咲「はっきり言って幻滅した。幻滅したよ!」

京太郎「薬なんて飲ませやがって」

咲「これはもうあれだね」

京太郎「服を脱ぐな服を」

咲「京ちゃんなんてやるくらいしか」

京太郎「なんてってなんだよ。俺だってなあ長身で金髪で、主役張れるくらいには」

咲「京ちゃん、自己評価高すぎじゃない?」

京太郎「怒った、もう怒った」

咲「ほっぺひっぱらないで~」

京太郎「たく」

咲「でも実際京ちゃんの清澄での評価ってこんな感じじゃないかな?」

咲「あ、麻雀の力は無いも同然だから聞くまでもないよね」

京太郎「むぐぐ、言い返せねえ」










咲「容姿は70で結構褒められてるんじゃないかな」

京太郎「だろ?」

咲「役立ち度、貢献度は87で上出来だよ!」

京太郎「何で上からなんだよ。まあ頼られて嬉しいけどさ」

咲「でね、私の好感度は」

京太郎「咲の好感度なんてわかりきってるつーの(どうせなら和の好感度が知りたいぜ)」

咲「じゃあ和ちゃんはね」










咲「最悪かな」 21

和「見れなくはないですね」 35

咲「和ちゃん優し~」

京太郎「なんでだよ!」

咲「だって」

和「……ですね」

京太郎「寝てる俺を犯した癖に!」

咲「ええ、だってムラムラしたから」

京太郎「俺はオ○ホか!」

咲「あはは、女の子は入れられる側だよ」

和「咲さん、相手にしないで行きましょう」

咲「うん。じゃあね京ちゃん」

京太郎「……意味わかんねえ」

京太郎「やられたのに最悪って何だよ……やられた側なのに」

久「あら須賀君、シーツ掃除するの?」

京太郎「ええ、汚れていたので」

久「相変わらずありがと。助かってるわ。何かお礼でも出来たら良いのだけど」

京太郎「いえ、そうだ部長、俺のことどう思ってます?」

久「須賀君のこと? ルックスも良いし働き者だと思ってるわ。女子にもてるでしょ」

京太郎「部長はどう思います? 勿論男として」

久「……下1ね」

久「悪くは、ないと思うわ……」 34 F

京太郎「ならこっち見てくださいよ」

久「いえね、須賀君は確かに声も良いし顔も整っているのよ」

京太郎「なら」

久「でも好みって大事でしょ?」

京太郎「まあ俺も巨乳は好きですが」

久「それよ! 須賀君は私のタイプじゃないの!」

京太郎「……」

久「あ、私まこに呼ばれてたから」

京太郎「出てってやる! 絞るだけ絞るこんな部活、出てってやる!」

久「あ、外でるならあれよろしく」

京太郎「ちくしょー! スポドリとお茶2リットル、お茶受けいくつか、ですね。わかりましたよ!」

久「領収書は貰って…って、言われなくてもわかってるはずよね」

京太郎「領収書だってなんだって持ってきますよ!」

久「いってらっしゃ~い」


きょうたろうがきよすみからにげだした















鶴賀


京太郎「蒲原さーん!」

蒲原「須賀君じゃないか―」

ゆみ「なんだ蒲原、知り合いか?」

蒲原「清澄のマネージャーだぞ。前に少し話をしてな、ワハハ」

京太郎「部員です!」

蒲原「ごめんごめん」

ゆみ「で、清澄の者が何故。練習試合でもやるのか?」

京太郎「実は」

京太郎は事の顛末を話した。

蒲原「ぷ、ぷくく」

ゆみ「わ、笑っては失礼だろ…しかし、久らしいというか、くくっ」

蒲原「ゆみちんだって笑って……もうダメ、ワハハ! だってこんなギャグみたいなことが」

ゆみ「まあ確かにルックスや声は目を見張るものがあるが」

京太郎「そんなこと言ってどうせ……」

ゆみ「本当だとも」

蒲原「そうだぞー。そうだ、ついでに私たちの好感度も教えてあげよう!」

ゆみ「私は初対面なのだが」

蒲原「まあまあゆみちん」

ゆみ「はぁ……私は下1だ」

蒲原「私は下2だぞ」

蒲原「友達としてなら悪くないと思うな―」 59 D

京太郎「ありがとございます」

蒲原「なーゆみちん」

ゆみ(しかしよく見ると顔も整って背も高い。それに声も特に)

蒲原「風邪か―?」

ゆみ「ああ、私は」ドキドキ

京太郎「薬でしたらこれなら」

ゆみ「これは、頭痛薬?」

京太郎「優しさが半分入っているので、よく効くと思います。あ、でもあまりに酷い症状なら病院へ」

ゆみ(優しさが半分、残りの半分は)

京太郎「御身体には気をつけてくださいね。加治木先輩」ニコッ

ゆみ「くっ、その笑顔反則だ……」 93 A

蒲原「ゆみちんもたまにはボケるんだなー」

モモ「先輩風邪っスか!?」ユラッ

京太郎「うわっ!」

モモ「人を見て声をあげるとか失礼っすね。まあ慣れてるっスけど」

京太郎「ごめんなさい」

ゆみ「ああ。病にかかってしまったらしい」

モモ「難病っすか!?」

ゆみ「ああ。そうだ、モモ……」

モモ「なんすか? 水っスか? ああ、でも今は」

蒲原「ユミちんが聞きたいのは彼のことだと思うぞ、モモ」

モモ「……誰?」

ゆみ「ぱっと見の印象で良い。彼をどう思う?」

京太郎(おっぱい大きいな……この娘)

モモ「えっと……下1っス」

京太郎「先ほどはすみませんでした。初対面で悲鳴を」

モモ「え……と」

京太郎「モモ、さんでいいですか?」

モモ「好きに呼べばいいっす。影が薄いからあれくらい」

京太郎「そんなこと、モモさんほど魅力的な(胸を持った)女性、そういませんよ」

モモ「い、言ってて恥ずかしくないっすか!?」

蒲原「ワハハ、真っ赤で桃みたいだな―」

モモ「そ、それと私の名前はモモじゃなく、東横桃子っす!」

京太郎「じゃあ桃子さん、良ければ俺と友達になってくれませんか?」

モモ「と、友達!?」

蒲原「ちなみに同学年だぞ」

京太郎「友達ならきっと、貴女の事を忘れることは無いと思うので」

京太郎「よろしければ、有効の証に握手を」

モモ(ナンパっぽい男の癖に…)

モモ「じゃあ」ギュッ

京太郎「今日から友達ですね」

モモ(どうしてこんなに胸が高鳴るんスか―!?) 80 A

京太郎「あ、買い出しの途中でした」

モモ「も、もう行くっスか?」

蒲原「なら送ってくぞ」

京太郎「ありがとうございます」

ゆみ(命か愛か……)

モモ「なら私も!」

蒲原「モモは部活があるだろー」

モモ「くっ!」

蒲原「ゆみちんはどうする? 帰りにドライブとでも」

ゆみ「い、いや、遠慮しとこう(行きは天国、帰りは地獄では)」



京太郎、神原さんと共に清澄に戻りました。











京太郎「ただいま戻りましたー」

和「あ、お帰りなさい」

咲「戻ったんだ、お帰り京ちゃん」

京太郎「部長、買い出しの品です」

久「ありがと。随分遅かったのね」

京太郎「鶴賀学園に行ってまして」

久「犯罪はやめてね」

和「同意ですね」

京太郎「いやいや、歓迎されましたから!」

咲「そっか。よかったね」

京太郎「憐れむような目をやめろぉ!」

京太郎「染谷先輩に優希も何か言ってくださいよ!」

まこ「確かに言いすぎじゃな。京太郎なら歓迎されるんは妥当じゃろ」 70 B

優希「犬はよくやってる方だじぇー」 68 C

京太郎「ですよね!」

咲「優しいなぁ」

京太郎「咲が冷たいんだよ」

咲「抱いた癖に……」

まこ「なに!?」

優希「なんだと!?」

まこ「ま、大方寝たところをいつも通りやったんじゃろ?」

咲「あ、ばれました? 京ちゃんあそこは大きくて」

優希「~~///」

咲「恋愛感情抜きにするなら、結構良いですよ」

和「私は結構ですけど」

久「私も遠慮するわ」

咲「二人も試してみると良いですよ」

まこ「あ、あほ!」

優希「さ、咲ちゃんのスケベ!」

咲「酷い言われよう!?」

京太郎「事実だろ」

咲「もう!」プンプン

まこ「あ、そうだ京太郎」

京太郎「ああ、手伝いなら良いですよ」

まこ「すまんのう。父がギックリになんてならんけりゃ」

京太郎「バイト代も出るし、結構楽しいんで」

まこ「そ、そりゃあよかった」

京太郎「今からですか?」

まこ「うむ」

久「買い出しも終わったし、行って良いわよ」

京太郎「じゃあ行ってきます」

久「行ってらっしゃい。頑張ってね~」

優希「わ、私も」

和「優希はここで打ちましょう」

咲「面子足りないもんね」

久「そうね」

優希「うう~」














ルーフトップ


おっさん1「お、若旦那と出勤?」

まこ「あ、あほ! 後輩じゃ!」

おっさん2「顔赤いぞ。青春だねー」

まこ「酔っ払い追い出すぞ!」

京太郎「あはは、って」

まこ「京太郎どこへ」

京太郎「こらこら、子供はこんな場所に来ちゃいけないよ」

まこ「子供?」

京太郎「しかも日本酒なんて飲んで」

まこ「日本酒?」

京太郎「着物着て大人っぽく振る舞っても、お兄さんは見逃しません」

まこ「ば、京太郎! その人は」

咏「ん~? 絡んでくるなんて酔っ払い?わっかんねー?」クピッ

京太郎「飲むな!」

咏「あー返せよ―!」

京太郎「ダメです」

まこ「ああ、やっぱり」

京太郎「染谷先輩の知り合いですか?」

咏「くっそ、背伸びしても届かないねえ」

まこ「その人は」

咏「清澄の次鋒さんの知り合いかい?」

まこ「知り合いと言うか後輩でして。麻雀初心者の高校1年生なんです」

咏「ふーん」

咏「お兄ちゃん、うたをいじめるの?」

京太郎「上目づかいもダメ!」

咏「んだよー。ロリコンじゃねーのかよ」

京太郎「酷い変わりよう!」

まこ「京太郎、その人はプロ、大人じゃ」

京太郎「んなバカな」

咏「ほい免許証」

京太郎「ノーウェイ!!」

咏「お兄ちゃん酷いな―、お酒盗られておもわず泣いちゃうところだったね~」

京太郎「か、数々の御無礼お許しを」

咏「わっかんねー。けどやだ」

京太郎「申し訳ありませんでした!」ドゲザッ

咏(この兄ちゃん面白いな)

京太郎「なにとぞ、なにとぞ」

咏「んー、しゃあないねえ」

京太郎「じゃあ!」

咏「アレしたら許してやるよ」 78 B

咏「店員さーん、熱燗くださーい」

まこ「はいはいただいま!」

咏「ほらほら、手が止まってるねえ、次は苺食べたい。あー」

京太郎「は、はい。口を開けてください」

咏「もう開けてるっての。あー」

京太郎(何で俺が食べさせる必要が)

咏「ん~、誰かに食べさせてもらうパフェは美味いねえ」

京太郎「さいですか」

まこ「あ、あの……熱燗です」

咏「サンキュー。ほらほら、注いで注いで」

京太郎「は、はい!」

咏「こりゃ小鍛治プロが見たら発狂するね。知らんけど」

まこ「あまり後輩においたは」

咏「ただ座ってるだけだって。東北で言う充電ってやつ? んー、ちょうど良い温度。やるねえ」

まこ「ありがとうございます」

咏「ま、今日1日は我慢してな。あ、それとお姉さんコレ」

まこ「スマホ?」

咏「記念記念。ほら笑って」

京太郎「に、に~」

咏「ぎこちないねえ。ま、いいけど……に~」

まこ「はぁ……」

カシャッ

咏「よく撮れてる。上出来上出来。ご褒美にパフェのサクランボをあげよう」

まこ「どうも……美味しい」

咏「こんなサクランボより彼のチェリーが欲しいってか?」

まこ「な、なっ」

咏「かわいい反応だねえ」

まこ「勘違いしている所申し訳ないですが三尋木プロ。京太郎はチェリーじゃないんじゃ」

咏「え゛」

まこ「京太郎ならとっくのとうに捨ててるからのう……咲で」

咏「ふ、ふ~ん」

京太郎「こんな所で何を話しているんですか、貴女達は」

「「わ、わっかんねー?」」

京太郎「仲いいな!!」



その日三尋木プロのブログには一般、芸能、様々な人物からアクセス、コメントが殺到したという。

咏「ん~、なんでこんなにアクセスが来るのかわっかんねー」

針生「休暇になにをしているんですか!」

咏「まあまあえりちゃん。場所も住所も店名も隠したし平気平気」

針生「もう少しプロである自覚をですね」

咏「わっかんね~!」

針生「とぼけないでください!」

咏「別に恋愛禁止じゃないんだし、いいんじゃね? 知らんけど」
















長野


京太郎「目線ずれてる」

まこ「確信犯じゃな、すまん」

京太郎「いえ、俺が悪いんで……あ、桃子とゆみさんから」

優希「なんて書いてあるんだ?」

京太郎「あのサービスは有料なのか、学割はあるのか、らしいです」

まこ「いっそ有料にするか?」

優希「チェキ1枚 5000円!」

まこ「……」

優希「……」

京太郎「……大人買いされたらどうするんですか」

「「すまん(じぇえ)」」





咲「京ちゃん自惚れすぎだって」

久「ねえ、それに私にもゆみからメールが」

和「好き者もいるんですね」

咲「ね~」














清澄


京太郎「咲、また寝てる時に」

咲「んふっ」

京太郎「やめろって」

咲「だって、なんか欲しくならない?」

京太郎「欲しい?」

咲「誰かが欲しがってる物とか、離したくないものってさ」

京太郎「俺はおもちゃかよ」

咲「ううん、京ちゃんは大事な友達だよ」

京太郎「はぁ、すんだらさっさとどいてくれよ」

咲「勿論。あ、ゴムはしてるから心配しないでね」

京太郎「当たり前だろ」

咲「ちえっ(こんなに上等な物持ってる友達を、簡単に離すわけないよね)」

咲「もうすっきりしたから起きていいよ」

京太郎「はいはい、そりゃよかったですね」

咲(八方美人となんて、付き合いたくは無いけどさ)











京太郎「昨日も洗濯したのに、またするとは」

久「須賀君、今日はどうするの?」

京太郎「部長、どうって?」

久「まこの手伝いする?」

京太郎「え、でも」

久「買いだしも昨日してくれたし、シーツも洗濯してくれているから平気よ」

京太郎「そうですね」

久「それとも麻雀でもする?」

和「まあ、先輩のお店でも出来ますが」


京太郎「じゃあ下3で」















雀荘

まこ「なんじゃ、また来たんか」

京太郎「ええ」

まこ「それは確かに助かるが」

京太郎「今日は前回の様なミスはありませんよ!」

健夜「あ、君が噂の男の子かな?」

まこ「今回は有名人じゃけえ」

京太郎「た、確かに」

健夜「探すの苦労しちゃったよ。咏ちゃんもなかなか教えてくれなくて」

京太郎「そ、それはご足労を」

健夜「ううん、全然平気。むしろここまで来るのが楽しみだったっていうか」

美穂子「お初にお目にかかります。小鍛治プロの噂はかねがね」

健夜「わ、私ってそこまで焦ってる!?」

美穂子「? 麻雀の実力についてのつもりだったんですが、私もしかして」

健夜「あ、うん。私も知ってるよ。福路さんだよね。個人戦凄かったから」

美穂子「ありがとうございます」

京太郎「あ、部長の」

美穂子「貴方が須賀君ね」

京太郎「はい」

美穂子「全国では買い出しお疲れ様でした」

京太郎「いえいえ」

健夜(もしかして彼女も彼を?) 89 A

まこ(まさか久にスパイでも)

美穂子「誰かのために力になろうなんて、素敵だわ」ギュッ 90 A

京太郎「手、手を」

美穂子「この手にはきっと、優しさがこもっているのね」

京太郎「あ、あの」

美穂子「あ、ごめんなさい。つい」

京太郎「い、いえ」

美穂子「でも会えてよかった」

京太郎「会えてよかった?」

美穂子「今日はお手伝いに来たの」

まこ「手伝いなら京太郎で間に合ってるが」

美穂子「久が二人が困ってるって教えてくれてね、力になれたらって」

まこ「そりゃあ、あんたの腕はしっとるから助かるがのう」

京太郎「じゃあお願いします」

美穂子「はい♪」

健夜「なら私も」

京太郎「小鍛治プロは打っている方が宣伝になるので、どうかお願いします」

健夜「あ、はい」

まこ(確かに福路さんのおかげで色んなことが捗るが……)

美穂子「須賀君、これ3番さんにお願い」

京太郎「はーい!」

美穂子「須賀君、これノリ巻きなんだけど、小鍛治プロに運んで貰えるかしら」

京太郎「先輩の手作り……」

美穂子「ふふっ。須賀君の分も作って良いか染谷さんに確認をとってあるわ」

京太郎「やった! 先輩ありがとう!」

まこ「お、おう」

美穂子「後でお休憩のお時間に頂きましょう」

京太郎「ひゃっほー!」

まこ(なんか納得いかん!)

京太郎「小鍛治プロ、ノリ巻きです」

健夜「うわっ、凄い綺麗に巻いてある」

京太郎「福路さんの手作りですから」

健夜「いまどきの女子高生ってすごいなぁ、はむっ。うわっ」

京太郎「どうかされました?」

美穂子「なにか粗相でも」

健夜「ううん、お母さんが作ったのと同じくらい美味しくて」

美穂子「まあ♪」

京太郎「俺も早く食べたいなぁ」

まこ「仕事終わってからじゃな」

美穂子「ノリ巻きは逃げませんから」

健夜「…! 京太郎くん、はいあーん」

「「!?」」

京太郎「え、えっと、いいんすか?」

健夜「良い、良いよ!」

京太郎「なら失礼して、あむっ」

美穂子「どうですか?」

京太郎「美味しい。これなら毎日でも」

美穂子「なら明日からでも」

健夜「福路さん!」

美穂子「はい?」

健夜「料理教えて!」

美穂子「えっと・・・私なんかが」

健夜「お願い!」

美穂子「わ、わかりました」

まこ「そんなにうまいんか?」

京太郎「え? 美味しいですよ」

まこ「わしの卵焼きよりも?」

京太郎「染谷先輩の卵焼きも美味しいですよ」

まこ「わしはどっちが美味しいか聞きたいんじゃ」

美穂子「なら」


京太郎「どうしてこんなことに」

まこ「さ、食ってみい」

美穂子「ノリ巻きに卵焼き」

健夜「味比べだよ!」

京太郎「えっと仕事は」

まこ「もう店じまいじゃ」

美穂子「須賀君の好きな方を選んでくださいね」

まこ「世辞はいらんけえ」

京太郎「わ、わかりました」

健夜「私の作った卵焼きやノリ巻きもあるから(下手だけど……)」

京太郎「俺が好きなのは……」









京太郎「染谷先輩の卵焼き、出汁が効いててとっても美味しいです」

まこ「じゃろ?」

美穂子「確かに、どうやって作ったか教えてもらってもいいですか?」

まこ「企業秘密じゃ」

京太郎「でも」

まこ「なんじゃ?」

京太郎「福路さんの海苔巻きのバランスには」

まこ「なんじゃと?」

京太郎「すんません。今回は福路さんの海苔巻の方が美味しいです」

美穂子「まあ」

まこ「くっ」

京太郎「本当に美味いっす」

美穂子「ふふっ。焦らないでも、京太郎くんさえよければ」

まこ「京太郎くんじゃと!?」

美穂子「だっていつまでも名字だと距離を感じるでしょ?」

まこ「そんならわしだって」

京太郎「えっと」

健夜「私も名前で呼んで構わないよ。距離感じちゃうし」

まこ(距離より年じゃろ)

京太郎「あはは、流石に大先輩の小鍛治プロを名前呼びなんて出来ませんよ」

健夜「だ、大先輩……」

美穂子「私はダメかしら?」

京太郎「えっと」

美穂子「京太郎くん」

京太郎「美穂子、先輩」

美穂子「嬉しいわ。これからよろしくお願いね京太郎くん」

京太郎「こちらこそ」

まこ(なんじゃなんじゃ! いきなり現れて人の領域荒らしおって!)

京太郎「あはは、なんだか今日は色々な人と仲良くなれた気がします」

美穂子「私もよ。ふふ」

健夜「また来るね」

美穂子「私もそろそろ。今日はお世話になりました」

京太郎「こちらこそごちそうさまでした」ペコリ

健夜「わ、私も次は美味しい料理作るから!」

京太郎「不格好でも、真剣に作ってくれた事はアレから十分に伝わりましたよ」

健夜「それでも! 次は負けないから!」

まこ(もう来るな)

京太郎(染谷先輩なんだか疲れてるなあ)

京太郎「染谷先輩、これ」

まこ「んん、ドリンクか」

京太郎「今日はお疲れさまでした」

まこ「ああ、疲れたわ」

まこ(こいつは鈍感じゃし、はぁ……わしなんで京太郎なんか好きに)

京太郎「いやー、今日は楽しかったな―」

まこ(でも諦めきれん、わな)

まこ「次は負けん」ボソッ

まこの好感度がB75→A80に上昇しました


まこの父のギックリが完治したため、京太郎のアルバイトは終了しました。















京太郎「久々の学校、部活休み、どうするか」




透華 初対面

京太郎「ぶらぶらしよう」

京太郎「さて、するとは決めたがどうするか。懐はバイトであったかいけど」

京太郎「遠出する理由もないわな」



龍門渕方面

京太郎「そういや萩原さんってこのあたりなんだよな」

京太郎「挨拶でもしに行こうかな」

京太郎「確か龍門渕家の御屋敷で働いているとか」

ハギヨシ「呼びましたか?」

京太郎「うわっ。黒塗り!」

ハギヨシ「運転中に見知った顔が歩いていたので」

京太郎「あ、あの時はどうも。助かりました」

ハギヨシ「いえいえ。今日はどちらへ?」

京太郎「部活も休みだったんで、ちょっと散歩に」

「ハギヨシのご友人?」

ハギヨシ「ええ、全国の際に少々」

「この炎天下、外にいるのはかわいそうですわ。乗せてあげてもよろしくってよ」

ハギヨシ「お嬢様もこう言っておられるので、もしお時間があれば」

京太郎「えっと、じゃあお世話になります」

「この龍門渕家の優しさに感動なさい!」

京太郎「ありがとうございます」

ハギヨシ「しかし今日はどうして」

京太郎「本当にきまぐれですって」

透華「……」ジロジロ

京太郎「えっと、俺の顔に何か」

透華「別に。ハギヨシに相応しいかチェックしていただけですわ」プイッ

京太郎「あはは、確かに萩原さんは凄いですし俺なんかが」

ハギヨシ「そんなこ「そんなことはありえませんわ!」」

透華「貴方は私たちに相応しいと認めてあげても」チラッ  A85

ハギヨシ「申し訳ありません。お嬢様は口下手なもので」 C63 気心知れた仲

透華「ハギヨシ!」

ハギヨシ「まあ須賀君はお気になさらずに」

透華「我が屋敷に着いても、御自宅のようにふるまってくださって結構ですわ」

京太郎「いや、でも……それにお土産も買ってないのに」

透華「(貴方が来るだけで十分。これ以上は)いりませんわ!」

ハギヨシ「お嬢様もこう言っておられるので、お気になさらずに」

京太郎「ありがとうございます」

透華「ところで須賀様はお食事はもう?」

京太郎「いえ、適当にハンバーガーでも」

透華「軽食なら……ハギヨシ!」

ハギヨシ「既に無線で連絡済みです」

透華「せっかくなので一緒に食べましょうか」

京太郎「?」



龍門渕家

京太郎「……いきなり着替えさせられたから何事かと思ったら」

透華「なにか?」

京太郎「なんで立食形式なんですか!!」

透華「客人に無礼な真似はできません事よ」

純「はーい、サンドイッチお待ち~」

歩「ハンバーガーならあちらのコーナーよりグリルで出来たてを」

京太郎「俺場違いじゃないですか? こういうの初めてで」

透華「ありえませんわ。それに須賀様、初めてなら私と共に」

京太郎「ええ、じゃあよろしくお願いします」

透華「ええ!」

智紀「透華ウキウキ」

衣「衣もエビフライ食べれて歓天喜地!」

純「あんなのがタイプなんだな」

智紀「ね…」

一「ほらほら、純君に智紀、サボらないで働く働く!」

純「へいへい」


透華「それで、須賀様は普段は何を?」

京太郎「まあ雑用ですね」

透華「まあ! 須賀様に雑用を!?」

京太郎「そんなに驚くことっすかね」

透華「原村ぁ……」

京太郎(めっちゃ怒ってる……アンテナびゅんびゅんだ)

京太郎「まあ俺が好きでやってるだけなんで」

透華「辛くないんですか? もし辛いのなら我が龍門渕が運営する高校へ」

京太郎「転校ってことですか?」

透華「ええ。私としましてはその方がよろしいかと」

京太郎「……」

京太郎「俺、清澄で1人だけ麻雀すっゲー弱いんですよ」

透華「まあ」

京太郎「一人だけ一回戦負けだし」

透華「それでも」

京太郎「けど部長に染谷先輩、優希に和、咲は俺を切り捨てることなく、先生たちに頼みこんでまで俺を全国に連れてってくれました」

透華「それは部員として当然ではなくて?」

京太郎「いえ、部費のことや性別の問題も旅費を考えれば、先生たちの発言は理にかなっています」

透華「確かに、女性陣の中に一人だけ普通の男が混ざっていれば、問題も想定されますわ。けど須賀様なら」

京太郎「そんな時、部長達は俺も大事な仲間だって先生たちに言ってくれたんです」

透華「……」

京太郎「だから俺、部長達を裏切ることはできません」

透華「須賀様は一途、律儀なのですね」

京太郎「そこまでとは」

透華「さしでがましい申し出、誠に申し訳ありませんでした」

京太郎「そ、そんな、頭をあげてください」

透華「ですがもし何かお困りならすぐ私に連絡を」

京太郎「あはは」

透華「必ずお役に立てるよう頑張りますわ。京太郎様」

京太郎「そんな、京太郎様?」

透華「ええ。何か問題でも?」

京太郎「名字で呼ばないんですか?」

透華「ええ。こちらの方が呼びやすいので」

京太郎(お金持って変わってるなあ)

透華(入婿として来た時のことも想定するのが、龍門渕家の女ですわ! オーホッホ!)

透華(京太郎様と結ばれた暁には、あのにっくき原村和の悔しがる顔が目に浮かぶ浮かぶ……浮かびまくりですわ!)ニヤニヤ

京太郎「あ、そういえば俺帰る方法」

ハギヨシ「お帰りの際は家まで私がお送りいたします」

京太郎「なにからなにまですみません」

ハギヨシ「いえいえ」


透華が京太郎様呼びを続けていたおかげで、一部の人々から次期婚約者候補として勘違いされました。














龍門渕家のイベント終了。

京太郎「ん~、今日も一日頑張ろう!」


学校

京太郎「咲、いつもの頼むよ」

咲「京ちゃんのエッチ」

京太郎「レディースランチのことだよ!」

咲「なんだ、それならそうって言ってよね」

京太郎「それくらいわかれよ……一応付き合い長いんだし」

咲「その言い方勘違いされるからやめて。はい、レディースランチ」

京太郎「サンキュー」

咲「じゃあ私行くから」

京太郎「おうありがとな」

久「相変わらず好きねー、レディースランチ」

京太郎「美味いんスよ」

久「美味しいといえば、美穂子に何したの?」

京太郎「何って?」

久「あれから美穂子、須賀君の話ばっかりするから」

京太郎「そうなんですか?」

久「てっきり須賀君が脅しでもしたのかなって。あ、これ美穂子から頼まれていた海苔巻よ」

京太郎「しませんよ!って、ありがとうございます」

久「実は一本貰っちゃった」

京太郎「4本残ってるんで別にいいですよ。それにしても美味いですよね。」

久「ええ、流石美穂子ね」

京太郎「ラッキー……また海苔巻食えるなんて」

久「あ、これ今日の買いだしメニューと財布ね」

京太郎「了解っす」

久「にしても美穂子が……あの美穂子がねえ」ブツブツ











部室

京太郎「買いだし終わりましたー」

久「おかえりー」

和「お疲れ様です」

咲「お疲れ様」

京太郎「ふー、疲れた」

優希「タコスいるか?」

京太郎「いや、いいや」

優希「そうか。ほしかったら言って良いんだじぇ。一口ならやろう!」

京太郎「はは、ありがとな」

まこ「そう言えば京太郎」

京太郎「先輩?」

まこ「最近客がな」

京太郎「何かあったんですか?」

久「それが面白いのよ。須賀君目当てのお客さん増えたんだって」

京太郎「俺?」

まこ「久……」

和「世も末ですね」

京太郎「失礼だよ! 俺だってルックスは整ってるし」

まこ「話は続けるが、ええか?」

京太郎「どうぞ」

まこ「勿論客の混乱を防ぐためにバイトはさせんが」

久「そのことなら私にも連絡来たわよ。靖子経由で」

まこ「なんじゃと?」

久「せっかくだしオーケーしたわ」

和「ええ」

京太郎「何か依頼ですか?」

咲「今度ここにプロが指導に来るんだよ。」

京太郎「へー、凄いな」

咲「でね、その条件が」

京太郎「ああ、俺がどっかでなんかしてくればいいのか」

和「そうです」

優希「嫌なら断っていいんだじょ?」

京太郎「別に俺は平気だけど」

まこ「無理してないか?」

咲「京ちゃんは元気が取り柄だから」

京太郎「ま、そんなところだな。で、誰が来るんですか?」

和「牌のお姉さんです」

京太郎「なに!?」

久「楽しみよね~」

京太郎「いいなぁ」

はやり「君が須賀君かな?」

まこ「ま、無事帰ってくるんじゃな……って」

はやり「はや?」

一同「えええ!?」

京太郎「……(本物!)」

はやり「…合格」ボソッ  B70

京太郎「?」

はやり「瑞原はやり…じゅうはっさいです☆」

京太郎「初めまして」ペコリ

久「今回はお願いを聞いてくださり、ありがとうございます」

はやり「気にしないでね。後進の育成もプロの務めだから」

咲「じゃあ京ちゃん行ってらっしゃい」

はやり「何処へ?」

咲「え? 何処って北海道へ行くんじゃ」

はやり「行かないよ~。だってはやりもお仕事あるし、ね☆」

久「でもそれが条件のはずじゃ」

はやり「とりあえず一局打とうか」

まこ「は、はい!」

京太郎「じゃあ俺はお茶でも」

はやり「京太郎君はココ☆」

京太郎「対局席?」

はやり「半荘おーわり☆」

和「和了れない…」

はやり「でも降り方、牌効率はトップクラスじゃないかな」

和「ありがとうございます」

はやり「頭が固いのが難点、ちょっとオカルト混ぜられただけで振り込みやすくなるのは今後の課題だぞ☆」

和「ですが」

はやり「優希ちゃんは南場が弱いけど、集中力、糖分の問題なのかな?」

優希「うーん、でもチョコとかじゃ力でないじぇ」

咲「カン」

はやり「咲ちゃんは相変わらずかな?」

咲「お姉ちゃんとどっちが強いですか?」

はやり「うーん、どっちだろうね~」

咲「ところで瑞原プロ」

はやり「なにかな?」

咲「なんで京ちゃんの膝の上に?」

はやり「?」

咲「いや、疑問符出さないでください」

久「有珠山高校には連絡してきました」

はやり「ありがと。今度はやりもお詫びに指導しに行くね」

久「お願いします」

京太郎「あ、あの」モゾモゾ

はやり「やん♪」

京太郎「ずっとこの体勢は」

はやり「でも咏ちゃんにやってたよね?」

京太郎「あ、あのブログ見たんですか!?」

はやり「プロの間では結構有名だぞ☆」

咲「京ちゃん顔真っ赤だよ」

まこ「そりゃあ憧れの女性が自分の膝に座ってれば」

和「それに須賀君の好きな巨乳…」

久「カチコチにもなるわね」

優希「私だって後3年くらいすれば」

はやり「はやりは小学生のころから結構あったぞ☆」

優希「ぐっ」ガーン

はやり「はーい、メンバーチェンジだよ」

まこ「和、代わってくれんか?」

和「いいですよ」

優希「ちょっとやけ食いして脂肪つけてくる」

久「なら私が敵打ちをってね」

京太郎「あの」

はやり「次は京太郎君が打つ番だぞ☆」

京太郎「良いんですか!?」

はやり「はやりがしっかり指導してあげるから、ガンバ☆」

京太郎「はい!」

咲(京ちゃん人気者だなぁ……でも、お正月の賭け麻みたいに人が持ってる物を巻き上げるのって)

京太郎「よーし、やるぞー!」

はやり「えいえいお~」ぎゅっ

まこ「後ろから抱きついた!?」

久「あすなろよ。あすなろ抱きよ!」

京太郎(胸が、胸が背中に)

はやり「このほうが色々見やすいからね。深い意味は無いぞ☆」






まこ「京太郎」

咲「まさか…」

久「あはは」

京太郎「俺が……1位? や、やった!!」ガタッ

和「後ろから助言ありなんですから、当たり前です」

はやり「凄い凄い!」

京太郎「はやりさんのおかげです!」ギュッ!

はやり「はやや。京太郎くんも良く頑張ったね」ギュゥッ!

京太郎「あはは、まぐれですよ」

はやり「ご褒美だぞ☆」チュッ

京太郎(き、キス)

まこ「犯罪じゃ!」

はやり「ほっぺだからセーフだよ」

まこ「詭弁を…」

久「まぐれ、まぐれよね」

咲「私が京ちゃんに負けるはずないもん」

はやり「あはは」

まこ「何時まで抱きついとるんじゃ」

はやり「嫉妬かな? かわいい☆」

まこ「むかっ。離れんか!」

はやり「きゃっ」

京太郎「まさか俺が勝てるなんて」

はやり「素質はあるぞ☆」

まこ「京太郎と腕を組むな!」

はやり「やーん、怖い☆」

咲「もう一回」

まこ「じゃな」

久「和代わる?」

和「ええ。現実を教えてあげます」

咲「たった一回勝っただけで調子乗らないで」

京太郎「わかってるって。でも、牌のお姉さんってすごい」

はやり「今度はアドバイス少なめにするね」

咲「京ちゃんの癖に…」

まこ「(瑞原プロ)潰す」

京太郎「やぁってやるぜ!」

和「他人の力で…哀れですね」

はやり「京太郎君の対局結果は?」











対局終了



京太郎「みたかオラァ!!」

咲「お、おかしいよ! こんなの、おかしいよ!」

京太郎「1位だ!! 俺が、俺が1位だ!!」

和「悪夢ですね……」

京太郎「シャア!!」

はやり「凄い凄い!!」ギュッ

京太郎「はやりさん!」ギュゥ

はやり「京太郎くん!!」チュッ

京太郎「勝った、勝ちました!!」

はやり「すごいすごい!」チュッ!チュッ!

京太郎「あはは、あははは!」

はやり「弟子になろ☆ はやりの弟子になろ!」ギュゥゥッ

好感度がB70からA80に上昇しました。

まこ「……」フラッ

久「あ、まこ」

まこ「便所じゃ……すぐ戻るけえ」

久「でも」

まこ「ちょっと一人で気張りたいだけじゃ……あはは」

和「あはは、嘘です。須賀君が」

久(咲達に良い牌が来れば九種九牌で流し、自身は次の配牌で確実に和了る。嫌な打ち方ね)

はやり「やっぱり京太郎くんは」

咲「私もちょっと外の空気を吸いに行ってきます」

和「でしたら私も」

咲「ごめん、ちょっと一人になりたいから

和「咲さん……」

咲(お姉ちゃん……)

優希「どうしたんだじぇ? 犬がお祭り騒ぎって、なにキスしてるんだじぇ!!」

京太郎「あ、優希!」

優希「ななななにして」

京太郎「1位だ。俺が、俺が1位だ!」

優希「なにをわけのわからない事を」

久「須賀君が和、咲、まこを相手にトップで終わったのよ」

優希「じぇじぇじぇ!?」

京太郎「やったー!」

はやり「京太郎くんすごい! だから弟子になろ! はやりの弟子になろ!!」チュッ

優希「キスをやめろー!! 京太郎の口を塞ぐんじゃないじぇ!!」

京太郎「瑞原プロ、ありがとうございます!」

はやり「こちらこそごちそうさ、京太郎くんの才能にびっくりしたよ☆」

優希「は、牌のおねえさん! 決闘、決闘を申し込むじぇ!」

はやり「また今度ね」

はやりの好感度が80→90(ロックオン☆)に上昇しました。














その頃


咲「あ、お姉ちゃん、うん……」

咲「声が聞きたくなっちゃって」

咲「あはは、負けちゃった。2回も」

咲「ねえお姉ちゃん、本気出したのに、私負けちゃった……」

咲「それも京ちゃんと瑞原プロに」

咲「もう負けるつもりなかったのになぁ……」

咲「でも、あの時の京ちゃんはちょっと良い顔してたかな」

咲「次は負けないけどね」













女子トイレ


まこ「うぐっ、くっ」

まこ「勝てるはずじゃった……いくら上手く打とうが、初心者は初心者」

まこ「全国での経験で初心者対策も出来ていたつもりじゃった……ぐすっ」

まこ「勝った京太郎を祝うつもりももちろんあったのに」

京太郎『シャア!!』

まこ「あんな笑顔、わしは今まで見たことがなかったんじゃ」

まこ「それに瑞原プロと……うっ、うっ…おええっ」

まこ「はぁ、はぁ」

まこ「京太郎……」グスッ

まこ「わしは嫌な女じゃ……素直に京太郎を祝福出来ん女なんじゃ…うう」











数日後


京太郎「……手紙?」

京太郎「瑞原プロからだ」

京太郎「なになに」

京太郎「東京に来い?」

京太郎「……どうしよう」

京太郎「アレ、もう一通」

京太郎「三尋木プロだ」

京太郎「内容は横浜に、か」

京太郎「どうしよう」

京太郎「カピもいるし無理だよな。断ろっと」

京太郎「電話で良いか。電話番号書いてるし」

京太郎「ピポパっと」

京太郎「あ、瑞原プロでしょうか。須賀京太郎です」

京太郎「ええ、手紙届きました」

京太郎「返事の件ですが、やっぱり俺、清澄からは」

京太郎「いえ、はやりさんのことが嫌いなわけではありません。むしろ好意を抱いています」

京太郎「でも、やっぱり無理なんです。ここからは離れられなくて」

京太郎「泣かないでください。ええ、本当にごめんなさい」

京太郎「……心が折れそうだな。でもここは」

京太郎「三尋木プロのお電話で間違いないでしょうか?」

京太郎「ええ。俺です、須賀です本日は断りの」

京太郎「い、移籍金って何ですか!」

京太郎「あ、いえ。お金の問題ではなく」

京太郎「先ほどもはやりさ、瑞原プロにも断りを入れてきたんです」

京太郎「え、断って来たなら平気だろ? すみません」

京太郎「ごめんなさい。まだ高校生ですし。」

京太郎「転校しろ?」

京太郎「ごめんなさい。三尋木プロのご期待に添えなくて」


京太郎「よし、これでいいな」










後日休日

京太郎「……」

瑞原はやり『京太郎君へ 諦めないぞ☆』

三尋木咏『おにいちゃんへ。 わっかんねー。それとも私がそっちに住めってか? 知らんけど』

京太郎「二人から更なる手紙が」

丁重に断りました。