哩「今日は私の誕生日」

京太郎「はい」

哩「ですが」

京太郎「はい?」

哩「この時期は毎年新入生の実力選別に忙しいのでお祝いする暇はありません」

京太郎「oh...」

哩「ぶっちゃけそこまで悲しくもなかけどね」

京太郎「そんなもんですか?」

哩「そんなもんよ。毎年祝う方が疲れるたい。たまのお休みは大事大事」

京太郎「少しはわかる気がしますけど、それって普通20代30代あたりの話なんじゃ…」

哩「数年程度、誤差よ誤差。大体80年生きるとしたら、そんなかの8分の1よ?気にしててもしょうがなかよ」

京太郎「器が大きく見えるのは結構ですけど…今の俺たちから考えると2分の1以上なんですよ?」

哩「む、それはそうやけんど…」

京太郎「それにそうやって祝うの一回サボると来年以降もずるずる面倒くさくなるとも聞きますよね」

哩「ぬぅ…確かにそれは否めん…」

京太郎「そしていつしか自分の誕生日いつだっけ?と思う始末に…」

哩「…なんとなく祝わなければいかん気がしてきたと」

京太郎「しかし」

哩「?」

京太郎「誕生日が丁度今終わりました」

哩「なんと」

京太郎「哩さん、誕生日おめでとう…ございました」ペコリ

哩「あ、ありがとう…ございました?」ペコリ

京太郎「というわけで誕生日プレゼントです。どうぞ受け取ってください」

哩「あ、丁度欲しかったヘアピン…嬉しかけど、何で日が変わってから?」

京太郎「いや…何か祝ってほしく無さげだなーって」

哩「自業自得とはこのことか…」

京太郎「すみません、来年からはちゃんとします…」

哩「…いや、逆に考えると誕生日の翌日だのに祝ってもらえるというのはなんとなくお得な気もする…来年もこんな感じで頼むのもありかもしれん」

京太郎「誕生日のプレゼントなのに誕生日に渡さないとはこれいかに」

哩「慣習に反逆していくスタイル…イカすばい」

京太郎「見方を変えたら致命的な遅刻魔なんですけどね」

カンッ