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京太郎「は、ハァ!? してねーよ!」

咲「嘘おっしゃい! 私知ってるんだからね!」

京太郎「う、浮気の証拠でもあるのかよ!?」

咲「この写真!!」バッ

京太郎「!!!」

咲「これっ! どう見ても浮気だよね!!?」

京太郎「……ぐっ……!」

咲「あんなに言ったのにまだ分からないの!?」


咲「麻雀牌は背黄色が一番なんだって言ったでしょ!!!」

京太郎「う、うるせぇー!! 俺は背黒が大好きなんだよ!!!」

咲「この世で一番普及しているのは背黄色牌なんだよ!? それがどういう意味かわかってる!?」

咲「一番人気ってことだよ!!」

京太郎「ぐっ!」

咲「男の子はそーゆーとこ全くダメだよね! やれ黒色だのやれ青色だの、お子様っぽいったらありゃしないよ!」

京太郎「なっ……お前! 俺だけならまだし、全国の黒牌好きになんてことを……!!

京太郎「咲ぃ!! 今の言葉は全国の雀鬼ファンを敵にしたぞぉおおお!!」

咲「なにさ! 黒なんて指紋や汚れが目立つだけでなんのメリットも無いじゃない!!」

京太郎「じゃあ逆に聞くがな!! 黄色牌のメリットってなんだよ!!?」

京太郎「目にやさしい!? シンプルで皆使ってる!? アホ言ってんじゃねーぞ!!!」

京太郎「周りが皆使ってるからって自分もそうなのかよ!!!」

咲「ぐっ……!」

京太郎「自分の好きなものに個性を見いだせなくて何が趣味だ!! ンなもんその辺のアラフォーにでも食わせとけってーの!!!」

咲「ぐぬぬぅ……!」

咲「京ちゃんは……京ちゃんだけはわかってくれると思っていたのに……!!」

咲「麻雀道具を趣味で集めてるって聞いたから語り合えると思っていたのに……!!!」

咲「京ちゃんのわからず屋ぁ!!!」

咲「黒が好きだなんて……! 黒牌が好きな京ちゃんなんて……!!」

咲「わたし!!黒なんて大っ嫌いッッッ!!!」

京太郎「!」


パンッ


咲「――えっ――」

京太郎「……」

咲「きょ、京ちゃん……」

京太郎「………」

咲「ぜ、全自動卓で強打は駄目だよ……」


ダンッ!!

咲「ッ!」 ビクッ

京太郎「……咲」

咲「……な、なに……?」

京太郎「いいか?咲。 俺を侮辱するのはいい」

京太郎「こう見えて結構Mだからな。扱き使われたり馬鹿にされるのは大歓迎だ」

京太郎「だがな……」

咲「……」ゴクリ


京太郎「俺の好きな奴を侮辱する奴は、絶対に許さない!!!!」ダンッ

 リーチッ


咲「!!」

咲「……」

京太郎「……」

咲「……ごめん、京ちゃん……。 京ちゃんがそんなに牌に熱心だったなんて……」

京太郎「それとな咲」

咲「?」

京太郎「俺の黒牌が好きな理由 ……その最大の理由はな……」スッ


ポフッ

咲「……えっ……」




京太郎「お前の髪色が、黒だからだよ」ナデナデ


咲「 」

咲「~~~~~~ッッッッッ!!!!????」ボフッ

京太郎「……」ナデナデ

咲「きょ、京ちゃん……」モジモジ


京太郎(決まった……ッ。今の俺カッコイイ……!)


咲「……う、うぅ~……!」

咲「そ、それなら私だって!!」バッ

京太郎「……?」



咲「私だって、京ちゃんが金髪だから黄色牌が好きなんだからぁ!!!」


ダンッ!!


京太郎「……」

京太郎「…………」

京太郎「………………」


京太郎(えっ)

咲「……」ブルブル

京太郎「……」


京太郎( ……は? )


咲「……もうっ……酷いよ京ちゃん……こんなこと女の子から言わせるなんて……」カァァ

京太郎「……」

京太郎( え? マジで? 俺、冗談だったのに )

京太郎( 第一こいつ茶髪やん )


咲「きょ、京ちゃん……」クイッ

京太郎「え! あ、な、なな、なんだっ!?」

咲「な、なんだじゃなくて……、……返事……」

京太郎「……」


京太郎「マジかよ」


――――
―――
――



久「おろ? 珍しいわね咲。 あんたが黒牌使ってるなんて」

咲「え、えへへへ……。 く、黒もたまにはいいかなって……」ナデナデ

久「ふーん」


京太郎「……」カチャカチャ

まこ「ん? なんじゃ京太郎、黄色牌なんて使っちょるのか?」

まこ「自分、麻雀牌は黒一筋だー言うてたのに」

京太郎「あ、ああ……。 うん……まぁ……色々ありまして……」

まこ「ほーん」


咲「えへへへ……」ニヘラニヘラ

京太郎「……はぁ………」カチャカチャ


――数日後


咲「京ちゃん! また浮気したでしょー!!」

京太郎「……? え、何の話?」

咲「麻雀牌についてくるチップ! なんで黄色使ってないの!!?」

京太郎「え、いや、別に気分で使ってなかっただけで」

咲「赤とか白とか青とかばっかり使ってー!!」

咲「たまには黄色や黒も使ったらどうなの!!?」

京太郎「いや、黒はねえだろ」

咲「うん」

咲「だからマッキーで塗りつぶしといたよ」ジャラジャラ

京太郎「……勘弁してくれぇ……」




―カン



咲「京ぉおおおちゃああああん!! まぁぁーた浮気したでしょー!!」

京太郎「うるせー! 唐揚げにレモンは合わねえっつーのっ!!」

咲「そんなこと無いってばぁ!! 騙されたと思って付けてみなってー!!!」

京太郎「お前それでこの前俺のミニトマトに砂糖かけたじゃねーか!! あれクソ不味かっただろーが!!」

咲「いーからつけるの!! そんなんじゃ何時まで経っても私好みの京ちゃんになれないよ!!?」

京太郎「知るかッ!!」






久「仲いいわねぇ……あの子ら」

まこ「そうじゃのう……」






―もいっこカン



咲「あー! ちょっと京ちゃん! そこは8p切りでしょー!!」

京太郎「あ、ご、ごめん……」

咲「えっ、あ、いや、私こそ強く言い過ぎてごめん……」

京太郎「…………」

咲「…………」

咲「……あ、京ちゃん、リーチ行けるよ?」

京太郎「え? あ、ホントだ」

咲「結果オーライだったね」

京太郎「そうだな」


「「あはははははっ」」


久「……なんかイライラしてきた」

まこ「わかる」



―さらにカン