特別編
side新道寺
※日記発見から中身拝見までの流れは省略します


○月×日

今日は学校は休みだったが、午前中は部活だった

相変わらず校内ランキング上位のみんなには敵わないが、今日はなかなか調子が良かった

部活が終わった後、部室の鍵を預かって、今日の感覚を忘れないうちにまた練習するために残った

しばらく牌譜を見たりネト麻をしていると、帰ったはずの姫子さんが戻ってきた

なんでも、俺が残っていると聞いて来てくれたらしい

パンやおにぎりも買ってきてくれていた。昼もまだだったのでありがたかった

それから姫子さんは練習に付き合ってくれた。校内ランキング1位に色々教えてもらうのはさすがにためになる

ずっと牌譜を見て教わったり、ネト麻をしたりしているうちにすっかり遅くなってしまった

暗くなる前に姫子さんを送っていった

しかし、休日にずっと付き合ってもらってこのままではさすがに悪いと思い、何かで埋め合わせをしたいと申し出た

姫子さんは気にしなくていいと言ってくれたが、そういう訳にもいかない

色々言っていると姫子さんは少し考えるような素振りを見せ、今日付き合ったのだから今度の休日に1日付き合ってほしいと言った

それくらいお安い御用だ

そう言うと姫子さんはいたずらっぽく笑いながら、

「2人だけよ?他の人に言うたら絶対駄目やけんね?……ね、約束」と言いながら小指を出してきた

ゆびきりで約束なんていつ以来だろうか

姫子さんの指、小さくてきれいだったな

そして寮の前で別れた

今度の休みが少し楽しみだ

哩「姫子ー?いつぞやの休みは『中学の時の後輩と会う』言っとったよねー?」

煌「これはすばらくないですね」

美子「部長にまで嘘ついて……」

仁美「これは姫子が駄目やね」

姫子「えっと……いや、後輩、ではあって……あ!用事が…」

哩「リザベーション」

姫子「ひうっ!?」ビビクン

仁美「さーキリキリ喋ろーかー」

姫子「あうー……ちょっと出かけただけですってー……」








△月◇日

昨日、ついついネト麻に熱中して徹夜してしまった

授業中はなんとか耐えたが、部活に行く前、限界が来て廊下で落ちてしまった

たまたま煌さんが近くにいたらしく、倒れる俺を支えて、1人で保健室まで運ぼうとしてくれたらしい

さすがに途中で目が覚めたが、心配だと言う煌さんに手を引かれて保健室まで行った

保険医も居なかったが、勝手にベッドを使わせてもらった

ベッドで横になると、煌さんが隣に座り、しばらく説教された

倒れたかけた瞬間、かなり驚き、かなり心配したらしい

本当に悪かったと思う

しばらく放っておけないと言って保健室にいたが、途中で来た姫子さんに引っ張られて行った

後で聞いたが、俺が倒れそうだったと連絡してから保健室に運んだらしい

おかげでみんなに心配かけてしまった

結局今日の部活の時間は保健室で寝ていた

帰りに、わざわざ待っていてくれたらしい煌さんと帰った

改めて謝って、今後はこんなことはしないと約束した

ここまで心配してくれるなんて、本当にいい人だ

哩「あん日は大変やったな……」

美子「珍しく慌てた花田が『京太郎くんが倒れたんで連れていきます!!』って言って」

仁美「そっから部長や姫子、他みんな心配しよったな」

煌「全く、徹夜で倒れるなんてすばらくないですよ」

姫子「やからってずっと京太郎の隣にいるのはどげん?」

煌「……倒れた人をそのままにしていくなんてすばらくないです」

姫子「抜け駆けもすばらくないんじゃないとー?」

煌「だからってあんなに無理矢理引っ張っていくのは……」

哩「ま、心配かけた京太郎のせいやね」

美子「2人は保健室行っとったから知らんけど、本当は部長が一番心配しよって…」

哩「美子ー!!それは言うなー!!」

仁美「……なんもかんも京太郎が悪い」









☆月●日

今日は……正直罪悪感とか色々なもので押しつぶされそうだ

放課後、いつものように部室に行き、いつものように打とうとしていた

が、たまたま足を滑らせ、煌さんの胸に顔からダイブしてしまった

そりゃもう、漫画みたいに綺麗にいった(横から見ていた姫子さん談)

そのまま押し倒してしまったんだが……正直、小さいと思っていた煌さんの胸だが、実際には確かに柔らかくて温かくて、正直すばらでした

勿論すぐに起き上って土下座した

煌さんは恥ずかしそうにしていたが、事故ということで許してくれた。そこで終わったはずだった

今日の俺はなにか憑いていたのかと思う

煌さんが少し俺の方に近付こうとした時、古くなっていたせいか、椅子に煌さんのスカートが引っかかった

そのせいでバランスを崩し、俺は反射的に煌さんを抱き留めていた

つい、と言え思いっきり抱きしめてしまって、さすがの煌さんも真っ赤になってしまった

慌てて離れたが、そしたら椅子に引っかかったせいか、スカートがずれていて……うん、白だった

それからはすぐに俺は部室の外に行き、しばらくして部室に戻った

煌さんは俺と目を合わせようとせず、ずっと顔は赤いままだった

うん、今思っても罪悪感がやばい

でも、煌さん柔らかかった……いや何書いてるんだ俺は!!

明日どんな顔して煌さんと話せばいいんだ……

姫子「ああ、あのどっかの漫画顔負けなラッキースケベやった時やね」

美子「アレはもう狙っとるかと思ったよ」

煌「狙ってあんなことできませんって!!」

哩「……花田、すばらやったか?」

煌「それはすば……」

仁美「止まっとるよ」

煌「……ノーコメントでお願いします」

哩「おい顔赤かぞ」

姫子「京太郎も赤かったし……同じことばすれば……」

哩「姫子ー?変なことしよったらリザベで止めるけんなー?」