「駄目やね…開かないわ」

「そうですか」ごそごそ

恭子が扉に手をかけ開けようとするもビクともしない。
そんな恭子の声に京太郎は返事を返した。

「…携帯も部室やしな、誰か気づいてくれへんかな」

「誰にも伝えてないですからね」がさごそ

「そうやった…どないしよ」

京太郎の言葉に恭子はため息をついた。
判ってはいたがこんな事になるとは思わなかった。

「……代行のせいやね、あの人碌な事せーへんな」

「あー眠いから布団欲しいって言ったのあの人ですか、おっこれ使える」ガチャガチャ

「これから夜になったら寒くなるし……あっちゃうで?体で暖めあうとかそないな事考えてへんから」

そう言うも恭子は顔を真っ赤にもじもじと太股を摺り寄せる。
そんな恭子を京太郎は気にせず作業を続けた。

「あっ…でもいざって時はしょ、しょーがないしな」

「あーそうですね、うんいい感じだ」

恭子は両手を頬に当て顔を赤くする。頭の中で想像したのだろう。

「い、いい感じとか何言うとるん!!」

「良くないですか?これ硬さも十分ですけど…」

「か、硬い?!」

京太郎の言葉に恭子は頭から湯気が出るほど真っ赤になった。

「きょ、京太郎…何しとる…ん?」

恭子が京太郎のほうへ振り向くと言葉に詰まる。
京太郎が何やらいつの間にか出来たソファーに座ってお茶を飲んでいた。

「…自分本当に何しとるんや?」

「寒いんでマット分解してベッドとソファーを作ってました」

「その手に持ってるお茶は?」

「こんな事もあろうかと準備を」

「何もんや…自分」

『普通の高校生ですが?』

カンッ