【11月第2週 平日】


京太郎「そういや、こっから先ってあんまし目標とかないんだよな」

京太郎「久々にダラダラしてこー」

京太郎「はぁー……」ダラダラ


京太郎「ふぁぁ……」

京太郎「眠いなぁ、学校終わったら寝よ」

霞「もうそんなこと考えてるのね……呆れた」

京太郎「授業中に寝ようと考えないあたり素晴らしい学生だと思いますけどね!」

霞「素晴らしくは無いでしょう……」

京太郎「そうですかね?」

霞「当たり前よ、もう」

京太郎「そうだ、どうせですし一緒に行きませんか?」

霞「別にいいわよ、行きましょうか」




京太郎「そういえば霞さんの服って……」

霞「何かしら?」

京太郎「なんかおば「それ以上言ったら……」」

霞「ね?」ニッコリ

京太郎「」ゾクッ

京太郎「でも、18の女性がそんな服だったら……毛糸のシャツに微妙な丈のスカートって……」

霞「……しょうがないじゃない」

霞「スーツだってパッツンパッツンになっちゃうし、緩い服じゃないと……」

京太郎「まあそりゃあその胸ですしね……」

霞「そうなのよね……」

京太郎「……あ!」

霞「何か思いついたの?」

京太郎「これから冬なんで縦セーターとかどうっすかね!」

霞「縦セーター?」

京太郎「俺としては袖が少し余ってるくらいが好みなんですけど授業とかもありますしそこはいいとして!なるべく色は白とかがいいと思います!」

霞「そうね、たまに着ている子いるものね、セーター……久しぶりに手作りしてみようかしら」

京太郎(よし、いい調子だ!)

京太郎(巨乳がはっきり出てくる服ランキングでは間違いなく上位に食い込むレベルの縦セーター!これを霞さんが着れば……)

キーンコーンカーンコーン

霞「あっ、相談ありがとうね、それじゃあ部活で」フリフリ

京太郎「え?アッハイ」





京太郎(夏には夏なりの良さもあるが冬にも冬の良さがあるんだ……)

咏(朝から何考えてんだろあいつ……)

和(何か良からぬことを考えてるみたいですね……)




京太郎「今日は購買まで出向くか……」

京太郎「そういえば購買には伝説のメロンパンがあるんだっけ?」

京太郎「あんま人いねえし買えるかな?」

おばちゃん「お、お兄ちゃん一番乗りだね、買ってくかい?」

京太郎「本当にあったよ……じゃあ一個だけ」

おばちゃん「はいよ」



京太郎「早速食べてみるか」パクッ

京太郎「ん……これは……」モグモグ

京太郎「おいしい!」テーレッテレー!

京太郎「すげえ美味いな、外はサックリ中はふんわり、なぜか普通のより甘いし……」

京太郎「一人だけど、なんかやる気出たな!」


京太郎「文化祭の敗北命令『千里山に貸し出し』されること」

京太郎「まさか男子一人で女子高に侵入できるとはな……ぐふふ」

京太郎「とりあえず泉にでも迎えに来てもらお」ピッピッ





雅枝「というわけで今月から偶に須賀京太郎がこっちにも来るようになった、みんな仲良くするようにな」

京太郎「三箇牧高校一年の須賀です!今日はよろしくお願いします!」

「あれが全国一の人かー」

「テレビで見たけど、実物もええなー」

「ウチ教えてもらお!」

「あー!ずるいずるいウチもー!」

ワイワイ ザワ…ザワ… ガヤガヤ キャーキャー

京太郎(ああ、これがチャンピオンの優越感かぁ……可愛い人たちばっかりだし、ずっとここにいようかなぁ)

「須賀くんこっち来てー」

京太郎「はい!ただいま!」

怜「ストーップ、タンマやで京くん」

竜華「今日はウチらとおらへん?」

京太郎「は、はぁ、大丈夫ですけど……どうして?」

怜「せっかく大会も終わったんやから、あんまり打つのもあれやしな」

竜華「せやからこっちこっちー」





京太郎「でも部活しないでいいんですか?」

怜「もうすぐウチらも引退やからなー、竜華ー膝枕ー」

竜華「怜は甘えんぼさんやなぁ、はい」ポンポン

怜「おおきにー」スリスリ

竜華「気持ちええ?」ナデナデ

怜「竜華の太もも最高やぁ」

竜華「ふふっ、良かった」ナデナデ

京太郎「……あのー」

竜華「あ!ごめん京くん、忘れとった!」

京太郎「まあ、いいんですけどね……」

京太郎(目の保養にもなるし……それにしても)

京太郎「竜華さんの膝枕かぁ……」

怜「羨ましいやろ?」

京太郎「正直とっても!」

竜華「怜!それに京くんも!」

京太郎「竜華さんがそんな太ももだからいけないんですよ!」

竜華「どんな言いがかり!?それに京くんも前したやろ?」

怜「……いや、私がしてもろただけやな」

京太郎「そうですよ!怜さんはしてもらってるのに俺がしてもらってないのは不公平ですよ!」

竜華「せやからどんな言いがかりなんやそれ!」

怜「まあまあ竜華、京くんもしてもらいたがっとるやん」スクッ

竜華「……もう、わかったわ」ポンポン

京太郎(まさか本当にやってもらえるとはな……)

京太郎「それじゃあ失礼して……」トン

竜華「……どうや?」ナデナデ

京太郎「えーっと……すごく、いいです」

竜華「そ、そっか、それは良かったわ」ナデナデ

竜華(人前やないけど、なんか恥ずかしいわこれ)カァァ

京太郎(いいなぁ、これぇ……)ホッコリ

怜「…………」

怜(京くんが竜華に甘えとるのも、竜華が京くんに甘いのも……)

怜(ちょっぴり不満やな)プクー





雅枝「ほな今日はここまでや、暗くなるのも早ぅなってきとるから寄り道はせんようになー」

「お疲れ様でしたー!」



京太郎「充実した部活だったなー!」

京太郎「まあ、充実してても、どうせこっちの方に帰る人もいないだろうからな……はぁ」

京太郎「三箇牧だったら誰かと帰れるんだけど」

京太郎「ダメ元で誰か誘ってみるか」





京太郎「怜さーん、帰りませんか?」

怜「ん?ああ、ちょっと待っとってな」フキフキ

京太郎「何してるんですか?」

怜「習慣なんやけどな、昔の」

怜「まだ一巡先が見えるようになる前の頃、こうやって部活の後掃除しとったから」

京太郎「へー、そんなことが……ん?」

京太郎「怜さん、今何て?」

怜「一巡先が見えるようにな「……は!?」」

京太郎「一巡先が見える!?」

怜「?話しとらんかったっけ?」

京太郎「知らないですよ、何ですかそのトンデモパワー」

怜「……せやったっけ?」

怜「ほな帰りながら話すわ」



怜「――そんなわけで、去年倒れて生死の境をさまよってから見れるようになったんや、一巡先が」

京太郎「へ、へぇー」

京太郎(なんか一気にシリアスになったな……)

怜「……どう思う?」

京太郎「思うって、その力についてですか?」

怜「……」コクッ

京太郎「そうですね……」






京太郎「上手く使えばかなり良いと思いますけど、無茶はダメですよ?」

京太郎「初めて俺が打ったときに倒れたのも、無茶をしすぎたからなんでしょう?」

怜「あの日は体調も悪いのもあったけどなぁ」

怜「……でも、信じてくれるん?」

京太郎「何局もプラマイゼロにするやつとか、連続で打点が上がっていくやつとか、影が薄すぎて卓から消えるやつらと打ってきましたからね」

怜「あー、そら納得や」

京太郎「でしょう?」

京太郎「まあ何にせよ麻雀打って倒れてポックリとかシャレにならないですし、無理とかはしないでくださいね」

怜「あ、それもかっこええな」

京太郎「かっこいいって……何よりこっちが悲しいですし、心配なんですよ」

怜「……そっか」

怜「やっぱりみんな、心配してくれるんやな。竜華もセーラも船Qも、泉も」

怜「それに、京くんも…………」ポロッ

怜「ぁ…………ぅ」ポロポロ

京太郎「怜さん?どうかしたんですか?」

怜「ごめん、ちょっと嬉し泣きや」

怜「…………」

怜「京くん?」

京太郎「何ですか?」

怜「おおきに」ニコッ

京太郎「え……はい」

怜「それと、ちょーっと拭かせてな」フキフキ

京太郎「ちょっ!なんで俺の制服で拭くんですか!」

怜「感謝料やで!」グッ

京太郎「要りませんよそんなもの!」






京太郎「怜さんのせいでグショグショだよもー」

京太郎「鼻かんでたからネバ付いてるし……」

京太郎「とりあえず洗うか」








ガコンガコン

京太郎「風呂入って飯食って、後は洗濯終わるの待つだけか」

京太郎「暇だな……メールでもするか」

京太郎「今はシーズンオフだろうから良子さんにしてみようかな」






京太郎「でも何て送ろう……」

テレビ『ビッグマミィ、次回も――』

京太郎「家族か……」

京太郎『良子さんの理想の家族ってどんな感じですか?』

京太郎「いきなりだけど、まあいいだろ」ピッ

ヴーッ ヴーッ

京太郎「お、来た来た」

良子『ななにをいきなり!家族、ファミリーは麻雀ができるくらいがいいな!』

京太郎「なるほど、家族で麻雀か……」

京太郎『四人家族で麻雀ですか、楽しそうですね』ピッ

ヴーッ ヴーッ

良子『だろう!それでみんなで休みの日はドライブに行ったり、遊びに行きたいな』

良子『京太郎が働いて、私とチルドレンで迎えるんだ』

良子『良いだろう?』

京太郎「…………」

京太郎「なんで俺とあの人の理想がごっちゃになってるんだ?」

京太郎『あえて子ども四人の麻雀を隣で眺めるっていうのも良さそうですね』ピッ

ピーッ ピーッ

京太郎「お、終わったか」


京太郎「さてアイロンアイロン、っとまだ来てないのか?」

ヴーッ ヴーッ

京太郎「そう言ってたら来た」

良子『頑張る』

京太郎「…………」ゴクリ

京太郎「頑張る、というのはあっちの方面で頑張るってことだよな」

京太郎「それっていうのはつまり……」

京太郎「いや、良子さんの好きな人と頑張るんだから俺は関係ないか」

京太郎「んーっと、じゃあ」

京太郎『頑張ってください、そろそろ寝ますね』

京太郎「送信っと」ピッ


良子「…………」ジーッ

携帯「…………」

良子「…………」ジーッ

携帯「」ヴヴーッ

良子「」パァァ

良子「…………」カァァ




【11月第2週 平日1】終
















【11月第2週 平日2】


チュンチュン

京太郎「うぉー眠いー」

京太郎「夜遅くまで起きすぎたぁ……」

京太郎「今日も張り切っていくか……」

…ササッ

京太郎「?今なんか聞こえたような……?」



ガチャ バタム

京太郎「さてと、トボトボ行くか」

ガチャ

エイスリン「♪」

京太郎「あ、エイスリンさんおはようございます」

エイスリン「キョウタロー!オハヨ!」

京太郎「そうだ、一緒に学校行きませんか?」

エイスリン「ウン、イク!」


エイスリン「~♪」

京太郎「前も話したかもしれないですけど、ニュージーランドってどんなところなんですか?」

エイスリン「ウーン……シゼンガイッパイ!」

京太郎「山とかの写真もよく見ますよね」

エイスリン「ムシサン、タクサン!」

京太郎「虫ですか……」

エイスリン「ムシ、キライ?」

京太郎「苦手なのはいますね、虫。そういえばペンギンとかもいるんでしたっけ?」

エイスリン「ウン!カワイイヨ!」ニコッ

京太郎(そう言うエイスリンさんも可愛い……)ホッコリ

エイスリン「キョウタロー?」

京太郎「いえ、いつか行きたいなーと」

エイスリン「ヤクソク、シタ!」

京太郎「約束……?」

京太郎(そういえばそんな約束したような……)

京太郎「ああ、でしたね」

エイスリン「キョウタロー、オボエテタ?」ジトッ

京太郎「な、何ですかその眼は、疑ってるんですか?」メソラシ

エイスリン「…………」ジトッ

京太郎「…………はい、覚えてませんでした」

エイスリン「ワスレチャダメ!」

京太郎「ごめんなさい」

エイスリン「ハイ!」スッ

京太郎「えっと、手がどうかしたんですか?」

エイスリン「オワビ」

京太郎「……ああ、はい」ニギッ

エイスリン「ヨロシイ!……エヘヘ」ニコッ

京太郎(手を握るだけで許されるのか……)



京太郎(エイスリンさんの手柔らかかったなぁー)

京太郎(とか考えてるうちにもう昼か、今日の昼は……)




京太郎「公欠である程度休んでたからここに来るのも久しぶりだな、屋上」

京太郎「今日も誰かいるかな?」

郁乃「京太郎く~ん!」フリフリ

京太郎「郁乃さん……まあいっか、はぁ」

郁乃「出会い頭に嫌な息出さんでくれるか~?」

京太郎「郁乃さんが嫌だなんてそんな、ちょっと苦手なだけですよ」

郁乃「それほとんど同じ意味やからな!」

京太郎「郁乃さんってたまに柄に合わないこと言いますよね」

郁乃「せ、せやろか~?」

京太郎「今のだってなんか最近の女の子って感じでしたし」

京太郎「まあだからどうだって話なんですけどね」

郁乃「せや、せっかくやし一緒にお昼どうや?」

京太郎「オカズ取らないでくださいよ、今日のはから揚げなんですから」

郁乃「取るな言われると取りたくなるんやな~これが、それにから揚げ大好物やし」

京太郎「あげませんよ!」

郁乃「も~京太郎くんのけちんぼさん~」

京太郎「むぅ……>>73」


京太郎「むぅ……じゃあ、郁乃さん(のおかず)食べさせてくれたらいいですよ」

郁乃「ほぇ?」

京太郎「だ・か・ら!郁乃さん(のおかず)も食べさせてくれたらいいですよ!」

郁乃「わ、わた、私も……///」

京太郎「で、どうするんですか?」

郁乃(私も食べるって、つまり、つまりそういうことやろ?)

郁乃(どないすればええんや……)

郁乃「あぅぅ…………」プシュー

京太郎「郁乃さん?郁乃さーん?」

郁乃「も、もう、教室帰るわ!」カァァ

郁乃「ほ、ほなまた~!」タッタッ

京太郎「えっ、ちょっ!」

郁乃「あれっ」コケッ

ドテーン

郁乃「……うぅ」サスサス チラッ

京太郎「大丈夫ですか?」

郁乃「……」カァァ

郁乃「う、うわぁ~~!」タッタッ

京太郎「……どうしたんだ?いきなり」












【清々荘】


京太郎「今日も平凡な一日だったなー」

京太郎「……平凡な方がいいけどな」

京太郎「風呂入って寝よっと」

「キャー!」

京太郎「!今の声……何があったんだ?」

京太郎「確か声は咏の方から聞こえたよな……」


【咏の部屋】


京太郎「咏っ!どうした!」

咏「京太郎!あれ!あれ!ってうわぁー!こっち来んな!」ゼンラ

ササッ

京太郎「あれは……G?」

咏「も、もうこの際何でもいいから!早く!」

京太郎「はいはい」


|偶数週イベント―Gの駆逐|


京太郎(にしてもGか……どう対処すればいいんだ?)



京太郎「咏、新聞あるか?」

咏「あ、あるよ」

京太郎「ん、ありがと」

咏「こっち見んなっての!」ウガー

京太郎「よし、仕留めてやるぜ!」

G「カカッテキヤガレ!」ササッ

京太郎「うおおおおおお!」


京太郎「えいっ!」スカッ

京太郎「えいっ!」スカッ

咏「さっさとしろよなー」

京太郎「うっせ!ゴキブリホイホイでも置いとけよ!」

G「オソイ!オソイワ!」ササササッ

京太郎「な、飛んだ……だと!?」

咏「うわ、うわぁ……」ガクガク

京太郎「くぅ、どうすりゃいいんだ……」




京太郎「こうなったらもう一回だ!」

咏「京太郎ー頑張れー!」フレーフレー←トイレのドアから

京太郎「なんで一人だけそんなとこに逃げてんだよ!」

京太郎(可愛いからいいけどさぁ……)

G「ナンドヤロウトモカワランワ!」ササッ

京太郎「一撃必殺だ、仕留めてやる!」




京太郎「一匹残らず、駆逐してやる!」

G「ソゲブッ」

京太郎「よっしゃ、一発!」

咏「その調子だ京太郎ー!」

京太郎「あと一発くらいかな?」

京太郎「次で潰してやる!」




G「マケハセン!マケハセンゾ!」

京太郎「さーてと、止めと行くか!」

「キャー!」

京太郎「また悲鳴!?」

咏「は、はやくそいつ倒して行こうぜ!」

京太郎「ああ、わかってる!」

G「オレノウゴキニツイテコレルカ?」

京太郎「……そこだ!」





京太郎「終わりだ!」

G「グヘッ」

グシャッ

京太郎「……ふぅ、長い闘いだったぜ」

咏「ありがとな!京太郎!」ギュッ

京太郎「うへっ」

咏「いやー風呂上がったらよく知らんけどGがいてさー」

咏「助かったわー京太郎が居てくれてよかった!」

京太郎「どうってことねえよ、あのさ、それより……」チラッ

京太郎「当たってんだけど」

咏「へ……?」

咏「バ!バカ!さっさと出てけ!」カァァ

京太郎「んだよもー」

咏「あ……でも、その……」モジモジ

京太郎「何だよ」

咏「あ、ありがとな!知らんけど!」

ドタドタ バタム!

京太郎「荒々しいなーったく」

京太郎「……そういやほかの部屋からも聞こえたような?」

京太郎「あれは確か……」





京太郎「エイスリンさんの部屋だったような……?」

ドタドタ ガタガタ

京太郎「……行ってみるか」



【エイスリンの部屋】

京太郎「エイスリンさん?」

エイスリン「キョ、キョウタロー!」

京太郎「どうしたんですか?」

エイスリン「アッチ!」

京太郎(またGか……?)

蛾「クックックックック」

京太郎(なんだG違いか……でも蛾もめんどくさいんだよな……)

エイスリン「キョウタロー!」

京太郎「はいはい」

京太郎(蜂の方が慣れてるし楽なんだよなぁ)





京太郎(オーソドックスなやり方があるけど……夜だから通用するかどうかわかんないんだよな)

京太郎(まあやってみるか)

京太郎「エイスリンさん!電気を消してください!」

エイスリン「ワカッタ!」

京太郎「よーし……」

エイスリン「ハイ!」プチッ

京太郎「今だ!」






蛾「ソンナテニヒッカカルカヨ!」

エイスリン「イ、イヤ……」

京太郎(蛾は無害なんだけど……やっぱり嫌だよな)

京太郎(いざとなったら手で捕まえるか)

京太郎「エイスリンさん!」タタッ コケッ

京太郎「あ」

エイスリン「ア」

ドタッドタドタッ!

京太郎「あ、あー……え、えっと……」

エイスリン「ンッ……」

京太郎「あ、あれー?」←押し倒してる

エイスリン「……キョウタロー?」←押し倒されてる

咏「京太郎ー?終わった……か…………」

京太郎「う、咏!違うこれは違うんだ!」

咏「うっせーこの痴漢魔!」

バタム!


咏「助けてくれてかっけーなーとか思ってたのに、なんであんなことしてんだよ」

咏「……ばか」



京太郎「……終わった、絶対終わったよこれ……」

エイスリン「キョウタロー、アレ」ユビサシ

京太郎「?」

蛾「」チーン

京太郎「都合よくドアに挟まれてるな……」

エイスリン「キョウタロー、アリガトウ!」ニコッ

京太郎「ハイ、ソウデスネー」

京太郎(なんか罪悪感があるなー……)

京太郎「あ、あの、じゃあ、退きますね」

エイスリン「ウ、ウン……」カァァ





【11月第2週 平日2】終







【咏の部屋】

ヴーッ ヴーッ

咏「何だよこんな夜にー……っ」

咏「はい、もしもし」

咏「…………」

咏「……わかってるよ」

咏「ああ……うん」

咏「はぁ!?来週から!?」

咏「…………」

咏「……わかった」

咏「…………」ピッ

咏「…………はぁ」










【11月第2週 休日】


京太郎「うぅ、昨日やりすぎたせいか眠い……」

京太郎「今日は何しよ」

京太郎「休日の朝から出かけるのもな……」

京太郎「部屋の中で今週の復習するか」

京太郎「誰か部屋に呼んでみよ」






コンコン

京太郎「咏ー、一緒に勉強しよーぜー」

京太郎「…………」

ゴンゴン

京太郎「咏ー、一緒に勉強しよーぜー」

京太郎「…………」

ドンドン

京太郎「咏ー、一緒に勉強しよーぜー」

京太郎「…………」

ガンガン!ガンガン!

咏「うっせーよ聞こえてんだよ!」

京太郎「よっ!」

咏「なんでそんな朝からテンションたけえんだよ……わっかんねー」

京太郎「さあな、どうする?来るか?」

咏「勉強つったっけ?今行くから待ってろ」

京太郎「おう、ありがとな!」



咏「だからこのときのこいつの心情は――――」

京太郎「ふんふんなるほどなるほど」


京太郎「違うって!ここの文法は――――!」

咏「うあー、わっかんねー」



京太郎「そろそろお開きだな」

咏「ん……10時か、そうだねぃ」

京太郎「飯だったら簡単なの作るけど、どうする?」

咏「あー……よろしく頼むわ」

京太郎「頼まれました!っと、目玉焼きと卵焼き、どっちがいい?」

咏「目玉焼き、半熟なー」

京太郎「ん、りょーかい。ちょっと待っててな」


咏「…………」

咏(京太郎の部屋……京太郎の臭い)

咏(そんで京太郎は私に朝飯を作ってる……か)

咏(こんなことしてると……なんか……)

咏「……一緒に住んでるみたいだな」ボソッ

咏「……」カァァ

咏(な、何言ってんだよ私!わっかんねー!)

京太郎「咏ーできたぞー……咏?」

咏「わっかんねー……わっかんねー……///」ポヘー

京太郎「?」





京太郎「いただきます」

咏「いただきます」

咏「ん……」モグモグ

京太郎「どうだ?美味いか?」

咏「あー、卵が美味いからじゃねえの?知らんけど」

京太郎「……さいですか」モグモグ

咏「…………」モグモグ

咏「……まあ、いい焼き加減なんじゃね?知らんけど」

京太郎「……」パァァ

京太郎「ああもう!最初っからそういえばいいのに!咏は素直じゃねーなー!」ナデナデ

咏「め、飯食ってるときに撫でんなよな!」カァァ

京太郎「はいはい」ナデナデ

咏「……はぁ」

咏「…………」モグモグ

京太郎「…………」モグモグ

『次の月曜からこっちの学校で生活なさい』

『もう我儘はいいだろう?』

咏「…………」

京太郎「……咏?」

『麻雀なんてこっちでもできるんだからさ』

咏「…………」

京太郎「咏ー、おーい」ブンブン

咏「……んなっ!なんだよ!」

京太郎「どうかしたのか?」

咏「あ……いや、なんでもねえよ」

京太郎「ん、そっか」

咏「…………」モグモグ

京太郎「…………」モグモグ

咏「……京太郎は、さ」

京太郎「え?」

咏「京太郎は、もし、もし私がいなくなったらどうする?」

京太郎「いなくなる?」

咏「遠くに行っちゃうってことだよ!」

京太郎「ん?よくわかんねえけど……」










京太郎「それは……寂しいな」

咏「……っ」

京太郎「照が東京に行って、憩さんは実家に戻って」

京太郎「照だけでも寂しくて、憩さんがいなくなったらさらに寂しくなった」

京太郎「それなのに、お前までいなくなったら……すげー寂しいと思うし、俺は嫌だ」

咏「…………」

京太郎「……って、もしもの話になに熱くなってんだろうな」

京太郎「ほら、早く食わねえと冷めるぞ?」

咏「お、おう」モグモグ

咏(京太郎は、そう思うのか)

咏「……ありがと」ボソッ

京太郎「…………」モグモグ





咏(――それと)


咏(……ごめん)






京太郎「確か次の試験は12月の中旬くらいだったっけか?」

京太郎「対策は用心しておかないとな」



京太郎「…………」

京太郎「くそぅ、咏があんな話するから照のことを思い出しちゃったじゃないか」

京太郎「学割使えば楽に行ける……よな?」


東京へ行きました!





京太郎「さて、ここまで来てしまったわけなのだが……どうしよう」

京太郎「日帰りだとして……何しよ」







京太郎「そういや前、麻雀教室なんかバイトでやったっけ?あれ大阪のローカル局だったらしいけど」

京太郎「テレビか……せっかく都心に来たんだし自分を売り込むのもいいな」ウンウン

京太郎「物は試しだ!挑戦あるのみ!」

京太郎「でも売り込みってどうすればいいんだ……?」




京太郎「ん?この広告は……」


【プロ雀士に挑戦してみませんか!】

【この広告をご覧の貴方!プロ雀士に挑戦して、豪華賞金を手に入れませんか?】

【挑戦者は―――まで!】


京太郎「……へぇ」

京太郎「賞金までもらえて自分を売り込める、なんという一石二鳥!」

京太郎「早速この場所に行ってみるか」






良子「ドキッ!プロ雀士だらけの大勝負大会ー!」

大沼「」ドンドンパフパフ

はやり「わー!わー!」

健夜「ゎ、ゎぁー……」

理沙「頑張る!」

靖子「私の番はまだですか?」

良子「というわけで始まりました、プロ雀士だらけの勝負大会」

良子「司会は私、戒能良子でお送りいたします」

良子「このプログラムでは、私たちプロ雀士が一般の方々とさまざまなバトルを行います」

良子「一般の方が私たちに勝利した場合、金一封が贈られます」

良子「それでは一番!トライアスロン対決から参りましょう」

良子「VTR、どうぞ」


                  -- ―-  ,,
            ,, ''"           "' 、
           ´                 ヽ
        /                    ヽ
       ,                  ヽ    ハ  ',
       /     / / !          ',    , ハ
       / /    ./ / /|        |!    ',    '   !
     l' /{     ,' ,イ/__!__      !__  |   |
     | { .!     !./ ̄  !|      j ヾ ̄ |    |  | 、
     /ヾ    {___|/   lヽ    /!/__   __|    |  |、 \
     ' /\    >_二ニ x,,\ _/  z ニ二__<   | ,' \ ヽ
   .//   |\\! {////}      {////イ !    |/     \ヽ
  〃     |   l ヽヘソ      ヽヘソ !     !      ヽヽ
  /        !    |',      '        |     |       ヽ}
        |    八      _       /!   /
        |   / .>     !_ヽ    イ|  /
        | |レ   / ,>     ィ'"|_ `.!//
        |/  ./-''" / | ¨:::   |ハ !\\
               , イ ヽl_  _,,/  ヽ  ` ゙
              イ   ,ハ_ヘ     }<
         > '"  {   /////〉    l   ゙ <
      > ''"      l  / {//// \  j       ゙ <

             プロ雀士代表
               戒能良子(20)
良子「トライアスロン……ですか」

良子「体力には自信があるので、誰が来ても大丈夫だと思います」



そして対するは――――!




京太郎「麻雀では敵わない、でも体力に自信はある」

京太郎「じゃあいつやるか?」

            _,...---、_,.、
           / : /: : / : : ヽー-、
            /. : :, !: iハ!/メ、.i | \
            イ : :{ ヽN  'i:!/!人iヽi
         _1: : :i(    _ 丶:\
        /   `Yリヽ   '、_)'´!`ー`  「今でしょ!」
      /:::..     |  ,. _/
.      /.::、::    ト、ィ'
      / ::::::|::    !;-!
    /  ::::|::     ! ヽ、        ,:-‐クヽ
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             国民麻雀大会優勝者
                須賀京太郎(16)

――――今、戦いの火ぶたが切って落とされた……!





良子「まさか相手が京太郎だったとはね」

京太郎「俺もまさか良子さんとトライアスロン対決ができるだなんて思っても見ませんでしたよ」

良子「いい勝負にしよう」スッ

京太郎「もちろんです!」ギュッ



二人は熱い握手を交わし、スタート地点へ!



京太郎(競技は水泳→自転車→マラソンの順番)

京太郎(そして良子さんは競泳水着着用……!)

京太郎(永久保存版だな!)グッ

良子「?」ポヨン


「よーい!」

「スタート!」






京太郎(水泳……とりあえず俺に分があるみたいだ)

京太郎(良子さんまで溺れないでほしいけど……?)

京太郎(あの光ってるのは何だ?)

チクッ

京太郎「い゙っ゙!」

京太郎(何だこれ……釣り針?)

誠子「お、大物の予感!」

誠子「釣りあげてやる!」ギュルギュル

京太郎(痛い痛い痛い痛い痛い!)

京太郎(針を抜かなきゃ……!)



誠子「……手ごたえが無くなった?」

誠子「逃げられたか」チッ






京太郎「どっかの釣り馬鹿のせいで随分遅れちゃったな……」

京太郎「この自転車で取り返すしかない!」





京太郎「くっ、はぁ、はぁ!」

京太郎(追いつけ、追いつけ!)

プシュ

京太郎「……は?」

プシュー…

京太郎「パンクした……だと……」

京太郎「運営に連絡しないとな……」


京太郎にAPが10加算された!



京太郎「良子さんの姿が何とか見えるくらい……か」

京太郎「運悪いな俺……」





良子「はぁ、はぁっ」

良子(さっきからベリーサースティーで……)

良子(目の前が、何だか)グラッ

良子(あ、あ、れ?)

良子(め、がまわって……)

ドタッ


京太郎(……?)

京太郎(良子さんのペースが落ちてきたような……)

京太郎(よし、今が勝負どころだ!)タッタッ

京太郎(…………あれ?)

京太郎(良子さんが、倒れた……!)






京太郎(確かに、これはチャンスかもしれない)

京太郎(けど……こんなこと、見過ごせない)

京太郎(助けを呼んで俺はゴールへ行けばいいかもしれない)

京太郎(……やっぱり、そんなのダメだ!)

京太郎「しっかり掴まっててくださいよ」

京太郎「……聞こえてない、よな」

京太郎(ここまで来たんだ、二人でゴールする!)

京太郎「前進あるのみ……っ!」


  •  ・ ・ ・ ・ ・ ・

  •  ・ ・ ・ ・

  •  ・ ・



良子「ん……ここは?」

京太郎「気付きました!?」

良子「京太郎……私は、一体?」

京太郎「良子さん、走ってる最中に倒れたんですよ!脱水症状で!」

良子「脱水症状……」

良子「……じゃあ、レースは京太郎が勝ったんだね」

京太郎「いや、同着です」

良子「同着?」

京太郎「えっと……あ、もうこんな時間か、俺帰りますから、お大事に!」

良子「えっ、京太郎?」


  •  ・ ・

  •  ・ ・ ・ ・

  •  ・ ・ ・ ・ ・ ・


『勝負はなんと引き分け!』

『名勝負を繰り広げた二人に拍手を!』

ワァーッ! ワァーッ!

良子「…………」

良子(京太郎は、あのとき私を助けて、一緒にゴールした)

良子(そういうこと、だったのか)

「戒能さん!感想!」ヒソヒソ

良子「彼のおかげで、助かりました」ウルッ

良子「ありがとう、ござい、ました……っ」ポロッ

良子「……それでは次の勝負です」

『次の勝負は!小鍛治プロと、若作り対決だー!』

良子(今度、もっとちゃんとお礼を言わないと)

良子(目の前で、ありがとうって)








京太郎「結局、感謝料で金一封貰っちゃったな……」

京太郎「次、何しよ」

京太郎「金も入ったし照のために菓子を買てってやるか」

京太郎「美味そうなのを片っ端から選んで行こう」

京太郎「ビアード・○パから各地のアンテナショップまで行ってきた結果……」






京太郎「なんつー無駄遣い……」

京太郎「今度から金は大事に使おう」

京太郎「そろそろ時間も限界だし、照に会いに行こう」

京太郎「直接白糸台まで来てみたぞ」

京太郎「ここで照を待ち伏せすれば……っと」

京太郎「あ、あの人は……」







京太郎「弘世さん……かな?」

菫「」ササッ キョロキョロ

京太郎「何してるんだ?」

菫(パ○の実いちご味、ようやく手に入れた!)

菫(後はこれを淡や照たちにばれないように……)

京太郎「ひーろせさん」ボソッ

菫「ひゃぁっ!」ビクッ

京太郎「何やってるんですか?こんなとこで」

菫「す、須賀……って!貴様こそここで何をしている!?」

京太郎「照に話をしに来たんですけど、知りませんか?」

菫「うっ、あいつか……」

京太郎「いないんですか?」

菫「いや、そういうことでは……」ポロッ

菫「あっ」

京太郎「……パ○の実いちご味、ですか」

菫「わ、悪いかっ!」

京太郎「前もきのこたけのこ戦争に巻き込まれましたし、今は驚きませんよ」

菫「そういえばそんなこともあったな……」

京太郎「要するに照と淡にこれを食べているところを見られたくなくてここでコソコソしていた、と」

菫「そう言うと私が悪いことをしているみたいじゃないか……」

京太郎「で、結局照はどこにいるんですか?」

菫「ああ、照ならまだ部室にいるはずだ」

京太郎「わかりました、じゃあまた!」タッタッ

菫「おい!このことは秘密だぞ!」

京太郎「わかってますよー!」





京太郎「確か部室はこっちの方だったはず……」

照「……京?」

京太郎「照!」

照「何しに来たの?」

京太郎「おう!お前を誘いに来たんだ!」

照「誘い?」

京太郎「……うーん、廊下で話すのもアレだし場所を変えよう」




【教室】


照「それで、誘いって?」

京太郎「うん、あのさ」

京太郎「また、三箇牧に戻ってこないか?」

照「……え?」

照「……っ」

京太郎「中核が、もう一人必要なんだ」

京太郎「もうすぐ照も郁乃さんもエイスリンさんも引退だけど、やっぱりみんなで笑って引退してほしいしさ」

照「でも、私なんかがいたって……」

京太郎「三箇牧のみんなのため、俺のためお前の存在はものすごく大きいんだ」

京太郎「照が嫌なら戻ってこなくていい」

京太郎「けど俺は、お前がいないと1日1日がなんかつまんねぇし」

京太郎「お前がいなくなってから胸にポッカリ穴が空いた感じがして……なんつうか、寂しいんだ」

照「…………」ウツムキ

京太郎「ゆっくり考えてくれよ、俺は待つから」

照「……うん」

照「…………」

照(京は、私に戻ってきてほしい)

照(前話した時も、言ってた)

照(私は……私は……)

京太郎「…………」

京太郎「……なあ、照」

京太郎「また俺と一緒に、麻雀打とうぜ」

照「……~っ!」ポロッ

京太郎「えっ、てっ、照!?」

照「うぇっ、ぐすっ」ポロポロ

京太郎「な、何泣いてんだよ」アセアセ

照「京、っ、ごめ、ん」ポロポロ

照「あっ、ありっ、ありがと、う!」ポロポロ

京太郎「っ、ああ、どういたしまして」

照「いつも、ずっと、今まで!」ポロポロ

京太郎「……俺も、照がいてくれて幸せなんだ」ギュッ

照「ぁ……」

京太郎「ありがとう」

照「……うん……うん!」ポロポロ




帰り道、京はよれよれの服を着て、私はぐしゃぐしゃな顔で喋っていた

ただ他愛もないこと、三箇牧のこと、白糸台のこと、今日のこと

言いたかったこと、さっきも言ったけど、また言いたい


「京」

「ん、どうした?」


少しだけ京の前に出て、振り向いて


私に声をかけてくれて

私と遊んでくれて

私と麻雀をしてくれて

私を助けてくれて


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    |::::.、        '^リ::::::!:::::::::::::::: : | |     照「ありがとう」
    |::::ハ`       !:::::/:::i::::::::::::i: |ノ
    |/   ヽ.__,..::、  /::::/:::/:::::::/:/!: /
           V | /::ノi!:/!:::::ノソ }ノ
          ,..-‐y/‐j/フ‐'" ̄\
     ,...-‐'"            `ー- 、
   r=、´                   `ir、
  /\ヽ、                     ||.ト、
 ハ   | |:|                    ||.| |
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|  ゙、 !.i:i                   ||.||

照「多分、あっちに行くのは来週になると思う」

京太郎「ああ、待ってる」

照母「あら?照?それにそこの男の子は……」

京太郎「御無沙汰してます」

照母「久しぶりね、京太郎くん」

照母「それで、二人はひょっとしてあれかしら?遠距離恋愛?」

照「違う!」

照母「あらそうなの?じゃあどうしてここにいるの?」

京太郎「照を三箇牧に誘いに来たんです」

照母「へぇー、それで照は行くのね?」

照「なんでわかるの?」

照母「何となくよ、何となく」

京太郎「は、はぁ……」

照母「そうだ!明日から大阪まで行くから一緒に行かない?」

照母「そっちの方がお財布も楽でしょうし」

京太郎「あー、そうですね、それではよろしくお願いします」

照母「決まりね!今日は家に泊まって……あ、照と一緒に寝るのはダメよ?」

京太郎「しませんから!」




【11月第2週 休日】終