洋榎「ふんふ~ん!」カチカチ

絹恵「あれ? おねえちゃん何やってん?」

洋榎「んん~? 知りたいんか~?」ニヤニヤ

恭子「なんや気持ちわるいな」

漫「何かええことでもあったんですか?」

洋榎「うちの彼氏とメールしとるだけやで~」ドヤッ

絹恵「は?」

由子「冗談キツイのよー」

洋榎「ホンマやって! ほら!」パカッ

絹恵「どれどれ」

恭子「メールチェックや」


【送信メール】

おはようさんさんころり~
今朝も京太郎の夢を見たで!

白いパンツだった
京ちゃんは肌もパンツも白いんやなwww


【返事】

毎朝ご苦労様です
死んでください


絹恵「」

恭子「」

由子「」

漫「」

               _/: : : : : : : : : : : : : : : : : : `丶、: : : : : `丶、
            ,. : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : : : \
           / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : :
           /: : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : :
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        // ': : : : : : :/ /|: : : : : : : : : : : : : :∧ : _|: : : : : : : ‘,ヽ: :|: :
.       | |: / : : : : : : /ト:,| |.:| : : : : : : : : /|厶イ´∧ : : : : : : : ', } ノ\
      八∨: : : : : : :.:| ∨\|\: : : :.:.//   |:/ ‘,: : : : : |.:|ノ___:
      /| /|: :∧: :/|_,,x=== \/     =====x,__|: : : : :.∧|: / \
.      /:.:八l:<  > |⌒゙|/ l/|         |/ l//l⌒|: : :./\|/,,_
     { く ̄ ∧ ∨:(\、 |/ l/|         |/ l//| ,厶:イ\: : :ヽ  ̄ノ
.     \_>|: :/'TT:/  .乂_ソ          乂__ン / : :|  ,): /
         ,>ヽ|:.:〈      ┬ ^ー‐<      ,厶=ニ ̄⌒
       /     |: : l\       、__ノ_,. -‐ ´    \

洋榎「もうwwww素直やあらへんなぁwwwww」カチカチ

















 九章 思い込みメール 彼女気取りのネキ


洋榎「ふっふ~ん♪」

恭子「……なぁ、それマジなん?」

洋榎「? 何がや?」

絹恵「だから、その……清澄の須賀と付き合ってるって」

漫「……?」

由子「どうなのよー?」

洋榎「当たり前やん! うちと京太郎は相思相愛やで!」

恭子「せやかて、メールの内容がこれじゃあなぁ」


【送信メール】

おはようさんさんころり~
今朝も京太郎の夢を見たで!

白いパンツだった
京ちゃんは肌もパンツも白いんやなwww


【返事】

毎朝ご苦労様です
死んでください


恭子「完璧に嫌われてるやん」

洋榎「はぁ? 分かっとらんなぁ……これやから処女は」

恭子「」

絹恵「え、えええ?! おねえちゃんもう須賀とヤったん?!」

由子「進んでるのよー」

洋榎「アホ、ヤっとるわけないやん」

恭子「やっとらんのかい!」

漫「漫才みたいになってきましたね」

由子「ついてけないのよー」

洋榎「分かった! そない言うならうちと京太郎のラブラブメールの力を見せたるわ!」デーン

絹恵「ラブラブメールって」

洋榎「うちと京太郎の愛の証! しかと見ときや!」パカッ

恭子「……はぁ」

絹恵「覚悟しましょう」

恭子「そやな」


洋榎「じゃあ行くでー! 行くでー!!」クワッ

洋榎「じゃあまずはコレや!」

恭子「どれどれ……」


【送信】

今日は京ちゃんのお店の前を通ったで!
働いてる京ちゃんはとってもかわいかったなぁ~!


【返事】
アレは染谷先輩の店で、俺は手伝っていただけです
ストーカーするくらいなら売上に貢献してくださいね


恭子「ストーカー言われとるやん!」ガビーン

絹恵「って、え!? 長野までい行ったん!?」

洋榎「ついさっきまでやけど?」

由子「あ、今日の外せない用事って……」

漫「長野に行くことやったんですか?」

恭子「休日集まろうって約束! 一週間前からしてたやろ!」

洋榎「京太郎とイチャつくのは生まれた時からの予定や!!!!」ダンッ

恭子「ひっ」ビクッ

絹恵「……ま、まぁ。次、見よか」

漫「そうですね」



 その頃 愛宕家



雅枝「まーた、うちのへそくりが減ってるなぁ」

おとん「え?」

雅枝「アンタ、抜いたりしとらん?」

おとん「してへんよ」

雅枝「ふーん? あの子らが盗ってるとも思えへんし……」

おとん「……」







洋榎「これなんか、京ちゃんの可愛さ抜群やで」

恭子「またそないなこと言うて……」


【送信】

今日はハンバーグを作ったで
ちょっと生肉をこねる感触思い出してみるんや

あれ~~~? 興奮しちゃったとちゃうんwwwwwww?



【返事】

全然意味がわからないですし
ホンマ説明もいらないんで


恭子「純粋にうっざ!」

絹恵「あぁ、ハンバーグ作った日か」

由子「次の日おすそ分けもらったのよー」

漫「そないなこと言うてはりましたね」

洋榎「京ちゃんにも食べさせたかったわwwww」

恭子「で? これのどこが、須賀の可愛いとこやねん?」

洋榎「はぁ? これだから処女はアカンわ」

恭子「……」ビキビキビキ

洋榎「見てみぃ、ここ! 京ちゃんがホンマ言うてるやろ?」

漫「あぁ、本当だ」

由子「……え?」

洋榎「これもう、うちに孕ませセックスしたいってこととちゃうんか!?」キャー

                 /: : : : : : : /:_ノi: : : : : ;\: : : : \:\
                 /: : : : : : : : ://  i: : : : : l.: :ヽ: : : : :i : :|
               /: : : : : : : : ://    ヽ、: : : マ、:`、: : : :i : :!
            /: : : : : : : : ://        \゙ヘ_少、:〉: : :i : :|
                `丶、: : : : : /‐‐-- u    ‐´    ヤ:!: : i : :|
                   / : : : : !  __丶_    ´γー寸 ! : :| : :|
                  ヽ、: : : | /γ-ミ      イ   !冫: : ! : :|
                   | : : :!. i l  |     弋_ノ 〉: : :! : :|
                    ! : : ト、弋.ノ          i: : :/ : : |
                      !.: : i.:ヽ      ′    U |: ':/ : : : |
                      !: : : : 〉     __    , '!: : !.: : : : |
                       ! i : : : l:≧..-. . 二 / | i:.!: ! : : : : |
                   i ヤ: : :.!: : |!匕_|  _ - ´|!: :! : : : : i
                    ヽヽ_〉-/  〉_〈     仆:ヽ: : :/
                     _>-γ′  /  マ   冫-- ′`ヽ、
                    ./   l   ハ._/\_/          \
                   /./    `フヤ'´/| `丶          ,'    ヽ
                   / !     /  /.! |!   `、       /   〉 `、
                  ,'. l .!     \_/ .| |丶_冫     .〈    /   \
               /  ヽ.!          !  i         |  ./       \
                  /    |        |   !         | /        ヽ
                 /.     |        `   l         !/          /
               \_    |                   |       /
                   | `丶- |                   | _ _ - ‐ イ
恭子「ねぇよ」

洋榎「んで次がやなー」

絹恵「流石の鋼メンタルや」

漫「ちょっと見習いたいかも」

由子「絶対ダメなのよー」


【送信】

京ちゃんのためにラブレター書いたんや!
ポストに入れといたから見るんやで!


【返事】
意外に字も綺麗ですね


恭子「郵送やないんかい!」

洋榎「直接届けた方が愛が深くなるやろ!!」

絹恵「何その理論」

由子「須賀君が内容に触れてないのが怖いのよー」

漫「でも一応褒めてくれてますし」

洋榎「それだけやないで! よう見ぃや!」

恭子「?」

洋榎「字も綺麗ですね、ってあるやろ!」

絹恵「それがなんなん?」

洋榎「アホ! 字 も ! もってことは、うち自身が綺麗やってことや!」ドヤァ

漫「まぁ、そうなる……ですかね」

洋榎「これは毎晩うちの寝顔を見て、癒されたいっちゅうこととちゃうんか!!!」キャァァァ!

           , イ:  ̄: :`: ヽ、
         /: : : : : : : : : : : : \
         ,イ: : , -‐´ ̄レイ: :ト、: : :ヽ  し
.         /: : : /      `` i: : : :i   ら
      <_: : : {─-    -─ .l: : : |  ん
      ヾ; : : :l ゝ、    ゝ、  !: : : l  が
         `i:: :l | |     | |  |: : : !  な
          l: :.i `´    `´  .i: : ,イ
         i: : ヽ、  -=-   ,.イ: :;' :l
.          l: : : :.i`:.┬‐ ‐ i´:/: /: :i
         ヽ;_: _:゙:,ヘ,__/`{; : : ::ノ
         , -‐≠ヽ/Xヘ/ `ーく
         /    /イト\     ヽ
         /     `´/.| `´   . . ' ヽ
       /` 、 〉  / |     ヘ ,   ヽ
      /    /         |     ヽ、
      ヽ、   .{           l  , イ´/
.        /`ー+l          ..  l,イ´ .|´
      /   / |           ', i |   !
漫「でも、まぁ、一応筋は通っとるよーな?」

由子「まだこれだけじゃ判断出来ないのよー」

絹恵「もっとええの無いん?」

洋榎「慌てんでも、うちと京太郎の愛の証は逃げへんで」ニヤニヤ

恭子「うざっ」

洋榎「はぁー、これだから処女は」

恭子「いい加減にせなぶっ飛ばすでホンマ」ゴゴゴ

絹恵「……」


【送信】

京ちゃん!
プロポーズされるとしたらどんな所がええの?


【返事】

ひろさんのいない所ですかね
あと、俺はプロポーズする側ですよ


洋榎「かわえええええっ! ほぉぉぉぉぉっ!」

恭子「え? ちょ、ひろさんって!?」

洋榎「あれ~? 気付いてもうたん? 気付いてもうたんかwwwwww」ドヤァ

絹恵「ふ、ふぅーん……あだ名で呼んでもらとるんやね」

洋榎「あふぁ~~~www 恥ずかしいて死にそうやわwwww アッファ~ンwww」

漫「ぶん殴ってええですか?」ニコニコ

由子「あざは残さないようにするのよー」ニコニコ

       /: : :______/ / : : : : : / /: /  |: : : : : :|ヽ: : : : :ヽ\
       /: ''7´: : ∧: : :/:/ : : : : : /  ∨ /   :|: : : : .:.: ||',: : : : :‘,\
      ,'/ /: : : : |: :\:||: : : :/   /Χ    : : : : / || ',: : : : : ‘,: :
    (:(  /: : : : : |: >┘|: : :.:/ _,,x====ミ \ ′ : //  :リ ': : : : : :.|ヽ |
     \/_: : : /: : _: :∧: : |⌒ん::::::l |    /: : /厶斗<| : : : | ト | |、
.      / ̄: : : / : / |: :|V\|  | {::::: リ  ,厶イ  宍ミ、  |: : : : :| |: |∧ヽ
     /: : : :.:.:八: 圦 |: :|:     乂_少'        ん::l|\./|: : : : :| |ノ  ': i
.    /: : : : : : : :.:\(ヽ|: :|   //////          | {:::リ  {/: : : :./l/    }ノ
   / : : : : : : : : : / \|: :|ヘ                 ヒ少 _/ : : :/ノ  _/
  /: : : : : : : : : :./ __.|: :「`,>、   l⌒    、   //// TTТヽ\
/: : : : : : : : : : :/    |: :|Y \ ., 乂    \      ||:|  ) )
: : : : : : : : : :.:〃     八::l |   \≧x._ ‐---‐'     ,.ィ: |:| /
: : : : : : : : :/{___      | |  /     \ニニ===ニ二    :|:|
: : : : : : / ̄          |  ′      ', ) /\´ ̄\:|:|
: : : : /_           ∨       ├{ { 、 }    /:/
: :/{    \         /|        | ノ }/  T   /|
洋榎「どや、正真正銘付き合いたてのカップルやろ?」ニヤニヤ

恭子「……あー、まぁ、そやな」

絹恵「でもおねえちゃんの前じゃプロポーズしないって」

洋榎「それは照れ隠しや。見てみぃ、その下。俺がひろさんにプロポーズするってことやろ?」ドヤァ

絹恵「(違うと思う)」

恭子「頭が痛くなってきたで」

由子「脳内お花畑なのよー」

恭子「そもそも、どうして須賀はアドレスを教えてくれたん?」

洋榎「ん? 最初は電話しまくってたんやけど、そしたらアドレス教えてくれたんや」

絹恵「(一時期ずっと家電を占領してた時があったけど……アレか)」ドンビキ


漫「他にはどないなのがあるんです?」

洋榎「そやなぁ。これなんてどや?」


【送信】
京ちゃんの写真を待受画面にしたで!
用もなく携帯見ちゃって困るわぁ~wwwww



【返事】
いつ撮ったんですか?!
死んでください



洋榎「照wwwwれwwww隠wwwwwしwwwwww」ニヤニヤ

絹恵「幸せやなおねえちゃん」

恭子「世界中の人間全員がアホなら戦争起こらへんと思う」

漫「他にはどないなメール送っとるんやろ」チラッ



【送信】
いまトイレからメールしてるでwww
京ちゃんはトイレに入るとどのくらい時間かかるん?


【返事】
なし


漫「(アカン)」

恭子「犯罪者やないか!」

洋榎「なんで? 可愛い女の子トイレやなんて興奮するやろ?」

絹恵「須賀は変態や無いで」

洋榎「何言うとるんや。男は狼なのよ、気をつけなさいって知らへんのかいな?」

 コソコソ

郁乃「(懐かしいわ~)」チラチラ

恭子「全然隠れてませんから、とっとと出て行ってください」

郁乃「あ~ん~! 意地悪やな~!」プンプン

郁乃「面白そうな話しとるね~! 混ぜて混ぜて~!」

恭子「つまらん話なんで、帰ってもろてもええですよ」

郁乃「す~え~は~ら~ちゃ~ん~?」ニコッ

恭子「……どうぞ」

郁乃「ありがとな~」ニコニコ

洋榎「代行にもうちの秘密の彼氏が知られる時がきたようやな」ドヤッ

絹恵「その顔いちいちやめて。腹立つわ」

由子「いいから次のを見るのよー」


【送信】

ただいま
今日も一日中京ちゃんのこと考えてたで!
あ、今ちょっと嬉しいと思ったやろ? どや?(笑)


【返事】

ちょーうれしーですー



                      . . : : : : : : : : : : : : : : : : : :`丶、
                     / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
                   . : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.: : : : : : :\
                  / : : : :.:.:.:.:/.:.:.:/|.:.:. |.:.:.: .:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:. : :\ \
                  // :/ : :.:.:.:.:. ¬: ト|:.:./|:.:.:.: :.:.:.:|:∧_:.:.:.:.:.:. : :〈:ハ: :.
                  /: :人7 : :.:.:.:.:.:.:|:. | ノ |\ノ:.:.:.:.:.:.:ノ|/|∧:|:.:.:.:.:.:.:∨:./
                .: :/  |│ : :.:.:.: [斗予屶イ: :.:.∠斗屶ミ]:j:.:.:.:.:.:.|.:トく:\
             〈 : 〈    |人:.: :..:|:.゙厂ト{:::j│ |_/   ト{::j |刀:.:.:.:.:.:.|:.「 \:\
                \ \.  /.:>人[  ヒ..ン       ヒ.ソ 7:.:.:.:乂|/   〉.:.:〉
                 丶_\/:/(」:.:._>、::、::、    .   、::、 厶 イ\:\__/:./
                  〈:〈  /:| .:|               /|:.:.| ∧:.:.〉 /
                   :∨.:゙| .:トヘ.     ー' ー    厶|:.:.|⌒フ:.:/
                      ∨\| .:|.:.:.:\         .イ⌒]:.:.j∠ ´
                        /: :.:.:.| .:| .:.:.:.: 〕ト  ,,__.  ´    |:. |
                     /: :/ :. | .:|.:.厂'^ト _  |ー┐    :|:.リ
                 /: :/:.:.:.人_レ'゙      >匕人.    |/
                   /: :/⌒ ̄  \ ___,人___jハ \_
                     . : :/         >──=ァ}_}二\〉 ̄`丶
                 / /|/   ∧  {{  _//⌒\丶\ 、  }\
            / //.;/     ∧ 、_レ'´ノ⌒'く    \\}} ;  }
            / / /ノ       } Υ ,/ / /゙\    ト- '    ∧
         ,  /   /        ; │  ,/ / ノ│    | l  ∨  |
            {/    /        ∨ │       |    | |  ∨/∧
            / x冖トミ,_   |  │      ,/    [    ∨ |
               |<   |   `'トミ「 /     イ           | │
               [/ \__]    [__,/      Λ]             | │
                ノ     '´     / 丿            | │
洋榎「結 婚 完 了 妊 娠 不 可 避」ドヤァ

恭子「ねぇよ」

郁乃「へぇ~? 仲がええんやね~」ニコニコ

漫「須賀って優しいんやなぁ」シミジミ

絹恵「…………」

恭子「須賀もなんで律儀に返すんやろなぁ」

由子「優しい人なのよー」

漫「人格のよさがにじみ出てますね」

郁乃「ええな~! もっと見せて~!」

洋榎「しょうがあらへんなぁwwwww」ニヤニヤ

絹恵「ええから早くしぃな」

洋榎「じゃあこれや! どやっ!」


【送信】

今日はハーフパンツ履いてたな
京ちゃんの脚を見てるとエッチな気分になっちゃうわぁ……
今晩も京ちゃんで……あかん、イってまうわ


【返事】

勝手にしてください
報告もいりません


洋榎「京ちゃんをオカズにしてええんやってwwww 公認オナニーwwww」

絹恵「(最近隣の部屋でうるさい思うたら……)」ハァ

由子「もう長野に出向いてることは突っ込まないのよー」

恭子「キリがあらへんしな。この行動力はホンマなんなんや?」

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  ./::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::::::::::ヘ
  ′:::::::::::i::::::::::::::!ハ::::::::::::∧
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  |i:::::::::::::::|:::::::::::/   リ从:::::::::∧
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  |::::::::爪 ´,,       ″|::::::::::::::::::::ヽ、 `ヽ
  |::::::::::::::ゝ        .,ノ:::::::从:::::::::::::`ヽ、
  |::::::::::::::::::心 _/.)^._ イ´::::::::∧\::::::::::::::::}
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{::::./::::::::::::::|::::::,'‐^ュ   `k |:::::::i::::::::\"´
ji:{::::广 ̄丁::j’  ´> ‐''ノ从::::::|-ミ::::::::}
  ji:ル   /::::人__,,斗宀'"  i \|ノ;:::/i
   |  彳"/::::::::/'     │  !"¨ ./
   |ゝ-弋./::::::::/__  __ _/i  / |!/|
   |:::::::::::/::::::::/:::::`´:::::::::::::|/  |::::::i|
   |:::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::|   |::::::i|
郁乃「(うちの世代に比べて~今の子は奥手なんやな~)」ジィー

恭子「なんや怖い気配がする」ゾクッ

絹恵「もっと見せて、おねえちゃん」

洋榎「絹は欲しがりさんやな~www ええでwwww」

恭子「(テンションがうざい)」

洋榎「それで、これが次の日のメールや」

漫「さっきのメールの後で返信くれるんですか……」


【送信】

京ちゃんの
かわいさについ
一人遊び
(字余り)



【返事】
うざいです
きもちわるいから
うざいです


洋榎「五七五で返信キタでー!!!」クワッ

恭子「やっぱそれなりに須賀も楽しんでるんか、これ?」ウーン

漫「優しすぎじゃないですかね」

郁乃「洋榎ちゃんは~どこで須賀君と出会ったん~?」

絹恵「それ、聞きたいわ」

洋榎「ん~? あぁ~! あの運命の出会いやな!!」

漫「何か運命的な出会いでも?」

洋榎「当たり前やん! 全国大会の会場で、うちと須賀は運命的な出会いをやな!」

絹恵「いいから話してぇな」

洋榎「しょうがwwwあらwwwへんwwwwなぁwwww」

絹恵「草生やすな」

洋榎「」

絹恵「おとなしく話せばええんや」ゴゴゴゴ

恭子「(ど、どないしたんやろ)」ビクビク









 全国大会 会場


 テクテク

洋榎「はぁ~疲れたぁ~」コキコキ

 がやがや わいわい

洋榎「ん? 自販機が混んどるなぁ……」

 スタスタ

京太郎「あっ。すみません!」ガチャガチャ

洋榎「? なんや、ナンパか?」

京太郎「いえ、違いますよ」

洋榎「冗談や。って、なんやその量のジュース」

京太郎「実は買い出しに来たんですけど、なんだか自販機が壊れたみたいで」

洋榎「壊れた?」

京太郎「はい。もう、当たりまくって……五本のつもりが二十本に」

洋榎「なんやそれ! 自分、明日死ぬで!!」クワッ

京太郎「あはは、かもしれないっすね」クスクス

洋榎「? そないにうちの顔おもしろかったん?」

京太郎「あ、いえ。そうじゃなくて」

                     ____
               ,. ´ __    `¨¨ヽ
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              , </∧ /   {///////////////> 、
            , </////// ∨__∨//////////////////>、
京太郎「洋榎さんって、カッコイイ人のイメージがありましたから。可愛いところもあるなって」ニコッ

洋榎「っ」ドキッ

洋榎「な、なんや急に! やっぱナンパやないかい!」

京太郎「えええ!? 違いますって! 俺はただ!」

洋榎「ただ?」

京太郎「これ、おすそ分けしようかなって」ガチャガチャ

洋榎「お、おすそ分け……なんでや?」

京太郎「今、俺の当たりラッシュのせいで自販機が混んでるんですよ」

洋榎「まぁ、せやな」

京太郎「だから、試合後で疲れてる洋榎さんが自販機を使えないんじゃないかと思って」

洋榎「そういや……なんでうちのこと知ってるん?」

京太郎「あ、そっか。まだ名乗ってませんでしたね」

洋榎「?」

京太郎「俺は、清澄の一年で須賀京太郎って言います。さっきは部長がお世話になりました」ペコリン

洋榎「清澄!? 長野もんやったんか!」

京太郎「アハハ、はい。いい対局でしたよ」

洋榎「せやろ! うちのよさが分かるなんて、ええとこあるやないか!」

京太郎「そんなことないですよ。とまぁ、そういう事情でこれを」スッ

洋榎「そない言うならもろうたるわ。このレモンジーナが飲みたかったんや」

京太郎「え? あの、それはやめといた方が」

洋榎「なんで? 新発売は試すもんや!」

京太郎「いえ、それはいいんですけど。試合後に飲むものじゃ……」アセアセ

洋榎「かまへん! 飲んだらぁぁぁぁ!!」ゴキュゴキュ

京太郎「あ、あああああ!!」

. / /: :.,ィ: : : : : : : : : : : : : : : \i
/ / / i: : : : : : : : : :i: : : : : : : :.\
__i /  /: : : : : : : ;ィ: :}: : : : : : : : : : :.
 i 「`7 /!: : : :∠」_ ハ: i: : : : : : : : :i
=-x /// : :/   ! 「 卞}: : : : : : : : :}
::::i.   / / ==ェx、_ i/i: : : : : : : :/
:C        !::::::::::「ヾ' i: : : : :..:/
''′      |::::::::C  /イ: : :/
        ∨::::ソ i,厶イ\
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             }: :.!   )::)
  /\        ノ|: .:| //
;,、  ̄ ̄   _,,   <  |: :.!//
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    |∧           |: :|
ヽ_,/   ',__        |: :i
_/ ヘ    .i  \.    !:/
》ェ≪    |    \   /
.|| || 》__/     `ヽ
.|| |〃 ̄`ヾ      ハ
洋榎「あ」

京太郎「!」

洋榎「……う」プルプル

京太郎「だ、大丈――」

洋榎「おぶえぁぁぁぁっ!」 ブシャァァァァ

京太郎「」ビチャビチャビチャ

洋榎「……あっ」


 ランドリー


京太郎「……すみません。俺がちゃんと止めてれば」

洋榎「……こっちこそごめんな。ちゃんとクリーニング代出すで」ショボーン

京太郎「いいんですよ。俺の不注意もありますし」

洋榎「そないなわけにはいかん! いいから電話番号教えるんや!」

京太郎「は、はいっ」ピピピ

洋榎「よし。後でちゃんとお詫びするで」

京太郎「気にしてませんよ?」

洋榎「うちが気にするんや!」

京太郎「そう、ですか。なら、お言葉に甘えます」

洋榎「? えらい素直やな」

京太郎「相手の気が済むようにしてあげるのも、優しさだと思うので」

洋榎「ふーん? えらい達観しとるなぁ」アシブラブラ

京太郎「そうですか?」

洋榎「なんていうか、まるで……複数の女にストーキング行為されたことがあるみたいやな」ドヤッ

京太郎「あ、あはは」

洋榎「嘘や嘘! そないな男、おらへんって!」

京太郎「ですよねー」トオイメ

洋榎「ま、とにかくイイ男やと思うで?」

京太郎「本当ですか? それは嬉しいです!」

洋榎「……」プラプラ

京太郎「? どうかしたんですか?」

洋榎「いや、な。清澄の部員とこうも仲良くしてええんかなって」

京太郎「嫌でした?」

洋榎「嫌ならとっくに行っとるわ。むしろ、心地ええなぁっと」

京太郎「なら、いいんじゃないですか?」

洋榎「アホ。そないに簡単や無いんや」

洋榎「うちは主将や。仲間に示しが付かんとアカン」

京太郎「示し?」

洋榎「せや。確かに普段の言動はアレやけどな……うちかて、決めるべきとこは決めてる」

京太郎「……」

洋榎「せやから、大会が終わるまでは……うちは」ギュッ

京太郎「あの、洋榎さん」

洋榎「?」

京太郎「俺も、その気持ち……分かります」

洋榎「え?」

京太郎「俺も……仲間の前じゃ、嫌なことも言えないっていうか」

洋榎「……いじめ?」

京太郎「違います。まぁ、事情は言えないんですけど……身の回りでおかしなことがあって」

洋榎「うんうん」

京太郎「それが、仲間の暴走だって知っても……俺は、みんなを傷つけたく無いから本心が言えない」

洋榎「……」

京太郎「時には嫌だって言いたい時もある。気持ち悪いって思うこともある。でも、俺は我慢しなきゃいけないから」

洋榎「……せやったか。須賀、頑張っとるんやな」

京太郎「はい。だから、洋榎さんと俺は同じなんです」

洋榎「立場に縛られる……か。その気持ち、分かるで」

京太郎「すみません。なんだか、愚痴っぽくなっちゃって」ポリポリ

洋榎「かまへん。むしろ、それを聞けて嬉しくなった」ポンポン

京太郎「洋榎さん?」

洋榎「なぁ、須賀。初めて会ったうちがいうのもなんやし……おかしな話やって思うんやけど」

京太郎「?」

洋榎「もし――須賀がよければ」

              /: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
             ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
          ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
        〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽハ
.      / : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ヘ: ヾ
.      /: : : : : : : : : :,イ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ハ: :Λ
    ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l  ':,: : l: : : : : : ハ:.ヽ':、
.   /: : : : : : : : : ,:.、:,' l: : : : : :l: : :l   V:.l、.: : : : : :l: : ヘ':、
  ,: : :.,': : : : : : /: :./\!: : : : : l V:.',/ ',::l V: : : : : :l:V: :ヘ:.、
.  l: : /: : : : : : :,' V:l  _ V: l: : :ハ V:L_  !:.l l: :/: : : l;ハ: Λ':,
.  l: :,l: : : : : : : l  ヾ, __ ヽマ: : ヘ_ヾ、_ }:/ !:/: : : /: :/ハ: :l: ヘ
  V:.l: : : : : : :≫末宕丁 ` \:ヘ 洋宕末≪,/: :ア、/:/:.l: :!: :.ハ
.   V!ヽ: :ト、: Λ. し::::ハl        し:::::::}  /:/!: :.V Ⅵ: :': : .:ハ
    ',l 入:lヽ: ハ Vぅソ       Vぅソ イ: : :l、: :.Λ ,j:/: : : : ハ
     /: :/l: : :l:! : : :   ,      : : : :  l: : :.l V: : ヘ  }':,: : :l: :',
.    ,': :./ l: : :l l                l: : :lノ ',: : : l l: :}: : l l:.l
   ,: : :'  l: : :l ',     _   _,      -!: : l  V: : l l: ハ: :l l: l
   V: l   !: : :! ‘ 、      ̄       /,:' ': :.,′ }: :/ /:' }: l l:/
    ヾヘ l: : :l   `  、    ,  イ:/ ,: :/  // 〃 ,: / ,'
     \ l: : :l      r>‐ ´   lTヘ ,: /  /      /:,'
       V: :.',   / l }      У V:/        〃
        _入:.ハ-ァ´  ゝ、   /   /:/ Yー= -  、
    γ´   ヽ:.V      λY    〃  }       ヽ
    /       l    /  }‘,       /       / ‘,
.   /        l  /     l ‘,     /       /   ‘,
洋榎「うちと――」











 時は進んで 姫松

洋榎「まぁ、そないなことがありまして? うちと京太郎はラブラブに?」

漫「ま、まさか……」

恭子「あ、あー」

絹恵「……」ブツブツ

由子「深い事情があったのよー」

郁乃「ええやん~! 素敵やん~?」

洋榎「てへへっ! まぁ、ええからメールの続きや」

絹恵「……」


【送信】

好きだよ! 今日ちゃん大好きだよ!
今日ちゃんのウ●コなら食べれるで!!!!


【返事】
なし


漫「ええええええええええええええええええ!?」

恭子「アカンわ。あの話の後でもこれはアカンわ」

郁乃「これぐらいがデフォとちゃうん~?」

恭子「黙っててください」

郁乃「あ~ん!」


【送信】
京ちゃんがディズニーシーに行きたがってるって聞いたで!
ディズニーショップでパスポート2枚買っちゃったwwwwww
二人で行こうや!


【返事】
断ります
和に好きな人ができたそうなので、あげてください

※この時の京ちゃんは和のロケットで、勘違いをしています


洋榎「もうwwww優しいなぁwwwww譲ってあげるなんてwwww」

恭子「凄い積極性やな」

郁乃「微笑ましいわ~」

由子「でも断られる辺りがらしいのよー」

恭子「というか、単発じゃなくて続いたメールとか無いん?」

洋榎「一応あるで」

漫「(一応レベルしか無いんだ)」

洋榎「これなんか可愛いで」


【送信】

京ちゃんの小さい頃の写真が欲しいなあ
ショタ京ちゃんもかわいんやろうな
でも京ちゃんがおじさんになってもうちは大好きやで!!


【返事】

なんでそういうこと言って恥ずかしくないんですか?


【送信】

うちの京ちゃんに対する愛が本物だからや!
京ちゃんがおじあちゃんになっても変わらへん!


【返事】

そこじゃなくてですね
写真とかショタとか


洋榎「京ちゃんwwww突っ込み上手wwwww」

絹恵「死ね」

漫「!?」

恭子「ど、どないしたん?」

絹恵「え? なんもあらへんですよ」

郁乃「いい眼をしとったで~! ギンギラギンや~!」

由子「いちいち古いのよー」

洋榎「これなんかもええなぁ」


【送信】

京ちゃんはお父さん似?お母さん似?
うちらの子供は京ちゃんに似るとええな!


【返事】

子供以前にひろさんみたいな人が親になるのを想像できません
でも似るなら雅枝さんに似て欲しい


洋榎「おかんはアカンwwwww」

絹恵「おかんがタイプ……」ブツブツ

郁乃「もっと色んなの見たい~!」

恭子「もう腹は括ったで」

由子「……覚悟完了なのよー」

洋榎「どんどん行くでー!」


【送信】
京ちゃんのシャツってどんな匂いがするの??
そもそも汗かくん?


【返事】
洗剤の匂いがしました


恭子「なんやこれ。普通にカップルっぽいやん」

洋榎「せやろwwwせやろwwww

絹恵「……」


【送信】

おやすみ京太郎、愛してるで


【返事】

おやすみなさいひろさん
あと、しんでください


洋榎「もうwww焦らし上手wwww」

漫「せやからポジティブ過ぎですって」

恭子「まだ覚悟が足りんようやな漫ちゃん」キュポッ

漫「あひぃー!」

 カキカキ

漫「なると巻き!」

恭子「はなまるや!」

郁乃「微笑ましくて可愛ええと思うんやけどな~」

洋榎「代行は流石やな」

恭子「頭おかしいもん同士、通じるんやろうか」

郁乃「あ?」

恭子「なんでもあらへんです」


【送信】

京ちゃん今うちのこと考えてたやろ?
分かるでーふふふっ


【返事】

あれ、殺意が伝わったのかな?


洋榎「うちらはwwwwいつもwwwww以心wwww伝心wwww」

漫「二人の距離つなぐテレパシーですか?」

由子「とてもそうは思えないのよー」


【送信】

今日は後輩にもてもてだったで
あ、女やから嫉妬せんといてな?

京ちゃんはかっこええし、モテるから彼女としては心配や


【返事】

うん、すごい変な人達に好かれて困ってる


【送信】

ストーカー!?
そいつの連絡先教えてや!

【返事】
yuuki-kataoka916*****ne.jp
nodoka-karen-zero-love*****ne.jp
hisa-hisa-locker*****ne.jp
yappari-kyousaki-n1*****ne.jp
teruterulovers-kyou*****ne.jp
atago-nekineki*****ne.jp
goal-keeper-kyoukinu-n1*****ne.jp
omakaseare! yappariomochi-n1i*****ne.jp
attakai-kyouchinko*****ne.jp

※以下ずらっと数十人のアドレス


恭子「」

漫「」

由子「」

絹恵「……」

郁乃「あら~」

恭子「嘘やろ、こないにストーカーされとるんか」ガタガタ

郁乃「よっぽど男前さんなんやね~」

洋榎「うちの旦那様やからな!」ドヤッ

漫「あれ? 見覚えのあるアドレスが……」

絹恵「次や! 次!!」


【送信】

にゃーにゃー
ごろにゃー


【返事】

ねこかわいいですよね


【送信】

せや! ねこ可愛いで!!
気まぐれで気分屋さんなところがええんや!
寝てる時の目とか最高やし!
京ちゃんもねこ好きなんて嬉しいなぁwww

京ちゃんはどんなねこが好きなん?
うちはアメリカンショートヘアやな

あ、でも京ちゃんが1番好きやから!!


【返事】
なし


恭子「温度差激しすぎやろ!」

漫「うわぁ」

由子「ここまでくるともはやネタなのよー」

絹恵「……これは?」

洋榎「あぁ、これなぁ」

恭子「ん?」


【送信】

二度とメールしてくるなゴミクズ
うちはお前みたいなアホに興味あらへんのや!


【返事】

どうしました?
何か嫌なことでもあったんですか?



【送信】

ご、ごめん!!!
宛先間違えてもうた……


【返事】

あーもう
死んでください


恭子「イチャつくなやっ!!!!!」ドガッ

郁乃「卓に当たったらダメやで~? めっ!」

恭子「す、すみません」

漫「でもほんま、ええ感じやないですか」

由子「そう見えるのよー」

洋榎「あぁ~京ちゃんかわええなぁ~!」

絹恵「……」

洋榎「このレベルまでくると京ちゃんもうちにデレデレやでwww」

絹恵「ふーん」

漫「とてもそうは見えないというか」

洋榎「これ見てみぃや!」

【送信】

お小遣いは何に使おうかなー
なんやなんや?
京ちゃんはうちと京都にラブラブ旅行したいんか?

しょうがないなーwww


【返事】

別々に行きましょう
費用はひろさん持ちで


                                 _,. .-‐-、
          _                    /: : : : : : :ヽ
      ,. :''"´: : : : :`ヽ、          /: : : :_; : : :-:‐:-. . . ._
     /: : : : : : : : : : : : : : : : :‐-. . . .-‐ ''ン; : ''": : : : : : : : : : : : : :`:ヽ
   /: : :_; : : -‐-x: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
  /: :, '"´ , : ''"´: : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::.
. //  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
 {.i  /: : : : : : : : : :_:_: : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\
. |j /: : : : : : : ; ''"´   ̄  ー-‐‐7: : : : : : : /l: : : : : : : :iハ: :ヽ`/: : i : : : : : : :}`ヽ
    {: : : : : ./           //: : : : : : : / .l: : : : : : : :i .i: i/ i: : : :}: : : : : : : i : : : . 、
   i: : : :/            /:.:/: : : : : ∧7‐-=ミ:ハ : : : :.!/  j: :ハ∧.: : : : :ト,:i  ̄ `ヾ;,.
   i: : :/             /:.:/{:.i: : : :.i:i リ   i:./ _\: : :i =ニテオ=z≦!: : : : :} '!    /: :}
   ヾ: :i           /:./   i:ハ: : : |:| _,z=オ芹「  \:!  i:::;;;しイ j: : :./:V   /:/
     \__,        'イ     lj ヾ: :i:| '"i::::;;;しイ.      弋::::::ソ ,厶イ:.:ハ :i   /
              `ヾ=---' //\!ト、 弋_::_;ソ         ̄  i |: !: i i }/
                     // |: :i ∧         '_         i |: : .i i:.!
                   {:.i  .|: :!: :∧      / `ヽ    イ l: : :i //
                   ヾ\ |:.:i.:/  ` .     i__,ノ  / iリ |: ://
                           i:.:i/     ≧-  _  イ  ,/ i:/
                        i:.|      八|      ,ハ__   /
                       ';.! _,, -‐f´  \  /  i ` ‐-  _
                      , ''"    {.    ∧_∧   }       `ヽ
                        /    /.   \. _/x==x`ヾ_,ノ      i
                    //  i   ___{{__〃V \        i    \
                        /    .l. / ,、ヽヽヽヾ! i\,ノ       ./     \_
                  /      i / ゝ_/_/_/_/ー-、. \     V          ̄_`ヽ
                  ∠__      /      _,, イ ̄          〈           /::::i i
                  {::::/ `ヽ.  /     -‐‐''"  .|             }::.i      /\:::ノ ノ
洋榎「別々に合流して! 京都でイチャつきたいって書いてるやろ!!!!」

漫「ねぇよ」

恭子「!?」

恭子「しっかし、見事にこっちからしか送ってへんな」

洋榎「たまにやけど、京ちゃんから二通連続でくることもあるで」

恭子「ほんまに?」

洋榎「これとかそうやな」


【送信】

京ちゃん大好きや
京ちゃんとエッチなことしたいでー!
いっぱいセクロスしたいんや!


【返事】

どっかで男引っ掛けてください
おとこひっかけの洋榎さん



【返事】
ごめんなさい
自分で言っててなんですけど、今のギャグは無しで


洋榎「ああああもうぉぉぉぉぉぉ!! 可愛ぃぃいぃぃっ!」

絹恵「可愛い」

漫「まぁ、今のはちょっと」キュンッ

恭子「悪くは、無いかもなぁ」キュンキュン

由子「イイ」キュキュン

郁乃「つまみ食いしたくなってきたで~」ウズウズ

 ちゃらら~ん♪

洋榎「ん、なんや京ちゃんから返信や」

絹恵「え?」

恭子「いつの間にメール送ってたん?」

洋榎「ついさっきや。返すの早いなぁwww」カチカチ

【送信】

今京ちゃんとのメールを友達に見せて自慢してたんや
ラブラブだねって言われたで!


【返事】

どう読んだらラブラブなんだですか?
しんでください

あと、姫松の皆さんお疲れ様です


恭子「礼儀ええな」

漫「いい人ですよね、やっぱり」

由子「精神が強靭なのよー」

絹恵「うちのメールに変身してくれへんのにおねえちゃんには……なんでや」ブツブツブツ

洋榎「なんて返事しよかな~」

恭子「たまには引いてみたらどうなん?」

洋榎「引いてみる?」

恭子「分かった。今まで迷惑掛けてごめん……みたいなさ」

漫「ええですね」

洋榎「引いてみる、か。そやな! たまには引いてみるんのもええかも!」

洋榎「よし! 送ったで」


【送信】

またしんでくださいって言わせちゃったな
迷惑かけてごめん

もうメールはしないようにするで



洋榎「後は返信待ちやな」

恭子「待ってる間に他のメール見よか」

洋榎「ハマってきたんか恭子」ニヤリ

恭子「ち、ちがっ」カァァ

洋榎「まぁええわ。次や次」


【送信】

京ちゃんはどういう女が嫌いなんや?
あと、好きなタイプも教えてぇな


【返事】
嫌いなタイプ
関西弁でしつこくて、メールが好きな、関西弁の人

好きなタイプ
他人を想う優しさがあって、意志が強い……金髪の人



洋榎「京ちゃんwwww好きなタイプと嫌いなタイプwwww間違ってるwwww逆やwww」

恭子「もう諦めたらええんやないかな」

漫「勝算無さすぎて辛いですね」

絹恵「関西弁、嫌い……そうなんだ」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

 ちゃらら~ん♪

洋榎「ん? また返信きたで」

恭子「返信ってさっきの?」

洋榎「せや。見てみよか」カチカチ


【送信】

またしんでくださいって言わせちゃったな
迷惑かけてごめん

もうメールはしないようにするで

【返事】

はいはい
ひろさん、おととい自分が送ったメール見てくださいね


由子「おととい?」

漫「心当たりあります?」

洋榎「なんやったっけな……?」

恭子「遡ってみぃや」

洋榎「これやろうか?」


【送信】

今日は全然返事くれへんね
もうメールせんからな!


漫「ちょ」

恭子「いつものことやないか!!」


     _,.:.:.:.:.:. ̄ ̄:.:.:.:.:...
    /⌒.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`<⌒ヽ
  /.:.:.:.:.:.:._|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ',.:.:.:.
  .:.:.:.:.:.:.:./ |.:.::.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:.:.:.:.:ハ.:.:.:!
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 八.:.:∨ _,, \_|  ,_  |:.:/:.:i|.:.:.|
   ∨|:|'´⌒     ⌒` レ'.:.:.:リ.:.:.|   ─    _   (⌒Y⌒)
   〈::从 "   ′__  "  ,|:.:/l/:.:.:.:   ̄ノ ̄   / \ \_/
   ヽ|:|    ‘   ′ ,.イ:|/:::::::.:.:.:|
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     _ --イ >‐<´  />- 、.:i|
    ./    レ ∨ `ー′   i:.:/
    /    /介\    /   |/
.   /   〉   ∨ |∨        |
  〈  /   / :|     |   ∧
洋榎「てへっ」

恭子「かわいないわ! アホ!!」

絹恵「……」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ


洋榎「明日も休みやし、長野に行く準備せな」

恭子「相変わらずのストーカーやな」

漫「向こうに行っても相手されへんと思いますけど」

洋榎「なんで?」

恭子「いや、だってメールじゃ」

洋榎「あれ? ちゃんと最後まで話さへんかったっけ?」

漫「?」

由子「?」

恭子「何をや?」

洋榎「せやから、うちと京太郎が出会った日のことやけど……」








 全国大会会場


京太郎「洋榎さん?」

洋榎「なぁ、須賀。初めて会ったうちがいうのもなんやし……おかしな話やって思うんやけど」

京太郎「?」

洋榎「もし――須賀がよければうちと――」

京太郎「うちと?」

洋榎「うちとだけは、本音で話さへん?」

京太郎「えっ? 本音で?」

洋榎「せや。うちって、ほら。言動がウザったいときあるやろ? 絹や恭子にもよう言われるんやけど」

京太郎「そう、なんですか?」キョトン

洋榎「うん。せやから、うちと話してる時にうざいと思うたらウザイって言えばええ。死ねと思ったら死ねって言えばええんや」

京太郎「え、ええ!? でも、そんな!?」

洋榎「その代わり! うちも須賀の前では全て本音で話す! 思ったことを素直にや!」

京太郎「!」

洋榎「どや? 悪い条件やないやろ? うちもお前もスッキリや」ニコニコ

京太郎「……ふふっ。じゃあ、俺からも一つ条件があります」

洋榎「……条件?」

京太郎「はい。それは――」










 姫松


恭子「つ、月に一度!? 直接会うやってぇ!?」ガタァーン

洋榎「せやで。ほら、本音で話しすぎて険悪になっちゃマズイからって、京ちゃんが言うから」

漫「それで、明日がその日ってことですか?」

洋榎「まぁな。それに、京ちゃんが悪態吐くんはメールと電話だけなんやで」

恭子「は?」

洋榎「やっぱ直接会うといつもの調子でなwwwメール弁慶やろwww」

絹恵「は?」

洋榎「まぁ、ホンマは……」

恭子「ホンマは?」

洋榎「早く、直接会っても……本音を吐き出してくれるくらいに、仲良くなりたいんやけどな」ウツムキ

恭子「……そっか」

漫「ちょっといい話ですね」

由子「不覚にも感動したのよー」

洋榎「せやから、うちは京ちゃんの前じゃ自分を隠さないし、言いたいことも言う」

  (`ヽ          ___
   ヽj         /: : : :/:.\
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  (:( ∧':.:i-=v. ヽ:!-___   丿イj:丿: :j: :.)
   \i/ |:.ノxxx ,   '' ̄ヽ  |:.|ヽ、://i
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.       l:i /  ̄ フ ='' ¨ア ̄ !:!ー-、:l: : リ
洋榎「傍から見れば、アホみたいで気持ち悪いかもしれへんけど……これがうちと京ちゃんの絆なんや」

絹恵「……」

洋榎「せやから、このメールをやめるつもりは無いし。京ちゃんからの毒舌は、むしろ嬉しいんや!」

恭子「そこまで……」


洋榎「(それだけ、京ちゃんの気持ちが楽になるんなら――尚更)」


郁乃「ええ話やん~!」

洋榎「ふっふ~ん♪」

恭子「……なぁ、それマジなん?」

洋榎「? 何がや?」

絹恵「だから、その……清澄の須賀と付き合ってるって」←京ちゃんという情報だけで清澄の須賀京太郎だと特定

漫「……?」 ←ここで不審に思ってる漫ちゃん


 推理小説が好きな人はピンと来たかも


洋榎「ということや! 明日は長野で京ちゃんとイチャイチャライフ!」

漫「頑張ってください!」

由子「応援するのよー」

絹恵「夜道に気ぃつけてな」

郁乃「お祈りしておくで~!」

恭子「まぁ、期待しておくわ。後で話、聞かせてな?」


洋榎「みんな、ありがとな! うち、必ず京ちゃんをゲットしたるわ!」


                                         __
                                        ,/ : : :\
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                             , . :'  ̄: : : : :  ̄ ` 丶、: : :| i
                           /: : : : : : : : : : : : : `ヽ、: :\: 〉:|
                            / ': : : : : : : : : : : : : : : `ヽ \-._\|
                           // : : : : : : : : lヽ、: ヽ、 : 、: ',ヽ:丶_: :゙>.、
                          /,'/::/ : : : !: : : : :.l  .X∧ヽ: :i: : ハi:゙', :l ;`iヽ、丶
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                        i /::/: : : :! l:.l iハ: : :'\ xヤ叭カ 〉:k┤:´:ヽ:/!.  〉.:〉
                         /:{::/l: :i : :.-什ー \:.〉  弋 _ソ /イ :Y´丶: !:/   /:/
                        /:/.!: i !: :i  i xヤ叭 `゙      ´ l :i.  ,!リ./  ./
                 _    /::/   ヽ:!ヽ:i',: :` 弋ソ          l :レ,'.;/   ´
                /´冫\/:/.     \'マヘヽ.   `   -       |:ト'.:〈
                _ ヘ、\゙/:/        ( :{: : !: 〉.   く     l    /|!{iヽ!
.           /´   〉 .! / /.i:!     _./ヽ: 、l: :!:ヽ、  ` - ′ /  }!ヽ  , -─ ‐ 、
         〈 ,弋!丶.v` / .!  _ -彡: : : : :`: ゙ -!: _: : ≧‐ _ .イ   /|! /./       \
             i.   ヽ   〉 ≦彡 :´: : : : : : : , :-!:{       / }- ´  .' /  ′         \
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            ∧   V: :.;': : /     /  , '` /´.入. \          |、´.     |
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.            l::{   ヤ     丶::匕>、    /   |i. / li             l 丶   ./
            l:!   l.     ゙.冫` 〉  .i     |! /  .|i               /  ! /\
               ヘ    ヽ      ヽ   ゙丶_i     ゙ |  丶           /   .∨_ _冫、
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洋榎「おとこひっかけの洋榎とは! うちのことやで!!」ニッ


 京太郎の部屋

 ブーブーッ

京太郎「ん?」パカッ

【受信】
 いよいよ明日はデートやな!
 勝負下着は黒がええかな? それとも白?

 京ちゃんと会えるのが楽しみや!!


京太郎「……ふふっ」カチカチカチ  

 パタン


【返信】
 下着は無しで
 会えるのは、俺も楽しみ――かも



 九章 思い込みメール 彼女気取りのネキ

 カンッ