京太郎「エイスリン…」

ギュ…抱きしめる

エイスリン「英(急にどうしたの?」

京太郎「俺にはよくわからないけど何となくこうしとかないとエイスリンが駄目になる気がしたんだ」

エイスリン「英(ふふ、なにそれ」

京太郎「…俺もおかしいとは思う。でもすまんがもう少しだけこうさしてくれ」

エイスリン「英(おかしな京太郎…でも少しだけ安心できる」

数分後

京太郎「急にすまなかった…」

エイスリン「ウンウン…ウレシカッタヨ」

京太郎「そうか」

エイスリン「英(もう時間だから帰るね」

京太郎「送って行こうか?」

エイスリン「英(大丈夫だよ…それに今はひとりでこの余韻に浸りたいし」

京太郎「わかった、気をつけて帰れよ」

エイスリン「英(うん、また明日」








京太郎「さてどうしようか」

京太郎「ネット麻雀でもするか。和と洋榎を誘うか」

和「京太郎君からのお誘い?」

洋榎「おっ、京太郎からか」







京太郎「よし一位だ。あれウィスがきてるな」







京太郎「洋榎からか…スカイだな」

洋榎「三日ぶりやな」

京太郎「そうだな。元気か?」

洋榎「元気やで、そっちはどうなん?」

京太郎「今週、県大会だな。それが終わったら大阪旅行だ」

洋榎「えっ、大阪に来るん?」

京太郎「ああ、再来週にな」

洋榎「な、ならうちが案内したる!」

京太郎「麻雀をする約束があるからそれが終わってからお願いしていいでか?」

洋榎「任せとき!」








京太郎「よし、体調が戻ったぞ」

カピー「パカパカ(またきたのか。要件を早く言え」

京太郎「荒れてるな…」

カピー「パカパカ(コンマ表は前と一緒だからな」

カピー「パカパカ(結果だ」

カピー「パカパカ(本二冊か…だが両方主には関係ないものだがな」

京太郎「なんでそんなに荒れてるんだ?」

カピー「パカパカ(…私の頼んでいた林檎が盗まれた」


京太郎「…まじでぶれないな」









昼間

京太郎「どこでお昼食べようかな」

部室

豊音「久しぶりだよー、京太郎」

ギュー

京太郎「久しぶりだな、豊音」

豊音「そうだよー、本当に私の出番が久しぶりだよー」

京太郎「何を言ってるんだ?」

豊音「わからなくてもいい。それよりお昼ご飯を一緒にどうかな?」

京太郎「ああ、いいぞ」

豊音「最近、料理に凝ってるんだよー」

京太郎「凄いな、どれも美味そう」

豊音「お裾分けだよ。アーン」

京太郎「……アーン」食欲に負ける

パク…もぐもぐ

京太郎「美味しい…物凄く美味しい。寧ろ、俺の好きな味だ」

豊音「それならよかった」ニコニコ

豊音(京太郎の好きな味は全部知ってるなんて言えない…ごめんね、京太郎)

京太郎「ならこの春巻きをお返しに…アーン」

豊音「アーン」

カプ…もぐもぐ

豊音「あれ…なんで京太郎がこの味を知ってるのかな?」

京太郎「いやさ、最近なんか色々な味付けを思いついてな」

豊音「そ、それ以外は?」

京太郎「いや特には…でもまあ、思いついた味を食べると幸せな気分にはなれる」

豊音「そうなんだ…ならこの春巻きも?」

京太郎「ああ、とても暖かい気持になれた…って、自分のつくった料理を自画自賛してどうするんだよ」ワハハ

豊音「わ、私も…これを食べると幸せになれる」カァァ

京太郎「そうか…なら作ったかいがあったな」

豊音「うん…また良かったら作ってね」

京太郎「任せろ、俺はなんてたって」

京太郎「料理の達人だからな」

豊音「料理の達人だもんね」

京太郎「あれなんでわかった?」

豊音「秘密だよー」ニコニコ








放課後、麻雀部

京太郎「何をしようか」









塞「ねえ、京太郎。一つ勝負をしない?」

京太郎「勝負?」

塞「私達が勝ったら京太郎は私達の言う事を一つ聞く」

京太郎「俺が勝ったら?」

塞「私達に命令できる」

京太郎「焼きそばパンを買ってきてくれとかもいいのか?」

塞「ええ、勝てたらね」

白望「勝てたら…」

胡桃「そうだよ、勝てたらね」

京太郎「なら全力でいくかな」ゴッ









京太郎「俺が親だな…負けないからな」ゴゴゴゴ…

京太郎(まあ、とりあえず様子見だな)

塞「…慢心だね、京太郎。私は全力でいくよ」

要石発動、重ねて要石発動!

京太郎「なっ!」

京太郎(能力が全部塞がれた?ロンギヌスすら塞ぐのか!!)

塞「ハァハァ…出会った時は弾かれたけど…今は弾かれないよ)汗を少しかいていて








京太郎(能力無しの素の麻雀…凌ぐぞ、凌いで俺が勝つ!)

塞(とか思ってるんだろうな。でも振込みとかはしないけど私達は京太郎の対策を練ってある。勝てば官軍なのだよ)

胡桃(よし、倍満聴牌)

白望「ちょいタンマ……こっちかな」

境界の選択発動!

胡桃(食い下がってもいいけどたぶん、ツモだから京太郎を削らないと)

白望「ツモ、緑一色。8000.16000!」




塞「…塞ぐ!」

要石発動!

京太郎(また塞がれるのか?)

小蒔(大丈夫です、京太郎様…私が力を貸してあげます)

伊邪那美と添い遂げた者発動!

京太郎「え、姫様?」

塞「なんで塞げないの?」

京太郎「…全力で行くぞ」

白望(面倒だな……でも勝ちたいから仕方ないか)

最善を引き当てる者発動!

胡桃(親なんだけど……和了できない)


京太郎(シロを止めれないのか)

渇望と添い遂げた者発動!

白望「あれ…こっちがきた……まあ、いいや」

白望「ツモ、300.500」





京太郎(塞がれた…だが能力が無くても俺は)

塞(あと、あと二局…京太郎を塞ぐのは疲れる…)

白望(満貫聴牌…これを当てたら勝ち)

京太郎(あと二巡…シロと塞の手は明らかにでかい…凌ぐしかないのか)

コトン…

胡桃「ロン、1000」

京太郎「なっ…はい」









京太郎(最後の最後まで塞がれた…)ピキピキ

塞(…やっとでてきた。早いうちにあれは割っておかないと面倒だね)

白望(……出てきた)

胡桃(お義姉さん達は大丈夫って言ってたけどあれは私達が割らないといけない)

京太郎「通らば立直」

胡桃(安牌かな)

コトン…

白望「…ツモ、1000.2000」

京太郎「な、なんだと…」

京太郎 6700
親塞 14700
白望 62100
胡桃 16500









京太郎「…おかしいだろ」

塞「何が?」

京太郎「三対一で勝てるわけ…」

胡桃「勝てると思ったから受けたんだよね?」

白望「鼻は折れた?」

京太郎「っ……!」

塞「初めてそんなに京太郎が皺を寄せて悔しがるのを見たよ」

京太郎「もう一回だ!もう一回やれば…」

塞「…変わらないよ?私が塞いで、シロがあがって、胡桃が邪魔するだけ」

京太郎「なんでこんな事するんだ?そんなに俺が嫌いなのか?」

塞「…はぁ、本当に京太郎は馬鹿」

京太郎「っ…」顔を顰めて

胡桃「私達は京太郎が好きだよ」

白望「慢心したのは嫌いだけど」

京太郎「俺は慢心なんて…」

塞「してたよね?それでないとらしくないよ。いつもの京太郎なら豊音かエイスリンに力を借りて二対二にするはず」

京太郎「そ、それは…」

胡桃「私達は仲間(嫁)だから京太郎が考えてる事ぐらいわかるよ」

京太郎「……ありがとうございました」

白望「うん…夕食とデートで許す」

京太郎「えっ?」

塞「私達もそれでいいかな、ねえみんな」

胡桃「うん、日程を決めないとね」

エイスリン「ワタシハイツデモイイヨ」

豊音「私は明後日がいいよー」

京太郎「ち、ちょっと待った…なんでエイスリンと豊音もなんだ?」

塞「だって私、人数指定してないよね」

京太郎「あっ……最初からこれが目的だったんじゃ…」

塞「さあ、日程をきめないと!」

京太郎「は、嵌められた…」











帰り道

京太郎「……ふぅ……」

エイスリン「イッショニカエロウ」

京太郎「別にいいぞ」

ーーーーーーー

エイスリン「英(凹んでるね」

京太郎「おう…義姉さん達に言われてたんだけどな。力に溺れたら駄目だって……戒めててもできてなかったと知らされたからな」

エイスリン「英(次からはそうならないんでしょ?」

京太郎「どうだろうな…どうにかするつもりだけどな」

ギュ…エイスリンが京太郎のてを握りしめて

エイスリン「英(無理なら私たちがそばにいるよ」

京太郎「迷惑ばかりかけるな」

エイスリン「英(お互い様だよ」









京太郎「…どうしたものかな」

京太郎「美穂子にメールするか」

京太郎「相談してみるか…今日学校で…よし、これで送信っと」

♪~

From 福路美穂子

さいしょにまーじゃんしたときのことをおもいだせばいいとおもう。

京太郎「最初に麻雀をした時の事?……健夜義姉さん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」ガクブル

30分後

京太郎「ハァ…ハァ…忘れてた……慢心できる立場じゃなかった。俺は健夜義姉さんに追いつかないたいけないんだった。美穂子にお礼を言わないと」

From 福路美穂子

どういたしまして。またなにかあったらいってね。

京太郎「……本当に助けられてばかりだな」











京太郎「…よし、弁当はできた。これで昼に打ち合わせして…ああ、デートを考えろってどうしろってんだ」

カピー「パカパカ(なんだ主…おお、まさか割れたか」

京太郎「なにが割れたんだ?

カピー「パカパカ(いや主にはわからない事だ。でもまあ…宮守の女達は恐ろしい事をする。一歩間違えたら…いや、自信があったのか。愛とは相変わらず理解できないものだな」

京太郎「なにいってるんだ?俺はカピーを愛してるぞ」

カピー「パカパカ(ば、馬鹿者。知ってるはそれくらい。それよりも今日はどうするんだ?」

京太郎「願い事を叶えてくれ」

カピー「パカパカ(何時の間に3回分も貯めたんだ…私はみみっちい事は嫌いだから一括だぞ」

京太郎「別にいいぞ。叶えてもらう立場だからな」

京太郎「旅行に行こう」

カピー「パカパカ(はぁ?」

京太郎「いや、カピーと旅行にいったことがないしさ。俺達は家族だからな。旅行に行こう」

カピー「パカパカ(そんな事に使うのか?三回分だぞ?なんでもできるんだぞ?例えばハーレムにしたいとか、誰かの年齢を下げてとかできるんだぞ?」

京太郎「いや、俺はカピーと旅行に行きたい」

カピー「パカパカ(わ、わかったぞ。旅行先で出会った女を即落ちで子作りだな!」

ペシ

京太郎「恐ろしい事をいわない。俺はどこかの鬼畜王か」

カピー「パカパカ(すまん、少し取り乱した。何処に行くんだ?」

京太郎「…何処に行こうかな」

京太郎「広島に行こう」

カピー「パカパカ(広島か…よし、今から行くか」

京太郎「ちょ、ちょっと待て、何も準備もしてない約束が…」

カピー「パカパカ(それもそうか…いつ行くんだ?」」

京太郎「そうだな…学校を大阪からそのまま行くか」

カピー「パカパカ(……駄目だ」

京太郎「なんでだ?」

カピー「パカパカ(主が大阪で女と盛った後に私と旅行など私のプライドが許さない」

京太郎「ならいつ行くんだよ」

カピー「パカパカ(面倒だが今から行くぞ」

京太郎「だから学校が…」

カピー「パカパカ(大丈夫だ一泊二日、広島の最高級ホテルでのんびりしたら時を遡ればいい」

京太郎「…めちゃくちゃだな」

カピー「パカパカ(私に不可能はない…さて主、目をつぶってくれ」

京太郎「わかった…」

カピー「パカパカ(場所はあそこで…ああ、面倒だ。この姿は嫌いなんだが一瞬だけだ」

パチン…指パッチんの音が響く

カピー「パカパカ(着いたぞ、主」

京太郎「はぁ?どこに着いたんだ?」目を開けて

カピー「パカパカ(広島だ」

京太郎「…ホテルの中だと…」

カピー「パカパカ(金は気にするな。記憶を少し…ゲフン、もう払ってある」

京太郎「いや俺、着替えも何も」

カピー「パカパカ(そこにあるぞ」

京太郎「…キャリーバックと俺の財布だと」

カピー「パカパカ(中身も偉そうな事を言った爺の札も十数枚増やしといたから…少ししたら散策にいくぞ」

京太郎「…諭吉が増えてる…」

カピー「パカパカ(…場所は天命に任せる。私は主と入れればいいからな」

京太郎(本当に広島かよ………まあ、星を降らした時点で予想はできたが…連絡をいれておくべきか?いや、誰も信じてくれなさそうだからいいか)

カピー「パカパカ(くだらない事を考えてるな。せっかく着替えたんだ…ほら私を抱っこしろ。そして早くいくんだ」ジタバタとして

京太郎「よいしょ、それじゃあ行くか」

カピー「パカパカ(良い眺めだ」

京太郎「厳島神社に行こう」

カピー「パカパカ(またありきたりの所に行くんだな」

京太郎「世界遺産らしいし、旅行はありきたりでいいだろ。カピーと居る事が大事だ」

カピー「パカパカ(…全く、どこまでもお人好しだな」

京太郎「よく言われるよ」ワハハ

ーーーーーーー

カピー「パカパカ(懐かしい景色だ」

京太郎「見た事があるのか?」

カピー「パカパカ(二回だけな。二回とも見にきてくれと頼まれたからよくは見なかったがな」

京太郎「そうなのか…なあ、カピー」

カピー「パカパカ(どうした?今思ってる私の年齢以外の質問になら答えよう」

京太郎「…なんでわかった」

カピー「パカパカ(主様がわかりやすいだけだ」

ポプ…京太郎の腕にあたまを乗せて寛ぎ

カピー「パカパカ(あえていうなら、ビックバンは私が箱を落としたから起きた」

京太郎「なんだそれ」

カピー「パカパカ(なんだろうな」

京太郎「とりあえず買い物だな」

カピー「パカパカ(本当に俗物だな」

京太郎「別にいいだろ。何処で買おうか」

女店主「あら…これは珍しい人達が来るのね」

京太郎(キセルふいてるあんたも珍しいだろ)

カピー「パカパカ(ユウコか、四月一日達が探してたぞ」

女店主「あの子ったら貴女様に頼んだのね…対価はどうしたのかしら?」

カピー「パカパカ(酒と主の手土産に葱をもらった」

女店主「はぁ…それなら貴女様の主人がその坊やなの?」

カピー「パカパカ(そうだ。私の自慢の主だ」

京太郎「カピーの言葉がわかるんですか?」

女店主「少しね…それよりこの店にやってきたのも必然。貴方は何を差し出して、なにを私に求めるの?」

京太郎「いや、俺はお土産を…」

カピー「パカパカ(とりあえずふっかけておけ。私より劣るがこいつもある意味で万能だ」

京太郎「そうなのか…なら」

京太郎「ならちゃちゃのんをトップアイドルにしてくれ」

カピー「パカパカ(…この煩悩の塊が」

女店主「ふふふ、面白いわね貴方。その願いを叶えてもいいわ、その代わり貴方は私になにをくれるのかしら?」

京太郎「えっと…なんでもいいんですか?」

女店主「ええ」

カピー「パカパカ(おい主、何をしようと…」

京太郎「ならこの剣と鏡と勾玉…この本四冊もいらないな…これでどうでしょう?」

女店主「…三種の神器、何故貴方がもってるのかしら?」ピクピク

京太郎「拾ってきました」キリッ

カピー「パカパカ(事実だぞ…これは拾ってきたんだ」

女店主「規格外だわ……三種の神器の器の一つでいいわ。それでトップアイドルにして、貴方との縁を結んであげる」

京太郎「縁を結ぶ…何処かで聞いた言葉だな」

カピー「パカパカ(指輪よりも遥かにたちがわるいからな」

京太郎「ならこれをあげます」

京太郎「なら鏡を…」

カピー「パカパカ(馬鹿者。勾玉でいいだろ。それだけ紛い物なのだから」

女店主「…そうね、鏡をもらっても困るから勾玉を貰うわ」

京太郎「わかりました」

スッ…パリん

京太郎「えっ?」

女店主「確かに貰い受けたわ」

京太郎「いやだって、壊れたんじゃ…」

カピー「パカパカ(気にするな。わざと割ったんだ。これ以上首を突っ込んではいけない」

京太郎「……」

女店主「それじゃあもういきなさい。貴方の願いは叶えたから」

京太郎「ありがとうございました…」

女店主「お礼はいいわ。私と貴方は対等の取引をしたのだから」











昼2

カピー「パカパカ(それで次は何処に行くんだ?」

京太郎「…」

京太郎「お土産を買えなかったから、今度こそお土産にもみじ饅頭を買おう」

カピー「パカパカ(また安易な事を。まあいい、行き先はわかるのか?」

京太郎「大丈夫だ。それにしてもカピー」

カピー「パカパカ(なんだ?」

京太郎「さっきから周りの人達が俺を奇異の目で見て来るんだが…」

カピー「パカパカ(カピバラに話しかけてるんだから仕方ないだろ」

京太郎「やっぱりそうなのか」

ーーーーーーー

夕方

カピー「パカパカ(それじゃあここからは少し別行動だ」

スッ…ポプ 地面に着地して

京太郎「何処かに行くのか?」

カピー「パカパカ(主がイチャイチャしてる姿を見ても楽しくない。それに三弁天から酒の誘いが来たからな…朝には戻る」

京太郎「お、おう。気をつけてな」

カピー「パカパカ(主もな。今までとは違うタイプだ。せいぜいあがけよ」

京太郎「なんの話だ?」

カピー「パカパカ(三種の神器の代わりを務めた勾玉を対価にむすんだ縁の話だ。友愛や愛情じゃ生ぬるい…あえて言うならそうだな狂う程の愛…狂愛とでも呼ぶか」

京太郎「ヤンデレかよ」

カピー「パカパカ(違うな。あれは自傷行為で満たされるがこっちは繋がりでしか満たされない」

京太郎「……まじでやばいやつか?」

カピー「パカパカ(さあな…まあ、主ならどうにかなるさ」

シュ…

京太郎「カピーの気配が消えただと…!」

いちご「ちゃちゃのんは…ぐす、悪く…ないんじゃ…ぐす」ポロポロ

京太郎(住宅街に迷い込んだら女の子が泣いていた。何を言っているか俺にも解らないが…)

京太郎「あ、あの…」

いちご「だ、誰じゃ…っっっ!」カァァ

京太郎「いや、その貴女みたいな綺麗な人が泣いてたら駄目ですよ」

いちご「き、きみには関係ないことじゃろ!」カァァ

京太郎「そ、そうなんだけど…あれ、ちゃちゃのん?」

いちご「ち、違うぞ!人気アイドルのちゃちゃのんなんかじゃないぞ!ちゃちゃのんはちゃちゃのんなんかじゃ…」

京太郎「一人称がちゃちゃのんの時点でばれてると思うんだが」

いちご「なっ、ちゃちゃのんを嵌めたな!」

京太郎「いや、そんなつもりは…」

いちご「だいたいおんしも心の中でちゃちゃのんの事をバカにしてるんじゃろ?どうせちゃちゃのんの身体が目当てなんじゃろ?この変態!」

京太郎「ちょっと待った!こんなところでそんな事を叫ぶと…」

通行人「変態?警察に連絡しないと…」

京太郎「ですよね…逃げよう」

いちご「ど、何処に行くんじゃ?」

ガシ…腕を掴まれ

京太郎「警察に捕まりたくないから逃げるんだよ」

いちご「や、やっぱり変態じゃたのか!大人しくお縄につけ!」

京太郎「いや、あんたのせいで…」

バシ…腕を振り、強引にはらい

いちご「あっ…」

ポン…尻餅をつく

京太郎「あ、あの大丈夫ですか?」

いちご「…うわぁぁぁん」

目に手を当てて泣き始めて

京太郎「えっ、あのその…ごめん」

中腰になり、あたふたとして

バシ…胸ぐらを掴まれて

いちご「捕まえた…ちゃちゃのんにこんな事をしたんじゃ…責任とってもらうからの」

京太郎「嘘泣きだったのか…」

京太郎「いや、責任も何も俺は別に…」

いちご「悪くないって言うんじゃないよね?まさか、ちゃちゃのんに乱暴(腕を強引に払った事)や腰が抜ける事をしたのに?」

通行人「聞きました奥さん?」

通行人「ええ、聞きましたよ奥さん」

京太郎「…わかった、要求を飲もう。何が望みだ」

いちご「最初からそう言えばいいんじゃ…とりあえずおんぶとカラオケ」

京太郎「はっ?」

いちご「襲われるー!」

京太郎「わ、わかった、わかったからやめてくれ!」

いちご「ちゃちゃのんに口答えするからこうなる」

京太郎(絶対に復讐してやる)











四時間後?

カラオケ

いちご「世界の始まりの日ー♪」

京太郎(五時に入って九時の今まで一向に歌うかサイドメニューを頼むかの二択…こっちをチラチラとみてるのはたぶん今頃になって襲われないかと不安になったか金が無いのか。両方なんだろうな。さっき財布を見て、ゲッとか言ってたし。俺なんでこの人がスーパーアイドルになれるようにお願いしたんだろ)

いちご「あ、あの…」

京太郎「どうかしたんですか?」

いちご「ちゃちゃのんはそろそろ帰ろうかなって…」

京太郎「何処にですか?」

いちご「お家に…」

京太郎「なら折半でお願いしますね。勿論、サイドメニューそっちもちで」

いちご「いや、その…」

京太郎「なんですか、まさかお金がないとか言うんじゃないですよねら。」

いちご「うぅ…そ、そもそもこれは君が責任を…」

京太郎「黙れ。さっきから黙ってたら自分の責任を俺に押し付けて…何様のつもりですか?」ゴゴゴゴ←対局中の雰囲気。わかりやすく言うなら初見のレジェンドが見たらトラウマを抉られて失禁しかねるレベル

いちご「ひっ!ごめんなさい!」

京太郎「いや、許さない」

いちご「えっ、なんで?」

京太郎「正座だ。今すぐ正座しろ」

いちご「は、はい!」

京太郎「まず最初に今の状態がわかるか?」

いちご「状態?特に何も……」

京太郎「…はぁ…わかりやすく言おう。カラオケBOXの角部屋、しかもトイレの位置とは真逆だ。俺とあんたは他人だ。しかもあんたは佐々野いちごでスタイルがいい。俺に襲われたらどうする?」

いちご「そ、そんな事する勇気が無い事くらいちゃちゃのんは…っ!」

ギュ…右手で口を塞ぐようにして顔を近づける

京太郎「…犯すぞ」ドスの聞いた声を耳元に囁き

いちご「っ」じゅわあ…失禁しかけて

スッ…手を離して

京太郎(やりすぎたか?)

いちご「ご、ごめんなさい…こ、こんな事になるなんて考慮しとらん…ぐす…かったんよ…ぐす」

京太郎「…なら次だ。泣いてた理由を話せ」

いちご「ちゃちゃのんがグズだから……股を開いて仕事をとれって…言われて…ぐす……」

京太郎「枕営業をしろと言われて泣いてたと」

いちご「うん…」

京太郎「それで偶々声を掛けた俺に八つ当たりと気分を変える為にココに連れ込んだと」

いちご「そうです…」しょんぼりとして

京太郎「クズだな」

いちご「ごめんなさい…」ブルブル

京太郎「それで誰に枕営業をしろって言われたんだ?」

いちご「し、社長とマネージャー…」

京太郎「……完璧に見捨てられた訳だ」

いちご「っ!」

京太郎「…それであんたはどうするんだ?」

いちご「な、何を?」

京太郎「どうせその短絡的な頭だからアイドルを辞める選択肢なんて考えずに枕営業を受ける事を考えたんだろ?」

いちご「だ、だってちゃちゃのんはアイドルを続けたくて…」

京太郎「だからクズなんだよ。アイドルを続けたいから枕営業をする?甘えるな。そんな流されて身体を売るやつの為に俺は対価を支払ったわけじゃない」

京太郎(俺のせいでこうなった可能性があるよな。時間的にもあの女店主に願ってから事が働いたなら納得もできる)

いちご「ならちゃちゃのんはどうすればいいと?あんたなんかにちゃちゃのんの気持ちなんて分かるわけないじゃろ!!どれだけ辛いか…」

京太郎「悲劇のヒロインを気取るのは全部終わってからにしろ。とりあえず今、お前がしないといけない事はなんだ?」

いちご「……」

京太郎「ここの金を払う事だ」

いちご「でもちゃちゃのんお金を持ってない…」

京太郎「はぁ……そんなものは知ってるから。なんなの?仕事してるのに考えられないのか?」

いちご「全部マネージャーに任せてたから…」

京太郎「なら選択肢を与えてやる。一つ、俺に今ここで抱かれる。二つ警察に行くだ」

いちご「な、なんで警察?」

京太郎「俺は自分の金を払うがあんたはそれをできない。それは犯罪だろ?」

京太郎(親を呼ぶって選択肢が浮かばない時点で追い詰められてるな)

いちご「り、両方とも嫌…」ポロポロ

京太郎「泣いてもどうにもならないから。それとも代案でもあるのか?勝負でも仕掛けるか?」

いちご「し、勝負?」

京太郎「カラオケでお互いの得意曲で勝負で得点の高い方の勝ち。あんたが勝ったら俺が驕る。負けたら俺はお前を犯す」

いちご「そ、それで…いい。ちゃちゃのんは負けない…」グス…

京太郎(一抹の希望を抱いたか)

いちご「…この局なら大丈夫」

♪~

京太郎(デビュー曲か…さっきも90点台だったな)

いちご(負けれない…)

いちご「愛してる?♪……ふぅ…」

得点95

いちご(よし、これでちゃちゃのんの勝ち…)

京太郎「次は俺ですね」

いちご「……」

京太郎「世界の始まりの日?♪」

いちご「う、うそ…うますぎる…」

京太郎「♪~…ふぅ」

得点100

京太郎「俺の勝ちだな」

いちご「いや、嫌だ…ちゃちゃのんは…こんなの嫌だ!!」

ガシ…胸元を掴んで

京太郎「あんたは負けたんだよ。孕むまで抱いてやる。お前のこれからの人生は俺の性欲処理だ」

いちご「嫌だ…」じゅわぁぁぁぁ…

ばたん…気絶

京太郎「…今が9時半…30分かどうにかなるな」

ビリ…お手拭きをとりだし、いちごの粗相を処理して

♪? いちごの携帯がなっており

From 社長

京太郎「ナイスタイミングだ…えっと、声を変えて…あ?、あー、あー…よし、ちゃちゃのん頑張るよ!」イチゴの声に調整し、自分の携帯の録音機能を開始して

ピッ…

京太郎(イチゴ声)「もしもし」

社長「いちご君、例の件考えてくれたかな?」

京太郎(いちご声)「あっ、例の件ですか?」

社長「そうだよ。ディレクターが君を指定してきているんだ」

京太郎(いちご声)「か、考えたんですけど…受けてもいいかなって。その代わり、もう一度例の件の内容を聞かしてもらっていいですか?」

社長「おお、受けてくれるかこれで我がプロダクションも安泰だ。なに、ディレクターは経験豊富だ。初めてでも気持ちいいらしい。安心してくれ」

京太郎(いちご声)「ちゃちゃのんはディレクターに抱いてもらって処女を散らせば仕事が増えるんですよね?」

社長「その通りだ。あのディレクターに抱かれたら君はトップアイドルになれる」

京太郎(いちご声)「…トップアイドル…わかりました。それじゃあ、そろそろ夜遅いので」

社長「ああ、それじゃあ。明日にはセッティングはしておくよ。おやすみ」

プツン…

京太郎「次ははやりさんだな」

はやり「それで京太郎は私にどうして欲しいのかな☆」

京太郎「取引をしましょう…俺の手元には社長から枕営業を強要させる話のデータがあります。それを使って佐々野を助けてやってください」

はやり「私のメリットは☆?」

京太郎「…ご飯をご馳走します」

はやり「お風呂とマッサージ込みだね☆」

京太郎「っ……下着、俺の基準の服を着てるならその条件を飲みます」

はやり「ギュルビーン☆交渉成立だね☆最後に聞いていいかな☆?なんでちゃちゃのんにそれだけの事をするのかな☆」

京太郎「…トップアイドルになって欲しいと願いましたから」

はやり「…ふぅーん、まあ、それならいいや☆。データは送っといてね☆」

京太郎「はい、それじゃあ」

ピッ……

京太郎「次は霞さんだ」








霞「確かにTV局の社長は知り合いだけど…」

京太郎「すいません、お願いします。今回だけ力を貸してください」

霞「う?ん…貸してあげてもいいけど、私達にメリットが無いわよね?」

京太郎「…どうしたら飲んでくれますか?」

霞「姫様の婿に…」

京太郎「お断りします」

霞「なら、今度そっちに皆で行っていいかしら?」

京太郎「いいでしょう。ただし、食費とかはそっちが持つ事、二日しか泊めませんから」

霞「きっちりしてるのね。いいわよ。今回はそれで受けてあげる」

京太郎「迷惑かけます」

ピッ…

京太郎「十時か…とりあえず出るか…よっと…」ノーパンのいちごをおんぶして









いちご(…なんでこの人、こんなに優しくしてくれるんだろ)

スタスタ…

京太郎「……」

いちご(さっきの電話の相手ってはやりさんとあの石戸さん…業界で知らない人は居ないって人達じゃったし…ちゃちゃのんはこの人にたすけられてるんじゃ?)

京太郎「はぁ…流石にやりすぎたかな…トラウマになってないといいな。ちゃちゃのん」

いちご(………トラウマになんてなっとらんよ…ただ、こんな事考慮しとらんかっただけ)

京太郎「……でもまあ、もったいない事したな。佐々野いちごを抱けたのに抱かなかったとか後悔しかないな。それでも…この人がトップアイドルになってくれたらそれでいいか」

いちご(なるよ…ちゃちゃのんは君の為にトップアイドルになる)

京太郎「トップアイドルを抱き損ねたとか笑いの種にできるしな」

いちご(そんな事はない…ちゃちゃのんがトップアイドルになったら引退して君の……その…性欲処理として生きるから)カァァ

ギュゥゥウ

京太郎「あれ、起きたか?」

いちご「すぅ…」

京太郎「とりあえず、はやりさんから送られてきた住所にでもおいて逃げるか」

いちご(待っててね…御主人様)









京太郎「ここだよな…佐々野か」

いちご「…zzz」

京太郎「起こさないように降ろしてと…よし、帰ろう」

京太郎「よし…帰るか」

数分後

いちご「そろそろかな?頑張るから、御主人様!」













ホテル

京太郎「これをどうしよう…」いちごのパンツを見ながら

カピー「パカパカ(パンツか…純血は奪わなかったのか?」

京太郎「じ、純血…って俺は畜生か何かか?」

カピー「パカパカ(違ったのか?」

京太郎「違うに決まってるだろ。てか、朝まで帰らないんじゃないのか?」

カピー「パカパカ(たまには主と寝てやろうと思ってな」

京太郎「ようは抜け出してきたと」

カピー「パカパカ(そうとも言うな」

京太郎「とりあえずシャワーを浴びるけど洗ってやろうか?」

カピー「パカパカ(たまにはいいだろう」

京太郎「じゃあ、入るか」

カピー「パカパカ(くるしゅうない」









夜2

京太郎「さてどうしよう」

京太郎「アイテムを使うか」

京太郎「よし、ネリーと仲良くなれるように…」

バシ

カピー「パカパカ(馬鹿か、強化神託に強制力二つ、これに女神像なんて使ったら危険すぎる」

京太郎「……なんかごめん。やり直す」

京太郎「膝枕をしてくれてかつおもちが大きい人と仲良くできますように」

カピー「パカパカ(…なぜそう乳がいいのだ。まあ、私には関係がないがな」

カピー「パカパカ(ほらはやく私をベッドにあげろ」

京太郎「はいはい…そういえば久しぶりだなこうやって寝るのは」

カピー「パカパカ(冬は私を湯たんぽの代わりにするのにな」

京太郎「カピーは暖かいからな」

ギュゥ…

カピー「パカパカ(あたりまえだ。それと主、寝て起きたら今日だからな」

京太郎「あれ、明日も観光するんじゃないのか?」

カピー「パカパカ(私は今日一日で満足だからな」

京太郎「おうカピー、愛してるぞー」

カピー「パカパカ(そんな事は知ってる」









京太郎「まじか…本当に家にいる。携帯は……昨日の日付だ…でももみじ饅頭とパンツはある。パンツは捨てるか、命の危険があるし」










朝ごはん

京太郎「……昨日準備したのがあるぞ」

カピー「パカパカ(当たり前だろ、もどってきたんだから」

京太郎「いやでもあれじゃないのか?同一時空に居たら俺は消滅するんじゃ…」

カピー「パカパカ(ないない。そんな事はわたしがいるかぎりありえない」

京太郎「居なかったらoutって事か」

カピー「パカパカ(それ以前にあり得ないだろ」

京太郎「それもそうか」






京太郎「不思議な感覚だ。どこで食べようか」

豊音「二日連続だよー」

京太郎「そうだな、これお土産」

豊音「お土産?わぁ…もみじ饅頭だ」

京太郎「美味しいぞ」

豊音「あれいつ広島に行ったの?」

京太郎「今日だ」

豊音「どういう事?」

京太郎「俺にもよくわからない」

豊音「何それ…ふふふ」

豊音(製作時刻が今日の14時……本当にどうしてなんだろ)

京太郎「細かい事を気にするよりご飯を食べようぜ」

豊音「うん、そうだね」ニコニコ

豊音(京太郎だから仕方がないか)










放課後

京太郎「えっと今日、デートだったよな」

塞「待ったかな?」

京太郎「いや、大丈夫だぞ。それより今日は…」

塞「あ、あのね京太郎」

京太郎「どうした?」

塞「今日は私の家に来ない?」

京太郎「えっ?」

塞「あ、あれだよ、肉じゃがをまたご馳走したいなって」

京太郎「でも、親御さんは…」

塞「それは大丈夫。お父さんとお母さんは旅行で居ないけど、おばあちゃんは居るから」

京太郎「そういう問題なのか?」

塞「そういう問題なんだよ。それで行くの行かないの?」

京太郎「…肉じゃがが食べたいから行く」

ギュ…

塞「なら決定だね」ニコニコ









リビング

塞「ここで待っててね」

京太郎「お、おう」

京太郎(なんで俺はこんなに緊張してるんだ?)

??「君があの子の言っていた男か?」

京太郎「えっ?」振り返り

京太郎(塞にそっくりだけど…年は50後半くらいか?)

??「いきなり人を鑑定するのは良くないな。私は塞の祖母だ。君は須賀京太郎であっているか?」

京太郎「ええ、そうです」

塞祖母「なら丁度いい。少し話さないか?」

京太郎「……」

塞祖母「……」

京太郎「あ、あの…」

塞祖母「…君はあの子の事をどう思っている?」

京太郎「えっ?」

塞祖母「私はあの子から君の話をよく聞いている。麻雀が強く、家事ができて、気遣いもできる万能人間だと」

京太郎「は、はぁ…」

塞祖母「あの子が君に恋愛以上の何かを想っている事も君は知っているはずだ」

京太郎「……」

塞祖母「無言は肯定だぞ、少年」

京太郎「俺は…まだそれに対しての回答を持ち合わせてません」

塞祖母「それは須賀の血が原因か?」

京太郎「っ…なんでそれを」

塞祖母「あの子は知らないが私達の血筋は元を正せばタケミカヅチを祀る家計の直系にたどり着く」

京太郎「鹿児島ですか?」

塞祖母「勘がいい子は嫌いじゃない。だが違うのは私の代で秘術の継承が終わった事だ。だから私達はここにいる」

京太郎「……」

塞祖母「君の噂は知り合いからよく聞いている」

京太郎「何が言いたいんですか?」

塞祖母「…あの子、塞は君を愛している。君はそれを勘違いしているから年寄りがただしてやろう。君はもうすでに"鏡”を…」

ガチャ…

塞「あれ、おばあちゃんこんな所でなにしてるの?」

塞祖母「お客様と話をしてただけじゃよ…それより塞、私は今から老人会で星見があるから出かけるよ」

京太郎(急に老け込んだな…)

塞「そ、そうなんだ、気をつけてね」

塞祖母「塞も頑張るんだぞ」

塞「お、おばあちゃん!」カァァ

塞祖母「塞もまだまだ青いのー」

スタスタ…京太郎の隣を通って

塞祖母「塞を泣かしたら呪うからね」小声

京太郎「覚えておきます」ブル…

塞「ご飯はちょっと待ってね。もうすぐ炊けるから」

京太郎「おう。塞の肉じゃがは美味しいからな。楽しみだ」

塞「ありがとう…それでね、京太郎にお願いがあるんだ」

京太郎「なんだ?」

塞「私にもギュッてして欲しい」

京太郎「えっ?」

塞「シロ達がいってた…京太郎と手を繋いで貰ったら繋がった気がしたって」

京太郎「いや、あれはでも…」

塞「私じゃダメなのかな?」

京太郎「…手を出して」

塞「うん…」

スッ…ギュ…

京太郎「どうなってもしらないからな」

塞「大丈夫だよ」

京太郎「…あれなんだ、そのこれをやったら気持ち良くなりすぎて立てなくなったりするらしいから…」

塞「京太郎は私を襲うの?」

京太郎「そんな事は絶対にしない!」

塞「なら私は大丈夫」

京太郎「いくぞ」

塞「うん…」

京太郎(…なにを願えばいいんだろ)

??(…子供が欲しいと願いなさい。それがそれを正しく導いてくれる)

京太郎(えっ?今の誰の声だ?)

塞「もう終わったのかな?」

京太郎「いや、まだだ…いくぞ」









「……………くれ」

そう京太郎が呟いた瞬間、私の身体は全身が性感帯になったかのように快感で包まれた。立つ事も許されず、産まれたての子鹿の様に崩れ落ちる私を支えてくれたのは京太郎の手だった。

彼は何が起きたのかがきっとわからないのだろう。私の下腹部に根付いたこの暖かな感覚も私が今、一番何を求めているかも

「産んであげるよ、京太郎…だから…私を抱いて」

そう言って私は彼の手を引き、彼にわたしを押し倒させる。それと同時に唇を重ねる。

ドクン…

「っ…くちゅ……ちゅ…」

淫らな音をたてながら私は京太郎を貪る。舌を絡め、唾液を啜り、歯を舐める。愛おしい…何もかもが愛おしく感じる。子宮が疼く。前戯など必要ない程に湿った恥部に濡れていた。

「塞……俺は……お前を…」

彼は抑えきれない本能とソレを抑えろと叫ぶ理性の間でとても苦しそうな表情を浮かべていた。

「迷わなくていい…」

彼の頬をそっと撫でながら私は慎重に言葉を選ぶ。正面からではなく搦め手…彼自身から私を求めさせないといけない。

でないと私は彼の楔になれないのだから。

「私は産んであげるよ…だから…私が逃げられないように、忘れられないように…私を…」

京太郎の目から理性が消え去っていくのを確認しながら私は言葉を紡ぐ。焦る事なくあの日から考えてきたこの時の為の言葉を紡ぐ。

「犯してもいいんだよ、京太郎」

理性が崩れ去り、京太郎の目が獣に変わっていく。これでこれでいい…

これで私は京太郎の女になれる。










後日談

塞「ねえ、貴方」

京太郎「どうした?」

塞「今、幸せ?」

京太郎「ああ、幸せだぞ」

塞「なら良かった」

京太郎「今更どうしたんだ?」

塞「うんうん…聞いてみたくなってね」

京太郎「おかしな奴だな…そろそろだぞ」

塞「ええ」

キラ…流れ星の流星群始まり

京太郎「なあ、カピーに頼んだからこれくらいは起こせるんだ」

塞「…本当にあのカピバラは何者なのかしら」

京太郎「カピーはカピーだ…それに今は別にいいだろ」

ギュ…

塞「そうね…本当に綺麗だわ」

京太郎「塞のほうが綺麗だ」

塞「もう…相変わらずなんだから」

京太郎「もう最期なんだ別にいいだろ…ごめんな、塞」

塞「謝らなくていいのに…後の事は任せて」

京太郎「ああ頼んだ」

塞「うん」

京太郎「なあ…塞」

塞「なに?」

京太郎「今、幸せか?」

塞「うん…幸せだよ」

京太郎「……」

塞「もうまた、勝手に寝て」

バタ…

塞「今まで本当にありがとうね」

END





















京太郎「……案の定こうなったか…」

塞「…っ…」ビクンビクン…

京太郎「触れてもダメだし、他人の家だし……どうすればいいんだ」

塞祖母「泣かしたらダメだと言ったがまさか昇天させるとは…やりおるの」

京太郎「うわ、帰ってきてたんですか?」

塞祖母「なんだ、その言い方は。老人会のツマミをとりに帰ってきただけだ…でもまあ、孫がこうなっとると行くにも行けん」

京太郎「…申し訳ありません」

塞祖母「謝るな。塞が望んだ事なのだからしかたあるまい…だが、今日の所は家に帰れ。後処理は私がしておこう」

京太郎「…迷惑をかけます」

塞祖母「お前の為ではない。孫の、塞の為だ」

京太郎「それでもありがとうございます」

塞祖母「早くいけ」

京太郎「失礼します」

数分後

塞祖母「…全く、京一郎…あんたの孫はあんたそっくりだよ」











京太郎「明日、それとなく塞に大丈夫か聞いとくか」

カピー「パカパカ(もはや才能だな」

京太郎「なにがだ?」

カピー「パカパカ(主の手の速さだの事だ」

京太郎「何を言ってるんだ、俺は奥手だ」

カピー「パカパカ(言ってるだろ、寝言寝てから言え」

カピー「パカパカ(三つも溜め込んでたのになぜ強化しなかった?」

京太郎「大切な人から貰ったモノもあったからさ」

カピー「パカパカ(そうか…まあ、とりあえず強化だ」

カピー「パカパカ(執念だな」

京太郎「結果が良かったって事か?」

カピー「パカパカ(そこそこだな」

京太郎「そうなのか…まあ、いいや」









木曜日


京太郎「………嫌な予感がする」

カピー「パカパカ(なんだ全く…何時もなら怒るところだぞ」

京太郎「おこらないのか?」

カピー「パカパカ(まあ、機嫌がいいからな」

京太郎「お願いを叶えてくれ」

カピー「パカパカ(なにを願う?」

京太郎「……」

京太郎「剣をまた使えるようにしてくれ」

カピー「パカパカ(俗物だな」

京太郎「よくわからないがそうしないといけない気がしたんだ」

カピー「パカパカ(まあいい。今回はサービスしといてやる」








京太郎「今日はどこでたべようかな」

豊音「三連続だよー」

京太郎「ここが一番落ち着くんだよ」

豊音「それは嬉しいよー」ニコニコ

京太郎「そういえば今日はどこに行く?」

豊音「うーん…どこでもいいかな」

京太郎「一番難しい解答だな」

豊音「京太郎と居れたらそれで楽しいから」

京太郎「…たまに思うんだが、それは反則だろ」

豊音「京太郎だからだよ」

京太郎「…」

豊音「照れてる」

京太郎「照れてない」

豊音「そうだねー」ニコニコ

京太郎(豊音が最近、大人の女性でペースがつかめない)







放課後

京太郎「豊音と何処に行くか合流するまでに決めないと」

京太郎「…水族館に行くか」

ーーーーーー

豊音「それで何処に行くの?」

京太郎「水族館」

豊音「えっ?」

京太郎「だから水族館に…」

豊音「思い出したの?」

京太郎「何を思い出すんだ?」

豊音「…そうだよね。うんうん、なんでもないよ」

京太郎「…豊音」

豊音「何?」

ギュ…手を握り

京太郎「行くか」

豊音「うん」ニコニコ






水族館

京太郎「……なあ、豊音」

豊音「どうしたの?」ニコニコ

京太郎「はやく次の所に行かないか?」

豊音「えっ…でも楽しいよ?」

京太郎「いや、限界も近いしさ」

豊音「なら最後、これで最後にするよー」

京太郎「…ペンギンと睨めっこはダメだろ」

皇帝ペンギン(な、なんなんだこの巨大な女はなぜ私の愛くるしさに悶えない)

京太郎「…ペンギンのぬいぐるみを買おう」

シュタ!

豊音「じゃあね、ペンギンさん!」

京太郎(周りの女性が逞しくなって行ってる気がする)

ーーーーーーーーー

水族館 売店

京太郎「流石に色々な物があるんだな…」

豊音「どれにしようか迷うよー!」わたふた

京太郎「…俺も何か買うか」

京太郎(折角だからこれにするか…)

豊音「京太郎、これにするよ」同じキーホルダーを持っており

京太郎「…ははは…考える事が一緒だな」

豊音「えっ?」

京太郎「俺もそれを買おうと思ったんだ」

豊音「そ、そうなんだ」カァァ

京太郎「ちょっと待っててくれ。買ってくるから」

豊音「う、うん!」

ダッ…

豊音(覚えていなくてもきずなはあるのかもしれないよー。初めてのプレゼントがまたペアキーホルダーなんて嬉しいな)

ーーーーーー

帰り道

京太郎「なあ、豊音」

豊音「どうかしたの?」

京太郎「いや…そのなんだ。何かあったら相談してくれよ」

豊音「えっ?」

京太郎「昼ご飯とか食べてる時にさ、たまに寂しそうな顔をするから…俺の気のせいならごめんな」

豊音「……ふふふ…うんうん、大丈夫だよ。京太郎が居てくれれば私は寂しくないよ」

京太郎「それならいいんだが…」

ギュ…手を握られ

豊音「それにこうやって京太郎と出かけられる事が私の幸せだから」ニコニコ

京太郎「やめろよ…それじゃあいつか出かけられなくなるみたいな言い方じゃないか」

豊音「……」

京太郎「まだまだ俺は豊音と遊びたい」

豊音「私もだよ…でもねいつかは」

京太郎「解ってる…答えは出すさ」

豊音「うん…その時をみんなで待ってるよ」

京太郎「ごめんな…」

ギュ…握る力が強くなり

豊音「……人生って難しいよー」









夜 強制イベント


京太郎「……どうすればいいんだろうな」

ガチャ…

京太郎「えっ?」

カピー「パカパカ(なんだその今にも死にそうな顔は」

京太郎「なんだカピーか…」

カピー「パカパカ(なんだとはなんだとは…全く、つまらない事で相変わらず悩んでいるな」

京太郎「つまらない事じゃない…大事な事だ」

カピー「パカパカ(たかだが好きな女が10人を超えたぐらいいいだろ」

京太郎「いや、どう考えてもだめだろ」

カピー「パカパカ(何が駄目なんだ?言ってみろ」

京太郎「それはその…一夫多妻とか世間的には…」

カピー「パカパカ(まずその時点で主の考えは矛盾している。まだ好意を確認もせずに自分の好きな女達と結婚するビジョンを持っている…これはおかしな事だろ」

京太郎「そ、それは…」

カピー「パカパカ(だいたい、主とは一番程遠いのが世間だ。魔物と呼んでいい義姉二人を姉に持ち、その血を辿ればこの国の象徴にある。そして**である私を使役している時点で主は常人じゃない。いい加減普通に憧れるのをやめろ」

京太郎「待て俺は普通…」

カピー「パカパカ(しつこいぞ、主」

京太郎「……」

カピー「パカパカ(…頑固だな。仕方ない、その餓鬼みたいな考えを捻じ曲げてやろう」

パン…カピーが床を叩く

パリン×10以上

京太郎「なっ…」

ドサ…京太郎気絶

須賀京太郎に全てのEDの記憶が一時的に戻りました。



















京太郎「……はっ…、なんだ夢か」

カピー「パカパカ(何がだ?」

京太郎「いや、健夜達の寝込みを襲って孕まして結婚したり、酔った霞達と乱交して結婚したり…etc、こんな事を夢見たんだ」

カピー「パカパカ(全部事実だ」

京太郎「…仮に、本当に仮に事実としよう…俺はどの記憶もその場の空気に流されるか逆レイプされるかで俺からじゃないぞ」

カピー「パカパカ(主はヒロインだからな」

京太郎「だめだろ、男なんだから告白してベッドインくらい俺にだってできる…はずだ」

カピー「パカパカ(できていたらさっきみたいなつまらない事で悩まないだろ」

京太郎「それもそうだが…」

カピー「パカパカ(つまりだ、主は男のくせに女々しいって事だ」

京太郎「……」

カピー「パカパカ(黙るな。それで、このままでいいのか?女共に導かれてその場の空気に流される種馬人生で」

京太郎「…お、俺だってやればできるぞ」

カピー「パカパカ(ほぅ…何ができるんだ?」

京太郎「俺から告白して、場の空気に流されずにできる!」

カピー「パカパカ(本当だな」

京太郎「本当だ」

カピー「パカパカ(二言はないな?」

京太郎「ない」

カピー「パカパカ(なら目標を私が言ってやるから復唱してみろ」

京太郎「こい」

カピー「パカパカ(私、須賀京太郎は…」

京太郎「私、須賀京太郎は…」

カピー「パカパカ(好きな女達に全員告白して」

京太郎「好きな女達に全員告白して…えっ?」

カピー「パカパカ(抱きます」

京太郎「…ちょっと待って、おかしい…」

カピー「パカパカ(復唱するんだろ?男に二言はないだろ?ヘタレか?」

京太郎「……抱きます」

カピー「パカパカ(よし、その言葉を忘れるなよ。主の記憶は全部消すかがな」

京太郎「えっ、ちょっと待てよ!」

カピー「パカパカ(安心しろさっきの近いの言葉は覚えて居るから」

バン…

須賀京太郎はEDの記憶が全て消えました。
















京太郎「……っ…あれ、俺は何してたんだっけ?」

カピー「パカパカ(起きたか?私に言った言葉を覚えてるか?」

京太郎「えっと………覚えてない」

カピー「パカパカ(ダウト。まあいい、そこまでしなくてもいいが自分の本心は理解しておけ」

京太郎「…わかった」

カピー「パカパカ(全く、手間のかかる主だ」

ーーーーーー

夜1

京太郎「本心か…」

京太郎「智葉さんにメールしてみるか」

京太郎「…急に馴れ馴れしいのはまずいよな…最近の調子となにかあったか振ってみるか」

From 辻垣内智葉

こちらは特になしだ。そっちはどうなんだ?合宿の後で体調を崩さなかったか?

京太郎「大丈夫でしたよっと…」

From 辻垣内智葉
なら良かった。
話しは変わるがたまにはハオに連絡してやってくれ

京太郎「ハオさんに?なんかあったのかな」

From 辻垣内智葉
特に他意はないのだが、京太郎と連絡をとりたがっていたからな。それに落ち着いてもらわないと部員達がもたない


京太郎「…よくわからないが、わかりましたと」

From 辻垣内智葉
勘違いするなよ、ハオにも連絡して欲しいが…その、私にもしていいんだからな

京太郎「……これはデレか?いや、ツンをみてないから普通なのか?とりあえず平静を装って返信だ」

From 辻垣内智葉
それならいい。あまり夜更かしするなよ。おやすみ

京太郎「おやすみっと…」













京太郎「…明日の朝には大阪か」

京太郎「今日はお弁当をつくるか」

ーーーーーー


京太郎「何処でたべようかな」

胡桃「京太郎もここにきたの?」

京太郎「ああ、お弁当を張り切ったからなそらを見ながらたべようかなって」

胡桃「そうなんだ。良かったら一緒にたべない?」

京太郎「よろこんで」

ーーーーーー

胡桃「うん、美味しい」

京太郎「口にあったのなら良かった」

胡桃「これお返しだよ、アーン」

パク…もぐもぐ

京太郎「…美味しい。俺の好きな味付けだ」

胡桃「それならよかった。こっちの卵焼きも美味しいよ」

京太郎「なら、こっちもお返しにこのチューリップをあげよう」

胡桃「ありがとう」ニコニコ











夕方

京太郎「…デートだ」

白望「京太郎、おんぶ」

ぎゅー

京太郎「良いっていう前にのるなよ」

白望「だめ?」

京太郎「いや、だめじゃないが」

白望「ならいい」

京太郎「全く…そういえば今日は何処に行くんだ?」

白望「京太郎の家」

京太郎「えっ?」

白望「京太郎の家に行く」

京太郎「これってデートだよな?」

白望「うん」

京太郎「それで俺の家に着たら不味いだろ」

白望「なんで?」

京太郎「いや、襲われたらどうする?」

白望「襲うの?」

京太郎「…襲うぞ」

白望「……かまわない」カァァ

京太郎(ま、まじかー)ダラダラ

京太郎の部屋

京太郎「それじゃあ、紅茶をいれてくるから」

白望「うん」

ガチャ…

白望「捜索…」

いちごのパンツ

白望「誰の…?」クンクン…

白望「雌の匂いがする…」

ガチャ…

京太郎「シロ、茶菓子にもみじまんじゅうとかどうだ…おう…」

白望「誰の?」

京太郎「……義姉さんの…」目空し

白望「嘘だよね?」

京太郎「……アイドルの佐々野いちごのパンツです」

白望「それも……本当なの?」

京太郎「事実です」

白望「いつ会ったの?」

京太郎「言えません」

白望「なんでこれがあるの?」

京太郎「言えません」

白望「…抱いたの?」

京太郎「抱いてません」

白望「ならいい」

京太郎「えっ?」

白望「信じてるから」

京太郎「シロ…ありが」

白望「でもこれは捨てる」

京太郎「と…わかった」

白望「欲しいならあげる」

京太郎「それって。」

白望「私の」

京太郎「……」

京太郎「欲しくなったら頼むわ」

白望「うん…いまはいいの?」

京太郎「今はいい。シロに大事な事を言ってないから」

白望「大事な事?」

京太郎「…ああ…大会が終わったら皆に言うつもりだ」

白望「インターハイ?」

京太郎「県大会だ」

白望「…今、聞きたい」

京太郎「ダメだ」

白望「どうしても?」

京太郎「どうしてもだ」

白望「……ちょいたんま」

「ちょいたんま」

麻雀で困った時、そう言って私は思考にふける。どうすればいいのか解らず、ただそう呟き少し考えたら最善が見えてくる。

「シロ?」

彼が不思議そうに此方を見ていた。…ああ、だるい。正面から言ってみよう。多分、大丈夫だ。

「好き」

完璧だ。一切の無駄も無く、伝え切った。これならダルくない。

「えっ?」

まさかの伝わらなかった…だるい。もう一回言わないと。

「好…」

「ストップだ、シロ」

彼が私の言葉を遮る。私の努力が無駄になった…悲しい。

「今から俺が大事な事を言う。それを聞いてもう一度かんがえてくれ」

大事な事?なんだろう…どうせ前の記憶みたいに好きな人が多勢居て自分はクズとか言い始めるんじゃないだろうか。

「俺は小瀬川白望が好きだ」

えっ?なんて言った?

「さっきも言ったが襲うからな」

襲うってあれなのかな…抱いてくれるのかな?

「…別にいいよ」

頬が熱くなる。二回の記憶があるのに最初に彼から求められた事は一度もない。だからなのだろうか…心が満たされていく

「……私も京太郎の事が好きだよ」

彼の目を見て私も告げる。恥ずかしい…恥ずかしいけどとても嬉しい。

「相思相愛だな」

「うん」

彼がゆっくりと私に近付いてくる。手に持った茶菓子を机能上におき、私を慣れた手つきでお姫様抱っこする。

「…痛くしたらごめんな。はじめてなんだ」

雰囲気をぶち壊す一言を彼が言う。でも構わない…最初から優しく抱いて貰えるのだ。あの言葉を言っても大丈夫だろ。

「…優しく抱いてね、旦那様」











後日談

白望「だるい…」

娘「お母さんダメだよ、もうすぐお父さんの試合始まるよ」

白望「大丈夫」

娘「そんな事ないよ、世界タイトルなんだよ!勝てないかも知れないんだよ」

白望「…槍か弓を使えば負けない」

娘「だから、麻雀なのに槍も弓なんてないよ!」

白望「ある」

娘「もう…それよりもはやく!」

白望「…だるい」

アナウンサー「おーと須賀プロ!東一局に役満ロンだ!」

娘「えっ…」

白望「だから言ったのに…」

アナウンサー「大魔王は止まらない!相手の息の根を止め、己の目の前に立ちはだかる敵はチリすら残さない!!日本が誇る最強に敗北はなかった!!」

娘「お父さんって本当に大魔王だったの?」

白望「うん…大魔王」

娘「…家でお母さんといちゃいちゃしてるだけのお父さんなのに」

END