優希「た、大変だじぇ!」
咲「どうしたの?」
優希「き、京太郎がおかしい!」
和「おかしいとは?」
優希「なんかその……黒い?」
咲「日焼けしたのかな?」
和「あの風体で日焼けなんてそれこそ……あ、いいかもしれません」
咲「和ちゃんそういうのがタイプなんだ。ありがちなお嬢さんキャラだね」
京太郎「うーっす」
優希「あ、京太郎」
咲「あ、京ちゃん。なんだ、別に黒くないじゃん」
和「ちぇ」
京太郎「なんだなんだどーしたってんだ? またあのアバズレが変なこと吹き込みやがったな? まったくしょうがねえ奴だ。アイツのおかげで退屈しないねまったく!」
和「……ん?」
京太郎「いいかお嬢さん方、俺の噂は女の噂以外は真っ白まじりっけなしの嘘八百だ。信じていいのは俺がクールなナイスガイって事と、マコおばあちゃんの玉子焼きの味が最高ってことだけだぜ。おっと、そういや優希、お前にとびっきりのプレゼントだ!」
優希「な、なんだじぇ?」
京太郎「愛の告白と一緒に婚約指輪でも渡してやりたいところだが、生憎俺は未成年なうえに金とその気が無いんでね。今はコイツで我慢してくれよハニー」
優希「お、おう……タコスだ……」
咲「うわぁ、優希ちゃんがおされてる」
京太郎「それよりメンツは揃ってんだ。お楽しみといこうぜ!」
和「この感じ、どこかで見たような」
咲「私も、金曜か日曜に見たような気がする」
京太郎「オウ、シット! もうバーベキューチキンはこりごりだっての!」
優希「な? 若干違う気もするけど、黒いだろ?」
咲「まあ、黒いっていうか」
和「これっていわゆる……」
咲和
京太郎「ワァオ! 女神様信じてたよ!」
咲「あ、京ちゃんそれロン」
京太郎「ジーザス! ったく神様なんか信用すんじゃなかったぜ!」
カンッ
最終更新:2015年06月03日 23:38