京太郎「え?」

白望「だから、逆上がりの練習に付き合って」

京太郎「誰だアンタ」

白望「小瀬川白望」

京太郎「嘘だー白望さんの口から運動に関する言葉なんて出てくるわけなーい俺は夢を見ているんだー寝なおさないとー」

白望「寝なおすなら私の家に……そうじゃなくて明日公園で、よろしく」

京太郎「え、あの、ちょっと………まあいいか

    しかし咲じゃあるまいし逆上がり出来ないって、いきなりすぎるよなぁ」


…………


咲「へくちっ!…い、いま京ちゃんが私に愛してるって言った!絶対言った!」


…………


京太郎「あの」

白望「何か?」

京太郎「何かじゃないです、なんすかその格好」

白望「ミニスカ、動きやすい」

京太郎「う、動きやすいって…なんでジャージとか着てこないんですか!」

白望「京太郎は私のジャージ姿が見たかったの?……えっち」

京太郎「どういうこと!?」

白望「京太郎が元気で何より、早く始めよう」

京太郎「あーもう俺は知らんぞ…」


……

京太郎「で、では…一度どんなもんかやってみましょうか」

白望「ちょっと」

京太郎「はい…?」

白望「なんで離れてるの?もっと近づいて」

京太郎「い、いやぁ…その……」

白望「それと、正面に来て」

京太郎「し、白望さんがジャージとかだったらそうしたんですけど…」

白望「格好によって対応を変えるの?差別はよくない」

京太郎「いや差別とかじゃなくって」

白望「はよう」

京太郎「はいはい…」

白望「じゃあ、いくよ…っ」


ばっ


京太郎「!?(わ、分かってたことだけど…)」

白望「ん…ちょっと足かけよ」



ぺろんっ



京太郎「し…白…」

白望「呼んだ?」

京太郎「い、いえ…(ぱ、パンツ!白望さんのパンツ!!柔らかそうな綿パンツ!!完っ全に丸見え!!)」

白望「っと…京太郎、ちょっと来て」

京太郎「ひゃ、ひゃいっ?!」

白望「可愛い…じゃなくて、回りやすいように下から支えて欲しい」

京太郎「あ、ああ…そうっすね、では……」

白望「ストップ………なんで腰?」

京太郎「ふぇ?」

白望「ちょー可愛い…じゃなくて、回りやすいように下から支えて欲しいって言った」

京太郎「は、はい…」

白望「つまりテコの原理で回って感覚をつかみたいということ、作用点が私の上半身として支店がこの鉄棒、

   力点は?」

京太郎「白望さんの下半身ですね…」

白望「いま京太郎は腰に手をやろうとしたけど、個人的に腰よりお尻のほうがいいと思う」

京太郎「え」

白望「力点は支点から遠いほうがいい、腰とお尻、支点から遠いのは?」

京太郎「……お尻デス」

白望「よろしい、はよう」

京太郎「し、失礼します……」


すっ…


白望「…そんな軽く触って支える気あるの?」

京太郎「んなこと言われても…」

白望「もっとぎゅっと、離さない様に、肉を掴んで」

京太郎「えぇ…」

白望「おう、早くしろよ」

京太郎「なにこの人……えぇい、どうとでもなれ!」


ぐにゅうっ♪


白望「おうふ…悪くない」

京太郎「うわぁ…すっげぇ、指が埋まってく、なにこれすげぇ…うわぁ…」


むにゅにゅっ♪ ぐにゅっ♪ にゅんむっ♪ にゅむっ♪


白望「あっ、んっ…んん、運動前のマッサージ?ありがと…」

京太郎「はっ!お、俺は一体何を…!?」

白望「それじゃ、もっかい回るよ」

京太郎「俺としたことがいくら白望さんがエロい体してるからって、その毒気にあてられてしまうとは…
    いかん、こんな姿を中学のときのハンド部の奴らが見たらがっかりしてしまうだろう…!
    頑張れ須賀京太郎!負けるな須賀京太郎!お前はハンドボール部のある中学が五校しかない長野において、
    全国レベルの逸材と目され、北は北海道、南は沖縄までありとあらゆる高校から誘いを受けた男だろう!
    それら全てを断った理由はおっと喋りすぎてしまったフフ、いかんなぁ年を取ると話が長くなってしま」

白望「…よいしょ」



ぐいっ



京太郎「ぐっ?!むっ、んんんんーー!?(こ、これはぁぁーー!?)」

白望「んんっ、はぁっ、んっ……これでっ、余所見しなくっ、なるっ…」



ぎゅううぅぅっ…!



京太郎「(今、俺の目の前は真っ暗だが真っ白…禅問答のようだが、表現するとしたらこんな感じ

     なにしろ急に白望さんの美しいおみ足が俺の首に巻きついたと思ったら、そのまま引き寄せられ、

     その、つまり…彼女の……こっ、股間に顔を押し付けられて……苦しいけど、とてつもなく夢のような状態に…!)」

白望「あぁ、いい…想像以上に、いい……」



京太郎「(てか、すげー器用だな白望さん

     マジで逆上がりできないんだろうか…………あ、マズイ…)」



白望「はぁ、はぁ、はぁ、京太郎の息が当たって………


   当たらなくなった



   あ」


京太郎「(ああ、そうだよな……白望さんの細い足が首に巻きついてるんだから、そりゃ…

     頚動脈も圧迫されるよ…な………ああ、だめだ……白望さんが心配する…

     何か…何か言わなくちゃ……何か………)」


白望「きょ、京太郎………?」




京太郎「ちきゅうは……白かった……」



どさっ


…………


塞「…で、京太郎を気絶させちゃったわけ?」

白望「しくじった…」

塞「はぁ…まったく『逆上がりが苦手~』なんてよく言えたもんね

  一度回ると慣性に任せていつまでも回っていられることから『風車のシロ』と呼ばれて恐れられているくせに」


白望「おっぱい好きなはずなのに触ってこない京太郎が悪い、下半身で攻めればいけると思い、考えついた作戦だった

   でも今思えば、それなら塞のどうしようもなくいやらしい腰に発情しているはず、でも京太郎は塞には悲しいほどノータッチ

   なんというウカツ」


塞「…ぶつよ」



カンッ