怜「……なぁ、竜華」ゴロゴロ

竜華「んー? なんや怜ぃ」ナデナデ

怜「医者が言うにはなぁ、うち……このまま行くといずれ、寝たきりになるかもしれへんのやって」

竜華「!! それ、ほんまなん!?」

怜「……せやからなぁ。うちがこうして、竜華と一緒にいられるのも、膝枕してもらうのも……あと少しや」

竜華「やめぇ! そういう話はせんといて!」グスッ

怜「……寝たきりってどんな感じやろうなぁ? トイレも自分で行けへんやろうし」グスッ

竜華「!」

怜「看護婦さんにしてもらうんかな? 恥ずかしゅうて死にたくなるでー」ポロポロ

竜華「そ、それくらいうちがしたるって!!」アセアセ

怜「ホンマに?」

竜華「当たり前やん! 親友やで!」ニッ

怜「うんこも?」

竜華「うん……え?」

怜「……うんこも処理してくれるん? うさぎさんうんちも、下痢うんちも」ジィィィイ

竜華「あ、いや……うんこ、は……その、うん。や、やる、やるわ!!」グギギギ

怜「竜華……ありがとな(ごめん竜華。気持ちはありがたいけど、親友にそないなことさせられへんって)」ウツムキ

 そうや、うちが歩ける内に
 この世界に住んでいられる内に――

 うちは、見つけなきゃアカン

怜「(うちのうんちを、処理してくれる――生涯の伴侶を!!)」カッ

竜華「うんこ、うん……大丈夫、やれる、やるんや」ブツブツブツ

怜「竜華! うち、やるで!!!」

竜華「え? 今から!? うんこするん?! まだ心の準備が!?」アセアセ


          ,.     イ   /    ′:.,,___: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /  
       ,. '" ,.  ´ /-/-/-----/------------: : : =- : : : : : : : : : : : : : : : : : :./
     .: :  '"      /: : : /: : : : : /: : : : : : : : : : : : イ: : : : : : : : : : : ;. イ:_: イ: : :./
   //       : : : :../: : : : : /: : : : : : : : : /.,/ /: : : : :,,  ´ / /: :/
    /      /: :/ : : : : : : : : : : : : : : : / / `{: : :/ ..,,_     /: /     , -‐ ´
 {:/      /: /.′: : : : : : : : : : : : : : : :{    ___j:/___   `ヽ  ノ ´      /
.         / イ /{  : : : : : : : : : : : : : : : {  /¨¨ア¨¨¨ヾ≧ミ、          彡=ァ七¨
    --=彡   /    : : : : : : : : : : : : : : :.:{ 〃  うヽぃ〃ハ               うヽぃ
         /      : : : : : : : : : : : : : : :.{《  {:ニ= {} =ニ:}             {:ニ= {
.      イ /      : : : : : : : : : : : : : : : {‘:, ∨ゞニニ^C″                ∨ゞニ
--===彡 /      : : : : : : : : : : : : : /\{     ゞ=== イ                 ゞ==
´ ̄   /       : : : : : : : : : : : : : :./ヽ  :      ̄                    ̄
   ,.         : : : : : : : : : : : : : : : /    :
  ´        : : : : : : : : : : : : : : : :ノ     :   :.:.:l:.:l:.:l:.:.:        {          :.:.:
         : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
       : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\   :
    /:.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \__{
,, '’: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ             ,.   、

怜「(うちのうんこを受け止めてくれる! 彼氏探しや!!)」デーン













第二十二章【やったぜ。怜はミチミチと満ちたんや!】


 千里山


怜「……」スタスタ

 ガヤガヤ 

男Y「あ、ねぇねぇ君。可愛い子ちゃん!」

怜「……うちのこと?」

男Y「そうそう。俺ってば彼女に振られたばかりでなー、寂しいねん」ニコニコ

怜「……」

男Y「よかったらお茶せぇへぇん? 奢るで」

怜「ナンパ?」

男Y「あれ? バレちゃった? あはは、あまりにも君が可愛いからさ」

怜「別に付き合ってもええよ」

男Y「……え? マジ?」

怜「ただ、一つ条件があるんやけど」

男Y「聞く聞く! なんでも好きなこと言ってぇな!」

怜「じゃあ……」


 う  ヽ    /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\/ ̄ \
 ●  |  / .:.:/:.:.:.:/ :.:.:.:.:.:.:ト:.:.:.:ヽ:.:.:.:/  う
 こ   |  .:.:.:.′:.:.′.:.:.:.:.:.:.| ヽ: |:.:.:.:|   ち  |
 触   | |:.:.:.:.:.:/:.:.;.:.:.:.:.ー┼─:.:|:.:.:.:|   の
 れ   | |:.::|:.斗イ:/:.:.:/:. /  Ⅳ:.: 八 _  ノ
 る   | |:.:.|:.:.:|:.:/}:.::/7/ィ云斥、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
 ?  く |:.:.|:テ云芹    廴 ソ 》:.:.:.\:.:.:.:.:.
ー─イ ̄  :.:.::.:.《 廴ソ     =¨´|:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.{\
       ,:.:.:.::.:.  =  ′     j:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
       ィ:.|:.:圦     _ _   /}/:.:.:.:ノ:.:.:.:.:.
      /|:.|:.ハ:.:>   ~ ̄  ///:.|:.:./:.:.:.:.:V
      八:|:.{{\:.\:.:>-イ .// ̄)/⌒ll
           \/  |i /     __|
            /   /    /   \
男Y「えっ、何それは……(困惑)」

怜「それくらい出来るやろ? ほら、ほらほら!」

男Y「やべぇよ……やべぇよ」ガタガタ

怜「何? できひんの?」

男Y「あ、えっ、その」ビクビク



怜「それくらいの覚悟もあらへんのに!! ナンパしくさるなボケェ!!!」ダンッ


男Y「ひぃぃぃっ!」ダダダ

怜「……はぁ、はぁっ」ブルブル


 アカンなぁ、ちょっと大きい声出すとすぐにこれや
 うち――


怜「あと、どれくらい……持つんやろうなぁ」










 病院


怜「……あー、しんどいわー」

竜華「また病室抜け出したん? しばらく検査で安静やって言われとったのに」ジトー

怜「……ごめんな、心配かけて」

竜華「ううん。うちはええけど、監督達が心配しとったから」

怜「でも病院内じゃ……運命の人なんて見つからんし」

竜華「はぁ……まだそれを言うん?」

怜「……」

竜華「怜の面倒はうちが見る。男なんて作る暇があったら、安静にしとき」ナデナデ

怜「はいはい」モゾモゾ

竜華「……おやすみ」

怜「おやすみ」

 ガラッ  バタン

怜「竜華にそないな面倒……かけらへんもん」

 竜華のことは大好きや
 竜華も、うちのことを好きでいてくれてる

 でも、その関係にいつまでも甘えとったらうちは――ダメになってまうから

怜「なんとしても、彼氏を作るんや!」

 ガラッ

怜「!」ガバッ

浩子「養生しとりますー?」

怜「フナQ! 天の助けや!」

浩子「園城寺先輩に言われた通りー、よさそうな男の情報持ってきたんでー」ニヤリ

怜「でかした! 流石はフナQやな!」

浩子「そないに褒めんでくださいー。では、確認を」スチャッ

              ,.     ̄ ̄ ̄ ̄
               /               \
             /     /      ‘,   \   ヽ
              /./  /: : : : : : : : : : : :.|: : : : :゚。  い
          。{/  /l: : : : :|i:|:i: : : : : :|: : : : : :}i   :,
            ゚  |ー| |ト .:,;__||:|:|: : : : :|l|: : : : : l||---'.i
          | r i|-/ 」|_--_、|W!__jリ斗-___jリ : |:i│
          |/リi|: |     -`     ´-     }: :.|:|│
          l   {: |               j: :ノリ ,
           。 ハ_,イ  ̄ ̄`ヽ_,イ  ̄ ̄`ヽ_ハ  .′
              ゚。{ :.乂____,ノ ̄乂____,ノ,′} /
            ゚.ハ :.  :.:.:.:.:   ′  :.:.:.:.:  . / /
                ∨ーl              lィ /     _
             V个:..    (_)       イ /      /{
         ∧ハ  } : : ::>      <: : :: {.      i |
         {..乂ゝ-'   : }: : }| ` ー ´ |{: : : { : ゝ.,ハ∧ | |
          乂    . :/: : ノノ      い : : ゚。: : . .ハ,ノ | |
  i´¨¨。 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i¨´: イ∧       /ゝ--ゝ--| /`ヾ |
 [|               |ニニニニ}―――‐{ニニ二二| У二  }
浩子「園城寺先輩の出した、男の条件からで」

怜「もう待ちきれへん! 早く出してぇな!」

浩子「まぁまぁ」







【怜の望む彼氏の条件1 健康的かつ運動系】


浩子「これはまぁ、聞くまでもあらへん条件ですね」

怜「そうやな。うちを看病してくれる彼氏やったら、病弱はアカン」

浩子「具体的にはどれくらいが運動系に分類されるんやろうか」ウーン

怜「ただ運動部でしたーじゃ、腐るほどおるしな。それなら、県大会決勝にレギュラーで出場するレベルってのはどうや?」

浩子「なんで決勝? それに優勝じゃなくてええんですか?」

怜「優勝経験有りやと、うちが高飛車みたいやん」

浩子「(既に高望みのきらいあるんやけどなぁ)はいはい」カタカタ


【怜の望む彼氏の条件1 健康的かつ運動系(県大会決勝にレギュラーで出場レベル)】


浩子「これでええんですか?」ジトォー

怜「なんやその目は!」

浩子「では次の条件ですねー」カタカタ

怜「きぃー!」


【怜の望む彼氏の条件2 身長180cm以上】


浩子「……」チッ

怜「い、言うだけタダやん!! 何が悪いん!?」

浩子「いえ、なんも問題ありません死ね」

怜「今死ね言うたやろ!? おいコラ!!」

浩子「ありませんしねーって、言うたんでー」

怜「くっ……やっぱり口は上手いなぁ」

浩子「んじゃ、次の条件を」カタカタ 


【怜の望む彼氏の条件3 金髪でイケメン】


浩子「死ね」

怜「なんでや!!」

浩子「あ、すんません。つい、心の声が出ま……死ね」

怜「フナQ!?」

浩子「冗談ですー」カタカタカタ

怜「うぅ……ええやん。王子様に憧れてるんや……シンデレラに出てくるような金髪の王子様」グスッ

浩子「園城寺先輩がわがままなお陰でかなり絞れてきましたねー」カタカタカタ

怜「一々煽るのやめてくれへん?」

浩子「で、次はどんなわがままなんです?」

怜「ぐぬぬっ」


【怜の望む彼氏の条件4 優しくて一途】


浩子「おるとええですねー」プークスクス

怜「フナQかて彼氏は優しい方がええやろ!」

浩子「否定はしませんけど、かなり余裕あるんやなーって」

怜「うっ……でも、生涯の伴侶やし」

浩子「(そういう高望みがアラフォーを産むんやろうなぁ)」カタカタ

怜「次や次!」


【怜の望む彼氏の条件5 わりとお金持ち】


浩子「もう擁護出来ひん。さっさと死んでください」

怜「お金は大事やろ!! うちは寝たきりなんやで!!!」

浩子「(なんで上から目線なんやろうこの人)」ドンビキ

怜「家事も出来ひん、稼ぎに出れへん……って、あれ? うち、彼女として何もできんやん」ハッ

浩子「(今頃気づいたんか……(困惑))」

怜「でもまぁ、うち可愛いし。ええか」デュフフ

浩子「」

怜「次や次ー」ニヘラ

浩子「(ぽんこつやなー)」カタカタカタ


【例の望む彼氏の条件6 家事・雑用が得意】


浩子「まだあるんか……」ゲンナリ

怜「本当は百個くらいあるんやけどなぁ」フフフフ

浩子「(空気注射ってどうやるんやったけ?)」カタカタ

怜「でもほら、うち可愛いやん? 病弱で守ってあげたくなるオーラあるやろ?」ドヤッ

浩子「(荒川さんに聞いとこ。確か百万で請け負ってくれるって聞いたことあるよーな)」カタカタ

怜「あれやろーこれやろー」ペチャクチャ

浩子「あの、そろそろ引っぱたくで?」

怜「なんでや!」

浩子「なんでもや!!」バンッ

怜「ひぃっ!?」

浩子「後一つ……ひとつだけ許したるわ」ゴゴゴゴゴ

怜「わー! フナQ優しいー! 大好きやー!」

浩子「あ?」

怜「は、早く言えばええんやろ! 言えば!」ビクビク

浩子「それで、最後はなんですー?」


【怜の望む彼氏の条件7 う●こに動じない】


浩子「……」


                   _人_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                 Y/ :::::::::::::::::::::::::::::::∧ :::::::::\:::::::::::::::::::::.   キリッ
                 /:::/::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ:::\ :::|:::::::::::::::::::::.
                 :::/::::::| ::::| :|::::::::::/|   \__ヽ|::::::::::::::::::::::
                 |::i| ::|:::|`ト|/| ::::/|斗テ气宀〉>|::::::::::::::::::::::|
                 |::i| ::|斗テ气{/   辷_ソ / |::::::::::::::::::::::|
                 |:: V从 辷ソ          |::::::::::::::::::::::|
                 |:::::iハ           i::i::i:: |:::::i::::::::::::::::|
                 |:::::i:::| i::i::i   /\        :|::::ii::::::::::::::::|
                 |:::::i从     \/        .ィ|::::ii::::::::::::::::|
                 |:::::ii::个           ,イ<:|::::ii :::::::::i:::,゙
                 ∨八 |\:::\>‐r‐ ´ /   |/入::::::/|/
                    \ :::\ >'´   |¨¨¨7      |/\
怜「どや?」フフフ

浩子「そういう趣味やったんですねー。あの、もっと離れてええですか?」ズサササ

怜「なんでや!!」

浩子「あ、それでですね園城寺さん。検索の結果なんですけど」

怜「なんかよそよそしい!! もっとこっち見て! フナQ!」

浩子「はいはい。えーっと」カタカタ

怜「流石に全部は無理やろ? なんなら条件を減らしても――」

浩子「……ヒットする人、おりましたよー」

怜「え?」

浩子「それも二人」

怜「!?!?」

怜「だ、誰や!!」

浩子「えー、まずは……冬木市在住の人? 英霊?」

怜「サーヴァント?」

浩子「ギルガメッシュさんや」

怜「外人?」

浩子「さぁ。でもさっきの条件に当てはめると」カタカタ


<<ギルガメッシュさんの場合>>
【怜の望む彼氏の条件1 健康的かつ運動系(県大会決勝にレギュラーで出場レベル)】
  • サーヴァントなので人間の限界を軽く超越しています

【怜の望む彼氏の条件2 身長180cm以上】
  • 182cm

【怜の望む彼氏の条件3 金髪でイケメン】
  • 言わずもがな

【怜の望む彼氏の条件4 優しくて一途】
  • (好きな人には)優しくて一途

【怜の望む彼氏の条件5 わりとお金持ち】
  • わりと(ガチで世界一の)お金持ちです

【例の望む彼氏の条件6 家事・雑用が得意】
  • 少年ギルは家事・雑用バッチリなので大人ギルも出来る筈

【怜の望む彼氏の条件7 う●こに動じない】
  • ギル「この世全ての糞? 我を染めたければその三倍は持って来いというのだ」 原文ほぼそのまま

                       /                   ヽ
                       ,'        /!ト、i    ,   ',
                          j         |/ー-、jハ  /!.  ! |
                          ノ/, ,-、 !{ ,ハ { ーtッ  !i /__}i、 .!リ
                         'イ/! i{             }/'ta/ }/
                        ' ! iゝ..ォ          〉 }
                          }  i:::..      、 _  /
                         レ! | i ヽ       r- '-- ..,,
                        ,リ/ ',  > ..,,__ ,{ __ `゙  `ヽ_       r-、
                     ,r≦彡マ,.,   ',     /ー}    ,r }YVヾヽ     |- |
              , -― ''  ̄ フイ/// )ィv v-v rvィ^ハ ーァ .._,{i ',. ',ミ } }      |- |
                /         'イ/ノ / / i. i! | ! ', ミ ヽ`¨/  {.i!. }ー'`´V     j:::::{.
            /   ',          `´レヘ/!ノi ハト ト ハ }ヽ!  ',リイ    ',.     /::::::::', ___
            /     ヽ   :.     ヽ     Y    ,!   ‘ヘ        /::::::::::::',{___
              {       ',  i::.     \    i    ,       ',     ',  ,:::::::::::::::::} ̄ ̄ ̄
          ri|    .___.ヽ }::::.       \   }  /     jハ   ':,   )、|:::::::::::::::::|r ⌒ヽ.
           / .i!   / `''ー- ̄>.       \ ! /       ,ハ.  '::,  / ヽ ̄ ̄ `|    }
           ,′ ',.  /    ノ,'  V        ヽイ       !{. '  '::; /    \ i´ ̄ ̄`i |
         j   ',. /___ ,,,....:.:.:.:.:.:.:.!                  ハ  i.  /     ヽ.     |
       r ⌒ー  ', {:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!                 j ', !/         }    |
       ノ   ,.≧ r ´):./^i:.:{`YV:.:.:.ノ                  /  V          ノ     ..:|
      /,  //  | {_:/ |:.:.! ', ',.Y               / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     .{    {. r≦!  {  {ー}  } .} }                 {  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ! |.  ', マツ`ヽ !  } { / / /                  }
      ヽ ',   ヽヾ彡 ゝ-ノ {- __..ィ                    |
                ,,..-= ´  `=- .,                    jリ

※あれ? これって京太郎=ギル説が……いや、よそう、俺の勝手な推測でみんなを混乱させたくない



怜「ええやん!! この人で決まりや!!」

浩子「あー、でも既に好きな人おるみたいや」

怜「え?」

浩子「あと、日常的にストーカー行為をしとるらしいでー」カタカタ

怜「おぅ……それは、ちょっと」ドンビキ

怜「じゃあ、もう一人はどうなん?」

浩子「あー……この人はなぁ」

怜「?」

浩子「おばさんから聞いたんやけど、あの愛宕姉妹が最近お熱の男がおるらしくて」

怜「姫松のあの二人がやって?」

浩子「なんでも相当にええ子らしいんで、おばさんもお気に入りやって言うとったなぁ」カタカタ

怜「早く情報見たいなぁ」ワクワク

浩子「でも、条件7を満たしているかが不明なんでー」

怜「そうなん? そこ重要なんやけど」チラッ

<<須賀京太郎の場合>>
【怜の望む彼氏の条件1 健康的かつ運動系(県大会決勝にレギュラーで出場レベル)】
  • ハソドボール長野県大会決勝進出

【怜の望む彼氏の条件2 身長180cm以上】
  • 182cm

【怜の望む彼氏の条件3 金髪でイケメン】
  • 言わずもがな

【怜の望む彼氏の条件4 優しくて一途】
  • 優しくて一途

【怜の望む彼氏の条件5 わりとお金持ち】
  • わりと(カピバラを飼えるくらいには)お金持ちです

【例の望む彼氏の条件6 家事・雑用が得意】
  • 家事はそこそこ、雑用はお手の物

【怜の望む彼氏の条件7 う●こに動じない】
  • 不明

【写真 パパラッチ】

       / / / /   |    ヽ     ヽ
   \ ̄´  / / /}_|_l  {| |   |      :.
     ` ̄>{∧{ |:::::::从` | |   |
        {,イ 从{ ィ=ミ、\}イ  ∧      }
        /  ,} マ:j } /: /^ }        '
          /´ /   ´     },∧_ノ     '}/
             ー,      /'  八    / '
            ヽ‐'      ,  }/ イ从               -‐ 、
            ヽ  イ   ,ィチ三二ニ=‐-、        ._/: : :._ハ
                `ー‐'_,.イ/////////////l     .,. :'": : : : : : `ヽ
          _, ィチ////////////////////∧ ./: : : : : : : : : : : : \
        ,.イ/////////////////////////.., ' : : : : : : : : : : : : : \ \  
         |`ヽ//////////////////////..//.: : :/:/: : : :.|, :ヽ: : : : ヽ: :   何を撮っとんねん
         |///ヽ////////////////// //' : : /:/|:.|: : : |‘,|`、: : : :',⊥_
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         ノ///////',/////////////.//|: |: l∧'笊丐 \:、「苅「》: :人′     ノ: :〉
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 ヽ/////////////////////////////////,'   . |            〉 `冖¨
怜「ええやん!」

浩子「ライバル多そうな物件やなぁ。あと、一応長野在住らしいんでー」カタカタ

怜「場所はどうでもええんや……問題はう●こ、や」キリッ

浩子「……」

怜「こうなったら直接会いに言って確かめるわ! フナQ! お得意の情報収集で須賀京太郎君の住所調べといて!」

浩子「不本意やけど……分かりましたー」

怜「ふふふ、須賀京太郎君……」ニヤリ

浩子「(一応清水谷部長にも伝えておいた方がええんかなー)」カタカタ

怜「じゃあ、明日さっそく長野に飛ぶで!」

浩子「……大丈夫やろか」ハァ


 その頃


竜華「AMIBA先生!!」

    /..........::::::::::::/ |:::ハ::::::::::::::ハ:::::::::::::::::..ノヽ..∧
.   /....../...::::::::::/ :|::|  \:::::斗-、:::::::::::::::::::::::i:: ∧
    '....../..{:::::::::〃:{ 弋{  〃ヽ::::廴 \:::::::::::::::: |::::::∧
   i...../...::|::::::::ト-|:{  \  ぅ 斗=ミ、 i:::::::::::::::::|::::/::∧
   |... 7..::|::::::::| |:{_     ヽィ乏)::::ハ 入:::::::::::φ::::::/::∧
   |ハ:::::::::ヽr ::y 弌       弋辷ツ ′ 〉::::::::/::::::::i::/::∧
   |{ i::::::::::∧〃_)::ハ        `     _厶ィ:::ハ:::::::|::::/::∧
   |{弋:::::〈:::ハ ゞ -'' 、      :::::::::::    ´   }::::::|:::::::/::∧
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         |...::::::::>      <   八::: |:::::::::::|::::::::::::::::::::::::::\_
         |...:::::::::::::i::::::::::`¨ハ        〉:|:::::::::::|/ ̄ ̄ ̄〃 へ ^ヽ
         |...:::::::::::::|::::::::::::::::::〉      /::::|:::::::::::|     // ⌒ヽ.∧
         |...:::::::::::::|__//     _/{:::::|:::::::::::|   //     V∧
       r―|...:::::::::::/    ./---、 ' ./ {:::::|:::::::::::|_彡 '          V∧
.      ∧ { |...::::::::/     // ̄ ̄ 7  |:::::|:::::::::::|=-  /         V
.     / } ト|::::::::/     〃      /  |:::::|:::::::::::|  ./  /        V
竜華「先生! ホンマに怜はダメなんですか!?」

AMIBA「どいつもこいつもトキ! トキ! トキ!! なぜだ! なぜだぁぁ!!」

竜華「怜を助けてください先生!」

AMIBA「オレは天才だぁ~!! トキなんかに負けはしねぇんだぁ~!!」ダダダ

 バタン

竜華「怜……」グスッ










 翌日 長野


怜「というわけで長野に来たでー」

 えらくこざっぱりとした所やなー
 大阪と違って空気もええし

怜「こういう場所で療養すれば、治るんかな」テクテク

 フナQに貰うた地図やと、この辺やけど

怜「……」キョロキョロ

 アカン、これ……迷ってもうたかも

怜「……どうしよう」

 あんまり人も通らんし
 うーん……

怜「誰か通りかかったら声かけようか」ヨイショ

 綺麗な雲や……
 今頃竜華達、どないしてるんやろ?



 そ の 頃



竜華「ほぁたたたたたたたたっ!!!」ビシビシビシビシ

AMIBA「うわらばっ!?」

竜華「本物のTOKI先生はどこや! どこにいるんや!?」

AMIBA「お、オレは知らねぇ! オレは知らねぇ!」

竜華「清水谷残悔積歩拳!」ビシィー


セーラ「あれ何やっとるん?」

泉「さぁ、分からんです」

浩子「今頃園城寺先輩は長野やろうなぁ」ハァ


竜華「はぁ、はぁ……怜を助けられる医者はどこにおるんや!」







 長野


怜「……あれから三十分、誰も通らへん」

 長野って思ったより田舎なんやなぁ
 仕方あらへん、一度来た道を戻るしか……

怜「かえ……」クルッ

      ト、
    ┌┘ \
   __「_/⌒ヽ}
   \ 《ゝ__ノフ
    厂厂´{
    ノ  》、 \
    〈_《」」》___〉
怜「……」

ゼロ「……」

怜「へ、変態やぁぁぁぁ!!?」ダダアd

ゼロ「ち、違いますってば!」アセアセ

怜「何? 自分誰なん?」

ゼロ「あ、え? 通りすがりの仮面野郎ですけど」

怜「変態仮面?」

ゼロ「酷いですね。あ、これどうぞ」ペラ

怜「何これ?」

ゼロ「俺がバイトしてる店のチラシです。普段はこんな奥まで来ないんですけど」

怜「ふーん……麻雀喫茶」

ゼロ「今日はコスプレデーなんで、この格好なんですよ」

怜「へぇ、面白いやん」

ゼロ「よかったら来ませんか、えーっと……」

怜「怜や。園城寺怜」

ゼロ「園城寺さん、でいいですか?」

怜「構わへんけど、なんや馴れ馴れしいなぁ」ジトー

ゼロ「あ、すみません」

怜「ま、ええわ。ほんなら、案内してもらおうかな(とりあえず街に出れば……)」

ゼロ「はい。じゃあ行きましょう! おひとり様ご案なーい!」

.      ∧
    ,、{'┘└'},、
   ,_ゝ,/⌒ヽ/__, ))
    \《ゝ__ノ》/  クルッ
  ⊂ス(厂`゙{´
  _ノ:::::j\  \
  《-─/_/_》__,〉 
怜「……(テンション高い)」

怜「……」スタスタ

ゼロ「それでですねー、オレは麻雀弱くてー」アハハ

怜「麻雀弱いのに麻雀喫茶でバイトしとるん?」

ゼロ「はい。お客さんと打ってると楽しいので」

怜「おっさんばっかりじゃ、色気ないなぁ自分」クスクス

ゼロ「それがですね、全国から色んな女性雀士が来てくれるんですよ」

怜「へ?」

ゼロ「この前は北海道の有珠山からも来てくれたし……その前は中国の――」

怜「へぇー(何やら珍しいもんでもあるんやろうか)」テクテク

ゼロ「園城寺さんは麻雀打つんですか?」

怜「ん……まぁボチボチ」

ゼロ「じゃあ到着したら勝負ですね!」」

怜「うちには勝てんと思うで(能力を使わんでも)」テクテク

ゼロ「フッフッフ、甘いな。間違っているぞオレンジ!!」

怜「誰がオレンジや。うちは園城寺やで」

ゼロ「あ、これはそういうセリフなので」ヒソヒソ

怜「(ノリノリやな)」

ゼロ「実はオレは麻雀は弱いが、ある特殊な能力がありましてね」

怜「は? 能力?」

ゼロ「ええ。絶対遵守のギアス――俺の命令には誰も逆らえないんですよ」クスクス

怜「まさか、嘘やろ? そういう設定なんやな(うちの未来視と似たようなもんやけど、そんなんありえるわけ)」テクテク

ゼロ「なら、試してみますか?」

怜「?」

ゼロ「俺が望めば、園城寺さんのあられのない姿を見ることだって――」

怜「アホくさ。ほんならなんでも命令すればええやん」

ゼロ「うっ、いいんですか? 本当にかかっちゃいますよ?」ビクビク

怜「別に。全然問題ないでー」

ゼロ「え、えっちなことして! とか! イチャイチャさせて、とかも叶っちゃうんですよ!」エトエト

怜「やれるもんならやってみぃー」テクテク

ゼロ「あと、あとあと! 猫の物まねしろとか!」アタフタ

怜「にゃーにゃー言えばええの?」クスクス



ゼロ「あとは、じゃあ――」カシャン




ゼロ「お漏らししろとか!」キュィィィィン


     /:::::::/::::::::::::::::/         \::::::::::::::::::.\::::ヽ
    N:::::::./:::::::::::::::/            \::::::::::::::::::ハ:::::V|
    |::ヽ::/:::::::::::::::/               V::::::::::::::::::i::::/::|
    .|::::Y::::::::::::::::i                V:::::::::::::::Y:::::i
    |:::::::::::::::::::::|                 |::::::::::::::::::::::.|
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     V:::::::::ヽ:::::|               __∠||::::/:::::::::/
     ヽ:::::::::ヽ::::ヽ        _,-‐壬,ィ<ヽリ/:::::::::/
      ヽ:::::::ヽ:::::\        |//弋ノ_ノ /ノ/:::::::::/
       ヽ:::::ヽ\:::::`ー、__  .|ー、__...,イ´//:::::::/
        ヽ:::::\\_::::::::: ̄ ̄ ̄:::::_//:::::::/
          \::::: ̄フ::>::::::::::::::::::::::ヽ、 ̄::::::::::/
           \:::::::ヽ\:::::::::::::::::://:::::::::/
           ,-─iヽ:::::`ヽ:::::::::/:::::::,-/ヽ、        //
\         ヽ ヽj_ `ー 、_, -‐   レ ノ      //
\\       /く   Y ̄iン‐、__,へ/⌒ヽ/ ト     //
::::::\\    ∧ `ー、/  i/     |   V-‐' ゝ   //
::::::::::::\\,-‐ヘ ヽ  /   !     |   ヽ,-‐'ヽ //
>:::::::::::::::\\  `ーニ/        ノ    V´ク//
怜「!!」ドクン

ゼロ「なんちゃって、あはは……って、あれ? 暴れすぎたせいでマスクの開閉ボタンが」アタフタ

怜「……おもら、し」ドクン

 ドクン  ドクン

怜「お漏らし、する」ドクン

ゼロ「え?」

怜「お漏らし――」

     |: : : : : : : : : : : : : : :./__//  }: }: : : : : : : :./ |: :|___}: : : : : : : : : : : |
     |: : : : : : : : : : : : : :./ // ` //|: : : : : : : /´ l:./    |/|:..: : : : : : : : :|
     |: : : : : : : : : : : : :./ /イ  〃 ,:ィ: : : :../  〃    ,ノ : : : : : : : : : :.|
     |: : : : : : : : :..:.ト、/___j!__,/__/ /: :../   /_,j!______  |: : : : : : : : : :|
     |: : : : : : : : :..:i!〃つ。ノ.V/l|\-‐ ´    '´つ。ノ.V/l}㍉ |: : : : : : : : : ハ
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       \}: : : : : : :.ト、: : : : >...         イ: : : : : : : : : : : : : : :./
         \: : : : い乂: : : :..:.| >  __  <│: :j: : : :./}: :/}: : : :/j/
          `ー―ヘ   ヽ}ィニ|           |ニヽ:ノ}ノ/_,イノ ィ
           __ -=ニニニニニノ           ∨ニニ=- __
怜「ちゃんと……するから、見といてぇな」ボー

ゼロ「あ、え? 園城寺さん? 冗談、ですよ?」キョトン

怜「……んっ」スッ

ゼロ「ちょっと!? なんでいきなり屈むんですか!? え? これ、嘘ですよね!?」

怜「お漏らし……全力でお漏らしするんや」キュィィィン

 スッ

ゼロ「あの! なんでスカートをたくし上げ……?!」

怜「んぅっ……んぅ……っはぁ、くっ」チョロッ

 チョロロロロロロロ ビチチチ

ゼロ「」

怜「あはっ、石に当たっとる……飛沫が跳ねてもうた」

ゼロ「」

 チョロ、ロロ……ロロロ……

怜「……んはぁっ」ポタッポタタッ

ゼロ「あ、ぁぅ……全部、丸見え……」ブルブル

怜「……まだ、これだけじゃお漏らしやない」クルッ

ゼロ「え? なん、で……お尻を、こっちに?」ドキッ

怜「んくぅっ……んぐっ、はぁぅ……」ブルブル

ゼロ「!? ま、まさか!?」


怜「んぅ……っはぁ! で、出る……でぇ……っぁ」ミチッ



怜「っ……ぁぅっ」ミチミチチ

 ミリッミリュリュ……ボトッ

ゼロ「(それは――俺が予想していた以上に大きく)」

怜「あっ、んぁっ……はぁっ」ムリミリリリ

 ブリュッ……ブチチチッ ボト、ボトボト

怜「あ、あ、あぁ……ぁ」ブピッ プスー

. . : : : :| /: : : : : ://l: ://7: : : : : : //‐/、/:/: : : : : : : : : ///:/    |: l. .| . . . |. . . .
. . : : : :l.' : : : : : ,'/: |: : :/ l : : : : /// , ':/,' : : : : : : : : : /'゙ , ':/       l: l. ,'. . . . !. . . .
: : : : : :!: : : : : : l,': : !: :,' l: : :.//"´ /、´/: : : : : : : : :/ /∠_     ,': ハ:. . . . .|. . . .
: : : : : l: : : : : : :|: : :.゙:/  |:7≫====≦、./:ヽ: : : : : :-'"´ //   `ヽ、 /:./ .!:. : : : |. . . .
: : : :.,ィ: : : : : : : : : : :| ,ィチ  ,ィ´::: ̄;;X=ミゝ<´ ̄´   //       \.'  |:.-=ニ ̄ ̄
: :/ !:.: : : : : : : : : :.|ヘl  ,i!ー'::゚:::::::::;;;;;゙i ヾ     /"´   ̄`     ,:'::,''ヽ ,': !. |. ,'.`ヽ
: l!   |:.: : : : : : : : : : lヾ  i!;; :::::: オ :: :;;}            _≧三≠zx//   ハ: |. l./. . . .ヽ
: :゙.  l : : : : : : : : : : :| \ i!;::l`-`゙ッ::;;/           ,ィ´: ̄;;X'ヾチ、 /l:.: :|,'l/: . . . . .
: : \|: : : : : : : : : : : :!   ゞ=ニ云:_゚っ゙           ,ィー':゚::::::::::::i! lミ :'/: :/:/ |. . . . . .
: : : : !:.: : : : : : : : : : :|       ̄            i!:パ::rォ ::::;;''  l/,:':/:/:/: :|. . . . . .
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: : : :.! : : : : : : : : : : :|                     `''ミ_;シ’う  ,'.: : : : : : : : :l . . . . . .
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: : : :|: : : : : : : : : : | :!                    \\\  /:./: : : : : : : .:.l. . . . .! .,'
: : : :|: : : : : : : : : : |.:|、                            /:./: : : : : : : : :.l. . . . ,' ,'
: : : :|: : : : : : : : : : |.:|:.l\          ' ̄ヽ           ,:': :,': : : : : : : : : ,' . . . ,' ,'
: : : :|: : : : : : : : : : |.:|:.|  \                       ,イ: : ,': : : : : : : : :.,'. . . .,イ .!
: : : :|: : : : : : : : : : |.:|:.|   ` 、                イ: : : :,': : : : : : : : ./. . . ./ |. |

ゼロ「(ヒクヒクとお尻の穴が躍動しながら拡がったり、収縮する様から――)」

怜「んぃ……っぃぅ」ブリュルル ブチィィ

 ブリュリュ、ブリリッ

 ブッ チッ パ!

怜「んぁっ、はぁん……はぁ、はぁ」ブピー

 ボトトトトッ

ゼロ「(……オレは、目を離せずにいた)」

怜「……はぁっ、はぁっ、んぅ」プシィッ

 チロロロロ チョロロロ……

 ビチャビチャビチャ

怜「……あ、え? あれ? うち……なんで? え?」ドクン

怜「あっ、嫌、なんで……あ、あぁっ」ガタガタ

 自分のどんな行動をしていたか、記憶なんて無かった
 せやけど、自分の姿勢と……立ち込める悪臭

 眼前に広がる光景から察するのは容易やった

 うちは、今ここで

怜「嘘……やろ……?」ブルブルブル

ゼロ「……」

 この人の前で、う●こを――してしまったんや

怜「……う、ぁっ」グスッ

 涙が溢れてきた
 声にならないほど、胸を締め上げる羞恥心

 うちは、なんてことを……

 こんな、道の真ん中で!

怜「うっ、ひっく……うぁぁぁっ」ポロポロ

ゼロ「……」スタスタ

怜「っ?!」ビクッ

ゼロ「園城寺さん」

怜「!」ゾクッ



 ファサッ



怜「!? え、マント……?」 

ゼロ「災難でしたね、犬の糞の上で躓いちゃうなんて」

怜「あ、え……?」

ゼロ「ウェットティッシュがあるので、これで拭いてください」サッ

怜「……ふぇ?」

ゼロ「あーもう、こりゃ酷いなー」フキフキ

怜「犬の、糞……これ、が?」

ゼロ「ええ。こりゃもう大きな犬なんでしょうねー」ゴシゴシ

怜「あ、足にも」

ゼロ「スカートに付いたのは取れないので、このままマントで隠していてください」

怜「……!」

ゼロ「店に着いたら貸衣装を渡すので、その間に選択しておきますよ」

怜「(……違う、これは犬の糞なんかやない)」ドクン

 ドクン

 うちには分かる
 これは、うちが出したうんこや! ただのうんこなんや!!

 なのに、この人は――うちを、かばってくれとる!


怜「あ、ぁぁっ」カァァァ

ゼロ「あの、流石にお尻は拭けないので……」

怜「あ、うん……」ドキドキ

 フキフキ

怜「(この感じ……やっぱり、うちはこのお尻からうんちを)」フキフキ

 ザックザッツク

ゼロ「よし、これで糞も埋めた」ポンポン

怜「……//」カァァ

ゼロ「……さぁ、行きましょうか」

怜「で、でも……」

ゼロ「動けないですか? じゃあ、俺がおぶります」ヨイショッ

怜「!?」カァァ

ゼロ「もうすぐ着きますから」スタスタ

怜「……どうして、うちを?」

ゼロ「……」

怜「なんでうちを、庇うん?」

ゼロ「俺には……初恋の人がいました」

怜「え?」

 それが、どう関係してるって言うんや?

ゼロ「その人は優しくて、強くて、かっこよくて……俺の憧れで」

怜「……」

ゼロ「でも、その人がある日――俺の前でお漏らしをしたんです」

怜「!! おもらしを!?」ドキッ

ゼロ「それで、俺は思っちゃったんです。その人のことを、汚いって……」

怜「そ、それは当然の反応じゃ」

ゼロ「その時に思ったんですよ。俺が長年胸に秘め続けた、その人への想いは小便如きに流されるようなものだったのかって」ギリッ

怜「!」

ゼロ「それに気づいた時、自分が無性に許せなくなって……悲しくなって、泣きたくなって」ブルブル

怜「……そう、やったんか」ギュッ

ゼロ「だから俺は、その日から決めたんです。その人がどんなに汚れようと、汚くても」テクテク

 ドクン ドクン

ゼロ「俺は、ちゃんとその人自身を見守ってあげようって」

怜「(背中におれば、分かる。この人――嘘吐いとらん)」ギュッ

ゼロ「だから、例え誰が漏らそうと、まずはその人をよく知らないと」

怜「でも、うちのこと――分からへんのに」

ゼロ「……実は、知ってるんです」

怜「え?」

ゼロ「千里山の、園城寺怜さん……俺、知らないフリをしてたんです」

怜「?!」

 嘘、やろ? うちのことを、なんで!?


ゼロ「全国大会――俺は別の人が目当てで見ていたんですけど、覚えてます」

怜「……あの、試合」

ゼロ「はい。いい試合でした、本当に」

怜「どこがや。あないに、無様な姿――」

ゼロ「俺はそう思わない。あの試合は、全員がやれることをやろうと必死でしたから」

怜「……」ギュッ

ゼロ「胸を張ってください。アナタは、尊敬に値する人なんです。少なくとも、俺にとっては」

怜「っぅ、うっ、うぅ……」ポロポロ

 うちは……馬鹿や
 うんこがどうだとか、そういう目先のことばかり気にして
 相手のことをまるで、道具のようにしか考えとらんかった

怜「あり……ありが、とぅ……」グスッ

 条件がどうだとか、そういうことやない
 うちが本当に好きになった人に、うちを愛して貰うように努力すること

 そんな簡単なことに――うちは気づけへんかった

ゼロ「いえ。お安い御用ですよ」

怜「……あ、あの」

ゼロ「あ、着きました」

 ワイワイ

ゼロ「今衣装を持ってくるので、ここに隠れていてください」

怜「うん……あっ! 待って!」

ゼロ「?」

 この時から、きっと――

怜「まだ、名前……聞いて、へんかったから」ドキドキ

 うちは、この名前も、顔も、素性も知らない男のことを――

ゼロ「え? あぁ、そういえばそうでしたね」スッ

 カポッ

怜「金髪……!?」

 きっと、好きになり始めたんやと思う

京太郎「俺は清澄高校一年、須賀京太郎っていいます」ニッ

 願わくば、この最低最悪の出会いが――

怜「あ、あ、あ……」ワナワナ

 いつか笑い話になる日までの間に

京太郎「以後、よろしくお願いします」


 うちと、彼の関係が――


京太郎「?」

怜「あああああああああああああああああっ!!」


 よりよく、なりますように


 第二十二章【やったぜ。怜はミチミチと満ちたんや!】


 ブリッ!