佳織「はぁぁぁ~~……どぅへ、どぅへへへへぇ~…」


和母「ワハハ…朝からずっとかおりんがこんな調子だぞー…泣くぞー…」

東急「憂鬱そうにため息ついたと思ったらニヤニヤし出して、気持ち悪いっす…」

果樹「一体なにがあったんだ…?」

なんかカード集めてる人「うむ」



佳織「はぁぁ~……須賀京太郎くん…」


…………

それは運命的な出会いでした


佳織「えーっと、乗る電車は……あれだよね?
   あっ、出ちゃう!ま、待ってくださーーーい!!」


目の前で閉まり行くドア、とろい私の運動不足の体はあまりにも無力でした

ああ、次の電車までどれくらい待つんだろうか…と、諦めていたその時



京太郎「よっと……あっれー駅員さーん足挟まっちゃいましたー!」


佳織「…え?」


なんと、中に乗っていた男の子が閉まる直前、わざと足を伸ばしてドアに挟めたのです

当然、電車は一時ストップし、ドアも開放されました

駅員さんに注意をされながら男の子はこちらにウィンクをし、親指をくいっと電車側に向けました



佳織「!!」



その映画でしか見れないような仕草の自然なこと

ジーンズとポロシャツというありふれた格好でも華が感じられる彼だからこそ許されるのでしょう

ともかくそのどさくさで乗り込めた私は男の子にお礼を言い、せめてお名前だけでもと聞き出したのが……



佳織「須賀、京太郎くん…」


京太郎「そうそう、まあこっちが好きでやったことだから気楽にしてよ」


佳織「いえ!そんな、本当にありがとうございました!」


京太郎「はは、だから大げさだって…」



ですが、この後すぐに京太郎くんは電車を降りてしまいました

名前だけ聞いて満足してしまった私はどこのどういう人かを聞く事も忘れていたのです

本当にどこまでもとろい自分に泣きたくなりました

それでも、運命があるならきっとどこかで会えると……


…………


佳織「ぬぇへへへへ………はぁ~、京太郎くん…」


渋谷から横浜まで21駅「なんか人名呟いているっすよ…スガ、キョータローだかって」

智美だか智葉だか「須賀京太郎…って、どっかで聞いた名前だな」

なんか色々コラ画像作られてる人「あぁ、清澄高校麻雀部の男子ですね」


ガタッ!


一同「!?」ビクッ


佳織「本当?!遠山の一月さん!?」


なんかケータイで優希と話してた人「(わ、私のことか?)……え、ああ、うむ…はい」


佳織「そっかぁ~……清澄の人だったんだぁ~……うぇへへへへ………

   ありがとう!山月記さん!!行ってきまーす!!」




カンバラだかカモハラだか「ワハハ…一応部活中なんだぞー…もういいや泣くぞー……
             常人の二十倍流すはずだった涙を流すぞー」


なんか日和で一番可愛くなってる人「山と月しか合ってない…私の名前、そんなに覚えにくいんだろうか……」ズーン



果獣「気にするな荒城の月、彼女はちょっと混乱していただけだ」

住みたい沿線ランキング上位「そうっすよ、大江山の酒呑童子さん!元気出してほしいっす!」



なんか前髪が刺身包丁っぽい人「うむーーーーん!!」

智美だか智世美だか「オオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ」


…………


佳織「清澄までいく駅があそこだから……


   えーっと、乗る電車は……あれだよね?
   あっ、出ちゃう!ま、待ってくださーーーい!!」


目の前で閉まり行くドア


京太郎「よっと」


電車は一時ストップ


佳織「須賀、京太郎くん…」




和母「泣くぞー…」


なんかケータイで優希と話してた人「清澄高校麻雀部の男子」


佳織「ありがとう!山月記さん!」


果獣「荒城の月」

住みたい沿線ランキング上位「大江山の酒呑童子さん」


なんか前髪が刺身包丁っぽい人「うむーーーーん!!」



佳織「待ってくださーい!」

京太郎「よっと」

佳織「山月記さん!」

なんか前髪が刺身包丁っぽい人「うむーーーーん!!」






カンッ