木曜日

京太郎「…日曜日までの我慢だ」

カピー「パカパカ(私は暇じゃないんだぞ」

京太郎「俺は暇なんだ」

カピー「パカパカ(……なら抱っこしろ」

京太郎「寝るつもりか」

カピー「パカパカ(なんだ駄目なのか?」

京太郎「いや、俺眠くないんだが…」

カピー「パカパカ(日頃私に頼み事をするのに私の頼みはきけないのか?」

スッ…ギュ…カピーを抱き抱えて

京太郎「病み上がりだから仕方ない、寝るか」

カピー「パカパカ(うむ、それでいい」

京太郎「……なあ、カピー」

カピー「パカパカ(なんだ?」

京太郎「いや、なんか話そうかなと」

カピー「パカパカ(ふん…何を話すんだ?」

京太郎「最近、色んな夢を視たんだ」

カピー「パカパカ(…それで」

京太郎「いや、初めてカピーと会った時の夢も視たからさ」

カピー「パカパカ(忘れろ」

京太郎「えっ?」

カピー「パカパカ(あんな黒歴史忘れるんだ」

京太郎「いや、俺にとったら大事な思い出だから」

カピー「パカパカ(ふん…全くタラしが」

京太郎「タラしじゃないぞ。俺はカピーが好きだぞ」ニコニコ

カピー「パカパカ(ば、馬鹿者」ジタバタ

京太郎「照れてるだろ」

カピー「パカパカ(照れてる訳ないだろ!」





京太郎「ふわぁ……おう、もう夜か」

京太郎「身内を誘うと怒られそうな気がするから誘わないでおこう」








京太郎「………また負けた。金糸雀さんからウィスがきてる」

金糸雀「不調みたいですけど何かあったんですか?」

京太郎「えっ…あれ、この人知ってる?…覚えがないんだけど」

京「あの、知り合いでしたっけ?」

金糸雀「ああ、ごめんなさい。雀です」

京「雀さんでしたか…実は新型インフルで三日間ぐらい寝込んでたんですよ」

金糸雀「えっ、大丈夫ですか?」

京「もう治ってて、ただ学校には来週までいけないんですけどね」

金糸雀「そうなんですか…ああ、これ私のスカイのIDとメールアドレスです。よかったら、誘ってくれたら嬉しいです」

京「是非、また打ちましょう」

ーーーーーーーー
明華「ハオに伝えておこうかしら?」







就寝前

京太郎「なんだ、なんでこんなに電話がなるんだ」

From 慧宇

体調が悪いと聞いたんですが、大丈夫ですか?

京太郎「雀さん、喋ったな。大丈夫ですよっと…」

From 慧宇

それなら良いんですが…暖かくして寝るんですよ。今度会ったらまたあのお粥を作りますから。おやすみなさい。

京太郎「心配してくれてありがとう、おやすみなさい。…あのお粥ってなんだろ?」

ーーーーー

慧宇「駆けつけられなくてすいません、こ主人様」祈っていて











金曜日

京太郎「……これ完治してるだろ」

カピー「パカパカ(……」

京太郎「どうかしたのか?」

カピー「パカパカ(いや…気のせいだと思うから気にするな」

京太郎「そうか…あまり難しい事を考えるなよ」

カピー「パカパカ(ふん、生意気だぞ」

カピー「パカパカ(なあ主…」

京太郎「どうした?」

カピー「パカパカ(主は私と居れて幸せか?」

京太郎「なんだ急に…幸せだぞ。俺とカピーは家族だからな」

カピー「パカパカ(そうか…私も幸せだぞ」

京太郎「それは良かった。それでどうしてそんな事を聞きたくなったんだ?」

カピー「パカパカ(なんとなくだ。他意はない」

京太郎「……そうか」

カピー「パカパカ(信じてないな」

京太郎「当たり前だろ。そんな話をされたら疑うだろ」

カピー「パカパカ(ふん…可愛げが無くなったな。本当に大丈夫だからな」

京太郎「……信じてるからな」










京太郎「……不貞寝でもするか」

京太郎「はやりさんと話すか」

ーーーーーー

キッチン

京太郎「居ない…」

リビング

京太郎「居ない」

風呂

京太郎「あれ…居ない」

玄関

京太郎「靴はあるんだよな…」

スッ…

はやり「どうかしたの☆?」

京太郎「いや、はやりさんが居ないなって…うわぁ、居たなら声をかけてくださいよ」

はやり「ごめんね、少しお華を摘んでたんだよ☆」

京太郎「そ、そうなんですか」

はやり「女の子にそんな事を言わしたら駄目なんだぞ☆」

京太郎「気をつけておきます」

はやり(もう少しで準備が終わるからそれまでばれる訳にはいかない☆)

はやり「それよりもご飯にしよう☆今夜はカレーだよ☆」










就寝前

京太郎「今日も電話がなるはずだ」

コンコン…ガチャ

はやり「お邪魔します☆」パジャマ

京太郎「えっ?」

はやり「それじゃあ、寝よっか☆」

京太郎「待ってください、何処で寝るつもりですか」

はやり「此処だよ☆」

京太郎「駄目ですよ、インフルエンザなんですから俺」

はやり「もう完治してるから大丈夫だよ☆」

京太郎「いやいや、俺は別の所で寝ます」

はやり「看病したのにそんな事を言うのかな☆」

京太郎「くっ…変な事をしたら駄目ですからね」

はやり「はやりからは何もしないよ☆あっ、したかったらしても良いよ☆責任はとってもらうけどね☆」

京太郎「そんなことしません!」

京太郎「……zzz」

はやり「もう…すぐ寝ちゃった…手を出してくれてもよかったのにな☆」

ーーーーーーー

土曜日


京太郎「…あれ、はやりさんがいない」

京太郎「何処にいるんだろ?」

ガチャ…ただいまー。玄関から

京太郎「外に行ってたのかな?」

スタスタ…

京太郎「何処に行って……なんですそれ?」はやりが抱えてる発泡スチロールの大きな箱を見て

はやり「今日の晩御飯だよ☆」

ドン…箱をおいて

京太郎「晩御飯?」

はやり「うん、完治したからそのお祝いに買ってきたんだよ☆スッポン」

京太郎「えっ?」

パカ…蓋を開けるとスッポンが三匹はいっていて

はやり「泥吐きとかは済ましてるからあとは夜まで待つだけだよ☆」

京太郎「こんなに高いの…すいません」

はやり「いいの、いいの☆京太郎の為でもあるし私もスッポン食べたかったから☆健康に良いんだよ☆」











京太郎「…流石にもう寝るのは嫌だな」

京太郎「あれ、何を観てるんですか?」

はやり「うん?昼ドラだよ。いちごちゃんがOP歌ってる☆」

京太郎「昼ドラ……昼ドラってなんかドロドロしたイメージが強いですよね」

はやり「そうだね☆リアリティーを求めてるのに非現実的な血みどろの修羅場があったりするからね☆」

京太郎「だいたい出てくる男が優柔不断で浮気をして修羅場が始まったり」

はやり「あと最近は女の方が浮気をするよね☆京太郎は浮気されたらどうする☆?」

京太郎「本当に好きで結婚式まで考えた相手なら……そうですね、とりあえず麻雀で白黒つけますね」

はやり「なんで麻雀なの☆」

京太郎「きっと俺が好きになる人は麻雀ができますから。言葉にしてもどうしようも無いなら麻雀で全力でぶつかった方がいいかなって。ただし青天井で半荘をやりきってもらいますけど」ニコニコ

はやり(それってつまり絶対許さないって事じゃないのかな☆)

はやり「そ、そうなんだ☆でもまあ、京太郎が選んだ人だから京太郎の事を裏切る事はないよ☆」

京太郎「…そうですね。まあ、前提に彼女ができたらってやつがはいりますけど」

はやり「そのうちできるよ☆」

京太郎「そうだといいんですけどね」

はやり(今日の晩には夫婦だけどね☆)













京太郎「まる鍋か久しぶりに食べるな」







京太郎「ハオ達を呼んでみるか」

慧宇「治ったのかな?」

ネリー「あれインフルエンザって聞いたんだけどな…」







京太郎「負けた………おう」

慧宇「やっぱり本調子じゃないのかな…」

ネリー「…これは智葉に報告しとくかな」

京太郎「次は絶対に勝つ…」









京太郎、はやり「いただきます」

パク…もぐもぐ

京太郎「美味しい…はやりさんの料理やっぱり美味しいですね」

はやり「これくらい当たり前だよ☆」ニコニコ

はやり(気がついてない…慣らしてきて良かったよ)

はやり「まだまだ沢山あるから食べてね☆」

京太郎「はい!」

カピー「パカパカ(五日間の仕込みが今、試されるか…気づけよ主、もしくは…」





京太郎「あれ…?」フラ…

京太郎(意識が薄れる…まさか)

京太郎「はやりさん…まさか…」

はやり「うん…どうかしたの☆?」ニヤぁ

京太郎(嵌められた…)

京太郎「信じてたのに…」

はやり「何を言ってるかわからないけど…お鍋食べないのかな☆?」

京太郎「……り」バタン

はやり「うん、予定通り☆」






(毒の耐性ができるまであと十分ぐらいか…)

はやりさんが風呂に入ったのを確実にして状況を整理していた。はやりさんは俺が毒で気絶するのを確認すると鍋の後片付けをして風呂に入りにいったのだ…多分、初めては綺麗な身体がいいとか思ったんだろうな。だがそれが彼女の失敗だった。

あのまま俺を無理矢理レイプしておけば既成事実の元に俺も諦めただろう…だが彼女は変な処女意識の為にそれをしなかった。

(やられたらやり返す倍返しだ)

どうせあの人の事だ、念入りに身体を洗うだろう…そのに堕とす手段を考える。

(薬は盛っても意味がない…暴力は論外だ…どうすれば…)

「パカパカ(力を貸してやろうか、主?」

足元を見るとカピーが俺の足をバシバシと叩いていた。

「どうにかなるのか?」

「パカパカ(任せろ。普通の薬が効かないならその上を用意すればいい。天叢雲剣を使ったのだ…最善を引き当てても構わないだろ」

実に頼もしい。カピーがこうなったらロクなことにならないが別に構わないだろ。

「パカパカ(そうだな…精力剤ではつまらないから感度をあげるか。通常の三倍…いや五倍で廃人になっても治せばいいしな」

足元でカピーがとんでもない事を言ってるが俺は無視する。あの人が最初に仕掛けてきたのだ…人の弱みに漬け込み薬を仕込んで仕留めそこねた。だから次は俺があの人を仕留める。

「パカパカ(この薬を飲ませればいい。二錠しかないから大切に使うんだぞ、私は少し席を外すからな…検討を祈る」

カピーはそう言って飲み薬用のカプセルを二つを床に置いて説明して、地下の温水プールに繋がる階段を降りて行った。

ガタ…ゴソ…

「♪~」

あの人の鼻歌が聞こえてくる。薬を右手に隠してソファーで気絶しているフリをする。

「まだ起きてない…まあ、仕方ないか☆」

仕返しの時はきた。

「ごめんね…こうしないと私は君と向かえ合えないんだ」

そう言って私は気絶している彼の頬を撫でる。あどけない寝顔だ。

「愛してるよ京太郎」

私はそう言って彼に顔を近づける。

「俺はこんな事をするはやりさんは嫌いだ」

「えっ?」

パク…ゴクン

口を開けた瞬間に何かが喉に当たり飲み込んでしまう。

「何を飲ましたのかな☆?」

毒を飲まされたんじゃない。身体が動く…何を飲まされた?

「俺は今から貴方を抱きます」

スッ…ビクン…

「アッ…?」

彼の手が私に触れ、そこを起点に快楽の波が押し寄せる。感度があがってる飲ました薬って…

「カピー特性の感覚刺激増強剤です。狂ってもいいですよ。貴方は今日から俺専用になるんですから」

そう言って彼は私と唇を重ねた。

「うっ…だめだ…あっ?こんなの、堪え…はぁ、られない?」

離れないといけないのに身体がそれをさせてはくれない。快楽が身体を支配していく。

「ぷはぁ…駄目だよ、はやり。逃がさない。俺ははやりを逃がさないからな」

ドン…

ソファーに押し倒される。その衝撃すらも今の私には快楽であった。

彼の手が私の胸を弄る度に私は失神し

彼の口が私の口を貪る度に私は絶頂する。

そして最後に私は…

「そろそろ大丈夫かな?」

彼に

「うん…大丈夫だよ…?」

奴隷の烙印を刻み込まれた。









後日談

はやり「お断ります☆」

京太郎「いや、だからあのせめて俺が卒業するまで…」

はやり「二年も待ったんだよ☆」

京太郎「いやあのそうですけど」

はやり「息子ももう居るんだよ☆」

京太郎「お、おっしゃる通りです」

はやり「だよね☆なら結婚式をしようよ☆」

京太郎「何をそんなに焦ってるんだよ?」

はやり「一昨日、良子ちゃんに迫られて本番前までいったよね☆?」

京太郎「っ!」ダラダラ

はやり「昨日はいちごちゃんで処理したのに私には黙ってたよね☆」

京太郎「ごめんなさい…」

はやり「本番をしてないからいいけど…京太郎は色んな人と遊べるけど、私は京太郎専用なんだよ☆」

京太郎「はやり…」

はやり「だからね…結婚式しようか☆」

京太郎「…しよう。俺頑張るから!」

はやり「ありがとう、旦那さま?」

END













はやり「これではやりと夫婦に…」

京太郎「なんて事にはなりませんよ?」

はやり「えっ☆?」

京太郎「知ってましたよ、媚薬を盛ってた事ぐらい」

はやり「うっ…なんで放置したのかな?」

京太郎「なんとなく効かない気がしたからいいんだよ」

はやり「怒ってないのかな☆?」

京太郎「実害がなかったら別に構いませんよ…ただまあ、二回目はないですけどね」ゴッ

はやり「う、うん…覚えておくよ」

ーーーーー

就寝前

京太郎「……眠い」


♪ー

京太郎「メールじゃなくて電話か。もしもし…」

智葉「もしもし、智葉だ」

京太郎「あっ、智葉さんこんばんわ。どうかしたんですか?」

智葉「いや、インフルエンザと聞いてな…電話したんだが迷惑だったか?」

京太郎「いえ、普通に嬉しいですよ。あと遅れましたが、都大会お疲れ様でした。ネットの再放送見ましたけど圧倒的でしたね」

智葉「ありがとう。こっちこそ岩手個人の試合をネット中継で観たが圧倒的だったな」

京太郎「全国に行く為ですから」

智葉「ふん、お前らしいな。体調管理はしておけ。あまり心配をかけるな」

京太郎「すいません」

智葉「ふん…全国で東京に来た時には顔を出せ。観光案内ぐらいならしてやるからな」

京太郎「覚えておきます。智葉さんも体調だけは気をつけてくださいね」

智葉「…なんの事だ?」

京太郎「いえ、ただ思っただけですよ」

智葉「ふん…まあいい。暖かくして寝るんだぞ。おやすみ」

京太郎「はい、おやすみなさい」

プツン

京太郎「カマをかけたらひっかかった…大丈夫かな、智葉さん」

ーーーーー

智葉「……なんで風邪をひいてたってばれた?声がまだおかしいのか」








日曜日


京太郎「……外にでてはいけない。歯痒いな」

カピー「パカパカ(踊らされたな主」

京太郎「えっ?」

カピー「パカパカ(できすぎだとは思わなかったか?終わりがあるのに剣があった。どういう事だろうな?」

京太郎「言ってる事がよくわからないぞ」

カピー「パカパカ(…まあ、わからなくてもいいさ」

カピー「パカパカ(…強制力か。まあ、別に条件を満してさえいればそれでいいんだがな」

京太郎「弓が強くなるのか?」

カピー「パカパカ(護弓の方がな。妖弓は少々弄れない事情があってな。まあとりあえず進化先を教えてやるから決めるといい」

京太郎「梓弓でいいかな」

カピー「パカパカ(理由は?」

京太郎「他の二つは伝承が物騒だからな」

カピー「パカパカ(どれもぶっそうだろ」

京太郎「梓弓は物騒じゃないだろ」

カピー「パカパカ(ふん…使って理解するといい。あれはあれで恐ろしい弓だ」

バチン…








はやり「それじゃあ私、帰るね」

京太郎「色々とありがとうございました」

はやり「うんうん、こっちこそ大事な物を貰ったからいいよ☆」

京太郎「大事な物?」

はやり「秘密…でも改めて言うよ☆私は京太郎が大好きだから?」

京太郎「お断りします」

はやり「酷い☆まあ、知ってたけどね。それじゃあバイバイ?」

ちゅ…

京太郎「なっ!」

バタン…扉が閉まり

京太郎「あの人はやっぱり苦手だ」







京太郎「明日は久しぶりの学校だ」

京太郎「完治した事の報告も含めてハオを誘うか」

ハオ「治ったんだ…良かった」








京太郎「あっ、あわあわさんそれ切ったら駄目……やっぱり振り込んだよ。跳満だからめくられたか…ウィスが着てるな」

あわあわ「なんで急に強くなったのよ!」

京太郎「強くなったって…この人と打った事があったんだな…気のせいですよっと」

あわあわ「嘘!この前、圧倒的に勝てたもん…次は百回倒すから覚えておくのね!」

京太郎「楽しみにしてますっと……俺だってあんたが振り込まなかったら勝ってたんだ。まあ負け惜しみだな」

ーーーーー

??「次は絶対勝つ!」







就寝前

京太郎「……起きたら学校だ」

From 鹿倉胡桃

明日は学校これそう?

京太郎「大丈夫ですよ、心配かけてすいませんっと…」

From 鹿倉胡桃

心配してないよ。ただ、体調管理はきちんとして欲しいな。

京太郎「て、手厳しい」

From 鹿倉胡桃

明日、会えるのを楽しみにしてる。それじゃあ、おやすみ。

ps お弁当作ってきてあげるから、ちゃんと来るんだよ。

京太郎「…絶対に学校に行こう」









京太郎「よし、起きたぞ」

京太郎「お弁当は作ってきてくれるらしいから……と言ってもなんか悪い気がするからデザートでも作って行くかな。フルーツサンドだな。朝御飯のついでに」

ーーーーーーーー


京太郎「胡桃の所に行くとするか」

屋上

胡桃「元気そうだね」

京太郎「一週間寝て過ごしたら元気にもなりますよ」

胡桃「笑い事じゃないんだからね…全く、あんまり心配かけたら駄目なんだよ」

スッ…京太郎のあぐらの上に座り

京太郎「…すいません」

胡桃「許さない。罰としてこのまま昼ご飯を食べる事」

京太郎(罰になってないが…まあいいか)

京太郎「わかりました」

ーーーーーーー

胡桃「どう美味しい?」

パク…もぐもぐ

京太郎「美味い…俺の好きな味付けですよ」ニコニコ

パク…もぐもぐ

胡桃「なら良かった」ニコニコ

京太郎「それにしても胡桃がこんなに料理ができるって知らなかった」

胡桃「わ、私だって料理ぐらいできる」わたふた

京太郎「それもそうだな。ごめん、少し配慮が足らなかった」

胡桃「許してあげる。私は優しいから」どやぁ

京太郎「ごちそうさまでした」

胡桃「お粗末さまでした。京太郎のフルーツサンド美味しかったよ」

京太郎「それならよかった。そろそろ時間なんでまた放課後、部室で」

胡桃「うん、また後で」













放課後 部室

京太郎「麻雀に直に触れるぞ!」

京太郎「迷惑かけました」頭を下げて

トシ「私には別に迷惑なんてかかってないよ。それより本当に大丈夫なのかい?」

京太郎「はい、大丈夫です。医者(カピー)が完治と言ってましたんで」

トシ「そうかい…なら良かった」

京太郎「今日からばりばり麻雀打ちますよ」ニコニコ

トシ「ふふ、あんたらしいね。その前に質問に答えて貰っていいかい?」

京太郎「なんですか?」

トシ「小鍛冶健夜(けんや)はあんたかい?」

京太郎「…質問の意図が解らないんですけど?」

トシ「いいから答えておくれ」

京太郎「違いますよ。小鍛冶健夜(すこや)なら知ってますが小鍛冶健夜(けんや)って人なんて俺は知りません」

トシ「…それもそうだね。変な事を聞いて悪かったよ。麻雀を打ってくるといい」

京太郎「はい、そうしてきます」

スタスタ…

トシ「似過ぎてる…はぁ…引き摺りすぎか」

京太郎「今日の俺は阿修羅を凌駕するから、覚悟しろよ」ゴゴゴゴゴ…

トシ「えっ…?」













帰り道

白望「一緒に帰ろう」

ギュ…おんぶしてもらい

京太郎「いや、帰ろう以前にもうおんぶの状態だろ」

白望「ダルくない」

京太郎「聞いてないし…心配かけてごめんな」

白望「…信じてたから」

京太郎「……その言葉が何よりも響くよ」

白望「そう言うと思った」ニコ

京太郎「はぁ…シロには敵わないな」

白望「ダルい…京太郎」

京太郎「どうした?」

白望「旅行に行こう」

京太郎「はっ?」

白望「駄目?」

京太郎「いや、駄目じゃないけど…」

白望「良かった…約束だよ」

京太郎「別にいいけど…何処に行くんだ?」

白望「北海道」

京太郎「……日帰りで行くには少し辛いな」

白望「一泊二日」

京太郎「そうか泊まるならどうにか……皆も居るんだよな?」

白望「……」

京太郎「シロ、それは駄目な事なんでは…」

白望「約束したよ?」

京太郎「うっ…」

白望「嘘つくの?」

京太郎「いかしていただきます」











ガチャ

健夜「ただいまー」

京太郎「義姉さん達が帰ってきたか」

スタスタ…

京太郎「おかえ…り…」

マホ「えっ…なんで変態さんが居るんですか?」

健夜「駄目だよマホちゃん、京君の事をそんな風に呼んだら」

マホ「ご、ごめんなさい!」

良子「元気そうですね、京太郎」

京太郎「えっと…まあ、完治したけど…あのその子はどうしたの?」

健夜「9月までウチで預かる事になった夢乃マホちゃん。マホちゃん、こっちは私と良子ちゃんの弟で須賀京太郎。好きな風に呼んであげてね」ニコニコ

マホ「わ、わかりました!京お兄ちゃんにします!」

京太郎「……」フリーズ

良子「状況が飲み込めなくてフリーズしましたね」

健夜「そうみたいだね…そう言えばマホちゃん」

マホ「なんですか?」

健夜「京君の事を変態さんって呼んでたけど…何かあったの?」

マホ「き、京お兄ちゃんはマホの大事な物を奪っていったんです」カァァもじもじ

京太郎「ちょ、それは語弊が…!」

ガシ…両肩をそれぞれ掴まれ

健夜「京君…少しだけ…」ゴゴゴゴゴ…

良子「お話ししましょうか」ゴゴゴゴゴ…

京太郎(終わったな…)

ズルズル…引きずられて行った








健夜「なんだ…事故でキスしただけなら最初からそう言ってよ」

良子「そうですよ、紛らわしいじゃないですか」

マホ「だ、大丈夫ですか?」

ツンツン…

京太郎だったもの「……」

健夜「さて久しぶりに晩御飯でも作ろうかな」汗

良子「わたしもヘルプしますよ!」あたふた

マホ「京お兄ちゃん、死んだら駄目ですよ」

ゆさゆさ

京太郎「はっ……久しぶりに三途の川を見た気がする」





京太郎「……一気に疲れた」

京太郎「健夜義姉さんと話すか」

ーーーーーー

健夜「こんな夜遅くにどうかしたの?」

京太郎「少し話そうと思って」

健夜「……怒られにきたの?」

京太郎「インフルを黙っててごめん」頭を下げて

健夜「言い訳しないんだ」

京太郎「俺が健夜義姉さんと同じ事を言うから…」

健夜「そうだね…きっと京君も
そう言うと思うよ。だから私が起こってる理由も解ってるんだよね?」

京太郎「うん…」

健夜「ならもうこんな事をしたら駄目だよ…本当に心配事したんだから」ポロポロ

京太郎「あっ…本当にごめん」

ギュ…

健夜「京君は私の大事な人なんだがら…」









京太郎「……眠い」


京太郎「何処で食べようか」

京太郎「さて今日持って行くお弁当の準備をするか」

ーーーーーーー

とてとて

マホ「おはようございます…」寝ぼけ眼

京太郎「おはよう。洗面所はそこの奥だから顔を洗ってくるといいぞ」料理中

マホ「はい…わかりました…」

とてとて…

京太郎「マホは起きてきてるのに義姉二人は爆睡か…いや、一昨日までプロツアーとかで忙しかったから仕方ないのか」

マホ「洗ってきました!」

京太郎「おう、それなら少しだけ待っててくれ。朝御飯の準備をするから」

マホ「はい!…京お兄ちゃんはいつも料理をしてるんですか?」

京太郎「まあな、もう習慣になってるな」

マホ「す、凄いです!憧れます!」

京太郎「いや、俺なんてまだまだだよ」ワハハ

ーーーーーー


京太郎「何処で食べようか」

屋上

塞「京太郎ー!」

京太郎「あれ、塞もここで食べるのか?」

塞「うん。少しだけ暑いけど風が吹いてて気持ちいいから」

京太郎「そうだな…もうすぐ夏だからな」

塞「インターハイまで一ヶ月ぐらいだからね」

京太郎「全国な…強い人がたくさん居るから楽しみだな」

塞「京太郎の強いがどのレベルかわからないけど…知らない人と打てる」

京太郎「そして勝つのは俺達だ」

塞「そうだね。私達は勝つ。勝ってお義姉さんにも勝つ」

京太郎「お姉さんってどういう事だ?」

塞「あっ…なんでもないよ。ただインターハイで打つ相手の事を考えてただけだから」

京太郎「そうか。楽しみだな、インターハイ」

塞「うん。私達の闘いはこれからだからね」








放課後部室

京太郎「麻雀だ」

京太郎「打つ気でいたらもう皆が打っていた…」

エイスリン「オソカッタネ」

京太郎「ああ、ノートのコピーとかしてたらこんな時間になってな」

エイスリン【寝ている京太郎と元気になった京太郎の絵】

京太郎「ばっちりだぞ。義姉さん達も帰ってきたし、家事洗濯は任せれるからな」

エイスリン「ナラヨカッタ」ニコニコ

京太郎「そういえば明日で大丈夫か?」

エイスリン「ナニガ?」

京太郎「タコス。約束したままだっただろ」

エイスリン「ウン!タノシミニシテル!」







帰り道

エイスリン「英(京太郎、一緒にかえろう」

京太郎「別にかまわないぞ」

ーーーーーーー

エイスリン「英(暑いね…」

京太郎「まあ夏だからな。プールや海の季節だ」

エイスリン「英(海いいね」

京太郎「海か…今度行くか」

エイスリン「えっ?」

京太郎「駄目だったか?」

エイスリン「英(うんうん、行きたい。皆で行くの?」

京太郎「どっちでもいいな。皆で行ってもいいし、二人で……恋人同士に見えてしまうな」ワハハ

エイスリン「英(はぐらかした…」ジト目

京太郎「べ、別にはぐらかしてなんかないし…」目空し

エイスリン「英(まあいいけど。今度、皆で行こうよ海」

京太郎「…そうだな。みんなで行くか」

エイスリン「ウン!」










京太郎「海か…鹿児島を思い出すな」

京太郎「ハオを誘うか…最近、ずっと誘ってる気がする」

慧宇「また誘ってくれた…」ニコ









京太郎「勝ったぞ!凌ぎ合いなら負けない。おっ、ウィスが着てる」









京太郎「ハオからか。スカイをかけるか」

ーーーーーーー

慧宇「調子が戻ってきたみたいですね」

京太郎「ああ。完治もしたし調子がいいぞ」

慧宇「でも次は私が勝ちます」

京太郎「負けないさ。次も俺が勝つ。それより遅れたが個人戦凄かった」

慧宇「み、観たんですか!」

京太郎「おう。智葉さんとの試合は他家が可哀想だったぞ」

慧宇「あ、あれはやるかやられるかだったから…」

京太郎「そうだな。同じ立場だったら俺も全力で挑むしな…まあ、一位通過おめでとう」

慧宇「ありがとうございます」カァァ

慧宇(褒められた!!)

慧宇「ご…京太郎も岩手個人一位おめでとうございます」真っ赤

京太郎「ありがとう。また東京で会おうな」

慧宇「はい!」











京太郎「あれ、三人で卓を囲ってなにしてるんだ?」

マホ「あう…京お兄ちゃん、助けて」ウルウル

健夜「折角だからマホちゃんに麻雀を教えてあげようと思って」

良子「イエス。マホも強くなる事を望んでいますし」

マホ「うぅ…」涙目

京太郎(………助けてやるか)

京太郎「なら俺が教えるよ」

健夜「えっ?私達が教えた方が…」

京太郎「義姉さん達は居ない方が多いだろ。それなら何時も居る俺が教えた方がいいだろ」

良子「それもそうですね…マホはどうですか?」

マホ「お、お兄ちゃんの方がいいです!」

健夜「ぶぅ…京君にマホちゃんとられた」

京太郎「はいはい、そんな事を言わない。とりあえず何から教えればいいんだ?」

健夜、良子「基礎」

マホ「基礎からでお願いします!」

京太郎「わかった…まあ、今日はもう遅いから明日からにするか」

マホ「はい、師匠!」

京太郎「師匠?」

マホ「駄目ですか?」涙目

京太郎「師匠は少しだけむず痒いからお兄ちゃんで頼む」

マホ「わ、わかりました、お兄ちゃん!」

健夜(ねえ良子ちゃん…)

良子(気がつきましたか…これは強敵かもしれません)

健夜、良子(マホちゃん、恐ろしい子!)お蝶夫人

マホ「ほぇ…?」









早朝

京太郎「よし、タコスを作るぞ」

京太郎「これで大丈夫かな」

ーーーーーーー


京太郎「どうしようかな」

京太郎「義姉さんを起こしに行くか」

京太郎「良子義姉さんだな」

コンコン…

京太郎「義姉さん、起きてる?」

良子「起きてますよ」

ガチャ…

良子「ほら」私服

京太郎「本当だ。今日は何処かに行くのか?」

良子「ええ。少しTV局に呼ばれてまして」

京太郎「義姉さんはTV受けがいいからな」

良子「ありがとう。そんな、おべっかはいりませんよ」ニコニコ

京太郎(嬉しそうだな)









京太郎「エイスリンとランチだな」

京太郎「おっ、シロもいるのか」

エイスリン「ツカマッタ!」

白望「捕まえた」

京太郎「仲いいな二人は。ほら、タコス作ってきたぞ。自信作だ」

エイスリン「タベル!」

白望「私も…」

一同「いただきます」

パク…もぐもぐ

エイスリン「美味しい…ピザとは少しだけ違うんだね」

京太郎「おう。冷めても美味しいように味を濃く付けたからな。てかエイスリン、日本語が…」

ツン…

京太郎「うん?」

白望「アーン」

京太郎「お、おう。ありがとう」

パク…もぐもぐ

京太郎「少し濃すぎたか?」

エイスリン「コレクライデイイヨ」

白望「大丈夫」

京太郎「そうか」

京太郎(気のせいか。エイスリンが日本語がペラペラだった気がしたんだが)

エイスリン「ありがとう、シロ」小声

白望「別にいい…ダルい…」小声










放課後 部室

京太郎「何をしようか」





京太郎「豊音、荒れてるな」

塞「京太郎が構ってあげないから」

京太郎「いやまてまて、そんな事はないぞ」

塞「あるんだよ」

ーーーーー

塞「そう言えば、京太郎」

京太郎「なんだ?」

塞「中学生の時になんで麻雀を打たなかったの?」

京太郎「……そ、それを今聞くのか?」

塞「うん。ストレートに聞いた方がいいでしょ?」

京太郎「………だったんだ」

塞「えっ?」

京太郎「厨二病だったんだよ」カァァ

塞「厨二病?厨二病ってあの…」

京太郎「そうだよ。槍が使えるようになって片っ端から人に試して義姉さん達にふるぼっこにされてな…俺が悪かっただけなんだがな」

塞「それは京太郎が悪い」

京太郎「おう…古傷をえぐらないでくれ」頭を抱えて











帰り道

京太郎「豊音、一緒に帰らないか?」

豊音「えっ?あっ、うん!」ニコ

ーーーーーー

豊音「♪ー」ニコニコ

京太郎「機嫌良いな」

豊音「気のせいだよ」ニコニコ

京太郎「そう見えないけどな…」

豊音「あのね京太郎、一つ聞いていいかな?」

京太郎「俺に答えられる事なら構わないけど…」

豊音「厨二病ってなんなの?」

京太郎「おぅ…なんでそれを聞く?」

豊音「塞と話してるのが聞こえてきたから気になって…教えてく欲しいかなって」

京太郎「ち、厨二病って言うのはな…」冷や汗をかいて

豊音「……」黙って聞いていて

京太郎「漢なら誰もが通る道の事なんだ?」

豊音「それって答えになってないんじゃ…」

ギュ…てをつなぎ

京太郎「それ以上聞かないでくれ…頼む」

豊音「わ、解ったよ…」












京太郎「厨二病は卒業したんだ…」

マホ「よろしくお願いします!」

京太郎「おう、任せろ」

京太郎「とりあえず実力も知りたいし。変則二面打ちでもしてみるか」

マホ「はい!」

30分後

京太郎「…えっと、とりあえずあれだな」

マホ「うぅ…」涙目

京太郎「チョンボを無くしていこうか」

マホ「はい…」












京太郎「どうさたものか」

京太郎「お弁当を作るか」

ーーーーーー


京太郎「何処で食べよう」

中庭

京太郎「誰も居ないみたいだな」

京太郎「さ、寂しくなんかないぞ」

ーーーーーーー

放課後 部室

京太郎「お昼食べ過ぎた」

京太郎「清澄に居た頃の話が聞きたい?」

豊音「うん、そういえば聞いた事がないから気になって」

豊音(…清澄と龍門渕の三人、風越は一人…鶴賀は二人だったはず)

京太郎「例えばどんな話がいいんだ?」

豊音「何をしてたや、麻雀部でどんな事をしてたとかかな…京太郎が話しやすい方ならなんでもいいよ」

京太郎「そうだな…一ヶ月も居なかったからあまり話す事はないんだけど…楽しかったのは確かだ」

豊音「楽しかった?」

京太郎「ああ。毎日、いろいろな事が起きたりしてな。プロと麻雀したり女の子を助けたり、車にひかれそうになった事もあったな」

豊音「す、凄いね…気になる人とか居たの?」

京太郎「恋愛って意味でか?」

豊音「うん」

京太郎「どうなんだろうな…自慢じゃないが美人二人に告白されたからな」

豊音「えっ?」

京太郎「まあ、断ったんだがな」

豊音「そ、そうなんだ…よかったよ」小声

京太郎「他にも…」

数十分後

京太郎「こんな所かな。本当にこんな話でよかったのか?」

豊音「うん。ありがとう」

京太郎「こんな話で良かったらいくらでもするぞ」









帰り道

胡桃「京太郎は東京の自由な日って何をするの?」

京太郎「確か三日間は自由行動できるんだったな」

胡桃「そうだよ」

京太郎「そうだな……お義母さんの所に行ったり、健夜義姉さんの部屋を片付けたりするかな」

胡桃「見学とかしないの?」

京太郎「東京はあんまり観光に向かないだろ…人多いし」

胡桃「そうだね、環状線とか凄いもんね」

京太郎「そうそう。スカイツリーとかできたから余計に多くなってるからな。皆でネズミの国とか行くのは大会が終わってからの方がいいし…案外暇になりそうだな」

胡桃「皆が居るから暇にはならないよ。他校の試合も見とかないと」

京太郎「他校か…大阪、広島、東京、鹿児島、長野…見たここが強いよな」

胡桃「うん。先鋒だけで勝ち上がってきた千里山、永水、白糸台は要注意。個人戦も見たけど宮永照、?慧宇、神代小蒔、石戸霞、園城寺怜、天江衣、佐々野いちご…他にも沢山いるけどどの人も正直、強い」

京太郎「そうだな…あの人達は別格だよな」

胡桃「あの人達ってそれじゃあ知り合いみたいだよ?」

京太郎「ちゃちゃのん以外は一応知り合いだぞ」

胡桃「えっ?」

京太郎「照は幼馴染だし、永水の二人も昔からの知り合い、ハオやトキさんはネト麻仲間で、衣は長野にいる頃に色々あってな…」

京太郎(流石にちゃちゃのんの事を脅した仲とも言えないしな)

胡桃「……それだけ?付き合ったりはしてない?」

京太郎「ないない。好意は寄せられてるけど友情の延長戦だしな」

胡桃「それならいいんだけど…」

胡桃(やっぱり記憶との誤差はあるんだね…)











京太郎「照か…連絡とってないけど大丈夫だよな」

京太郎「照にメールしてみるか…生きてるか?」

?From 宮永照
大丈夫。どうかしたの?

京太郎「はや…!連絡をとってなかったからメールしてみたと…」

From 宮永照
気にしてなかったのに…ありがとう。

京太郎「ありがとうか…なんだろう照の声が聞きたくなるな」

♪ー

京太郎「電話?もしもし」

照「もしもし」

京太郎「照か。どうかしたのか?」

照「電話して欲しいとおもったから」

京太郎「………相変わらず解るんだな」

照「京ちゃんは単純だから」

京太郎「照にだけは言われたくないぞ」

照「ツンデレの方が良かった?」

京太郎「やめてください」

照「ふふ…個人戦を観たけど覚悟を決めたんだね」

京太郎「覚悟?」

照「うん。勝ち続けることに対して躊躇いがなかった」

京太郎「ああ…まあ色々とあってな。慢心してると思いしらされて、俺より強い人は沢山居ることを思い出したんだ」

照「私もそれに入ってる?」

京太郎「……ひみつだ。照の試合も観たぞ。槍やあの嵐は使わなかったんだな」

照「使い方が難しいから…特に槍は」

京太郎「そうか?便利だと思うんだけどな」

照「…京ちゃんが強くなれば成る程、あれの使い方は難しい…」

京太郎「…褒めてくれてるのか?」

照「どっちだと思う?」

京太郎「どっちでもいい…なあ照」

照「何?」

京太郎「全国で待っててくれてありがとうな」

照「長かった…勝つのは私」

京太郎「…負けないさ。エキシビションマッチで俺はお前と義姉さん達に勝つ」








金曜日


京太郎「眠い」

京太郎「朝御飯作っとくか…」

京太郎「起きてこないな…まあ、いいか」

ーーーーーーーー


京太郎「何処で食べようか」

京太郎「寝るか」

京太郎「……zzz」

羽川「また須賀君が寝てる…疲れてるのかな?」

京太郎「カピー…カレーは辛いんだぞ…zzz」

羽川「…そうでも無さそうだね」

ーーーーーーーーー

放課後

京太郎「三限目まで爆睡してしまった…」

エイスリン「キョウタロー」

京太郎「どうしたんだ?」

エイスリン【槍を持つエイスリンの絵】

京太郎「槍を教えて欲しいのか?」

エイスリン「うん!」

京太郎「教えるって言ってもな…感覚しか教えられないぞ」

エイスリン「ダイジョウブ」

京太郎「それじゃあ…とりあえず感覚としては…」

45分後

京太郎「解ったか?」

エイスリン「……?」首を傾げる

京太郎「やっぱりこうなるよな…」頭をかいて

エイスリン「英(京太郎、手を出してイメージしてもらっていいかな?」

京太郎「イメージって槍をか?」

エイスリン「英(うん。多分それで大丈夫だから」

京太郎「そんな簡単にいったら悲しいんだが…まあいいか」

ギュ…

京太郎「いくぞ」

エイスリン「ok」

京太郎(槍のイメージ……勝つ為のイメージ!)

バリん…

エイスリン「うっ…」

バサ…座り込み

京太郎「だ、大丈夫か?」

エイスリン「英(立ちくらみがしただけだから大丈夫…ありがとう京太郎、たぶん成功した」

京太郎「成功って槍がか?」

エイスリン「うん」

京太郎「マジかよ…俺は4年は掛かったのに」項垂れて

エイスリン(イメージできる。真っ赤な槍…これが京太郎がいつも使ってる力なのかな?)










帰り道

豊音「全国でどうするか?」

京太郎「そう。昨日、胡桃とも話してたんだが皆どうするのかなって」

豊音「他校の試合を観てあわよくばサインをもらうよ!」

京太郎「サインか…豊音らしいな」

豊音「有名人がいっぱい居るから楽しみだよ。ただ優勝は私達だけどね」

京太郎「当たり前だ。男女共に優勝して母校に帰還だな」

豊音「うん!」

京太郎「でもまあ、何処か観光には行くんだろ?」

豊音「どうだろう…たぶん行かないかな。人混みが苦手だし、それに皆も飽きてるから」

京太郎「飽きてる?そんなに東京に行ったのか?」

豊音「えっ、あっ 、そんな事はないよ!ただこの前の合宿でだいたいの感じが解ったから…」

京太郎「そんなに慌てなくていいぞ。まあ、確かに人混みが凄いしな…ダラダラしとくのもありだな」

豊音「私的にはそっちの方がいいよー」








京太郎「…全国は楽しみだな」

マホ「よろしくお願いします!」

京太郎「おう。そんなに気張らなくてもいいけどな」

マホ「あぅ…それで今日はどうするんですか?」

京太郎「とりあえず落ち着いて打てるようにしよう」

マホ「落ち着いて?」

京太郎「そう。義姉さん達との三麻を観てたけど素に戻って当てられたら動揺するのは致命的だからな」

マホ(む、難しいことを言われていてよくわからないのです)

京太郎「単純に言うと基礎をつけること」

マホ「あっ、なるほど」






土曜日

京太郎「今日で義姉さん達は仕事に行くんだよな」

京太郎「朝御飯作るか」

健夜「おはよう…」

京太郎「あっ、ご飯もうすぐできるぞ」

健夜「うん…」

京太郎「さっさと顔を洗う」

健夜「はーい」

ーーーーーーーーーー

健夜、京太郎「いただきます」

ぱく…もぐもぐ

健夜「美味しい」

京太郎「ありがとう」

健夜「…個人戦の試合を観たけど凄く強くなったね」

京太郎「慢心してるって教えられて……約束も思い出したからな」

健夜「約束?」

京太郎「俺は義姉さんを倒す」

健夜「どうして?」

京太郎「独りぼっちは淋しいからな…隣に立つよ」

健夜「……もう二つも思い出した?」

京太郎「片方は今でも怖い。もう片方はそのあれだ…まだよくわからない」

健夜「…ふふふ、それならいいや。待ってるよ、エキシビションマッチで」

京太郎「ああ。勝つのは俺だ」

健夜「私だよ」






昼1

京太郎「義姉さんとマホは観光に出かけたな」

京太郎「出かけるか」

バッティングセンター

京太郎「初めて来たけど…ホームランをねらえばいいんだよな?」

カッキーン…

京太郎「…案外簡単だな」

カッキーン…カッキーン…

1時間後

京太郎「ふぅ…こんな感じで良いだろ。野球武でもないのになんでこんな汗だくでボール打ってるんだろ」







京太郎「ホームラン記念に引き換え券を貰ったんだが…これってカピーのやつなんじゃないのか?」






昼2.

京太郎「流石にもう出かけたくないな」







京太郎「智葉さんを誘ってみるか」

智葉「体調も調子も回復したらしいな…まあ、見極めさせてもらおう」







京太郎「よし、勝った。あわあわさんがダブリーで仕掛けてきたけど逆に狙えたのがでかかったな…ウィスがきてるな」










京太郎「あわあわさんからか…嫌だな」

あわあわ【スカイのID】

京太郎「これは掛けて来いという事なのか?」

♪~

あわあわ「遅い!」

京太郎「あっはい」

あわあわ「京であってるのかな?」

京太郎「そうですけど…」

あわあわ「次こそは…次こそは勝つ!」

京太郎「なら安手でダブリーはやめた方がいいんじゃないですか?」

あわあわ「あれは実際なら跳満になってたはずなの…」

京太郎「いやまあ、口だけなら幾らでも言えますから」

あわあわ「うっ…京だって安手で流し損ねてさとはに振り込んでた」

京太郎「あれはモブさんが清一ぽかったから仕方なく…」

あわあわ「…満貫が仕方ないんだ?」

京太郎(なんでこう揚げ足を取ってくるかな)

京太郎「まあ最終的に勝てたから良いですよ。二位のあわあわさん」

あわあわ「っ!もう一回、もう一回勝負しなさい!」

京太郎「……」

京太郎「良いですよ。人と部屋はどうします?」

あわあわ「こっちで用意する…そっちも一人呼んで来てよね」

京太郎「わかりました」

プツン

京太郎「誰を呼ぼうかな?」

京太郎「…どうしても勝ちたいからハオに頼むか」

♪~

慧宇「どうかしました?」

京太郎「ネト麻でどうしても凹ましたい相手が居るんだ…力を貸してくれるか?」

慧宇「も、もちろんです!」カァァ







京太郎「勝った!完膚なきまでに勝ったぞ!ハオはなんかこう緊張してるのからしくないミスをしてたけど…それでも+だからな」

♪~

あわあわ「つ、次は…ぐす…負けないから」

京太郎(ま、マジで泣いてる…やり過ぎたか?)

あわあわ「あんたなんかに…ぐす…絶対に…負けないんだからな!」

京太郎「……なら待ってます」

あわあわ「えっ?」

京太郎「俺に勝つんでしょ?なら待ってますよ。その時を。でも勝つのは俺ですから」

あわあわ「わ、私が勝つ…百回倒す!」

京太郎「ふん…なら俺は千回勝ちますね」

あわあわ「なら私は1万回勝つからいいもん!」

京太郎「…それじゃあまたネト麻する時に誘いますね」

あわあわ「ふん、仕方ないからしてあげる」

京太郎(泣きやんだな)

京太郎「もう遅いんで俺はこれで」

あわあわ「…お、お疲れ様」

京太郎「はい、お疲れ様です」










健夜「それじゃあちゃんと見てあげてね」

京太郎「ああ。今週末に一回長野に帰るんだろ?」

健夜「うん。何でも合同合宿に呼ばれたらしいんだよ」

京太郎「長野の合同合宿か…咲達に呼ばれたって事なのか?」

健夜「多分ね…。マホちゃんは特殊だからね」

京太郎「特殊?」

健夜「うん…あの子は私達になれるんだよ」

京太郎「俺達になれる?」

健夜「うん。三麻をずっと打ってて思ったけどあの子は二十前後の能力を持っている。私や良子ちゃん…京君の能力はなかったけどあの子はこれ以上成長さしたはダメなのかもしれない」

京太郎「……」

健夜「打ってる感覚はあるみたいだけど…私の能力や一部の能力を使ってると意識が飛んでる。もしこれ以上成長して全局意識が飛んだらそれはもう…」

京太郎「…俺はどうすればいいんだ?」

健夜「器を作ってあげて。基礎を叩き上げて…できれば全国が始まる前にね」

京太郎「…努力する」

健夜「頼んだよ」








京太郎「器か」

京太郎「…和とネリーを誘ってみるか」

和「京太郎君から…」

ネリー「今日は勝たしてもらうからね!」

??「京ちゃんかな…淡の仇とらしてもらう」








京太郎「てるてるさんに競り負けた…畜生。ウィスがきてる」







京太郎「和から着てるな…」

のどっち「惜しかったですね」

京「振り込んだのが痛かったな…まだまだ努力しないとな」

のどっち「そうですね。全国大会もありますし…個人戦出場おめでとうございます」

京「そっちも団体戦出場おめでとう」

のどっち「ありがとうございます。東京で会いましょう」

京「おう」











コンコン…

京太郎「はい?」

ガチャ…

マホ「あ、あの…」パジャマ姿

京太郎「どうかしたか?」

マホ「……さい」小声

京太郎「えっ?」

マホ「怖いから一緒に寝てください!」

京太郎「えっ、あっ、別にいいけど」

マホ「よ、良かった…」








京太郎「あの近くないか?」

ギュ…

マホ「こ、怖いから仕方ないのです!」カァァ

マホ(温かいからなんて言えません…)

京太郎(あいては中学生だ落ち着け…手を出したらダメだぞ)

マホ「…zzz」

京太郎「寝たか…心臓に悪いから床で寝るか」

スッ…ギュ…身体を起こすが裾をつかまれていて

京太郎「……仕方ないか…zzz」