――それでは須賀京太郎くん、話してみなさい


刑事さん、俺は……友達の女の子を襲ってしまいました


――それは性的な、という意味かな?


はい…


――どうしてそんなことをしたんだ?


……事の起こりは昨日、小瀬川白望さん…俺の二つ上で岩手から遊びにきてくれた子がいました

出不精な彼女が会いに来てくれたので俺は嬉しくって、一日中案内をしました


――うん


そして彼女が俺の家に行きたいというので、昨日から両親が一週間は家を空けているということを告げて……


――自分の家に連れ込んでしまったんだね


はい……別々の部屋で寝たんですが、朝になると何故か隣にシロさんがいて……


――そこで犯行に?


いえ、その時は何も起こりませんでした、かなりムラムラはしましたけど


――あ、ああ…そうなの


どうやら彼女は最初から俺の家に泊まるつもりだったらしくて、宿はとっていないと言っていました
そんな彼女の信頼を裏切るわけにはいきません

ともかく俺は朝を乗り切り、まだ寝ているシロさんをそのままに散歩しようと家を出ました


すると、鹿児島で巫女をしているはずの神代小蒔さんが寝巻き姿で何故か俺の家の前をふらついていました


――鹿児島?巫女?寝巻き姿?……ごめん、ちょっと情報が多すぎるな


彼女は巫女さんなのでワープが出来るんです、そしてよく寝て、ときどき寝ぼけたりするんです

きっとこのときも寝ぼけてふらふらとうちまで来たんでしょう


――え、わー…ぷ…? なにそれ………まあ、話の続きを


声をかけようと近づいた俺に彼女はいきなり抱きついてきました
驚いている俺にお構いなく豊満なバストをぐりぐり…いや、ぶよんぶよん……それともたぷんたぷん?


――擬音とかどうでもいいから


まあ、とにかく押し付けてきたんです
甘ったるい声で「きょうたろうさまぁ~…」と囁きながら…

引き離そうとしても「いやですぅ~…」と体を円を描くようにくねらせながら抱きしめる力を強めてきて…


――え、それ起きてるんじゃない?


寝てます


ハギヨシ「私が化物じみてる?

     いえいえ、所詮私は十傑集の候補はおろかA級幹部にすらなれなかった落伍者ですから。

     いくら私でも素手で使徒と渡り合うなんて離れ業は出来ませんよ。不老不死でもありませんしね」

京太郎「……あの、ハギヨシさん。何の話ですか?ジュッケツシュウだかシトだかって」

ハギヨシ「いえ、昔の事ですよ。国際警察機構に囚われてから旦那様に拾われていなければ

    私も未だBF団の尖兵として戦っていた未来があったかもしれませんね……」フッ

京太郎「ハギヨシさんが厨二病にかかった」


――そ、そう……で、そこで我慢できなくなって…?


結局、小蒔さんは追いかけてきた彼女の仲間たちが「確保ですよー!」と言いながら連れていきました
混乱と興奮が冷めやらぬまま、俺は散歩を続けることにしたんです


――あ、うん…で?


そうしたら同級生の和が向こうから片手にコーヒーの入った紙コップを持って歩いてきました

「おはよう、珍しいな」と話しかけると、通りかかったのはたまたまであることを何度も強調していたのが印象的で…

朝早い散歩とコーヒーなんて彼女のイメージになかったけど、そういう一面もあるんだろうと俺は思いました


――いや、まあこっちはその和さんのことは知らないから何ともいえないんだけどさ…


で、俺が通り過ぎようとすると突然、和は「ああ、なんということ!手がすべりましたー!」と叫んで、
ばしゃっとコーヒーを前のほうにこぼしたんです

おかげで俺のシャツはコーヒーまみれに


――ん?いやちょっとまって、それこぼしたんじゃなくて和さんが君にかけたように聞こえるんだけど


?…こぼしたんですよ?


――ああ、うん…


そうしたら和はあわてて「これでは染みになってしまいますね!さあ早く私の家に!幸い、今なら父はいません!」と、
ぐいぐいと俺の手を引っ張っていきました

俺の家はすぐそこですから着替えに行きたかったんですけど、流されるままに和の家に

着くやいなや、俺は服を脱がされて…


――脱がされたの…?


まあ、パンツに手をかけらたところで「もういい!」とやめさせました

何故か舌打ちされましたけど

すると今度は俺の体を見て「体のほうも拭いてあげませんとねぇ…」と、タオルで胸板を中心に拭き始めました

その距離の近いこと、ぷるぷる揺れる和のたわわな乳房を自然と凝視していて…

それが和に気づかれると何を思ったか彼女は「…触りたいですか?」と聞いてきました


――そこで君は欲望を解放してしまった?


手が伸びそうになったとき…

「和、起きているか?帰ったぞ」と玄関のほうから彼女のお父さんの声が聞こえてきました

和も俺もびくっとして、冷静な判断が出来なくなり、俺は窓からパンツ一丁のまま逃げ出してしまいました


――え?


そこからは最悪ですね
服はないし、股間は朝から色々あったせいで完全に元気になって、見つかれば通報確実な状態で


――うん、私なら捕まえるね


途方に暮れていたとき、後ろから「あ、京太郎くん?」と声をかけられました

終わった、人生が終わったと思い振り返ると、そこには大阪の愛宕絹恵さんが立っていました


――また新しい子か…


なんで彼女が…と思いましたが、そういえば彼女が贔屓にしているサッカーチームが長野に来ていたんだったな…
と、不思議と冷静になった頭のなかでそんなことを思い出していました

絹恵さんは俺の体をじろじろと見ながら「何があったん?」と尋ねてきましたので、俺も正直にここまでの経緯を話すことにしました

すると、絹恵さんは「よし!うちにいい考えがある!」と…


――嫌な予感しかしないね


彼女の作戦はこういうものでした

まず彼女が俺に密着します


――おい、ちょっと


正面から俺の体を隠すようにぎゅっと密着してきて、いかにもラブラブなカップルを装えば、
人が来ても俺が半裸であることはバレないだろうというものでした

俺の了承をまたず絹恵さんは俺の首に腕を回してきました
ああ、そのしなやかな事といったら……
絹恵さんの魅力はその理想的なボンキュボン体型だけじゃなかったということを改めて知りました

ああ、でも俺の体で潰れて形が変わっていくぼいんぼいんなボインの感触も…


――んなこと知らんがな


人通りも少なかったこともあり、作戦は成功
俺は無事に家の前に着くことができました

絹恵さんにお礼を言うと
「ううん、うちも京太郎君の家に行こうと思ってたとこやったもん!
 でも、京太郎くんに抱きつけてめっちゃ役得な気分やから、これ以上望むと罰当たりそうやし、もうホテルに戻るね!
 あ、でももうちょっとだけ…」

そういって、俺に軽くキスをしていきました


朝からシロさんの寝顔を見たり、小蒔さんに抱きつかれて甘えられたり、和に脱がされながらおっぱいをガン見したり、
色々ありました

更に絹恵さんの体を全身で堪能した後にこのキス

この瞬間、俺のリビドーはマックスになり……


――やっときたか…


顔を赤らめて去っていく絹恵さんに手を振ってすぐ、家の中に飛び込みました

さっさとこのもやもやを何とかして処理しようと思ってたんです


――ああ、まだだったか


そうしたら入ってすぐに、なぜか俺のYシャツを着ているシロさんに出くわしたんです

そうです、シロさんが泊まっていたことをすっかり忘れていたのです

「おかえり」と言ってくれるシロさんですが、もう俺は挨拶を返すどころではありませんでした

なにしろ彼女のは俺のYシャツを肌の上から直接羽織る形で、ボタンもとめず、もう色々見えそうになっていました


と、そのとき、やはり着方が雑すぎたのか


ぱさっと、Yシャツがシロさんの体からずり落ちて……


――わーお…


ぶちっと何かが頭のなかで切れるような感覚を最後に、俺の意識はそこで途切れました



次に目が覚めたとき、倒れかかったときにシロさんまで巻き込んでしまったのか

押し倒すような形で彼女は俺の体の下にいました

シロさんが言うには一時間はその状態だったと…


これがさきほど俺の家で起こった事件です…




…さあ、刑事さん俺を逮捕してくださいっ!!



――え……え、なに?今ので終わり?性的暴行ってのは…?


俺は!シロさんを!一時間も!押し倒していたんですっ!

これは…これは立派な性犯罪でしょう!!


――いやまあ…相手が相手ならそうだろうけどさ……てか、むしろ君のほうが逆セクハラ受けてなかった?


俺は親切で接してくれていた皆に劣情をもよおしてしまっていたんです!

ああ、神よ!お許しください!


――余裕で許すと思う、うん……とりあえずさ、帰ってくれる?
  こっちは忙しいんだから


何でですか!俺は勇気を出して自首しにきたというのに!!


――そんな事言われてもなぁ…君が物凄く我慢強いってことしか分からなかったよ



けれど俺は…!


――ねえ…ところでさ


なんですか!?






――話のなかに出てきた巫女さんって………もしかしてそこにいる子?








え…?

あっ…!こ、小蒔さん!?どうしてこんなところに!
またワープ使ったんですか!?


――ああ、やっぱり…え、「私の未来の夫がお世話になりました」? いえいえ…とにかく連れて帰ってください


え、ちょっと小蒔さん?

なんで俺の手を取るんですか

あ、待って

俺、巫女ワープなんて経験ないですし、ちょっ…



――あ、本当に消えた…………

  (カチッ シュボッ)…ふぅーっ


  …若いっていいなぁ




(その後の京太郎については皆さんのご想像にお任せします)

カンッ