【10月第4週 平日】


京太郎「今週末から来週末にかけていよいよ国麻か……」

京太郎「絶対に決勝まで行ってやるぜ!」




キーンコーンカーンコーン


京太郎(今日もロンリー登校だった……)ガックシ

咏「京太郎のやつ、また落ち込んでるよ」ヒソヒソ

和「いつものことですね」ヒソヒソ

咏「だね」ヒソヒソ



京太郎「昼飯を食べに行くぞ!」

咏「その前に授業の課題片付けろよなー」

和「静かにしてください」

京太郎「二人とも当たり強いな!俺でも傷つくよ!」



京太郎「屋上に来るのも久しぶりだな……」

京太郎「一時期は狂ってるほどに来てたけど」

郁乃「あ、京太郎くんや~」

京太郎「郁乃さんっていつもここにいますよね……」

郁乃「ん~なんでやろな~」

京太郎「聞いた俺がバカでした」

郁乃「京太郎くん酷いな~お姉ちゃん怒ってるで~」プンプン

京太郎「あんまり怒ってるように見えないんですけど」

郁乃「まあ怒っとらんから」シレッ

京太郎(何なのこの人!)イラッ

郁乃「せや~二人っきりなんやし一緒に食べへん?」

京太郎「いいですね、食べましょうか」



郁乃「~♪」モグモグ

京太郎「郁乃さんのお弁当は霞さんが作ってるんでしたっけ?」

郁乃「せやで~居候やからな~」

京太郎「ダメな大人だこの人……」

郁乃「むぅ、さっきからいろいろと酷いこと言うな~」

京太郎「冗談!冗談ですから!」

郁乃「そうなん?」

京太郎「まさか本気でダメな人だとか思ってるわけないじゃないですかー」ボウヨミ

京太郎(実際この人何もやって無さそうだな……)

郁乃「なら良かったわ~」ニコニコ

京太郎(憩さんも郁乃さんもいっつも笑ってるよな)

京太郎(照も同じくらい笑えばいいのに―――)ポワポワ


照『そっか、良かった~』ニコニコ


京太郎(可愛いけど何か違うな)

郁乃「~♪」モグモグ

京太郎(話題途切れちゃったけど、どうしよう)



京太郎「郁乃さんは……国麻に出るんですか?」

郁乃「ん~団体戦は遠慮しておきたいな~」

郁乃「末原ちゃんたちと一緒に戦う言うんは魅力的やけど……私は本当は出ちゃダメやから」

京太郎「そう……ですよね」

郁乃「個人戦は面白そうやから出るけどな~」

京太郎「じゃあ俺と当たるかもしれないですね」

郁乃「手加減はせえへんよ?」

京太郎「上等です、勝ってみせますから」

京太郎「そういえば国麻ってプロの人たちも出るんですか?」

郁乃「それは冬の全国プロ・アマ交流戦だけやな~」

京太郎「やっぱりそうなりますよね」

郁乃「なんや?小鍛治さんとかと戦いたかったん?」

京太郎「それだけは遠慮しておきます」

郁乃「私も嫌やわ~」

郁乃「せや!京太郎くんが決勝戦まで行ったらご褒美あげるわ」

京太郎「ご褒美……って前の良子さんみたいな?」

郁乃「うん、誰か呼んであげるわ~誰がええ?」

京太郎「だったら……そうですね……」



京太郎「臨海の監督さん……でも?」

郁乃「……京太郎くんはかっこいい人が好きなん?」

京太郎「確かにそうかもしれませんねーってはぁっ!?」

郁乃「だっていっつもかいのーちゃんとかカントクちゃんとかとおるやん~流石に拗ねるで?」

京太郎「ただの偶然ですって」

キーンコーンカーンコーン

京太郎「あ、予鈴だ」

郁乃「今日はここまでやな~」

京太郎「そうっすね、ありがとうございました」

郁乃「私も楽しかったで~」


放課後

京太郎「相変わらず暇だ……」

京太郎「愛宕監督曰くもうすぐオーダー決めをするとか」

京太郎「俺もそういう会議に参加したりとかしなくちゃなのか?」




京太郎「今日こそは勝ってやる!」


泉「京太郎くん!久しぶりに打ちませんか?」

京太郎「へー泉は俺に勝つ自信があると」

泉「今日こそは勝ってみせますよ!」






俺は、打っていた

暖かな陽だまりの中で

照と咲とモモと、三人の幼馴染と

俺は彼女たちと互角に戦っていた

それが何故かなのはわからない

思い出そうとすると溢れてくるのは水

水に溺れる感覚

あの感覚は……一体



照「京は私たちを懐かしい気持ちにさせる」

京太郎「懐かしい気持ち?」

咲「麻雀を始めたころの初めての気持ち」

京太郎「なんだそりゃ?そんなオカルトありえねえっつーの」

桃子「それが京太郎のわけのわからない強さなんっすよ」

京太郎「強さっつっても大して勝ててないし……」

照「それは京の運が悪いだけ」

京太郎「えぇ……」ズーン




京太郎(…………)

京太郎(今のは、一体……?)

洋榎「負けた……」ガックシ

泉「今日こそは勝てる思うとったのに……」

京太郎「まあまあ、二人とも元気出して!」

泉「京太郎くんに言われたないですわ」

洋榎「せやせや、ちゃっかり二位のくせに」

京太郎(なんで責められてるんだろ)








京太郎「さっきのはなんだったんだろうな……」

雅枝「須賀、肩揉んでくれるか?」

京太郎「はいはーい」モミモミ

雅枝「あ^~気持ちええな^~」

京太郎「ってなんで俺が監督の肩揉んでるんですか!」

雅枝「なら胸もええで」

京太郎「いいんですか!」ニヘラ

京太郎「って欲しくないわそんなもん!」

雅枝「なんや失礼やなーはい続き続き」

京太郎「はぁ……」モミモミ

京太郎「監督ー何か話しません?」

雅枝「別にええでー」




京太郎「そういえば国麻のオーダーってどうなってるんですか?」

雅枝「あーそれは今夜石戸の家で話そ思うとったんやけど」

京太郎「そうですか」

雅枝「須賀も参加してくれるか?」

京太郎「俺なんかの意見を参考にしてもいいんですか?」

雅枝「ええんやないの?須賀やったら贔屓なんてせえへんやろ」

京太郎「結構信頼されてるんですね、俺」

雅枝「まあ……せやな」

京太郎「なんか間があった気がするんですけど」

雅枝「手休めずに揉みぃ」

京太郎「はいはい、ここいら辺ですか?」グイッ

雅枝「んぁぁ、ええなぁ」





京太郎「こんにちはー」

店員「おっ、須賀の坊ちゃん久しぶりやな」

京太郎「どうも、お久しぶりです」

店員「今日も何人かおもろいのが来てるで」

京太郎「へー楽しみですね」

店員「まあ立ち話もなんやから入って入って」




おっさん「げっげっげ、よう来たな須賀んとこのォ!」

善野「須賀くんか、よろしくな」

良子「面子もそろったことだし、スタートしようか」



京太郎 92+177+35=304
良子 74+200+60+30=364
善野 73+200+30-15=285
おっさん 96+120+15=231


京太郎(昔のあの感じ)

京太郎(なんであの感じを忘れていたんだ……)

京太郎(もっと……自由に!)カチャカチャ←ベルトを外す

ゴッ

京太郎(来た!)

良子(……これ……は)

善野(ふむふむ)



良子「ツモ、これでフィニッシュです」

善野「お疲れ様でしたー」

京太郎「お疲れ様でした」

良子「京太郎、さっきは何を……?」

京太郎「よくわからないんですよね、昔の感覚と言うかなんというか」

善野「へー面白いこともあるんやなー」

良子「中々良かったよ、それではまた後で」

善野「ほな後でなー」

京太郎「さよーならー」

京太郎「善野監督って元気そうだよな……」







京太郎「会議の前にメールでもするか」

京太郎「多治比さんに送ってみるか」

京太郎「前カス虫外道とか言われたんだよな……」

京太郎「何て送ろう」


京太郎『こんばんは』

京太郎『多治比さんって美人ですよね』ピッ

ヴーッ ヴーッ

真佑子『何ですかいきなり』

真佑子『気色悪いですよ』

京太郎「歯に衣着せてねえ!」

京太郎『突然あんなメールを送ってすみません』

京太郎『なんか口説いてるみたいですよね……』ピッ

ヴーッ ヴーッ

真佑子『わかってくれればいいんですよ』

真佑子『私も少し言い過ぎちゃいましたね』

真佑子『あんなことを言われたらどうしていいかわからなくて』

京太郎「言い過ぎ……うん、そうだよな」

京太郎「ん?もうそろそろ時間か、こっちを終わらせないとな」

京太郎『こちらこそすみません』

京太郎『もう用事があるので失礼しますね』ピッ

京太郎「よし、会議だ会議!」


【10月第4週 平日】終












雅枝「全員揃ったみたいやな」



良子「イエスマム」

                  . . . .- ― -. . .,,
               ,,. :´ : : : : : : : : : : : : : : `: : ,,
             ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
          / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : ヽ
         /: /: : : : : : : : : : : : : : : : : : , :, : : : :ハ: : : :',
        /: / /: : : :/: : /: : : : : : : : : : : ハ: : : : : ',: : : ハ
       // / : /: : : :/:l: 〃 : : : : : : : : : :/ : : ! : : : : }: : //!ヽ
       {l/: : l: : : 斗イ: !: : : : : : : : メ:/|: : : :!: : : : : l/:/:! : \
      /;, {: : :l: : : N ハ: :|: : : : : : : / : :\:_:_:_! : : : : :l:/:/ト . : :\
    . //丶,: : :、: : |弍芝ミ: : : : : /:/ l:l : : :! !: : : : : !: :/::,' \: : :ヽ
    〃   〉: : :\:!  戔沁 : /イ .=芸ミx:| |: : : : : lイ//   ヽ : :ハ
    /     ,': : : : : イ 弋_ソV     {戔刈ミ : : : : /: /     \: ',
   ./     l: : : : : /| ,,,        弋_ ソ/ : : : :/ Y        ∧:.!
         l: : : : /八    '     ,,, /: : : : /イ       .   l }
         |/!: :/   \  、      /: : : :/: ヽ            l:}
         | .∨  ムイヽ    ,, イ: : : :/> : : \          〃
           / ,、----  ニl --/: 'イ |    \:ヽ         /
             //!    ハ ムイ.___|     ヽ}
             {:::|   /:::]    ―   ハ      /
           r‐ V⌒Y:::イ ム/    ヽ   ',

              近畿Aコーチ 戒能良子



霞「京太郎くん、お茶入れてくれるかしら?」

           ,  ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::..ヽ
        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;、:.:.:.:.:.:.:::::ヽ:::..:.ヽ
       // .:./..::::/.:::;:::::::::::/ ';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:';::::....;
        /,'::.:::;'.:::::/.:::l!::::::::::;'  .';::::::::::l:::::::::l:::.:.:..i
        /.i::::::::|:::lL::-亠 : :::l  ̄丁T!::‐!::::::l:l:::::.:.::|
.       i !:、::::l::::l!、:_」L::::l:::l --+HL_:::l:::.;リノ:::.:.:...|
        ! .l:::::トゝ:!´__::_ヽ:川  ,,z=-zy/j;イ:::::::::::::::.|
        | .l :::::. lv'筰:卞 ヽ. ´ b::::::::jヽ .!l::::::::::::::.|
       l ::::::::l! .辷.ノ      ー.―   ll::::::::::::::.|
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          l:: .:::.::/ ゝ´ll  /,':::::::::::::::::./> 、
         l: .::::::///  ! / /::::::::::::::: イ./   ヽ
.           l:.:::::/  ,'  /  /::::::::::::::;.' /    | .i
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           ,':::l  ./      i:::::::::::: / /    / l! .l
        /::丿, '     /!:::::::::::;' /    /     !
              三箇牧高校監督 石戸霞

郁乃「棚にせんべいあるからよろしくな~」

     , '"::::::::::::::: ̄`::: 、
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ
  ./::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::::::::::ヘ
  ′:::::::::::i::::::::::::::!ハ::::::::::::∧
  i|:::::::::::::::|::::::::::::::!  ヤ::::::::::::∧
  |i:::::::::::::::|:::::::::::/   リ从:::::::::∧
  |::::::::::/´レ勹´    _`_キ:::::::::∧
  |:::::::::::!' ,r=‐     ⌒i|::::::::::::::\____
  |::::::::爪 ´,,       ″|::::::::::::::::::::ヽ、 `ヽ
  |::::::::::::::ゝ        .,ノ:::::::从:::::::::::::`ヽ、
  |::::::::::::::::::心 _/.)^._ イ´::::::::∧\::::::::::::::::}
..,ィ|i:::::::::::::::::::::::::/./:   |:::::::i::::::::::\ }::::::::ソ
{::::./::::::::::::::|::::::,'‐^ュ   `k |:::::::i::::::::\"´
ji:{::::广 ̄丁::j’  ´> ‐''ノ从::::::|-ミ::::::::}
  ji:ル   /::::人__,,斗宀'"  i \|ノ;:::/i
   |  彳"/::::::::/'     │  !"¨ ./
   |ゝ-弋./::::::::/__  __ _/i  / |!/|
   |:::::::::::/::::::::/:::::`´:::::::::::::|/  |::::::i|
   |:::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::|   |::::::i|
              三箇牧高校次鋒 赤阪郁乃

京太郎「はいはい」

                    /\-――‐- 、
              , --=7   丶      `ヽ
         /,             ヽ  ヽ
        ∠/       /      、 、  丶  i
        /       i     ! l.  l i.  i |
       /  ,/  ! !  l||   ! |、 ll !  |  ヽ、
      /_ -7 , | l ト、| |ヽ!  N , 斗 r  ,'_  ト--`
     ̄  //!  ! Nヽ!\|,//l/ l/! N ,ハ !|
       ´ / ,i丶 {=== l/ == =l/ ' ノ リ
        // l i `i           _/,、/
        ´   {ハ!ヽ{    ′      /!}/ ′
              丶  ー ―‐ '  / |′
               \    /  |
                __ i ー '     ! __
          , ィ'´:.:/-‐ ´}     /  `Y´:.:.\
      , -‐'' ´:.:./:.:.:./― - 、   ,/__ /:.:.:.:.:.:/`丶、
      ハ:.:.:.i:.,:.:,′:.:i     `    ̄    /:.:.:.:.:../:.:.:.:.:.:.:.丶、
    /:.:.:.i:.:.:|,':.:i:.:.:.:.:!   ヽ  /   /:.:.:.:.:.:/:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:,.ヽ
     !:.:.:.:.ヽ:.{:.:.l:.:.:.:.:l.     i     /:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:.:.:.:./:.:.:.i

              インターハイ男子個人戦チャンピオン 須賀京太郎




雅枝「おお、会議っぽいな」

京太郎「雅枝さんは無かったので我慢してください」

雅枝「不公平や……」

京太郎「そういえば試合表とかどうなってるんですか?」

雅枝「あーそれはな……」ゴソゴソ

雅枝「こうなっとる」


一戦目 関東 対 東北 対 近四中 対 九州

二戦目 近畿A 対 中部 対 一戦目の下位二チーム

三戦目 一戦目の上位二チーム 対 二戦目の上位二チーム


京太郎「うちのチームは楽なんですね」

郁乃「善野ちゃんのくじ運はええからな~」

京太郎「その善野さんは?」

良子「少し気分が悪いそうなので帰ってしまった」

京太郎「そうなんですか」

雅枝「ちなみに日程表はこうや」


一日目 第一戦
二日目 第二戦
三日目 決勝戦
四日目 オフ
五日目 オフ
六日目 個人戦一回戦
七日目 個人戦二回戦
八日目 個人戦準々決勝
九日目 個人戦準決勝
十日目 個人戦決勝戦


雅枝「個人戦は一位の選手の勝ち抜けや、それ以外はそのまま敗退」

雅枝「それで本題のオーダーをどうするかや」

良子「これが選抜最終候補のレコードだよ」





京太郎「なるほどなるほど……」

京太郎(よくわかんねえ……)

雅枝「まずはどこから決めよか」

良子「エースの置き場を決めておきたいですね……」

郁乃「姫松や新道寺みたいな変則型で行くのもありやな~」

霞「そうね……どうしましょうか」

京太郎「やっぱり先鋒から決めましょうか」

霞「そうね」

良子「注意すべきは永水のコマキ、龍門渕の天江、白糸台の宮永照でしょうか」

京太郎「咲はいいんですか?」

雅枝「宮永妹は大将向きみたいやからな、先鋒よりも大将の方が使いやすいやろ」

京太郎「確かにそうっすね、それじゃあ誰にしましょうか?」

雅枝「私としては荒川やな」

京太郎「俺も憩さんは安定してると思いますね」

郁乃「え~咏ちゃんの方がええと思うな~」

良子「私はあえて清水谷がいいと思います」

良子「安定感ならこちらも十分かと」

霞「みんな色とりどりだから困るわね……」

京太郎「多数決の結果憩さんに決まりました」

霞「次は次鋒ね」

郁乃「私は咏ちゃんがええと思うな~阿知賀の子みたいな感じで巻き上げるんや~」

良子「それなら園城寺選手の方がよくないですか?」

雅枝「その形やったら江口もありやな」

京太郎「皆さん結構ひねくれてますね」

郁乃「せやろか~?」

霞「次鋒は咏ちゃんね」

郁乃「次は中堅さんやな~」

京太郎「ここは姫松の伝統通り洋榎さんで行きましょうか」

良子「江口選手もよいのでは?」

雅枝「私は園城寺がええな、そないに消耗させずに済むやろうし」

雅枝「洋榎に決定やな!」ウキウキ

京郁霞良(すっごく嬉しそう)

霞「次は副将ね、郁乃ちゃん辺りがいいかしら?」

郁乃「霞ちゃんに選ばれるってなんか嬉しいな~」

京太郎「俺は怜さんですかね」

良子「新道寺のように江口選手でどうですか?」










京太郎「無記名投票の結果、副将は怜さんになりました」

雅枝「須賀は園城寺のこと名前で呼んどるんやな」

京太郎「成り行きで……」

郁乃「京太郎くんは誰とでも仲良くなるからな~」

霞「そこが京太郎くんのいいところね」

良子「…………むぅ」

良子「なんか嫌だ……」

京太郎「次は……ってもう大将しかないですね」

雅枝「大将は勝負所やな、もう後が無い」

京太郎「一番重要ですね」

霞「これも最初は候補を絞りましょうか」

雅枝「大将は……お前が適任やな」

郁乃「え?私~?」

良子「ミートゥーです」

霞「でも私は……」

雅枝「自分の生徒が選ばれるんやから喜ぶべきやろ」

京太郎(そうだ……二人とも郁乃さんのことを知らないんだ)

京太郎「郁乃さんは……それでいいんですか?」

郁乃「……別に、大丈夫やで」

雅枝「決定やな」


オーダー

先鋒 荒川憩
次鋒 三尋木咏
中堅 愛宕洋榎
副将 園城寺怜
大将 赤阪郁乃


雅枝「次会うのは土曜日やな」

京太郎「あれ?そういえば国麻の会場って……」

霞「ここ、大阪よ。私たちは中心街の方のホテルを取ってあるわ」

京太郎「わかりました。じゃあ俺帰りますね」

霞「お疲れ様ー」

雅枝「ほな私らも帰ろか」

良子「イエスマム」

雅枝「……なあ、その呼び方やめてくれへん?」

良子「イエスマム」




【10月第4週 平日 深夜】終

















【10月第4週 休日】

【国民麻雀大会1日目】


日程について

一日目 第一戦
二日目 第二戦
三日目 決勝戦
四日目 オフ
五日目 オフ
六日目 個人戦一回戦
七日目 個人戦二回戦
八日目 個人戦準々決勝
九日目 個人戦準決勝
十日目 個人戦決勝戦

※個人戦は一位のみ勝ち抜け



京太郎「朝から現地入りだ!俺って偉い!」

京太郎「初戦は関東と東北、関西と九州だったな」

京太郎「試合は昼から見に行くことができるけど……まずは何をしよう」



京太郎「試合会場の下見に行くか」

京太郎「確か試合会場は……」





哩「お、須賀じゃなか」

京太郎「白水さん、もう来てたんですね」

哩「昨日新幹線ば使うてな、須賀は……なしてここに?」

京太郎「大阪選抜のサポーターっていうかコーチみたいなことやってるんですよ」

哩「こっちはそげなんいなか……羨ましか」

京太郎「と言っても何もやってませんし……」

京太郎「そういえば鶴田さんはいないんですね、いつも一緒なのに」

哩「姫子ん奴ば「せっかく大阪に来たやけん買い物ば行ってきます!」言うてな……」

京太郎「試合開始は……あと4時間くらいですね、どうします?」

哩「ん……どうしよか」

京太郎「じゃあ探検でもしてみましょうか」

哩「探検?」

京太郎「俺もまだ入ったことないですし、どうですか?」

哩「……どうせすることもなか、よかよ」

京太郎「では行きましょうか、お姫様」

哩「調子ばよかね」

京太郎「よく言われます」



京太郎「哩さんはどこのポジションなんですか?」

哩「試合ば見てんからのお楽しみ」

京太郎「元々教えてもらえるなんて思ってませんでしたけどね」

哩「ここばステージと?」

京太郎「そうですね、団体戦の試合はすべてここでやるらしいですよ」

哩「興奮してきよったな!」

京太郎「俺もです!」

哩「願わくば明後日、ここでな」

京太郎「明日じゃないんですね」

哩「私らは強いけん、負けばせんとよ」

京太郎「俺たちも行きますからね!」

哩「うん、楽しみや」



哩「あ、そろそろ時間たい。ここまでやね」

京太郎「それではまた、どこかで」

哩「さいなら~」









京太郎「試合やってるらしいけど、情報無しっていうのも面白そうだよな」

京太郎「ってことで街をぶらつこう」

京太郎「どこ行こっかなー」

prrr prrr

京太郎「はいもしもし」

霞『京太郎くん?控室にお弁当運んでおいて、それじゃね』

京太郎「ちょっと待っ(プツッ)て!」

プーッ プーッ

京太郎「何なんだよ……」


【会場】

京太郎「お弁当って言ったって……」

『大阪選抜様』

京太郎「あ、あった」

京太郎「箱一個分か、軽いな」ヨッコイショウイチ

京太郎「えーっと俺たちの控室はーっと」キョロキョロ

京太郎「確かこっちかな?」




ヴーッ ヴーッ

霞『第一戦、関東と九州が負けたわ』

霞『第二戦に備えて今夜練習をするからできれば来てちょうだい』

京太郎「照のところと白水さんのところが負けたのか!?」

京太郎「意外だな……って関西は高鴨さんと東北には姉帯さんがいるのか……誰に当たってもやばいな」

京太郎「街を回って帰るか」


京太郎「神頼みに神社に来てみたぞ!」

京太郎「でも結構寂しいところだな」

ヒュゥー

京太郎「巫女さん一人いねえや」

京太郎「おみくじもお守りも無人だし、不用心だろ……」


京太郎「おみくじでもしていくか」

京太郎「金入れて」チャリン

京太郎「箱の中からつかむ……っと」

京太郎「……おおっ!」

末吉

  • 願望 叶う……叶います、多分
  • 恋愛 鏡を見てから出直してきなさい
  • 待人 来るんじゃないかな
  • 金運 稼ぐ貴方に禍が!今すぐ本殿にある黄金の壺を買いましょう!(要十万円)
  • 学力 信じる者は救われる


京太郎「学力の項目黄金の壺売ろうとしてんじゃねえか!」












京太郎「ホテルは……ここでいいんだな」

京太郎「部屋番号は404か、今回も誰かと一緒なのかな……」

京太郎「なんでまた一緒なんですかぁぁぁあああ!!!」

洋榎「それはウチの台詞やぁぁぁあああ!!!」

京太郎「…………」

洋榎「…………」

京太郎「異議申し立て、行きます?」

洋榎「もうええわ、いつものことやし……」

京太郎「俺も絹恵さんじゃなくて洋榎さんでよかったです」

洋榎「おっ、京太郎もようやくわかってきたな!」

洋榎「オンナは胸やない!度胸や!」

京太郎(そういうことだけどそういうことじゃないんだよなぁ……)



京太郎「洋榎さーん!遊びませんかー!」

洋榎「京太郎は練習行かへんのか?」

京太郎「れ……練習……?」

洋榎「なんや知らんかったんか……来ないでええんか?」


京太郎「じゃあ行きます!」

洋榎「せやったらこっち来ぃや」


雅枝「明日はいよいよ初戦や!」

雅枝「負けたらそこでお終いやさかい、気張るようにな!」

雅枝「ほな練習開始や!」


雅枝「須賀ーこっちやこっちー」

京太郎「はいはーい、なんですか?」

良子「今日は京太郎に特訓をしようと思ってね」

京太郎「特訓っていつもやってるじゃないっすか」

雅枝「今まで蔑ろにしとった部分があったからな、ほな始めるで」

京太郎「あんまり厳しいのは御免ですよ」

良子「さあ、どうだろうね?」

京太郎「えぇぇ……」




雅枝「はいそこもっと腰振ってー」

良子「グッジョブグッジョブ」

京太郎「んっふっ!ふんっ!」ブンブン

雅枝「ええでー絶好調やでー」

良子「ガンバ!」

京太郎「あのーいつまで俺はフラフープを続けなければならないのでしょうかー」ブンブン

雅枝「私らのどっちかから和了るまでやなー」

良子「それロンだよ」

京太郎「くそぅ……これで八局目じゃないですか!」ブンブン

良子(京太郎の腹筋……逞しいな……)

雅枝「そう思うんやったら早く和了ることやなーはいローン」

京太郎「人和ってどんだけ無駄な運使ってんですか!」ブンブン




京太郎「疲れた……」

良子「大丈夫か?」

京太郎「もう眠いっすよ……ふぁ」

良子「そうか、じゃあ今日はもう諦めるか……」

京太郎「諦めるって、何をですか?」

良子「せっかくだから、京太郎にイイコトしてあげようと思ったのに……」

京太郎「イイコトですって!?」

良子「京太郎が疲れているんじゃしょうがないよな、(特訓は)また今度にしよう」

京太郎(疲れているとできないイイコト……はっ!)

京太郎「ヤります!ぜひヤりましょう!」

良子「大丈夫なのか?」

京太郎「ばっちり!オールライトですよ!」

良子「よし、それじゃあそこに座ってくれ!」

京太郎(座る!良子さんはそういうのが好みなのか!)

良子「はい、サイコロ振るよー」

京太郎「……えっ?」




京太郎(イイコトってそういうことかよ……期待した俺がバカだった!)

京太郎「……ポン」

良子(京太郎、元気無いな)

良子(マネージャー愛宕がいなくなったから?私と二人っきりだから?)

良子(京太郎は嫌なのかな……)シュン

京太郎「良子さん?どうかしたんっすか?」

良子「京太郎は私のこと嫌……!」

良子「わわわわっ!今の忘れて!フォーゲット!ドントリメンバー!」

京太郎「ええぇ!?何ですか一体!?」

良子「なんでもない!なんでもないよー」

京太郎「は、はぁ……」



【1日目】終















【2日目】


京太郎「国民麻雀選抜大会……」

京太郎「俺は皆の力になれたのかな?」

京太郎「今日は朝から練習するらしいけど、どうしよう」


京太郎「やっぱり練習に行くか」

洋榎「ぐごーごえー」

京太郎「相変わらず寝相悪ぃな……」

洋榎「ぐげー」

京太郎「洋榎さーん、練習行きますよー」

洋榎「んあ?」

京太郎「練習だけで起きるのかこの人!?」






京太郎「咏、調子はどうだ?」

咏「ま、上々なんじゃねえの?」

京太郎「いつも通りみたいだな」

咏「私がこんなところで緊張してられっかよ、そだそだ、一緒に打たね?」

京太郎「よし、俺がビシビシ鍛えてやる!」

咏「あっはっは、どっちが鍛えられんだろねー」

京太郎「何をー!」






咏「……」トン

京太郎「……」トン

咏「……」トン

京太郎「咏?」トン

咏「なんだよ」トン

京太郎「そこまで気を張らなくてもいいんだぞ」トン

咏「……」トン

京太郎「誰もお前を責めない、だからもっと自由にやればいいんだ」トン

京太郎「インターハイのときもそうだったろ?」

咏「……わかってるよ」トン

京太郎「頑張れよ」トン

咏「……」トン


咏「……ありがと」ボソッ








怜「京くん京くん」

京太郎「何っすか?」

怜「ちょっと私と打たへん?」

京太郎「打たへんって、試合前なのに大丈夫なんですか?」

怜「せやからちょっとって言うとるやん」

京太郎「んー……わかりました」

京太郎「俺で良ければ、いくらでも」

怜「そかそか、おおきに」




怜「……京くん」

京太郎「今度は何っすか?」

怜「なんでウチを選んでくれたんや?」

京太郎「え?」

怜「聞いたで、京くんもレギュラー決めに参加しとったんやろ?」

京太郎「ああ、知ってたんですか」

怜「監督から話を聞いた愛宕姉から話を聞いた愛宕妹から話を聞いた船Qが言っとったで」

京太郎「そういえば親戚でしたねあの人たち……」

怜「……ま、ええわ」

怜「誰かが信じてくれてるってわかったわけやしな」

バスガデルデー

怜「ほな頑張って来るわ」

京太郎「俺が応援してますからね」

怜「おおきに、ほな会場で」ニコッ

ガチャ バタム

京太郎「……あれ?」

京太郎「バス……会場で……って!」

京太郎「俺って徒歩なの!?聞いてないよそんなの!」

京太郎「いや!今ならバスに追いつくかも!」

京太郎「うおおおおおおおおお!」










恒子「っっっっっ!さあ!やってまいりました国民麻雀大会!地区選抜団体の部!」

恒子「注目の第二戦目!実況は私!解説は関西チームコーチ瑞原プロがお送りします!」

はやり「よろしくお願いしますっ☆」

恒子「ホントはすこやんがいるはずだったんだけど負けちゃったので急遽瑞原プロに代わっていただきました」

はやり「そういうのは反感を買っちゃいますよ」

恒子「いやいや、天下のスーパーアナウンサーとトッププロに喧嘩を売るやつなんていないでしょう」

はやり「あ、それもそうですね」

恒子「というわけでバンバン実況していきます!」

はやり「解説していきますっ☆」

恒子「CMの間もチャンネルはそのままで!」





健夜「はぁ……」

健夜(こーこちゃんってばまたあんなこと言って……)ズーン

照「…………」ペラッ

照(咲と憩……それに神代さん、か)

菫「……はぁ」

菫(私が大量失点したせいであんなことに……)アウアウ

淡「…………」

淡(さんがまき!今度は負けない!)オー!

智葉「…………」

智葉(静かだな……)

小蒔「み、みなさん!今日も頑張りましょうね!」ムフー

哩「頼りばしとるとよ」

小蒔「いえ、私は昨日も大したことは」アセアセ

姫子「部長、浮気しとっとですか?」ジトッ

初美「とりあえず頑張るですよー」

小蒔「監督も何か一言!」

秋一郎「…………」

秋一郎「プリン食べたい」ボソッ

小蒔「プ、プリンですか!私も食べたいです!」

初美「勝ったらみんなでプリン食べに行きますよー」

咲「あううう、もうすぐ試合だよぉ」

衣「海千山千、実に楽しみだ試合だな!」

美穂子「ではその前にお弁当でも、どうですか?」

衣「おお!衣の大好きなえびふらいがあるぞ!」

透華「いつも衣のためにありがとうございます」

美穂子「いえいえ、こうして衣ちゃんも喜んでいることですし」

衣「ふぁひふぁはへはいほは?」(咲は食べないのか?)

咲「えーっと、じゃあ私はタコさんウインナーにしますね」

美穂子「はい、どうぞ」ニコッ

郁乃「ほな頑張っていこか~」

憩「照ちゃんたちが相手やんな」

洋榎「打ちだおれの洋榎にかかればそんなん関係あらへんわ!」

咏「誰が相手でも勝てばいいだけなんじゃねえの?知らんけど」

怜「竜華の太ももが恋しいわ……」

洋榎「ウチが膝枕したろか?」

怜「妹さんのなら喜んでしてもらっとったけど……アンタはな……ふっ」

洋榎「鼻で笑われた!?」

京太郎「はいはい皆さん、集中していきますよ」

洋榎「なんや結局着いたんか」

京太郎「ダッシュで来たんですよ!」

郁乃「おかしいな~バスで行くって昨日メールしといたはずなんやけど~」

郁乃「送れとらんかったわ、てへっ」

京太郎「てへっ、じゃないですよもう!」







京太郎(お守りと、あのときの藁人形)

京太郎(ゲン担ぎに渡しておくか)

京太郎(……藁人形は縁起悪いけど)

京太郎「憩さん!」

憩「なんや?」

京太郎「これ、お守りです。いざというときに役に立つと思うので」

憩「京太郎くんのやないん?」

京太郎「俺はもういいので、憩さんに持っていてほしいんです」

憩「大事にするな、おおきに!」ニコッ



京太郎「怜さん怜さん」つ藁人形

怜「なんやこれ、ボケか?ボケなんか?」

京太郎「お守りです」

怜「正反対やないか、縁起悪いわ」

京太郎「ふふっ、そのツッコミは想定内ですよ!まだまだですね!」

怜「むっ、京くんのくせに生意気やで」

京太郎「まあ相手の髪の毛取ってこの釘刺しておけばいいだけなんで」

怜「さらっとえげつないこと言うな……」









憩(先鋒戦……九州と関東の代表は確か――)


淡「あ!ケイだ!」

初美「こんにちはーですよー」

淡「また高校マイナス百年生とかー」

初美「マイナスってなんですかマイナスって!私の方が年上なんですよー」エッヘン

淡「どう見ても年下でしょ」

憩「そろそろ時間やし、はよ席座っといたほうがええんとちゃう?」

初美「そうですねー、中部の人はまだなんですか?」

淡「この私におびえて逃げ出したとかでしょ、あはは」

タッタッタッ

美穂子「はぁ、はぁ、すみません、遅れてしまいました」

美穂子「今日は、はぁ、よろしくお願いします」

憩「違ったみたいやね」

淡「むぅ……」

初美「中部の人も来たことですし、ぱぱっと始めるのですよー」









東一局
親 初美 100000
憩 100000
淡 100000
美穂子 100000


美穂子(関東と九州は後が怖そうだから、まずは大阪の人を)

美穂子「カン」

美穂子「ポン」

美穂子(あ、あら、ツモっちゃいました)

美穂子(でも、先手を取るのもいいですね)

美穂子「ツモ、4000・8000」



美穂子(……そして)

憩(なんでウチが親の時に……)

初美(私の出番なのですよー)


東二局
初美 92000
親 憩 96000
淡 96000
美穂子 116000


淡(北が余っちゃうなー)

淡(ハツミが北家……そんでもって和了られたら役満)

淡(ちょっとやばい気がするけど……)

淡(それでも、私は和了にいく!)トン

初美「ポンですよー」

初美(後は東さえ来れば)

初美(そう言ってる間に来ましたねー)

初美「カン!」

初美(昨日は不発でしたけど、今日はもらいますよー)



初美「ツモ!8000・16000!」

憩「親っ被りか……」

美穂子(大阪の人……危なさそうね)


東三局
初美 124000
憩 80000
親 淡 88000
美穂子 108000



淡「ロン、2900!」

淡「やられっぱなしなんてやだもんね!」

淡「連荘だよ!」

憩(全然聴牌できひん……)

憩(いや、まだまだや!)

憩(みんなにつなげたる!)


東三局一本場
初美 121100
憩 80000
親 淡 90900
美穂子 108000



美穂子(まずはここ、かしら?)トン

憩「それ、ポンで!」

淡(鳴かれると関係なくっても腹立つ……)

美穂子(大星さんはもう張ったみたいね、これなら大丈夫かしら)

憩(なんやろ、調子がええ)

憩(鳴けるし、牌も通るし)

憩「いっこ、カン!」

初美(順番飛ばされてばっかりなのですよー)

初美(ちゃんと私も混ぜてほしいですねー)トン

憩「ロン、6400や!」


東四局
初美 114400
憩 86700
淡 90900
親 美穂子 108000


美穂子(荒川さんは……染め手、みたいね)

美穂子(でも打点も高そう……)

憩「……」トン

美穂子(そうね……ここは)

美穂子「ポン」

初美(このまま逃げ切るですよー)トン

憩「ロン、24000や!」

初美「ななっ!?」


淡(うーん……三位かー)

淡(このまんまじゃカッコ悪いでしょ!)

【圏外射撃】発動!


南一局
親 初美 90400
憩 110700
淡 90900
美穂子 108000




淡「ツモ!ダブリー裏4!」

淡「3000・6000!」

初美「うう……」

初美「次はもらうのですよー!」

憩(このまんま逃げ切れたらええんやけど……)

美穂子(ここさえ乗り切れば……)


南二局
初美 84400
親 憩 107700
淡 102900
美穂子 105000


美穂子(東が二枚)

美穂子(薄墨さんは東と北で鳴いたら終わり、ならここはキープしておきましょう)

初美「カンですよー」

初美(後は東さえ来てくれればいいのですけど、持たれちゃってるみたいですからねー)

初美(ここは、混一色狙いで!)トン


初美「ツモ!北混一色」

初美「2000・4000」


淡(最後の親、ここで決めちゃうよ!)

【圏外射撃】発動!


南三局
初美 92400
憩 103700
親 淡 100900
美穂子 103000


美穂子(大星さん……また高そうな手)

美穂子(薄墨さんか荒川さんが振り込むのは可哀想……)

美穂子(それなら、私が)トン

淡「ロン!18000!」

美穂子「はい」ニコッ


南三局一本場
初美 92400
憩 103700
親 淡 118900
美穂子 85000


初美(あうう、役満和了ったのにマイナスなのですよー……)

憩(また聴牌できひんかった……)

美穂子(そろそろ……和了りにいきましょうか)

美穂子「ツモ、4100・8100」


オーラス
初美 88300
憩 99600
淡 110800
親 美穂子 101300


初美(ノーテンですかー)

初美(親の人が和了るのを待つしかないですかねー)

憩(あかん……ぜんっぜんダメや……)

淡(もっと稼ぎたかったけどここまでかなー)

美穂子(え、えーっと……これは……)



美穂子「ノーテン」

初美「ノーテン」

憩「ノーテン」

淡「ノーテン」


先鋒戦終了
関東 110800(+10800)
中部 101300(+1300)
大阪 99600(-400)
九州 88300(-11700)







京太郎「これで終わり……ですか?」

雅枝「あんまり点動かんかったな」

良子「ドライな幕切れだね」

京太郎「次は咏だな、頑張れよ!」

咏「おう!わかってるよ!」

京太郎「それじゃ、ちょっとトイレ行ってきますね」

雅枝「……はぁ」



京太郎「今まで先鋒戦が長かったせいかあんま出なかったな」

淡「あ!京太郎だ!」

京太郎「お、淡か」

淡「見てた?今の試合!」

京太郎「相変わらずのダブリーだったな」

淡「でしょでしょー、もっとどばーっと稼ぎたかったけどね!」

京太郎「見てて面白かったぞ、最後はまあアレだったけど」

淡「うん……私も同じ」

京太郎「またお前と打ちたいな」

淡「今度は打ちのめしてあげるから!」

京太郎「へへっ、俺だって強くなってんだぜ!」

淡「さーどーかなー」

京太郎「なんだと?」

淡「あはは!京太郎が怒ったー!」

京太郎「待てこらー!」

淡「やーだねー」


憩(試合会場で何しとるんやあの二人)






哩(点数ば開いとるけん、なんとかして稼ぐ!)

菫(照の妹がいる中部をマークしておくべき、か)

咏「よーっす、よろしくねぃ」

菫「ああ、よろしく」

もこ「……………………」ブツブツ

もこ「…………よろしく」ボソッ




咏 100000-100000*205/209=100000-98100=-1900
菫 100000-100000*227/209=100000-108200=8200
もこ 100000-100000*216/209=100000-102800=2800
哩 100000-100000*190/209=100000-90900=-9100


次鋒戦終了
関東 119000(+8200)
中部 104100(+2800)
大阪 97700(-1900)
九州 79200(-9100)


【次鋒戦での一幕】

もこ「…………」

咏(なんだこいつ)

咏(なんか力が出ねえ……しらんけど)

菫「ロン、3900」

哩(縛りばうまくいかん……)



姫子(部長ば稼げんかった分、私が稼ぐ!)フンス

智葉「よろしく頼む」

透華「中堅戦こそは私が勝ってみせますわ」ファサ

洋榎「けったいな髪形しとんなー」

透華「な、なんですのいきなり!」

智葉「試合前なんだから集中したらどうだ」





洋榎 100000-100000*217/196=100000-110700=10700
智葉 100000-100000*193/196=100000-98000=-2000
透華 100000-100000*182/196=100000-92300=-7700
姫子 100000-100000*195/196=100000-99000=-1000


中堅戦終了
関東 117000(-2000)
中部 96400(-7700)
大阪 108400(+10700)
九州 78200(-1000)







【中堅戦ダイジェスト】


洋榎「出鼻くじきリーチ!」

智葉「くっ……」

姫子「ツモ!2000・4000!」

洋榎「何やと!?」

透華(このままだと何も目立てないまま終わってしまいますわ!)

透華(おいでまし!)

透華「ロン!12000!」


智葉(私も負けていられるか!)

智葉「ロン、16000」


洋榎(三人がかりでそこまでウチを狙うんか……まあええわ、見せたる!)


「――――――ツモ!」




怜(……竜華)

怜(ウチ一人でも頑張って来るわ)

怜(……いや、一人やなかったな)

怜(荒川さんに咏ちゃん、愛宕さん、赤阪さんやっておるんや)

怜(私、ここまで来れたんやな)



美子「あ……よろしくお願いします」

怜「こちらこそよろしくお願いします」

絃「……よろしくお願いします」ズーン

怜「あんた、関東の霜崎さんやったっけ?なんでそんなに暗いんや?」

絃「……さっき自販機に五千円札を飲まれてしまったんです……」

怜「一葉さんが!?」

美子「誰だってそんくらいのことはあっとですよ」

絃「そう……ですか?」

怜(いやあり得へんやろ……)

衣「待たせたな魑魅魍魎!永久凍土よ!」

絃「永久凍土?」

美子「魑魅魍魎って悪か意味でしたよね?」

怜(面子濃いなぁ……)




怜(この藁人形、使ってみよ)

怜「天江さん?髪にゴミついとるで」

衣「何処にだ?」

怜「ちょっと待っててな、取ってあげるわ」プチッ

怜(綺麗な髪の毛やな……)

怜(これを人形の中に入れて……)



怜 100000-100000*269/212=100000-126900=+26900
絃 100000-100000*238/212=100000-112300=+12300
衣 100000-100000*196/212=100000-92500=-7500
美子 100000-100000*147/212=100000-69300=-30700


副将戦終了
関東 129300(+12300)
中部 88900(-7500)
大阪 135300(+26900)
九州 47500(-30700)







【副将戦】

怜(あとは釘を刺せばええんやっけ?)トントン

衣「うぐぅ……」

衣(何だこれは……ァ)

衣(不可思議、奇奇怪怪……)



絃(今日も私は不幸ですか、そうですか)

絃(はぁ……)

美子(何ば起こっとると?)

美子(テンパイができん……)

怜「ロン、16000」

怜(まだや!みんなと、まだ戦うんや!)



恒子「さあいよいよやってまいりました大将戦!」

恒子「果たして最終戦まで駒を進めるのはどの地区なのか!」

恒子「それでは大将の選手紹介だ!」

恒子「まずは九州選抜!」

恒子「トップと約八万点差!この逆境から立ち直ることができるのか!」

恒子「大将は!神代小蒔ー!」

はやり「胸とトンデモ火力に要注意ですね」


恒子「お次は現在三位!無事最終戦進出となるか!」

恒子「中部選抜大将はーっ!」

恒子「宮永咲ー!」

はやり「全てにおいてバランスのとれた選手ですねっ☆」


恒子「そしてそして!逃げ切れるのか大阪選抜大将!」

恒子「赤阪郁代ー!」

はやり「よくわからない、掴めない子ですよね」


恒子「個人戦以来の姉妹戦を制するのはどちらなのか!」

恒子「関東選抜大将はーーーーぁっ!」

恒子「宮永ー!照ぅー!」

はやり「CMの後もチャンネルはそのままでっ☆」



郁乃 100000-100000*206/291=100000-70800=-29200
照 100000-100000*341/291=100000-117200=+17200
咲 100000-100000*324/291=100000-111300=+11300
小蒔 100000-100000*293/291=100000-100700=+700


第二戦目終了
関東 146500(+17200)
中部 100200(+11300)
大阪 106100(-29200)
九州 48200(+700)







郁乃「ツモ、2600オール」

照(郁乃……)

照(たとえあなたが相手でも)

照(容赦はしない)ゴッ

照「ツモ、400・600」

照「ロン、2600」

小蒔「あっ、はい……」

照「ロン、5800」

照「ツモ、3300オール」

照「ロン、12600」

小蒔「……っ」ジワッ

小蒔(このまま、負けっぱなしなんて……)

小蒔「…………」スゥ

【娘よ、力を授けるぞ】

【存分に戦え】

【不完全なその器でな】

「――――ツモ」

小蒔「4300・8300」ゴッ


咲「カン」

咲(赤阪さんに神代さん、そして……)

咲「カン」

咲(お姉ちゃん)

咲「カン」

咲(今日は負けない)

咲「もいっこ――」

咲(負けたくない!)

咲「カン!」

咲「ツモ、8000・16000」ゴッ


郁乃(なんで……なんで)

郁乃(みんな私のことを信じてくれとったのに……)

郁乃(なんで、何もできないんや!)

郁乃(私やって、まだ!)



照「……ツモ」









恒子「大将戦、決着ー!」

恒子「最終戦へと駒を進めたのはァー!」

恒子「王者宮永照擁する関東選抜!」

恒子「そして、荒川憩、愛宕洋榎のダブルエース!大阪選抜だー!」



京太郎「5900点差、ですか」

雅枝「赤阪があそこまで荒れるんは意外やったな」

霞「滅多にないのに……」

良子「他の三人がクレイジーだったんでしょう」

雅枝「……今夜の練習で見てみよか、とりあえず今は帰らんとな」

雅枝「一時間後、会場前で集合や」

雅枝「それまでは自由時間、好きにしてええで。ほな後で」

ガチャ バタム

京太郎(自由時間か……)

京太郎(会場の中でもうろつこう)