咲「京ちゃん、台所借りるね」
京太郎「おぉ、わりぃな」
和「私も手伝いましょうか?」
咲「いいよいいよ。和ちゃんも座ってて」
和「そうですか。ではお言葉に甘えて」
京太郎「二人っきりだね、和」
和「はいはい」
京太郎「ちょっとはノッてくれよ~」
咲「ん?………」
咲「ねぇ京ちゃん、バルサミコ酢なんて京ちゃん使うの?」
京太郎「ん?あー、それこないだ憧が置いてったやつだわ」
咲「新子さんが……」
京太郎「バルサミコ酢なんてどこで使うかなんて俺わかんねーよ」ワハハ
和「………」
咲「私、ちょっと買い物行ってくるね!」
京太郎「え、なんで」
咲「ちょ、ちょっと足りないものがあって!」
京太郎「じゃあ俺も一緒に行こうか?」
咲「うぅん、大丈夫だから」
京太郎「そうか?なら後でお金払うよ」
咲「いいってば。じゃ、行ってきます」
京太郎「迷子になるなよ~」
京太郎「どうしたんだ、あいつ?」
和「はぁ……」
京太郎「なんでため息つくのよ?」
和「なんでもありません」
◆
憧「京太郎、この料理酒どうしたのよ」
京太郎「こないだ咲が置いてったー」
憧「咲、ね……」
和「………」
京太郎「なぁ、それ飲んだら美味いのかな?」
憧「やめときなさい、飲めたもんじゃないから」
◆
京太郎「おなかすいた……」
憧「しょうがないわね、キッチン借りるわよ」
咲「わ、私がなにか作るから新子さんは座ってていいよ!」
憧「いいわよ、あたしがやるから」
咲「いや私が!」
憧「あたしが!」
京太郎「おい、なんで喧嘩してんだよー」
咲・憧「京ちゃん(京太郎)は黙ってて!」
京太郎「あ、はい」
和「またですか……」
泉「あんたも苦労しとんな」ケラケラ
和「まったくです」
咲「ん?これ…」
憧「なに?」
咲「これ、新子さん?」
憧「あたしじゃない……。京太郎、このソース何?」
京太郎「それはこの前、泉がお好み焼きを作ってくれたときに……」
咲・憧「はぁ!!??」
泉「え、なに!??」
和「私、帰っていいですか?」
カンッ
最終更新:2015年06月03日 23:48