京太郎「なんとか見逃してもらえたのはいいけど……」

京太郎「あの外人さんモノにできなかったのは残念だったなぁ、スタイル抜群だったのによ」

京太郎「はぁ、長野に帰るか」

京太郎「……いや、せっかく東京にきたんだしこのまま帰るのも何だな」

京太郎「何か思い出作りでもして帰ろう」

京太郎「人助けでもしてみるか」

京太郎「なんせこんだけデカイ所なんだ、困ってる人は一人二人ぐらいいるだろ」

京太郎「んーと」キョロキョロ

京太郎「おっ、何かあの人とか困ってそうだな」

京太郎「あの背を丸めて歩いてるバカそうな子とか困ってそうだな」

京太郎「よし」ダッ


淡「うう、お腹すいたー」グゥゥ

淡「こんなことならテルーのお菓子ちょっと貰って帰れば良かったよ……」

京太郎「もし、そこのお嬢さん」ポンポン

淡「……?」

京太郎「何かお困りのようですね。俺でよければ力になってあげますよ?」

淡「誰?」

京太郎「俺?俺は須賀京太郎っていうんだ」

淡「……ふーん、スガキョータローね」

淡「で、何か用事スガキョータロー?私いまお腹空いてすっごくイライラしてるんだけど」

京太郎(なるほど腹が減ってるのか)

京太郎(じゃあここは……)




京太郎「うぉらァ!!」ドッ

淡「ぎゃっ!」

ドサッ

淡「げぇぇっ……おえええええ!!」ビチャビチャ

淡(え……っ?え?え?)

淡「あっあっ……!うあああああ!」

淡「痛い痛い!痛いよおおおお!!」ゴロゴロ

京太郎「腹減ってるんだったら、中途半端に胃に物があるのはよくないからな」

京太郎「とりあえず全部出しちまおうか」グイッ

淡「ひいっ……!」

京太郎「そォい!!」ゴッ

淡「あがっ!」

淡「ごほっげほげほげほ!!おえっ…おえぇぇぇっ!」ビチャビチャビチャ

京太郎「まだ出るだろ、ホラホラホラ」バキッバキッ

淡「―――!!!――――っぁっ!!」

淡「―――」コヒューコヒュー

京太郎「これで全部出切ったな」

京太郎「ああ、礼はいらないぞ?人として当然のことをしたまでだ」

淡「―――」ゴホッ

京太郎「さて、と次は誰を助けようかな」

京太郎「何てったって東京だ、まだまだ救いを求めてる人はたくさんいるはず……」

京太郎「……言ったそばから何か困ってそうな奴が」

淡「えぐっ……痛いよ……痛いよぉ……」ポロポロ

淡「お母さんお父さんテルー……!助けてよぉ……」

京太郎「お嬢さん何かお困りのようですね、どうかしましたか?」

淡「スミレ先輩……尭深ぃ…亦野せんぱい……」

京太郎(困ったな、聞こえてないみたいだぞ)

京太郎(ゲロまみれで辛そうだな……こういう時は)

京太郎「ほら、立てるか?」グイ

淡「………」

京太郎「近くのラブなホテルまで連れてってやるからな。それまで我慢しろよ」

淡「げほっ、げほっ!」

京太郎(うわっ、服にゲロが……!きったね!)ベトッ

京太郎(……いやダメだダメだ汚いなんて思っちゃ。これも人助けなんだ)

京太郎「もうちょっとで着くからな、それまでの辛抱だぞ)


―――――――
――――――


淡「ううっ…痛い……」ズキズキ

京太郎「まずは風呂に入ってそのゲロまみれの身体を綺麗にしないとな」

京太郎「一人で入れないだろうから俺が中から外から身体を洗ってやるよ」

淡「………やだ」

京太郎「わがまま言うんじゃない。そんなベタベタな身体だと気持ち悪いだろ」

淡「やだっ!」ガブッ

京太郎「いって!噛んだなお前!」

京太郎「いいから来い!」バッ

淡「やだ!はーなーせ!!」バタバタ

淡「この犯罪者!バカアホマヌケ!!」


カポーン

京太郎「髪の毛にもゲロついてたからな、しっかり洗おうなー」ワシャワシャ

淡「………」

京太郎「腹は大丈夫か?痛かっただろ」

淡「……うるさい」

京太郎「無駄口叩けるぐらいには元気になったんだな」

京太郎「とりあえず外はこんぐらいでいいか」

京太郎「じゃあ次は中だな」

淡「っ!……な、中ってなに?」

京太郎「そりゃ決まってるだろ」

京太郎「膣内と腸内の洗浄だろ?」

淡「……」

京太郎「ほら、股開いて」

淡「……へ」

京太郎「へ?」

淡「変態だーっ!変態がいるよーっ!!」

淡「触るなこの変態!ど変態!!」ジタバタ

京太郎「いてっ!コラ、暴れんなって!」

淡「誰かぁーーー!助けて、犯される!」

京太郎「大人しくしてろって!」グイッ

淡「ひゃあっ!」

京太郎「おっ」

淡「うう、ごめんなさいテルー……私もうお嫁に行けないよ」

京太郎「お前……」

京太郎「何でこんな真っ黒なんだよ……」

淡「分かんないよ!毎日……その……色々してたらこんなんなっちゃったし」

京太郎「……」クンクン

淡「ちょ、ちょっと何で嗅いでるの!?」

京太郎「おえええっ」オェッオエッ

京太郎(おいおい何だよこの臭い…………こんな臭いのかよ)ウェッ

京太郎(こんなんに指ツッコんだら俺の指まで臭くなっちまうよ)

京太郎(可愛い顔してて真っ黒とか詐欺じゃねーかよ、ったく)

京太郎「……帰る」パッ

淡「へっ?」

京太郎「やる気失せた……帰る……」

京太郎「じゃあな」

バタン


淡「………」

淡「え?」ポツーン

京太郎「人助けをしたつもりがとんだ災難だったぜ」

京太郎「逆に金払ってほしいレベルだよあんなん」

京太郎「はぁ……ここに来てからいいことねぇな」

京太郎「そろそろ夕暮れだし、東京に居られるのもあとちょっとだし……」

京太郎「さっきのは忘れて最後に何かいい思い出を作って帰ろう」


照「……」

照「……?」?

照「???」??


京太郎(あの人、さっきからずっと案内板の前で突っ立てるな)

京太郎(それにしてもあの角どっかで見たような……)

京太郎「あっ、そうだ咲!……って咲がこんな所にいるわけないか」

京太郎「でも目つき以外はどことなく咲に似てるし……ちょっと声かけてみるか」

京太郎「すみません」ポンッ

照「?」

京太郎「先ほどからずっと案内板の前に立っていますが、何かお困りですか?」

照「……」コク

照「道に迷った。どうやって家に帰ればいいか分からなくなった」

京太郎「なら、一緒に探しますよ。どうせ暇してたし」

照「……いいんですか?」

京太郎「はい」

照「なら……お願いします」

京太郎「……」テクテク

照「……」トテトテ

京太郎(探すっていったのはいいものの…)

照「……」

京太郎(全然会話が無いな……ちょっと気まずい)

照「宮永照」

京太郎「え?」

照「私の名前」

京太郎「あ、ああ……宮永照さんですね、いい名前で」

京太郎「え?宮永照?」

照「うん」

京太郎(宮永照って言ったら……まさかあの女子のインターハイチャンピオンじゃねーか)

京太郎(そんな人が俺の隣を歩いてるなんて……)

京太郎(おいおいこれは何かのチャンスなんじゃないか!?)

京太郎(インハイチャンプの身体、味わしてもらうぜ!)ガバッ

照「っ!」ドサッ

京太郎「大人しくしててください」

照「これは……なんのつもり?」

京太郎「せっかくこうして出会えたのも何かの縁」

京太郎「せめて思い出作りでもして帰ろうかと思いまして」

照「……」ギュルルルル

京太郎「おっと」パシッ

照「…!?」

京太郎「弘世さんでも無理だったんだから、こんな細腕で俺を倒せるわけないでしょ」

照「菫…?菫が学校に来なくなった理由を何か知ってるのか?」

京太郎「さぁ?」ビリッビリッ

照「………」

京太郎「抵抗しないんですか?」

照「別に……好きにすればいい」

京太郎「騒がないでいてくれるのは嬉しいですね」

京太郎「弘世さんは騒ぐは壊れるわで大変でしたよ」

照「……!やっぱり菫のこと何か知って」

京太郎「それじゃ、遠慮なく」ズブッ

照「ぐっ………あっ!」

京太郎「なんだ、凄い余裕かましてたからてっきり慣れてると思ってたんですけど」

京太郎「まさかインハイチャンプが処女だなんて思ってもみませんでしたよ」パンパン

照「………」

京太郎「痛いですか?痛いですよね、そりゃ」パンパンパン

照「……」フルフル

京太郎(意地でも声を出せない気だな……なら)

京太郎「ほらほら」グリグリ

照「ぅぐっ!」

京太郎「やっぱり痛いんでしょ?涙目になってますよ」

照(だ、ダメだ……声を出したら喜ばせるだけだ……)

京太郎「貧相な身体のわりに名器ですね……」ブルッ

京太郎「当然中に出しますけどいいですね?」

照「………!」ブンブン

京太郎「ああ、もうダメだ!出る!」

照「や、やめろっ!」

京太郎「うおおっ」ドビュルルル

照「ううっ……!はな、せ!」グイッ

京太郎「弘世さんも大概良かったけど、照さんも癖になりそうだなこりゃ……!」

照「あぁぁ………」


――――――――
―――――――


京太郎「ふぅ、ごちそうさまでした」

照「………」

京太郎「最後の最後に良い体験させてもらいましたよ」

京太郎「おっと、そろそろ時間だな」

京太郎「じゃあ俺はこの辺で」

照「……」
京太郎「いやー、いい思い出ができてよかったよかった」

京太郎「これで明日からも頑張れそうだぜ」

京太郎「ありがとう東京。もう来ることもないだろうけど、ここでの経験は忘れないぜ」


?「………」


警察A「ちょっといいかな」ガシッ

京太郎「え?」

警察B「須賀京太郎、で間違いないな?」

京太郎「そうですけど……」

警察C「ちょっと同行願おうか」

京太郎「え……ど、どうしてですか!?」

警察D「心当たりが無いわけじゃないだろう」

警察C「君は大阪の方でも指名手配されてるんだぞ?」

京太郎「あっ……」

警察A「冷たい牢屋の中で自分のやったことを反省するんだ」

京太郎「い……嫌だ!!」ダッ

警察C「待て!!」

警察D「逃げるな!手錠しろ手錠!!」

京太郎「やめろ!!離せ、俺が何をしたって言うんだああああああ!!」



――――――――
―――――


咲「………」スーハー

咲「よしっ!!決めた!」

咲「私、京ちゃんの告白……受けるんだ!」

咲「まだ京ちゃんの事あんまりよく分からないところあるけど……」

咲「付き合っていく内に理解していけばいいよね!」

界「咲ー!学校遅れるぞー!」

咲「はーい!今いくー!」

咲(京ちゃんに会うの楽しみだな……えへへ)

咲(いきなり飛びついてビックリさせてみようかな)



TV『昨夜、連続強姦魔が東京の○○駅で逮捕されました。年齢は15の男子高校生で、警察は……』



カン