818 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 22:21:23.85 ID:OtXeTayHo [19/28]

 そして、それからは一進一退の戦いが続いた
 全体を支配しようとする京太郎と、それを乱すはやりと良子

 咏も徐々に調子を取り戻し、大きな手で和了を決める
 戦いは既に、対談だということすら忘れて白熱した真剣勝負となっていた


【南四局】


はやり「うーん、差がつまらないなぁ」

良子「アンビリバボー、こんな馬鹿な……」

京太郎「(あともう少し、もう少しなんだ……)」

編集「少しは対談もしてくださいね」

京太郎「あはは、そうでした」

咏「ま、そこそこ話してるしいいんじゃね?」

はやり「そうそう♪」

編集「まぁ、なんとかなりそうですけど(主に須賀さんの強さがネタになるな、これ)」


京太郎「さぁ、泣いても笑ってもこれで――決める!」

はやり「負けないよー!」

良子「アナタだけには勝たせません!」

咏「やったろーじゃん」


竜華「京太郎君……」ギュッ

健夜「おぎゃーおぎゃー!」



 ラスト!

 安価

↓2 はやり

↓3 良子

↓4 咏

↓5 京太郎 


835 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 22:37:25.06 ID:OtXeTayHo [20/28]

京太郎「はぁ、はぁっ……」

良子「う……うそ、こんなこと」ガクッ

はやり「あーあ、やっぱり負けちゃった」エヘヘ

咏「33-4」チーン

京太郎「か、勝ったぞぉぉぉぉ!!」ウォォォ!

 やった、やったんだ俺は!
 本当にこの三人に……勝ったんだ!

編集「やべぇ、やべぇよ……こんな子がアイドルなんて」ガタガタガタ

竜華「当たり前や。誰やと思うとるん?」

宥「京太郎君は世界一のアイドル」

玄「私たちの自信作なのです!」ドゥルルルルルルルルルヤァァァァ!

煌「すばらっ!!」


靖子「たまげたなぁ……」

理沙「楽しみ!」メラメラプップクー

健夜「キャンユ~セレブレイト~♪」



京太郎「あの、それで罰ゲームというのは?」

編集「それは二回戦が終わってからになります」

京太郎「ほう、ほうほう!」


良子「オーケー……好きにして結構です」プルン

京太郎「……」ゴクッ

咏「まぁ……多少はねぃ?」ドキドキ

京太郎「三尋木プロは、まぁ……うん」

咏「」ブチッ


 げ  ん  こ  つ


京太郎「」ピクピク


竜華「アホ」ハァ

はやり「全く、格好いいんだか悪いんだか」クスクス



【京太郎】1位
96+94+49+77=316

【良子】 2位
41+66+92+80=279

【はやり】3位
29+94+17+80=220

【咏】4位
63+20+05+80=168




838 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 22:47:06.32 ID:OtXeTayHo [21/28]


【二回戦】


京太郎「じゃあ、お願いします」

靖子「そう気負わなくていいさ。こっちも勉強させてくれ」ニヤリ

理沙「勝負!」プクゥー

京太郎「……」ジィー

理沙「?」プククー

京太郎「……えいっ」ツンッ

理沙「ぷひゅっ」ポンッ

一同「!?」

はやり「理沙ちゃんのほっぺたを突っつくなんて……」


京太郎「おぉぉお……」

理沙「う、うぁっ……うぅっ……//」モジモジ

京太郎「すみません! あまりにも可愛くて、つい!」

理沙「も、問題無し!」プクプクー

京太郎「おおお!」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


一同「っ!?」ゾクッ

健夜「楽しそうだね……私も仲間に入れてよ~」マジキチスマイル

京太郎「こ、小鍛治プロ!」ビクビク

健夜「ふふふっ……お手柔らかにね、京太郎君」クスクス

京太郎「……」グッ

 なぜだか分からないけど、俺はこの人に勝たなければいけない
 そんな気がする

 いや、勝たなければいけない

京太郎「……勝ちますよ、俺」キッ!

健夜「~~~っ!!」ジュンジュワァ

京太郎「?」

健夜「お、おねひゃいひまひゅ」ブルブル

理沙「勝負!」

靖子「さて、と! やるか!」


 こうして、戦いの火蓋は切って落とされたのだ


 一本目

↓2 靖子

↓3 理沙

↓4 健夜

↓5 京太郎


850 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 22:56:18.44 ID:OtXeTayHo [22/28]

【東一局】

 ジャラジャラ

京太郎「……」

健夜「言っておくけど、さっきの力はもう通用しないよ」ニッコリ

 ゴゴゴゴゴッ

靖子「(本気、だな)」ブルッ

理沙「!」

健夜「さっきの対局を見て、大体の特性も理解したしね」クスクス

靖子「(天江衣と同じ系統の力か。私も経験がある、そう簡単には――)」

京太郎「小鍛治プロ、すみません」ペコリ

健夜「えっ?」

京太郎「いえ、正確には戒能プロ達に謝らないといけません」

はやり&良子&咏「!?」

京太郎「俺、この二回戦の為に……力、温存してたんです」

靖子「は?」


京太郎「……行くぞ、淡」カッ


// /      |   | {   ' :.     |   |     }   |  l|   |   {
 ' 〃         |   |  | |   ト,  :     /| /| /|    '  ∧|
/ / .'   ,:  ' Ⅵ |_'. |  | |   | l   |     ' }/ }/ :  /  .イ `\
{/ /   / /  / {  |  Ⅵ≧!、,|   | 、 |   _/ム斗七    /:. / }'
 '   ,イ / | { 从 | イ  {::しメ∧   l  Ⅵ   イ {::し刈 `ヽ'  ' }/
'  / /イ Ⅵ :.  Ⅵ    Vzり \  、 }  /  Vzり   }/  /
/        | 从   |            \ ∨/        ,  /
       _∨∧ :.             ` \           ,:_ノ> 、_
(「うんっ! まっかせてー!」)

 ゾワッ!

健夜「こ、これは!?」ウーシャンテン

靖子「まさか!?」ウーシャンテン

理沙「!!」ウーシャンテン!


京太郎「絶対安全圏……」ダブルリーチ!

 ビシィ!


竜華「」

宥「」

玄「」

煌「」

編集「」ジョバジョバジョバジョバ


【靖子】
39
【理沙】
24
【健夜】
32
【京太郎】
97


856 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 23:04:18.40 ID:OtXeTayHo [23/28]

京太郎「よし!」


健夜「(今、完全に打ち方が変わった?)」

靖子「(さっきまでは完全に天江衣と似た打ち方だったハズ?)」

理沙「変貌!!」プックプックー

京太郎「まずは一回――」

健夜「でも、それも覚えたからね」キッ

京太郎「(ありがとう、淡。少し休んでてくれ)」

(負けたら承知しないからねー!)


はやり「はぁ、もう手が届かないなぁ」

竜華「……」


~~~~~~


京太郎「麻雀部に入って、咲を誘って……県予選を突破して」

京太郎「みんなを陰で応援しながら、雑用を頑張って」

京太郎「そして気がつけば俺一人が取り残されていた」

京太郎「英雄になったみんなと違って、俺には何も無かった」

京太郎「みんなと一緒にいる資格も、権利も……」

京太郎「きっと、どこかで落としちまったんだと思います」ウツムキ


~~~~~~

竜華「強く、なったなぁ……京太郎君」


京太郎「行きます!」グッ


竜華「頑張りぃ、京太郎君がナンバーワンや」ニッ



 二本目


↓2 靖子

↓3 理沙

↓4 健夜

↓5 京太郎




867 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 23:13:38.97 ID:OtXeTayHo [24/28]


京太郎「(行きます、小蒔さん!)」カッ


  イ        '   /|    /|  l   |   |     |   |  l|   |    |
// /      |   | {   ' :.     |   |     }   |  l|   |   {
 ' 〃         |   |  | |   ト,  :     /| /| /|    '  ∧|
/ / .'   ,:  ' Ⅵ |_'. |  | |   | l   |     ' }/ }/ :  /  .イ `\
{/ /   / /  / {  |  Ⅵ≧!、,|   | 、 |   _/ム斗七    /:. / }'
 '   ,イ / | { 从 | イ  {::しメ∧   l  Ⅵ   イ {::し刈 `ヽ'  ' }/
'  / /イ Ⅵ :.  Ⅵ    Vzり \  、 }  /  Vzり   }/  /
/        | 从   |            \ ∨/        ,  /
       _∨∧ :.             ` \           ,:_ノ> 、_

~(はい……Zzzz)~

京太郎「……」キッ

 ゾワッ

良子「何か降ろした!?」

はやり「わかるの?」

良子「ええ、でも……あれは?」

京太郎「シニタクナーイシニタクナーイ」

一同「???」


良子「ものすごいゴミです」アキレ


京太郎「死が怖いんじゃない、理不尽な死が嫌だと言ってるんだ!」


竜華「(うち、さっきいい感じのシーンやったのに)」ズゥーン

煌「まぁまぁ」ポンポン


健夜「何だか分からないけど今がチャンス!」

靖子「おっと、こっちも見てくださいよ」ツモ!」

理沙「油断!」プクプクン

健夜「しまった!?」

京太郎「……はわっ!?」パチッ

~(うぅ……力になれませんでした)~

京太郎「(いや、問題無いっすよ)」ニィ

 勝負はまだまだ、これからなんだからな

~(はいっ!)~


健夜「ぐぬぬ、なんとかしないと」



【靖子】
39+92
【理沙】
24+30
【健夜】
32+17
【京太郎】
97+08


872 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 23:23:50.96 ID:OtXeTayHo [25/28]


 そして、その後は――
 まさに死闘となった

京太郎「(照さん!)」カッ

~(お待たせ、アイスティーしか……)~

京太郎「ハァァァ!」ギュルギュル

~(ちょ、まだ話してる(照だけに))~


健夜「そうはいかない!」

理沙「阻止!」


京太郎「ぐっ!? ……(咲!)」カッ

~(なんだか凄く久しぶり……うぅぅ)~

京太郎「カンッ!」

靖子「やるな……だが、まだまだ!」


はやり「うわぁ、凄いね」

良子「まさかこれほどとは……」

咏「でも、流石はアラフォーだねぃ」


~(京ちゃん、ごめん……)~

京太郎「(くっ……咲でも通用しないのか!?)」

健夜「ふふっ、もう終わりかな?」ニッコリ

靖子「(流石に小鍛治プロに抑えられてはどうしようもないか)」

~(キョウタロー! 衣の力を使え!)~

京太郎「(いや、それも読まれてる……)」

 プロの称号は伊達じゃない
 それも、その頂点に近い存在なら、なおさらだ

京太郎「……ここまで来て、勝てないのか?」

健夜「(結婚もオッケーかな?)」ワクワク

京太郎「……どうすりゃいいんだ?」

 俺は、もう――

~(……)~




 泣いても笑っても最後
 男なら、ここで決めるしかあるまいよ


↓2 靖子

↓3 理沙

↓4 健夜

↓5 京太郎




884 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 23:31:09.80 ID:OtXeTayHo [26/28]


【靖子】
39+92+23+80=227
【理沙】
24+30+78+80=212
【健夜】
32+17+51+99=199
【京太郎】
97+08+12+77=194


【対局終了】


京太郎「……」

靖子「ふぅ、厄介な君が小鍛治プロと潰しあってくれて助かったな」

理沙「勝利!」

健夜「ぐふ、ぐふふふっ、3位だけど……勝ちは勝ちだよね」ニマニマ

京太郎「う、うあぁっ……」

健夜「……」ニッコリ


 こうして、俺はこの三人に敗北してしまった


竜華「京太郎君……」

煌「あちゃー」

はやり「仕方ないね」

良子「ま、所詮はこんなものでしょうか」


京太郎「……」グッ

健夜「それじゃあ、うふふふっ」ニコニコ

靖子「さて、何を言いつけようかな」

理沙「思考中!」


 そして――
 それぞれから罰ゲームを言い渡されることとなる

 それは――



~~~【三年後】~~~






888 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 23:39:31.64 ID:OtXeTayHo [27/28]

【とある超高級マンション】


 ジリリリリリッ

京太郎「ほら、みんな起きてくださーい」カンカンカン

布団「」モゾモゾ

京太郎「靖子さん、朝ですよ」バッ

靖子「うーん……もう、朝?」フワァァ

京太郎「顔を洗ってきてください。ほら、健夜さんも」バッ

健夜「うーん……あと五分」ムニャムニャ

京太郎「……起きないとアレ、しませんよ?」

健夜「起きる!!」ガバッ

京太郎「はい。それじゃあ後は……」

布団3「……」モゾモゾ

京太郎「理沙さん、起きてます?」

理沙「うん……」プククー

京太郎「よし! それじゃあみんな準備出来たらリビングに集合してくださいね」

三人「はーい」

 あの雑誌の特集から三年
 俺はあの時の罰ゲームの為に、この三人と同棲している

 というのも、そのバツゲームというのが……

【リビング】

京太郎「はい、靖子さんのカツ丼」

靖子「おー♪ やっぱり京太郎くんのカツ丼を……最高だな」モグモグ

 一つ目は靖子さんの【これから毎朝、カツ丼を作る】こと

京太郎「それじゃあ、理沙さん」チョイチョイ

理沙「うん!」トテトテ

京太郎「まずは左からですね」

理沙「んふふ」スリスリ

 二つ目が理沙さんの【これから毎朝、耳かきをする】こと

京太郎「はい、おしまい。まぁ、毎日やってるから溜まるわけないんだけど」

理沙「ナデナデ!」プククー

京太郎「はいはい」ナデナデ

理沙「んへへ」

京太郎「それじゃあ、健夜さん!」

健夜「待ってたよ!」シュババッ

京太郎「んっ……」チュー

健夜「んちゅー♪」チュー


 そして最後が、健夜さんの【これから毎朝、おはようのキスをする】こと



890 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/14(月) 23:52:43.51 ID:OtXeTayHo [28/28]

京太郎「それじゃあ、いってらっしゃい」

靖子「今日も買ってくるさ」

健夜「バッチリやってくるからね!」

理沙「圧勝!」メラメラ

 バタン

 とまぁ、こんな感じで毎朝この三人に奉仕しなければいけないわけでして
 今となっては欠かせない日課となっている

京太郎「よし、俺も準備するか」

 正直、大変だと思ったことはない
 むしろ……少しだけ、嬉しくもある

 あの三人に頼られることはとても心地がいいし、悪い気はしない

 それに、俺があの三人への奉仕が終われば……


 ピーンポーン

京太郎「おっ、きたきた」ニィッ

 ガチャッ トテトテ


京太郎「待ってましたよ」ニッコリ

はやり「お待たせっ♪」

良子「……」

咏「全く、面倒だねぃ」

 そう、今度は俺に負けたこの三人の番となるのだ

京太郎「じゃあ、まずははやりさん」

はやり「はーい♪ ぎゅぅー☆」ムニムニ

京太郎「おー……生き返るなぁ」ホワホワ

 はやりさんへのバツゲーム【これから毎朝、俺にハグすること】

京太郎「じゃあ次は――」

良子「……私、ですか?」

京太郎「お願いしても?」

良子「サートゥンリー、勝者の命令ですから」サッ

 ナデナデッ

良子「ふふ、京太郎はいい子ね」

京太郎「……もう死んでもいい」ウルウル

良子「それ毎朝言ってるわよ?」クスッ

 良子さんへのバツゲーム【これから毎朝、俺を弟扱いすること】

咏「……」ソワソワ

京太郎「咏さん、いいですか?」

咏「ふ、ふん! 勝手にやれっての!」ドキドキ

京太郎「それじゃあはい! 高いたかーい!」ガシッ

咏「ふわっ、わぁー♪」バタバタ

 咏さんへのバツゲーム【これから毎朝、俺に妹扱いされること】



893 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 00:03:15.59 ID:eMhzalz+o [1/17]

はやり「じゃあ、また夜にね」

良子「今日こそはあの三人を倒して奪い返します」

咏「まぁ、頑張るかねぃ」

京太郎「お気をつけてー」フリフリ


 夜、というのはこの三人は俺達の部屋のお隣さんだからだ
 ほぼ夜寝る時以外はこっちに入り浸っているわけでして


京太郎「さて、そろそろ俺も仕事か」

 正直、奇妙な生活だとは思う
 だけどそこに不満なんてものはない

 毎日は楽しいし、みんないい人ばかりだ

京太郎「よーし、今日も頑張るぞー!」

 バツゲームから始まった生活
 それでも、俺達の生活は絡まりあって……今じゃ無くてはならないものとなった

京太郎「……」ガチャッ

 幸せなんてものは、何がきっかけになるか分からない
 今度の幸せはきっと――


菫「やぁ、京太郎君」

照「今日の」

榎洋「バツゲームの」

恭子「時間やで!」ニッコリ


京太郎「……ああ、今日はこの班も、でしたっけ?」フフ


 すぐ足元にまで来ているのだから


 ED5【クロスゲーム】




898 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 00:14:24.58 ID:eMhzalz+o [3/17]

~~クイックロード~~

【二回戦】

京太郎「じゃあ、お願いします」

靖子「そう気負わなくていいさ。こっちも勉強させてくれ」ニヤリ

理沙「勝負!」プクゥー

京太郎「……」ジィー

理沙「?」プククー

京太郎「……えいっ」ツンッ

理沙「ぷひゅっ」ポンッ

一同「!?」

はやり「理沙ちゃんのほっぺたを突っつくなんて……」


京太郎「おぉぉお……」

理沙「う、うぁっ……うぅっ……//」モジモジ

京太郎「すみません! あまりにも可愛くて、つい!」

理沙「も、問題無し!」プクプクー

京太郎「おおお!」


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


一同「っ!?」ゾクッ

健夜「楽しそうだね……私も仲間に入れてよ~」マジキチスマイル

京太郎「こ、小鍛治プロ!」ビクビク

健夜「ふふふっ……お手柔らかにね、京太郎君」クスクス

京太郎「……」グッ

 なぜだか分からないけど、俺はこの人に勝たなければいけない
 不思議と、一度負けたような気もする……

京太郎「……勝ちますよ、俺」キッ!

健夜「~~~っ!!」ジュンジュワァ

京太郎「?」

健夜「お、おねひゃいひまひゅ」ブルブル

理沙「勝負!」

靖子「さて、と! やるか!」

京太郎「今度こそ、カツ

 こうして、戦いの火蓋は切って落とされたのだ


 一本目

↓2 靖子

↓3 理沙

↓4 健夜

↓5 京太郎



905 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 00:23:17.31 ID:eMhzalz+o [4/17]

【東一局】

 ジャラジャラ

京太郎「……」

健夜「言っておくけど、さっきの力はもう通用しないよ」ニッコリ

 ゴゴゴゴゴッ

靖子「(本気、だな)」ブルッ

理沙「!」

健夜「さっきの対局を見て、大体の特性も理解したしね」クスクス

靖子「(天江衣と同じ系統の力か。私も経験がある、そう簡単には――)」

京太郎「小鍛治プロ、すみません」ペコリ

健夜「えっ?」

京太郎「いえ、正確には戒能プロ達に謝らないといけません」

はやり&良子&咏「!?」

京太郎「俺、この二回戦の為に……力、温存してたんです」

靖子「……」

京太郎「……行くぞ、淡」カッ

// /      |   | {   ' :.     |   |     }   |  l|   |   {
 ' 〃         |   |  | |   ト,  :     /| /| /|    '  ∧|
/ / .'   ,:  ' Ⅵ |_'. |  | |   | l   |     ' }/ }/ :  /  .イ `\
{/ /   / /  / {  |  Ⅵ≧!、,|   | 、 |   _/ム斗七    /:. / }'
 '   ,イ / | { 从 | イ  {::しメ∧   l  Ⅵ   イ {::し刈 `ヽ'  ' }/
'  / /イ Ⅵ :.  Ⅵ    Vzり \  、 }  /  Vzり   }/  /
/        | 从   |            \ ∨/        ,  /
(「うんっ! まっかせてー!」)

 グニュン

京太郎「ぐっ……!?」

健夜「どうかしたの?」クスクス

京太郎「なんでだ……俺の力が」

 この力は温存していたハズ
 なのになんで対策が――

靖子「甘く見ないで欲しいな」

京太郎「え?」

健夜「京太郎君が力を隠していたのなんて、お見通し」

京太郎「!?」

理沙「観察!」プンスコププー

靖子「プロを、甘くみるなよ?」ニヤリ

京太郎「!?」


【靖子】
132
【理沙】
45
【健夜】
49
【京太郎】
25


906 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 00:26:44.80 ID:eMhzalz+o [5/17]


靖子「ロン」

京太郎「がはっ!?」

健夜「このままじゃ飛び、だね」

京太郎「くっ……」

 強い
 やっぱり、さっき対局を見られたのがキツイ

京太郎「(どうにかしねぇと……)」

 でも、どうやって?
 どうすればこの人たちを出し抜ける?

京太郎「……」ブルブル

 勝てるのか、俺は――



竜華「京太郎君、頑張って!」

煌「……」


京太郎「……」


 ニ本目

↓2 靖子

↓3 理沙

↓4 健夜

↓5 京太郎



914 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 00:38:14.85 ID:eMhzalz+o [6/17]

~(京ちゃん、諦めちゃダメ!)~


京太郎「(咲……ああ、そうだよな)」グッ

靖子「(ん? 闘志が戻ったか……)」

健夜「でも、これから巻き返すのは大変だよ」

京太郎「それでも、俺は勝ちます」

 そうだ
 まだ点棒は残っている

 なら……まだ俺は負けていない

京太郎「行きます!」

理沙「勝負!」

健夜「(絶対に勝つ……!)」メラメラ

京太郎「(みんな、俺に力を貸してくれ……)」グッ



【靖子】
132+19
【理沙】
45+93
【健夜】
49+45
【京太郎】
25+86




919 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 00:46:52.16 ID:eMhzalz+o [7/17]


 それからはジリ貧の戦いだった
 数多くの力を使う京太郎だが、歴戦のプロ相手にはそう通用しない

 もし、京太郎があと一年修行を積んでいれば……結果は違っていただろう

 残っているのはわずかな点棒
 それは、京太郎の残りの命をも意味していた


京太郎「……くっ」

靖子「いよいよ、最後か」

健夜「泣いても笑っても、これで終わり」

理沙「……」


はやり「京太郎君……」

良子「ま、頑張った方でしょうか」

咏「……まだわっかんねー」ギリッ


竜華「京太郎君、まだや……まだ」

煌「……」ギュッ


京太郎「……頼む」

 神よ……
 俺を、祝福しろ!!

京太郎「うぉぉぉぉ!!」


 ラスト


↓2 靖子

↓3 理沙

↓4 健夜

↓5 京太郎



931 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 01:09:07.72 ID:eMhzalz+o [9/17]



 この人達は強い
 油断していたさっきの三人と違って、俺に対する対策を練っている

 このわずかな時間で、完全に俺を殺せるだけの技術と力を併せ持っているんだ

 それでも、俺は勝ちたい

京太郎「……」

 声にして、いいのか?

京太郎「……たい」

 自信が無かった

京太郎「かち……い」

 あの日、みんなの元を去ってから
 ずっと……目を背けてきた現実

 それを、打ち破る為に


京太郎「勝ち、たい」


 俺は――





932 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 01:14:15.03 ID:eMhzalz+o [10/17]


京太郎「勝ちたい」

 つぶやいた言葉が現実になるように
 願い続けるなら、何でも出来る

健夜「ふふっ、もう打つ手は無いかな?」

靖子「(えぐいな。流石に小鍛冶プロが相手では……)」

理沙「決着!」プンスコプップー

京太郎「……確かに、俺には不思議な力があります」ボソッ

健夜「?」

京太郎「みんなとの絆だっていうけど、俺には自覚がなくて……ただ力を借りてるようなもんで」

 戦いの数だけ、その力を手に入れてきた
 何度だって、立ち上がった

はやり「京太郎……君?」

京太郎「本当はあんなもんじゃない。俺って才能無いから、うまく使いこなせないんです」

健夜「それで……? 諦めるの?」

京太郎「いえ。そんな俺でも、一つだけ」

 浅い眠りから覚めたように気づく未知の強さ

京太郎「たった一つだけ、こんな俺にも自信のある打ち方があるんですよ」

 今までずっと、あの人と走りながら探し当てた

京太郎「これが――」

 最後の――切り札

京太郎「!」カッ


| |.     ',
| l      ',
| |       ',                  ,  -=<ヽ
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          '/:/:∧   // ',         ̄ ̄ ̄ ̄

京太郎「行きます、菫さん!」

~(ああ、必ず勝とう)~



936 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 01:22:13.65 ID:eMhzalz+o [11/17]

京太郎「……」タァン!


健夜「(空気が変わった!?)」

靖子「(馬鹿な、まだ他にスタイルがあるのか!?)」

理沙「不可思議!」プンスコッププップー

京太郎「くっ!」タン!

 飛び込んでく、嵐の中
 何も迷わずに

はやり「なんて危ない……」

良子「心臓の止まるようなスレスレの打ち筋……こんな、研ぎ澄まされた打ち方なんて」

咏「どうやら、アイツは覚悟を決めたようだねぃ」


健夜「(やけになったの? いや、これは違う……)」ビクッ

京太郎「(……まだ、まだだ)」スゥ

 ためらう瞬間……その闇に飲まれるだけだ
 疑うより信じてみる

京太郎「(俺の、可能性)」キッ

靖子「(まさか……狙いは!?)」バッ

健夜「(なんとしても京太郎君に和了らせない!)」サッ

靖子「ダメです! 彼の狙いは――」 

京太郎「俺は、目覚めて行く未来の世界を!!」バタン

健夜「!?」

京太郎「諦めない!!」バァァアーン!

                   /          ___ヽ.      |;i;i;i;i;i;i;i|
                    /       /, ̄    `i     .|;i;i;i;i;i;i;i|
             ___     /        レ‐---―‐|    ..|;i;i;i;i;i;i;i|
         / ̄    .\ /        / ,,ィ"    |      |;i;i;i;i;i;i;i|
       ∠、__   :. /     __ i __,.-‐―‐ |     .|;i;i;i;i;i;i;i|
             }ヽ.  /:. \ .x</ノ",.‐     _|     .|;i;i;i;i;i;i;i|
               /;i;i;ヽ/、::;/;i;/ / , ′_, / ̄ |     .|;i;i;i;i;i;i;i|
               .i;i;i;i:i:/:i:/;i;i;i/″ Y゙ "/    ` |      |;i;i;i;i;i;i;i|
           /;i;i;i;i:/イ/:i:i:i:i{⌒ 、{゙ _,/ ,/´    |i.    !;i;i;i;i;i;i;i| ※京太郎
          /;ix</.::::::、.::::::::.\___)Ⅴ "´、    ,ノ||li:..   .;i;i;i;i;i;i;i|
          /;i/;i:i::/.::_ヽ::.\:::::::::. 弋ヽ    ̄ ̄`ノ´     Y;i;i;i;i;iム
   _t‐- 、/.i;iィ/;i:i:://.::::::>x._____\\   /く         |;i;i;i;i;i;i;i〉
 ∠     く、ミ、゙:. /.:、........:ィくー=、‐く;; 、ヾく二\\ \       !   /_ . =‐ ―‐- ..
 /     トぐ、!` ./::::..>イ!:〉:i∨;i;ヾ;i;\、::〉〉川T! 、\ \_ . =-‐ '               <
 フ′ 、ヽ,!タ |L/桑::::::::::::......../.:.:....}:::::.、∨/_Щ!=-‐  ̄                            `
 ´1ハハハ!≧yノ'/.:∧丶:::::ノ_∠=-‐ ′ ̄                                   \
   ∧i:i.、:.`ー /ゞハ `ー'  ̄                                                 \
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   ヽ:i>ー‐┘'. Ⅴ .::/ ̄ T=‐- .. _                                     /
   /;i;i;i;i;i;i;i;i∧:i;i/.:::::/ }三=-二 7 ‐- . _                                  /
_/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i∧ .:::::/  ,j三_Ξ/     ' =-  _
:i:i:i:i:i;i;i;i;i;i;i;i;i;i:i:i:i:::∧/    {Ξ ̄ リハy、___          Τ =- . _                    .
   ;i;i;i;i;i;i;i;i:::::  ∧    ゞz__ 彡'ノ)゛ }}         |   l;i;i|'=- .       _ . .<
  ;i;i;i;i;i::::: .:: /  ∧      ̄<壬ヘ {{           |   |;i;|     '¨¨¨¨'
/;i;i;i;i;i::: /      ∧        Υ__ !|            |   l;i;|
:i:i:i::::"  /       ∧       Γ  ,リ           |   l;i|
".:    /          ∧       八__ノ′          |   l;i|
    /             ∧                        |   !;|
\  _/           ∧                   |   !;|

京太郎「ロン」



942 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 01:37:07.96 ID:eMhzalz+o [12/17]

健夜「う、そ……」ヘナッ

靖子「四暗刻、単騎待ち――か」プククク

理沙「役満!」キラキラ

健夜「あ、あははっ……負け、ちゃった」ガクッ

京太郎「……ありがとうございました」ペコリ


はやり「うそ……」アングリ

良子「ミラクル、これは夢……でしょうか?」

咏「……やりやがったねぇ、あいつ」アッハッハッハッハ


編集「」ボッキンキーン

竜華「京太郎君……!」

宥「よがっだよぉぉ」ダバダバ

玄「おめでどぉぉお」ダバダバ

煌「京太郎君、おめでとう」クスッ

竜華「(なぁ、どうや? 清澄のアホたれ――)」

京太郎「……」


~~~


教師B「お前が宮永達と同価値だと、本気で思ってるのか?」

教師A「お前ももう二年生だ。そろそろ身の程をわきまえる時期じゃないか?」


~~~


竜華「ざまぁみぃや……これが、これがうちの!」タッタッタッタ!

 バッ

京太郎「うぇっ!? りゅ、竜華さん!?」ドキッ

 ギュゥゥゥゥ!

竜華「うちの! 宇宙一大好きな男や!!」

京太郎「ふぇっ!?」ドキッ

       /  / ::/ :::::::::::::::::::://:´ ̄::ヽ:::/ /::/   |:l |:::::::::::::::::|::::::.     i
.      /  / : ::::| :::::::::::::::/ /:::::::::> ´ /,: ′  |:l |:::::::::::::::::|::::::::.    l
     /  /...::::::::|::i:::::::::::/ァ===ミ、 ヽ /イ      .:j_|:::::::::::::::::|::::::::::.   │
.     ′.:: :::::::::::リ、:::::::;《 ん干ハ\        〃 j\:::::イ::/::::::::::::.   /|
.   / .::: ::::::::/  ∨ |  {:ト::::::ノ:'         ,ノ  /::::::ヾ }/}::::\ __/ .′
   ′::::  ::::::::{    ヽ{  ゝ:こソ        =ァ=/:::/  ソ/::::::/::\   /
  / :::::! :::::::::∧     。              ん干ハ㍉  /::::::/::::::  ヽ.′
 ′:::::::|...:::::::::::::∧__   :.:':.':.:           {:ト::::::ノ:′|} /:::/:::::::   //
/ . ::::::::i|..::::::::::::::::::::|::{              、     ゝ:こソ //彡::::::::  //
.....::::::::::i|.:::::::::::::::::::::|∧                     ヘ:/::::::  / ノ
...::::::::::::i|::::::::::::::::::::::l::::∧     「   、    :.:':.':.° ′ノ┬=ァ ´
:::::::::::::::i|::::::::::::::::::::::|:::::/ :.     ` -- ′       ,: イ: / /
::/::::::::::j|::::::::::::::::::::::l:::/   \           /::::::::: / /
/::::::::::::j|::::::::::::::::::::::|/      丶 ___,,..  イ::::::::::::../ /
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-=ニニニム::::::::::::::::::::{ニ\        /:::/::::i|:::::::::::::::::::. ,′/
竜華「ホンマに……今まで、頑張ったなぁ」グスッ

京太郎「……竜華さん」ギュッ



947 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 01:47:41.75 ID:eMhzalz+o [13/17]

 初めは、ただ強くなりたかった
 ううん、強さなんてどうでもいい

 ただ、みんなと並ぶだけの資格が欲しかった

 でも……そんなものはいらないってことが分かって
 自分の目指すべきものを見つけて

 大切な仲間できて、増えていって――

 みんなに応援してもらって

 俺は夢への道を歩みだした

 それもこれも、全部……

竜華「あ、あはは。ごめんな、まだ収録中やのに」バッ

京太郎「……竜華さん」

竜華「ん? なに?」ゴシゴシ

京太郎「俺! 今、分かりました!」

竜華「ふぇ?」


 あの日から、俺はきっと――


~~~~~~~~


竜華「……風邪、引くよ」

京太郎「え?」

竜華「立てる?」


~~~~~~~


竜華「なんなん? 真面目な顔して」キョトン

京太郎「俺、竜華さんのこと――」

           /.:.::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
             .':.:.:.:::::::::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|、:::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::`、
            .i:.:.:.:::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | vヘ::::::::::::::::::`、:::::::::::::::::::.
            .i:.:.:.::::::::::::.:::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::| Vヘ::::::::::::::::::::;,:::::::::::::::::::.
          .i:.:.:.::::::::::ii::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::j  vヘ:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::.
          .i:.:.:.::::::::::::|ト、:.:::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::/ :::/    vヘ::::::::::::::::|::::::::::::::::::ノ.
.          .i:.:.:.:::::::::::::|  \::::::::::::::::::イ:::::::::::::::::::::::/):::/     i:.ハ::::::::::::: |-‐ ´   〉
        i|.:.:.::::::::::::::|i__ニ=¬‐:::::::/ | :::::::::::::::::/)'::/     ーi:ト、::::::::::::ム=-‐ ⌒ヽヘ
        |i:.:.:.:::::::::::::|i:.:::::::::::::::::::イレi:::::::::::::///       |:i i:::::::::/|i:::::::::::::::::::::}ヘ}
        |i:.:.:.:::::::::::::|i :.::::::::::::::.:' {i |:::::::イ /´          」レj::::::/ イi:::::::::::::::::::/ }}
        |i:.:.:.:::::::::::::|i:.::::::::::::::::| ,yア抖苧弓ミ       ,ィi抖弓ミト、 |ii::::::::::::::::,'   }}
        |i:.:.:.:::::::::::::|i:.::::::::::::::::レy' ん)'//心`        ん)/心 ヾ〉::::::/:::::/   }}
        |i:.:.:.:::::::::::::レ'⌒ヾ:.:厶ヘ {ヘ{'///^}          {ヘ{//^} /ムィ::::::/     }}
        | :.:.:::::::::::::::|': : : : :ヽヘ   乂ミ它ソ          乂它ソ  /ムイ
        i:.:.:::::::::::::::::ト、                             ' |:: |
        i:.:.:::::::::::::::::|iへ     /i/i/i/i/        、 /i/i/i// j
         i:.:.:::::::::::::::::|i:.::::::≧=r                        ルイ
          i:.:.:::::::::::::::::|i:.::::::|//,へ                   小:i|
.        i:.:.:::::::::::::::::|i:.:::::::v///l \        /⌒ヽ      イ:::|:::i|
.         i:.:.:::::::::::::::::|i:.:::::::::V//l   `  .       ー ‐'     /:::i::::|:::i|
       i:.:.:::::::::::::::: |i:.::::::::::::V/l       `   .         イ.::::::::i :::|:::i|
        i:.:.::::::::::::::::::|i:.:.::::::::::::Ⅵ           ` ‐-‐<'//」.::::::::i:::::|:::i|_
     __|二ニ=-‐¬i:.:::::::::::::::| \        /__〉   !.::::::i:::::|:::i|   ̄ミへ、
   ,,へ へ        |i:.:::::::::::::::|  \        '   |     !.::::::i:::::|:::i|    j j / \
.  //⌒''<⌒≫、     |i:.:::::::::::::::|    \       |    | .::::::i:::::|:::i|   j j' /    ヽ
 〈/     ⌒<⌒≫  |i:.:::::::::::::::|      \      |    | .::::::i:::::|:::i|  j j /       i
京太郎「好きです」

 この人と、結ばれる為に生きてきたんだ



950 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/04/15(火) 01:57:08.54 ID:eMhzalz+o [14/17]

【次スレ予告】


 すれ違う心――

竜華「こんなん、絶対間違っとる!」

京太郎「それでも俺は!」


 自分の心を偽ろうとする、二人


和「……惨めだって、言ったんです」

竜華「なんやって?」ギリッ

和「不甲斐なくて笑いが、で、でますよ……」クスクス

竜華「アンタに何が分かるん!?」


 加熱した二人の想いは周囲を巻き込み――


久「馬鹿ね。何を迷ってるのよ」

霞「胸を張りなさい。あなたが、そんな顔でどうするの?」

菫「世話が焼けるな」

はやり「甘ったれないで、竜華ちゃん」

玄「ちゃんと、諦めさせてよぉ……」

宥「約束、だから」

透華「……失敗なんて許しませんわ」

明華「幸せを手にしてください」

美穂子「いってらっしゃい」

煌「貸し、ですからね」

竜華「……うち、行ってくる」

 やがて、一つの結末を迎える



【次回 世界の中心で愛を叫んだアイドル】



京太郎「竜華さん! ドームですよ! ドーム!」

竜華「うっさいわ!」ペシッ


 乞うご期待!

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最終更新:2015年04月20日 21:36