咲「京ちゃん、ちょっといい?」コッチコッチ

京「ん?なんだよ咲」

咲「ほら、久しぶりに『あれ』お願いしたいんだけど…」

京「あ、ああ、わかった」
久「なに、どうしたの須賀君」

京「あー、えっと、咲が飲み物ほしいって言うんでちょっと二人で買いにいってきます」

久「そう、行ってらっしゃい、もう試合も終わってるんだから急がなくていいわよ」

京「はい、失礼します」

咲「いこ、京ちゃん」



京「…よし、このあたりなら人もこないだろ、ほれ、どうぞ」

咲「はーい、お背中失礼しまーす」ギュッ

咲「はぁーー極楽極楽、疲れた心身にしみますなぁ」スンスン

京「なあ咲」

咲「なーんれーすかー」

京「たれ過ぎたれ過ぎ、いやほら、俺らももう高校生なわけでな、こんな、女の子が男の背中に抱きつくなんて、そーいうのはどうかと思うんだけど」

咲「なんだよーいまさらー。昔からずっとやってることじゃん、疲れた時の京ちゃん分補給」

京「いやそろそろこの習慣も見直す時期にきてるんじゃないかと」

咲「もともとは前から抱きついて補給していたところを去年、
もう子供じゃないんだからさすがにそろそろはずい、という京ちゃんの要望により後ろからというスタイルに変更しており、こちらはすでに一度譲歩している、これで納得していただけないのであればそれは京ちゃんさんサイドに問題があるのではないか」キリッ

京「はいはいわかったわかった、…まあ最近頻度減ってきたからいいんだけどさ。今日はさすがに疲れたか」

咲「ん…、天衣さん本当に強かったからね、だからこそとても楽しく打てたけど、そのぶん疲れたよ」

京「凄かったもんなぁあの人」

咲「これでも普段は、いつまでも京ちゃんに頼りっぱなしじゃいけないなーって、自重しなきゃなーって思ってるんだよ?本当なら大会前にも補給したかったところをぐっと我慢したし、でも今日はあんなに強い人に勝てたし特別ってことで、久々に甘えてみました」

京「今日は頑張ったもんな、思う存分やっちゃってくれ」

咲「言われずとも!…でもさぁ、京ちゃんはこういうことしたくならないの?」

京「こういうことって?」

咲「私が京ちゃん分充電したくなるように京ちゃんは私分ほしくならないのかなーって」

京「俺は咲と違って燃費いいからな、わざわざ抱きついたりしなくても普段のおまえを見てるだけでも十分なんだよ」

咲「そうなの?」

京「ああ、自分じゃ気づいてないだろうけど、今日とか大将戦終えて戻ってきた時、おまえ凄いいい笑顔してたんだぜ、あれを見れただけで俺は十分満たされたよ」

咲「そうなんだ、お互い満たしあえて、うまいことできてるね、私達」エヘヘ

京「だなー」ハハ



久「あれでまだ付き合ってないってんだから凄いわねーあの二人」コソコソ

まこ「理解できん世界じゃのー…」