和「須賀くん、スマホを見ていたと思ったら急に笑い出してどうしたんですか?」

京太郎「いや、な。夏になんだかんだあって、電話帳に登録した人数が増えたなぁって、今回はサポートみたいなもんだった俺が選手として参加すれば、これ以上増えるかな? とか想像しちまってな」

和「というか、どれくらい増えたんですか?」

京太郎「うーん、そうだな……ほいっと、見てみ」

和「わ、危ないじゃないですか! 普通に手渡しして下さいよ、落としたら壊れちゃうかも知れないんですから」

京太郎「まあまあ、気にすんなって。一応、カバーかけてあるし、この距離なら咲でも受け取れるのは実証済みだし」

和「それは、須賀くんが移動を面倒くさがってこうして渡してる内に慣れただけでは?」

京太郎「……そういや、最初のころは落としまくってたな……まあ、いいや。とりあえずその電話帳を見てみろよ」

和「壊れたら困るの須賀くんなんですから、気をつけてくださいよ。それでは、見させてもらいますね」

―――――――

和「確かにめちゃくちゃ増えてますね……でも、AAAとかよく分からないふうに登録されてるのは、誰なんですか?」

京太郎「AAAは『阿知賀の』『新子』『憧』で新子さん、SOAは『白糸台の』『大星』『淡』で大星さんだな、あんときは阿知賀の人たちや白糸台の人たちと一気に番号やアドレス交換したから、略して登録してたんだよ」

和「パッと見で分からなくなったりしないんですか? 名前を編集しなおした方がいいと思うんですけど……」

京太郎「あー……じつは、少しパッと見てもすぐに思い出せない人もいる……」

和「それじゃ、連絡必要なときに困るでしょうから、略称をちゃんと名前に直して登録するべきです」

京太郎「俺から電話かけるようなことはあまりなさそうだが……」

和「それに、略称で登録しておきながら誰か分からないとか失礼ですよ」

京太郎「……そういやそうだな、確かに失礼な話だ、ありがとう和、名前の編集はちゃんとしておくよ」



オチはない