明華「きゃーっ♪」

京太郎「…」

明華「きゃーっ、素敵ー♪」

京太郎「…」

明華「はぁ~、なんてかっこいいのでしょう…そう思いませんか京太郎!」

京太郎「あの…」

明華「もーノリが悪いですね~!こんなにかっこいいのに」



京太郎「自分の中学時代のハンドの試合をそんなテンション高く観られませんって」



明華「何を言ってるんですか!もっと自分に自信をもって」

京太郎「自信とかそういう問題じゃなくってですね…てか、これ観るの何度目ですか」

明華「3度目ですよ?」

京太郎「…飽きないんですか?」

明華「全然っ♪ でも京太郎が嫌なのでしたら、こちらの『学校祭ゲリラライブ』の映像でも観ましょうか」

京太郎「ハンド最高!」

明華「いぇいっ♪ハンド最高!」

京太郎「はぁ…」

明華「ところで京太郎、ボールを久々に握ってみたくありませんか?」

京太郎「え?まあ、時々やりたくはなりますけど…」



明華「ここに……ボールが二つあるんですけど、どうです?」


京太郎「ボール?」




明華「ほら、私の胸元に…」



京太郎「…ヴプーヴェリピティ シルブプレ?」



明華「もう、わかっているくせに…あなたがじーっと見ている、こ~れ♪」プルンッ

京太郎「」





テレビ『さあ、ゴール前の行き詰る攻防!
    攻め時を窺う××中、対してここは抑えたいエース須賀率いる○○中!

    ボールが目の前で弾んでいる!』




京太郎「……須賀、行きます!!」バッ




テレビ『おおーっと!須賀が飛び出してボールを奪ったぁぁーー!!なんという荒技!!』




明華「きゃんっ♪強く握りすぎですよ~♪」


京太郎「うおおおぉぉぉーーー!!」ギュッ グニッ モミモミモミモミモミモミモミ





テレビ『そのまま一直線!守りは手薄だ!どうだ須賀!行けるか!須賀が跳んで…投げた!!』




京太郎「明華ぁぁぁーーーー!!」


明華「京太郎ぉぉぉーーーー!!」





テレビ『ゴォォォォォォーーーーーーーーーール!!!』



……

………

…………



以降、京太郎の試合が収められたDVDを手に取るのが二人の『合図』になった


カンッ