって」

京太郎「んー、本心なんだけどな」

憧「そう…………なの…………」

憧「…………」

京太郎「新子さん?」

憧「……すぅ…………」

京太郎「……寝ちゃったか」

京太郎「さてと、俺は……」







京太郎「……俺も寝よ」











夢の中の俺は山道を歩いていた

そんな俺の隣にいたのは、新子さんだった


憧「なんで本当に来んのよ……」

京太郎「そっちが来いって言ったんだろ」

憧「まあ……そうだけど、さ」

京太郎「で、何の用なんだ?」

憧「別に……寂しかった、から?」


そう言った新子さんの頬は少し赤くなっていて

夢の中の俺は新子さんと親しそうに話していた


京太郎「ほぉ~ん、へぇ~」ニヤニヤ

憧「な、何ニヤついてんのよバカ!」

京太郎「憧もだいぶ素直になったなーってさ」

憧「……」カァァ

京太郎「んで、今日は何する?」

憧「どうしよっかー」

京太郎「お前の姉ちゃんに『若者は外で遊んできなさい!』とか言われて追い出されてきたんだよなー」

憧「『お前』って言うのやめてって言ってるでしょ」

京太郎「ん?ああ、ごめんな、憧」

憧「それでよし、じゃあ買い物行こっか」

京太郎「それが無難だな」

憧「え、っと、じゃあ、さ……」モジモジ


指をスカートの前で交差させて、俯いたその顔はまた赤くなっていた

明らかに現実とは違う俺たちの関係は、見ていて和やかな気分にさせてくれた


京太郎「どうした?トイレか?」

憧「んなわけないでしょ!バカ!」

京太郎「なら何なんだよ」

憧「その……はい」


新子さんはその小さな手を差し出した


京太郎「新手のおまじないか?」

憧「違うわよ!」

憧「……もう、手をつなぐくらいならできる、から」

憧「今日はこのままで……」


ぼそっと呟いた新子さんの言葉は俺に届き、夢の俺は何かを言いながら新子さんの手を握った


新子さんの手は、柔らかくて、ぷにぷしていて、少し膨らんでいて……








憧「どこ触ってんのよバカァーー!起きなさいよこのこのぉー!」ドガッ

京太郎「ごへぇあ」


違う、新子さんの尻だった