http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340330097/




[すこやん視点]

すこやん「うーんオフの日が晴れてよかったー」ノビー

すこやん「こんな日はボーっとしながら散歩が一番だよね」

すこやん「・・・独り言が増えたのは齢をとったからなのかなぁ・・・」


ドン

?「あっすみません」

すこやん「いえ、こちらこそ(わ、イケメンさんだ)」

京太郎「あれ・・・もしかして小鍛冶プロじゃないですか!?」

京太郎「うわぁー感激だな!僕プロに会うの初めてなんですよ!」

すこやん「はぁ・・・」

京太郎「サインお願いしてもいいですか?」

すこやん「えあっ!?あ、はいサインですね」

すこやん「・・・・・・」

すこやん「(髪乱れてなかったかな)」ササッ

京太郎「?」


すこ「はいどうぞ」

京太郎「ありがとうございます!部活のみんなに自慢できますよー!」

すこ「君は麻雀部員?」

京太郎「はい!清澄高校の麻雀部所属です!」

すこ「清澄って・・・ああ長野代表の」

京太郎「はい!今年は晴れてインターハイ出場と相成りました!」

すこ「・・・あれ?でも今年清澄が全国に出たのは個人でも団体でも女子だけじゃ・・・」

京太郎「それは・・・俺がふがいないばかりに・・・」ズーン

すこ「ああっごめんね」アセアセ

京太郎「いえ・・・僕に実力がないのは本当ですから・・・」

すこやん「あの・・・」

京太郎「だからこれから絶対に強くなるんです!」

京太郎「サインありがとうございました。なんだか少し強くなれたような気がします!」

すこやん「はぁ・・・ならよかったです」

京太郎「では用事があるのでこれで失礼します」

京太郎「ありがとうございました」ペコリ


タタタタ

すこやん「行っちゃった・・・」

すこやん「礼儀正しい子だったなあ」

すこやん「しかもすごいイケメン」

すこやん「・・・態度とかおかしくなかったかな」

すこやん「(あれぐらいじゃ恋愛経験ないことばれないよね?)」

すこやん「・・・・・・彼女とかいるんだろうなあ」

すこやん「部活に恋愛に精を出す男子高校生」

すこやん「一方小鍛冶健夜(アラサー)は」

すこやん「・・・・・・」

すこやん「(う・・・なんだか胸の辺りがキリキリしてきたよ)」

すこやん「・・・今日は飲もうかな」

すこやん「・・・ホントに独り言増えたなぁ」ハァ


後日

AD「~という感じになりあっす。では準決勝からは解説よろしくお願いしゃっす」

すこやん「はいよろしくお願いします」

こーこ「んじゃあ明日からよろしく!」

すこやん「うん、よろしくねこーこちゃん」

すこやん「(・・・今日は清澄の初戦)」

すこやん「・・・」キョロキョロ

こーこ「どったの?」

すこやん「ううん別に」

こーこ「これからどうするー?まだお昼まで時間あるけどどっか遊びいっちゃう?」

すこやん「ううん。私はインターハイの試合見て行くから」

こーこ「そっかーすこやんは勉強熱心ですなぁー!」

すこやん「私一応プロだから・・・ってこーこちゃんもちょっとは勉強しないと駄目だよ?」

こーこ「流石小鍛冶プロ!アラフォーは仕事に関しては厳しい」

すこやん「普通だよ・・・ってアラサーだよ!」

こーこ「しかし恋愛に関しては中学生も真っ青なウブさであった」

すこやん「ちょっ」

こーこ「んじゃあ私も原稿のチェックしとこうかなー」

こーこ「グッバーイ」ヒラヒラ

すこやん「まったくもう・・・」


すこやん「・・・恋愛に関しては中学生」

すこやん「・・・」

すこやん「・・・試合見よう」


休憩所

すこやん「第一試合・・・清澄高校と千代水高校・・・それと能古見と甲ヶ崎商業か」

すこやん「インターハイ初出場は清澄だけか」

すこやん「・・・大丈夫かな」

すこやん「いや、別に清澄を心配してるわけでは・・・」


京太郎「あれ?小鍛冶プロじゃないですか?」

すこやん「はいっ!?」ビクン

京太郎「あ・・・びっくりさせちゃいました?」

すこやん「あ・・・え?あ・・・」バクバク

京太郎「この前サインいただいたんですけど・・・」

すこやん「あ・・・」ドキドキ

京太郎「・・・覚えてないですよね、失礼しました」ソソクサ

すこやん「覚えてましゅっ!」

京太郎「え」

すこやん「(噛んだー!)」

京太郎「っあははは!良かったぁ!覚えててくれたんですね」

すこやん「あ、はい、普通に覚えてます・・・」カァァ

すこやん「清澄の方ですよね・・・」

京太郎「はい。この試合ですね」

すこやん「はい・・・」

京太郎「よーし頑張れよ優希ー!」

すこやん「この片岡選手はホントにすごいですね・・・東場では全国でも上位に入る火力を持っています」

京太郎「え?あいつそんなにすごいんですか?」

すこやん「ええ、これほどの火力は各校のエースクラスだと思います」

京太郎「おお・・・あの小鍛冶プロに褒められるなんてすごいな優希は」

すこやん「(優希・・・呼び捨て・・・)」


すこやん「あの、ちょっと聞いていい?」

京太郎「はい?」

すこやん「清澄は麻雀部員がすごく少なかったと思うんだけど・・・男性は何人いるの?」

京太郎「僕だけですよ?」

すこやん「えっ一人!?」

京太郎「だから大変なんですよ実際・・・今もお使いの帰りなんです」ハハ・・・

すこやん「そっか・・・」

京太郎「ははは・・・」

すこやん「じゃあ頑張ってる君にジュースを奢ってあげる」

京太郎「ええ!?そんな申し訳ないですよ!」

すこやん「いいから好きなの言ってー」

京太郎「あ、じゃあ・・・ポカリで・・・」

すこやん「ん」

すこやん「はいどうぞ」

京太郎「ありがとうございます・・・」ゴクゴク

京太郎「っぷはあ、生き返った~」

すこやん「あはは」

アナウンス「先鋒戦終了~五分の休憩の後に後半戦を開始します」

京太郎「うわやばっ!」

すこやん「どうしたの?」

京太郎「あいつに、優希にタコス届けないといけないんですよ!」

京太郎「すみません、お先に失礼します!」


タタタタ

すこやん「行っちゃった・・・」

すこやん「なんか・・・話してみると結構なんともなかったな」

すこやん「むしろなんだかおかしな人だったな・・・イケメンなのに」クスクス

すこやん「あ、また名前聞くの忘れたちゃった」


タコス「遅いぞ犬ー!」

京太郎「いやスマンスマン!そこでまた小鍛冶プロに会っちゃってさ・・・」

タコス「なぬ?貴様また一人抜け駆けか!」ガジガジ

京太郎「いててててて!俺じゃなくてタコスを食えって!」

タコス「まったく犬のくせに生意気なんだじょ・・・」モグモグ

京太郎「じゃあ俺は控え室戻るけど・・・」

京太郎「後半戦も一発かましてやれよ!」

タコス「おう!」

京太郎「・・・まだいるかな」ダッ


関係者控え室

AD「言ってくれればあんなところで待たせませんでしたのに!」

すこやん「いえ・・・今日は私解説の仕事も入ってないですから」

AD「いえいえ!今回小鍛冶プロの解説は目玉ですから!丁重におもてなしさせて下さい!」

すこやん「そうですか。ではお言葉に甘えて・・・」

AD「じゃ、何かあったらそこの電話で呼び出して下さいね」


バタン


休憩所

京太郎「・・・いないか」ハァハァ

京太郎「別の部屋に行っちゃったかな?」

京太郎「・・・・・・」

京太郎「少し待つか」ヨイショ

京太郎「小鍛冶プロ・・・」

京太郎「・・・」

京太郎「綺麗な人だったな」


すこやん「恋愛は中学生並み・・・か」

すこやん「(麻雀ばっかりやってきたもんね・・・私・・・)」

アナウンス「ではこれから先鋒戦後半戦を開始します」

すこやん「ふぅ」

すこやん「よし・・・頑張るぞ」

アナウンサー「清澄高校中堅・竹井久!連荘六本場でハネ直炸裂!副将にまわすことなく1回戦突破だーッ!!」


京太郎「・・・」

京太郎「・・・結局・・・戻って来なかったな」

京太郎「あ」

京太郎「ポカリ・・・まだ残ってた」


[すこやん視点終わり]


[京太郎視点]

京太郎「ったくあのタコス娘試合の日でもないのにパシリに使いやがって・・・」

京太郎「と言っても女子だらけのあの場所に居場所もないんだけどな・・・」

京太郎「さっさと持っていかないと怒られ」


ドンッ

?「キャッ」

京太郎「あっすみません!」

?「いえ、こちらこそ」

京太郎「あれ・・・もしかして小鍛冶プロじゃないですか!?」

すこやん「はぁ・・・」


~~~~~~~~~~~~~~~~


京太郎「うひょひょー小鍛冶プロからサイン貰っちゃったよ!」

京太郎「めっちゃ自慢しよう。タコス娘に見せびらかしてやる」

京太郎「・・・すげー可愛い人だったなー」

京太郎「なんかいいにおいしたし、肌がしっとりしてたし」

京太郎「須賀京太郎、始めての彼女は年上の女性でした」キリッ

京太郎「なーんてないない」ハハハ

京太郎「・・・はぁ」


────────────────

始める前に

なぜオフの日にすこやんは咲たちの宿泊するホテル付近に来ていたのか!?
説明しよう!アラフォーはインハイに向けてのなんやかんやで実家から東京に出てきていたのだ!
付近のホテルに宿泊していた!
そしてオフの日が出来たが運営側が気を利かせてその日もホテルを取っていてくれたのだ!

────────────────


京太郎「ただいまー」

咲「おかえり京ちゃん」

タコス「遅いじょー」

京太郎「いやそれがさ、帰りに小鍛冶プロと会ったんだよ」

タコス「なぬ!?」

和「本当ですか!?」

咲「・・・誰?」ポヘ


久「あらあら」

ワカメ「そりゃあないんじゃないかの」

咲「えっ・・・有名な方なんですか?」

和「有名も何も史上最年少で8冠達成した方ですよ」

ワカメ「女子プロ最強・・・って煽りも何度つけられたか分からんのう」

咲「そ、そうなんだ」

京太郎「しかもサインもらったんだ」ジャン

タコス「なにー!?」

久「ちょっとうらやましいわね」

京太郎「エヘヘヘヘ」

タコス「犬にそんな祝福が訪れるなど許せん!」ガブ

京太郎「いてえ!」

咲「・・・その人どんな人だったの?」

京太郎「どんな人って・・・」


京太郎「可愛い人だったよ」ニヘラ

咲「ム!」

ワカメ「鼻の下伸ばしすぎじゃあ」

久「ほらね、雑用だって捨てたものではないでしょう?」

久「だからこのサインは必勝祈願としてウチの控え室に飾っておきましょう」ヒョイ

京太郎「え」

一同「さんせー」

京太郎「ぶ、ぶちょ~」

咲「鼻の下伸ばしてた罰だよーだ」ベー


その晩ホテルの部屋

京太郎「はぁ・・・せっかくのサイン・・・・・・」クスン

京太郎「・・・・・・でもホントに可愛いらしい人だった」

京太郎「俺より十個も年上なのにな」ハハ

京太郎「・・・」

京太郎「今夜は満月か」


清澄初戦の日

久「さあーついに初日が着たわよ」

久「頑張らなきゃね!」

一同「オー!」

久「あ、須賀君は変わらず雑用をお願いね」

京太郎「はい・・・」


(中略)


京太郎「というわけで今日も今日とて雑用に従事する須賀京太郎であった・・・」トボトボ

京太郎「ん?」

すこやん「~」ブツブツ

京太郎「あれ・・・小鍛冶プロ?」

京太郎「俺のこと覚えてたりして・・・」

京太郎「よ、よし偶然通りかかって小鍛冶プロを発見した、というシュチュで行こう!」

京太郎「・・・我ながら気が小さい」

すこやん「いや、別に清澄を心配してるわけでは・・・」ブツブツ

京太郎「あれ?小鍛冶プロじゃないですか?」

すこやん「はいっ!?」ビクッ


~~~~~~~~~~~~~~~


京太郎「いや~今回は何か前より交流が深まった気がするな!」

京太郎「飲み物も貰えたし」チャプン

京太郎「ヘヘヘ」

京太郎「よーし待ってろよタコス娘ー!」


~~~~~~~~~~~~~~~~


京太郎「後半戦も一発かましてやれよ!」

タコス「おう!」

京太郎「・・・まだいるかな」ダッ

京太郎「・・・なんか」

京太郎「本気でまだいて欲しいな」


休憩所

京太郎「・・・いないか」ハァハァ

京太郎「別の部屋に行っちゃったかな?」

京太郎「・・・・・・」

京太郎「少し待つか」ヨイショ

京太郎「小鍛冶プロ・・・」

京太郎「・・・」

京太郎「やっぱり綺麗な人だった」

京太郎「髪の毛つやつやだったし・・・」

京太郎「手が小っちゃくて指細かったな」

京太郎「ああ見えて実は結構おっぱいがあることも見抜いてしまった」フフン

京太郎「・・・我ながら変質者のようだ」


アナウンサー「さあー清澄の先鋒片岡優希!後半戦も凄まじい火力で他家を圧倒ー!」

京太郎「お、タコス娘絶好調だな」

京太郎「この調子だと大将までにどっか飛んじゃうんじゃないか」ハハハ

京太郎「・・・・・・・・・ちょっとは手加減してもいいんだけどな」


関係者控え室

アナウンサー「清澄高校中堅・竹井久!連荘六本場でハネ直炸裂!副将にまわすことなく1回戦突破だーッ!!」

すこやん「すごいなあ伊達にあの龍門渕を抑えた高校じゃないね・・・」

すこやん「・・・喉渇いたな」

すこやん「電話・・・」

すこやん「いいや、自分で買いに行こう」


休憩所

すこやん「(まあ当然もういないよね)」

すこやん「なんにしよっかなー」

すこやん「・・・ポカリにしよっと」ポチッ

ガタン


[京太郎視点終了]


[すこやん視点]

すこやん「こーこちゃん?もう朝だよ起きて」ユサユサ

こーこ「んあー?はれ~すこやんだ~」

すこやん「何寝ぼけてるの。こーこちゃん昨日私の部屋に泊まったんだよ」

こーこ「あ~そうだったっけ~」

こーこ「えーと・・・昨晩はすこやんと一緒に酒みに行って・・・二件目行って・・・」

こーこ「その後の記憶がないや」

すこやん「そんなので大丈夫なの?声」

こーこ「プロですから(美声)」

すこやん「おお・・・」パチパチ

こーこ「変なことしてないよね?」イヤン

すこやん「してません」

こーこ「すこやんだったらいつでもカモンだけどね!」

すこやん「逆に色気ないよそれ・・・」

こーこ「んじゃーさっさと準備して行きますかー!」


ブオー

すこやん「今日は三尋木プロと針生アナ拾ってから行くんだよね」

こーこ「そーだよー」


キキー

すこやん「おはよう咏ちゃん、針生さん」

咏「おはようございます」

針生「よろしくお願いします」

こーこ「おはようございますー」

こーこ「では出発ー」

すこやん「咏ちゃん雑誌みたよ。すごいね、表紙飾って」

咏「いえ・・・小鍛冶プロに比べたらまだまだですよ」

針生「小鍛冶プロの前では妙におとなしいですね」

咏「知らんし」

こーこ「そういえばさーすこやんの初恋って誰?」

すこやん「ちょっ、何で唐突にそういうこと聞くかな!」ブハァ

こーこ「えーいーじゃん教えてよー運転中って暇だしさー」

すこやん「運転に集中してよ・・・」

こーこ「で、誰なの?」

針生「私もちょっと興味ありますね」

すこやん「・・・大沼プロだよ」

こーこ「え?あのおじいさん?」

咏「いつ頃ですか?」

すこやん「いつ頃って・・・うーん小学3年生くらいのときかな」

針生「ぶほぉっ!渋いですね」

すこやん「ちょ、笑わないでよ」

こーこ「となるとだいたいにじゅう・・・」

すこやん「あー!あー!こーこちゃん!前見て前」

こーこ「はいはい」

咏「あの頃の大沼プロですっごいかっこよかったんだよねー」

針生「そうなんですか」

すこやん「うん・・・まだ髪もふさふさですごいダンディだった」

咏「確かにあの頃は渋いオジさまだったんだよねー」

すこやん「しかもすっごい強かったんだよ」

咏「バリバリのオカルト派で・・・あの人のホンイツ理論は未だに分かんねー」カラカラ

針生「やっぱりプロのお二人はその頃から麻雀やってたんですね」

すこやん「うん私は幼稚園年長の頃には牌に触ってたから」

針生「なが!」

こーこ「つまり麻雀初めてもうにじゅう」

すこやん「こーこちゃん」

こーこ「着いたよー」キキー

すこやん「もう・・・!」

すこやん「(そうだよ・・・あれから私恋してないんだよね・・・)」


ネトラジ<モウ…!

妹尾「すこやんの趣味は渋めのオジサマみたいですね」

むっきー「うむ」メモメモ


針生「というわけで第2シードブロック一回戦勝ち抜けは奈良の阿知賀女子!」

咏「先鋒の松実玄が今後勝ち抜けるかの鍵を握るんじゃないかなー知らんけど」

針生「ではみなさんまた明日お会いしましょう」


関係者控え室

すこやん「終わった・・・」

すこやん「今日はやたらと短い試合展開になったな」

すこやん「・・・街にでも出てみようかな!」


東京のどっか

京太郎「今日は試合がない日だというのにやっぱり買出し係・・・」

京太郎「はぁ・・・俺もみんなと東京観光したかったなぁ」

京太郎「・・・なんか最近あんまり和や風越のキャプテンさんで妄想することがなくなったな」

京太郎「(代わりに・・・)」

すこやん「あれ・・・須賀くん?」

京太郎「小鍛冶さん!?」

京太郎「あ、あれ、今日は解説のお仕事ないんですか?」

すこやん「うん、今日はまだ私の解説日じゃないから・・・って汗すごいよ!?」

京太郎「え?いやいや全然汗かいてないですよ!こんな余裕のよっちゃんですよ!」ハハハ

すこやん「よっちゃん・・・?」

京太郎「(まずい!妄想してた相手が突然現れてしかも・・・)」

すこやんの格好 ショートパンツ(素足+メッシュブーツ)、薄手のタンクトップ、以上

京太郎「(露出が多い!!)」フンガー

すこやん「(あれ・・・なんだかリードできそう)」

すこやん「(・・・・・・お姉さんっぽいことしてみたいかも!)」

すこやん「須賀くん、ホントに汗がすごいからそこの喫茶店で少し休もう?」

京太郎「はぁ・・・」

すこやん「ほらほら早く早く」グイグイ

京太郎「(手が・・・手が柔らかい!)」


おしゃれな感じの店

京太郎「う、うわこういうところ初めて入りました」

すこやん「へー須賀くんってこういうところ来たことありそうだけどね」

すこやん「君、イ、イケメンだし(これを言える辺りが大人の余裕)」ドヤ

京太郎「イケメン?」



――
―――


スコン

京太郎「んが?」

教師「こら須賀ーぐっすりお休みしてるんじゃないぞー」

女子「須賀クンかわいー」クスクス

京太郎「(可愛い?)んあ・・・すみません」

教師「麻雀部全国進出って言っても女子だけだろーが」

クラス一同「ドッ」

京太郎「ぐう・・・俺も日々重労働を強いられているというのに」


休み時間

女子A「えー須賀くんパシリにされてんのー」

京太郎「うっ・・・そうストレートにいわれるときついけど・・・まぁ」

女子B「えー須賀くんちょー可愛そう」

女子C「もったいないよー須賀くんかっこいいのにー」

京太郎「そうか?」

女子A「そうだよー麻雀部のマネージャーやめて水泳部のマネージャーになってよ」

京太郎「俺はマネージャーじゃない!仮にも部員の一人なんだってば!」

女子B「ムキになったー」

女子C「ちょーかわいー」ナデナデ

京太郎「やめろっつーの!」


―――
――



京太郎「ああもしかしたら俺ってイケメンなんですかね」

すこやん「・・・え?」

京太郎「え?」

すこやん「あははははは!須賀くんって面白いこというね!」

京太郎「へ?そ、そうですか?」

京太郎「(なんか知らんけどウケた・・・)」

すこやん「うん、須賀くんはイケメンだと思うよ、お姉さんはね」クスクス

京太郎「そ、そうですか」

すこやん「(よし!かなりすんなりイケメンって言えた!)」

京太郎「でもそんなこと言ったら小鍛冶さんだってすごい可愛いと思いますよ」

すこやん「・・・へ?」

京太郎「可愛いと思うっていうか可愛いっていうか・・・10人の男に聞いたら10人可愛いっていうと思いますよ」

すこやん「え・・・あ・・・そ、そう」カー

京太郎「いや女の人もそういうんじゃないかな・・・多分みんな可愛いっていう・・・うん言うな」

すこやん「あ、も、もーいーよ須賀くん、お世辞は・・・」マッカ

京太郎「いやお世辞じゃないですって!なんなら後ろの席の人に聞いて見ましょうか?すみませーん・・・」

すこやん「須賀くん!いーから!ホントにいーから!」アワアワ

京太郎「あ、そうですか・・・すみません熱くなってしまって」

すこやん「(熱く・・・)いえいえ」カッカッ

京太郎「・・・あれそういえば何で俺の名前知ってるんですか?」

すこやん「あ、それは部員名簿を見れば分かるから・・・」

京太郎「わざわざ調べてくれたんですか!」

すこやん「う、うんまあ・・・面識もあったしね・・・」

京太郎「あ・・・まあそうですよね」シューン

すこやん「(な、なんなんだろうこの反応)」チュー

京太郎「(くそう一瞬期待した俺がバカだった・・・)」チュー

京太郎「(ん・・・イケメン?)あの小鍛冶さんってイケメン好きですか?」

すこやん「(きた!大人の女性の品格を試される質問!)」

すこやん「(ここで慌てたらいけない・・・大人の女性はこうクールに答えるはず・・・)」

すこやん「まあね。イケメンが嫌いな女性なんていないんじゃないかな?」ファサッ

京太郎「!!そうですか・・・」

すこやん「(やったか?)」


京太郎「(あ、あれだけ俺のことイケメンイケメン言っておいてイケメンが好きって・・・な、なんなんだろうこの反応)」カ-

すこやん「(あれ?私あれだけ須賀くんのことイケメンイケメン言っておいてイケメンが好きって・・・)」

すこやん「!!」カ-

京太郎「・・・」チュー

すこやん「・・・」チュー


京太郎「そ、そういえば小鍛冶さんはここら辺で何を?」

すこやん「えっ!?まあその、服でも買おうかなと思って」

京太郎「・・・そうですか」

すこやん「うん・・・」チュー

京太郎「も、もしよかったら」

すこやん「?」

京太郎「荷物持ち・・・入りませんか」

_____
____
___


すこやん「(た・・・た・・・た・・・)」

すこやん「(頼んでしまった!頼んでしまった!)」

すこやん「(やばい!変な匂いとかしないよね!?しないよね!?)」

すこやん「(こ、香水でもつけてくればよかった・・・)」ジワ


京太郎「(た・・・た・・・た・・・)」

京太郎「(頼まれてしまった!頼まれてしまった!)」

京太郎「(いや申し出たの俺だけど!)」

京太郎「(どうしよう・・・かなり汗臭いんじゃないか俺・・・?)」

京太郎「(ああ・・・エイトフォー持って来るんだった・・・)」クンクン


すこやん「・・・」スタスタ

京太郎「・・・」スタスタ

すこやん「(うう・・・会話が・・・)」

京太郎「(うう・・・可愛い・・・)」

すこやん「(会話会話会話会話会話会話会話・・・)」

京太郎「(可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い・・・)」

すこやん「あ、ここカワイ表参道だ」

京太郎「可愛い表参道!?」

すこやん「?いやカワイ表参道」

京太郎「あ、ああカワイ表参道」

すこやん「じ、じゃあここら辺で服探そうか・・・」

京太郎「あ、お任せします・・・」


店員「イラッシャセー」

京太郎「うわ・・・おしゃれな店・・・」

すこやん「そ、そうかな?」

京太郎「長野じゃこんなところ行かないですからね、金もないですし」

すこやん「まあそうかも・・・」


京太郎「(まずいぞ・・・もし店員がこっちに来て「彼女ですか?」とか聞かれたら・・・)」

すこやん「(どうしよう・・・店員さんがこっちきて「彼氏ですか・・・」とか聞かれたら・・・)」

京すこ「(対応できない!)」

店員「」スッ

京すこ「」スッ

店員「・・・」スッ

京すこ「・・・」スッ

店員「(こいつ・・・出来る!)」


京太郎「な、なんかあんまり落ち着いて買い物できませんね・・・」

すこやん「そ、そうだね・・・あ、これ買ったら出ようかな」

京太郎「へえ、可愛いですね」

すこやん「そ、そうかな」

京太郎「ええきっと似合うと思いますよ」

すこやん「・・・(あ、嬉しすぎても涙って出そうになるんだ・・・)」


店員「あのー」

京すこ「!?」

店員「ご姉弟でいらっしゃいますか?」

京すこ「」


店員「アリッシター」

京太郎「(やばい)」

すこやん「」ブツブツ

京太郎「(小鍛冶さんの目がやばい)」

京太郎「(小鍛冶さんは姉弟であること承諾し・・・)」

京太郎「(そしてなぜか暗黒面へ落ちていった・・・)」

京太郎「(なぜだ・・・「ご姉弟ですか?」は安牌じゃなかったのか・・・?)」


カァーカァーザワザワ

京太郎「(やばい・・・日も暮れてきたしなんか雑多な街の中へ・・・)」

すこやん「」ピタッ

京太郎「あ、あれ」

すこやん「須賀くん・・・ここ入ろうか」

京太郎「こ、ここって」


ピンクの建物「オッス」


京太郎「(どう見てもラブホー!)」

すこやん「どうする?ちょっと今の私すごいかも知れないけど・・・」

京太郎「(これは試されている?男として試されている!?)」

すこやん「須賀くんは何もしなくてもいいよ・・・私が全部やるから」

京太郎「(どうする・・・選択の時間はない!小鍛冶さんが今すぐ答えを欲しそうな目で見ている!)」

京太郎「(ええい・・・ままよ!)」

京太郎「行きます!」

すこやん「・・・ありがとう」スッ

京太郎「・・・あれ?」

京太郎「こっちのピンクの建物じゃなくて・・・」


雀荘「池田」


京太郎「」


二時間後

雀荘「もう来んなし!」

京太郎「す、すごかったですね・・・」

すこやん「・・・」

京太郎「(まだ目が濁っている・・・)」

すこやん「(もう・・・絶対引かれちゃったよね・・・)」

すこやん「(ストレス発散の麻雀にいたいけなDKを付き合わせるアラサー女)

すこやん「(でもでもそもそも年が違いすぎたんだし・・・)」

すこやん「(あの店員さんの「ご兄弟ですか」って絶対「親子に見えるけどしゃーねーか」ってことだよね?)」

すこやん「(これがアラサーの限界・・・いやアラフォーだっけ?私)」

すこやん「(もうどっちでもいいや・・・・・・)」ジワ


京太郎「あ、あの小鍛治さん!」

すこやん「?」

京太郎「す、すみません僕もうそろそろ帰らなくちゃいけないんです・・・」

すこやん「そっか・・・そうだよね」

すこやん「ごめんね・・・こんな時間までアラフィフティーンの君を連れまわして・・・」

京太郎「(アラ・・・なんだって?)い、いえこちらこそ楽しかったです!小鍛冶プロと買い物とか・・・麻雀とかできて!」

すこやん「うんありがとうこっちも楽しかった・・・」

すこやん「(現世最後の逢瀬・・・)」

すこやん「それじゃ・・・」

京太郎「だっだからっ!」

すこやん「?」

京太郎「メールアドレス・・・交換してくれませんか?」

すこやん「・・・え?」

京太郎「い、いやあの、ホント迷惑じゃなかったらでいいんですけど!あの、ホント有名人だからとかじゃなくて・・・」

京太郎「こっ小鍛治さんのアドレスだから!教えて欲しいです!」

すこやん「・・・」

京太郎「・・・」ドキドキ

すこやん「・・・」スッ

京太郎「へっ」

すこやん「ごごれ゙んら゙ぐして」ダッ

京太郎「あっあの!」


タタタタ

京太郎「行ってしまった」

京太郎「これは・・・名刺?」

京太郎「アドレスも電話番号も書いてある・・・」

京太郎「・・・OKってことでいいのかな?」


ダダダダダ

ウワッアブネーキーツケロ

すこやん「(うれしいうれしいうれしいっ!)」ボロボロ

すこやん「(私のアドレスだから欲しいって!私のだから欲しいって!)」

すこやん「(アラサーの私のアドレスが欲しいって!)」

すこやん「(どうしよう今泣きながら笑いながら泣いてる!)」

すこやん「(こんな顔誰にも見せられない・・・!)」


タタタタタタ

タタタタ

タタ・・

ピタ

すこやん「こーこちゃん・・・」ハァハァハァ

こーこ『恋愛は中学生並み―』

すこやん「(ホントそうだよ・・・)」

すこやん「(これ・・・絶対好きになっちゃってる・・・)」

すこやん「ぅあ・・・」

すこやん「うわあああああああああああああん!!!」


後日

京太郎「」ポケー

タコス「なんか京太郎が黄昏てるじぇ・・・」

和「まだ真昼間なんですけどね・・・」

ワカメ「一度夜遅くに帰ってきてからずっとこうじゃのう」

久「女にでも引っかかったんじゃないかしら?」クス

咲「!?」


京太郎「(これ・・・連絡してもいーのかな・・・)」ピラピラ

京太郎「(でもあの時小鍛治さん泣いてた?みたいだし・・・)」

京太郎「(拒否なのか・・・?OKなのか・・・?)」

京太郎「あーもう分からん!」ゴロゴロ


タコス「なんかもんどり打ち始めたじぇ・・・」

咲「あの状態・・・私がカプで行き詰ったときの状態に似てる・・・」

和「違うと思います」


京太郎「分からん・・・分からん・・・」


ワカメ「こんどはなんかつぶやいとるのお・・・」


京太郎「スマヌ・・・スマヌ・・・」


久「彼岸島?」

和「彼岸島ですね」

タコス「書いてる奴の迷走っぷりが手に取るようにわかるじぇ」


京太郎「(小鍛治さんとあってたこと話したくないから相談も出来ないしなー)」

京太郎「(こんなもん小鍛治さんに聞くまでわかんねーよー)」ゴロゴロ

京太郎「ん?聞く」ピタッ

京太郎「それだ」ガバ

京太郎「(メールしていいですか?って本人に直接会って聞くのもおかしい気がするけど)」

京太郎「(メールってパーソナルなコミュニケーションだし・・・やはり確認を取らないとだよな)」

京太郎「・・・ホントに気が小さいな、俺って」

京太郎「そうと決まればインハイ会場に突撃だ!」


会場

京太郎「今日は一回戦最終日」ハァハァ

京太郎「臨海ブロックの試合か・・・」


休憩所

京太郎「・・・いないか」

京太郎「まあ待ってれば来るかも知れないし」

京太郎「待とう」


すこやんの宿泊ホテル

すこやん「(枕気持ちいい)」ギュー

すこやん「(お布団気持ちい)」グダー

すこやん「はぁー」

すこやん「(私は貝になりたい)」ゴロゴロ


prrrrrrrr

すこやん「」シュバッパシッ

すこやん「何だ・・・こーこちゃんからのメールか」ハァ

すこやん「(って何だじゃないんだよね)」

すこやん「(こーこちゃん心配して連絡くれてるんだもんね・・・)」

すこやん「・・・・・・」

すこやん「(ごめんね)」ゴロゴロ

すこやん「・・・・・・」ゴロゴロ

すこやん「(須賀くんの腕・・・結構太かったな)」ピタ

すこやん「(ちょっとが血管浮き出てて・・・逞しかったな)」

すこやん「う・・・」キリ

すこやん「か、過去に例を見ないほど胸が痛い・・・」キリキリ

すこやん「うう・・・」

すこやん「あ、もうこんな時間」

すこやん「・・・今日、こーこちゃん一人で会場行ったんだよね」

すこやん「ごめんねこーこちゃん」

すこやん「・・・・・・・」

すこやん「臨海ブロックの試合・・・見なきゃ」ピ



針生「決まったー!有珠山高校が満貫をツモって堂々のトップで副将戦終了!」

咏「やっぱ有珠山高校は強いねーまだ分からんけど」

針生「それでは昼休みの後大将戦を開始します」


京太郎「前半終了か・・・」

京太郎「お昼休みなら売店とかに行ってるかもな」

京太郎「ちょっとうろついてみようかな」


昼休み 関係者休憩所

こーこ「大問題です」

針生「なに?私実況で疲れてるんだけど」

こーこ「すこやんが部屋から出てきません」

針生「そんな・・・別にオフなんですから部屋に篭っていたい日もあるんじゃないの」

こーこ「ところがどっこい!すこやんはそうじゃないんです!」

針生「(うぜえ・・・)」

こーこ「すこやんは天然植物人間なんです。太陽光にあたって光合成しないと死んじゃうんです」

針生「ちょっとヘンなこというのやめなさいよ」

こーこ「しかも電話にもメールにも反応なしです」

針生「あんたがしつこすぎたんじゃないの?」ヘッ

こーこ「さらにさらに」

こーこ「昨日夜分遅く帰って来たときのこーこちゃんの目が充血してました」

針生「・・・何だと?」

こーこ「女なら誰でも泣きはらした経験があるでしょう」

こーこ「間違いなくそれです」

針生「これは・・・」

こーこ「まさか・・・」

こ針「男の予感!」


咏「小鍛治さんに男とかオカルトだねー」ヒョコッ

こーこ「うわっ!」

針生「ちょっとビックリさせないでくださいよ!」

咏「知らんし」

針生「でも小鍛治プロに彼氏とかできたら結構ビッグニュースかも知れないですねー・・・」

咏「小鍛治さんは関係者の間でアイドル的なところあるからねー」

こーこ「うーん一番の友人としてはちょっと複雑・・・」

針生「あんた小鍛治プロとの付き合いまだ1年も経ってないでしょうが・・・」

こーこ「でもすこやんが靡く男ってどんなんだろ・・・」

針生「年上ですかね・・・大沼プロが初恋だって言ってましたもんね」

咏「んーそりゃ分かんねーんじゃないかなー案外年下かもよ?」

咏「ほらあんな感じの」


京太郎「迷った・・・」


こーこ「うーんすこやんは簡単にイケメンになびくタイプではないと思うんだけどなー」

針生「根拠はあるんですか?」

咏「いや?知らんし」カラカラ

針生「」イラッ

針生「っていうかそもそも学生ですし!」


京太郎「?」


同時刻

すこやん「ん」ノビー

すこやん「・・・今から会場行ってもまだ大将戦間に合うんだよね」

すこやん「どうしよう」

すこやん「・・・・・」スチャ

すこやん「携帯に着信はなし・・・か」


針生「準決勝進出は有珠山高校に決まりました!」

咏「臨海のネリーにどう対応するかが見ものだねー知らんけど」

針生「ではまた次の試合でお会いしましょう」


京太郎「来なかったなー」

京太郎「はは、なんか初戦の日のデジャヴだな」

京太郎「あのときは小鍛治さんにジュース奢ってもらって―」

京太郎「あ・・・」

京太郎「ポカリ・・・売り切れてる」

京太郎「・・・」ガンッ

自販機「おうふ」

京太郎「・・・ごめんなさい」

自販機「許すよ」


その夜 すこやんのホテル

すこやん「11時か・・・」ゴロン

すこやん「連絡、来なかったな」

すこやん「何だろ・・・連絡先聞いてきたのは冗談だったのかな」ジワ

すこやん「・・・・・・」グイッ

すこやん「・・・」ポチポチ


「須賀くんへ

 連絡下さい

 小鍛治」


すこやん「なーんてね」

すこやん「・・・・・・」

すこやん「よしっ!」ガバッ

すこやん「次会えたら話そう!」

すこやん「会えなかったら・・・」

すこやん「いや探そう!」

すこやん「そして話す!何か分からないけど話そう!うん!」

すこやん「・・・・・・」

すこやん「だから・・・」ジワ

すこやん「今は泣いてもいいよね・・・?」

すこやん「うぅ・・・」ボロボロ

すこやん「うぅううぅうう・・・・・・・!」


翌日

すこやん「よし!」

すこやん「昨日はちょっと弱気になりすぎてたよ、私!」

すこやん「そーだよたまたま昨日は連絡くれなかっただけかも知れないし」

すこやん「そもそも向こうも一日中私のこと考えるてるとは限らないし?手が空いたときに連絡くれるのかも知れないし?」

すこやん「うん・・・今日は健やかに行こう」


こーこの部屋

すこやん「こーこちゃん?」コンコン

こーこ「すこやん?」

すこやん「うん」


ガチャ

こーこ「・・・もういいの?」

すこやん「うん、メール返すのが遅れてごめんね」

こーこ「・・・私いつでも相談乗るぜー?」

すこやん「うん・・・ありがとうこーこちゃん」

すこやん「でも大丈夫だから」

こーこ「・・・この適度に不健康な感じ!いつものすこやんだね!」

すこやん「うん・・・って私はこれでも健康体・・・」

こーこ「わはは」

こーこ「んじゃいこーか!」

すこやん「(何か・・・あまりにも恥ずかしくて相談も出来ないんだよね)」

すこやん「(こーいうとき友達を頼れないから・・・この歳になっても浮いた話のひとつもないんだろうな)」

すこやん「・・・う」キリキリ

こーこ「・・・」


清澄控え室

京太郎「今日は雨か・・・」

タコス「雨の日のタコスもうまい」モグモグ

京太郎「天気関係あんのか?」

タコス「大アリだじぇ。湿度によってタコスの味は変わるのだ」

京太郎「そんなもんかなぁ・・・」

京太郎「ん?」

咲「あ、やっぱりシード校はどこも上がってきてるね」

和「そうですね・・・どこも強豪ばかりです」

京太郎「あれ?それ今日の試合日程?」

咲「うん。昨日の夜FAXで送られてきたよ」

京太郎「見してくれ」

咲「はい」


京太郎「(解説小鍛治健夜は・・・)」

京太郎「(臨海ブロックの準々決勝か)」

京太郎「(時間・・・被っちゃってるな)」

咲「(京ちゃん・・・真剣な顔するとやっぱりかっこいいな)」キュン

咲「(何でその顔をハギヨシさんに向けてくれないんだろう・・・)」ハァ

京太郎「?」


ブオー

すこやん「分かってたけど・・・臨海ブロックと永水ブロックの準々決勝は被ってるんだね」

こーこ「そーだよー」

すこやん「残念だな・・・」

こーこ「お、どーした永水ブロックに気になる高校でもあるの?」

すこやん「うん・・・清澄高校・・・」

こーこ「清澄・・・ああ初出場だもんねー」

すこやん「うん・・・長野の天江衣選手は絶対に今年も上ってくると思ってたから」

こーこ「あーすこやんのお気に入りだもんねー」

すこやん「別にお気に入りってわけじゃないんだけど・・・」

すこやん「(あの子が一番私に近い気がしたんだけどな)」

すこやん「(それに・・・)」


こーこ「小鍛治プロは今恋してますかー?」

すこやん「ぶはぁっ!」

こーこ「・・・」

すこやん「何でこーこちゃんは毎度毎度いきなりそういうこと聞くかなぁ!」

こーこ「小鍛治プロが珍しく声を荒げております」

すこやん「ちょっ」

すこやん「・・・」

すこやん「ラジオ配信してないよね?」

こーこ「してないよー」カチッ


ネトラジ<シテナイヨー

プツッ

妹尾「切れちゃったね・・・」

むっきー「クソが」


ブオー

こーこ「・・・やっぱりさ心配だったんだよね」

すこやん「え?」

こーこ「だって友達が目ぇ真っ赤にして帰ってきたら誰だって心配するじゃん」

すこやん「・・・」

こーこ「だからさ・・・確かに私年下だけど・・・相談とかしてくれたら乗るからさ・・・」ジワッ

すこやん「えっ」

こーこ「別に私じゃなくてもいいから・・・誰かにちゃんと相談してよ」グスグス

すこやん「えっえっ何でこーこちゃんが泣くの?」

こーこ「だって・・・何か寂しいじゃん~一人で枕濡らして寝るのとかさぁ~」ウワーン

すこやん「うっ運転!運転しっかりお願い!」

こーこ「すこやんが話してくれたらちゃんとするし」メソメソ

すこやん「はっ話す!話すから!」

こーこ「やった」ケロッ

すこやん「・・・・・・」

こーこ「ヘヘヘ」

すこやん「・・・ごめんね心配かけて」

こーこ「いいってことよー」ブオー

すこやん「うん・・・・・・今夜、ちゃんと話すから」

すこやん「(ちゃんと・・・話せるようにしとかなきゃ)」

すこやん「はっ話す!話すから!」

こーこ「やった」ケロッ

すこやん「・・・・・・」

こーこ「ヘヘヘ」

すこやん「・・・ごめんね心配かけて」

こーこ「いいってことよー」ブオー

すこやん「うん・・・・・・今夜、ちゃんと話すから」

すこやん「(ちゃんと・・・話せるようにしとかなきゃ)」



清澄控え室

京太郎「(被ってるってことは・・・試合が始まる前に会わないとまずい!)」

京太郎「早めに会場入りしといてよかった」

久「でもかなーり時間空いちゃったわね」ウーン

久「・・・自由時間にしようかな」

京太郎「!!」

タコス「よし犬!お前にこれからタコスの極意を教えてやろう!」

和「須賀君なら物凄い勢いで出て行きましたけど」

タコス「最近の犬は自由行動が多すぎるじぇ・・・」


こーこ「到着ー!」

すこやん「ちょっと早く着きすぎちゃったね」

こーこ「じゃあ朝ご飯でも買ってこようかなー」

すこやん「ん、じゃあ待ってる」

こーこ「おう」

すこやん「(・・・試合時間が被ってるってことは、今のうちに探さないとだよね)」

すこやん「(今すぐ・・・)」

すこやん「うう・・・なんで」キリキリ


京太郎「小鍛治さん?」ハァハァ

すこやん「!?」

京太郎「やった・・・見つけた」ハァ

すこやん「」

すこやん「」ダッ

京太郎「ちょっ」

京太郎「ちょっ!濡れちゃいますよ?!」ダッ


バシャバシャバシャバシャバシャ

すこやん「(何私逃げてんの?駄目でしょ!)」バシャバシャ

京太郎「(何で逃げられてんの!?)」バシャバシャ

すこやん「(おかしいおかしい!だって向こうは私の気持ち気づいてないんだよ?逃げる必要ないよ?)」

京太郎「(え?あれ?俺やっぱ迷惑?ストーカー的なあれか?)」

すこやん「(そうだよ!私が普通にしてればいいんだって!)」

京太郎「(ええいもう全部話して聞いてみればいいや!)」

すこやん「(今日は話すって決めたんだ・・・逃げるな小鍛治健夜―!)」


ピタッ

すこやん「・・・」ハァハァ

京太郎「・・・」ハァハァ

京太郎「あの」ビショビショ

すこやん「やぁー須賀くんじゃない!偶然だね!」ビショビショ

京太郎「」

すこやん「(間違えたまちがえたまちがえたまちがえたまちがえた)」ダラダラ

すこやん「(散々逃げ回って「偶然」って・・・)」ダラダラダラダラ

京太郎「」ザッ

すこやん「(ぐ、偶然出会えた偶然に感謝!いやいや偶然足がひきつけを起こして走り出しちゃった!)」

すこやん「(・・・いやいやいやいや!)」グルグル

すこやん「(あ・・・・・・・・もう頭回んな)」


ギュ

すこやん「え?」

京太郎「・・・」

すこやん「え・・・なんで」

京太郎「・・・なんか」

京太郎「寒そうだったから・・・」




すこやん「・・・・・・・・」

京太郎「・・・・・・・・」

すこやん「・・・」ギュ

京太郎「・・・!」

すこやん「・・・」

京太郎「あの」

すこやん「はい」

京太郎「メールしてもいいですか」

すこやん「待ってました」

京太郎「すみません」

すこやん「いえいえ」

京太郎「・・・」

すこやん「・・・」

京太郎「電話もしていいですか」

すこやん「待ってます」

京太郎「よかったです」

すこやん「・・・」

京太郎「・・・」

すこやん「だきつかれてびっくりしました」

京太郎「ごめんなさい」

すこやん「ゆるします」ギュウ

京太郎「・・・」

すこやん「・・・」

京太郎「このままでは風邪を引いてしまいます」

すこやん「そうですね」

京太郎「軒下に入りましょう」

すこやん「このままがいいです」

京太郎「・・・」

すこやん「・・・」

京太郎「じゃあこのまま移動しましょう」

すこやん「はい」


カニアルキカニアルキ

すこやん「・・・」

京太郎「・・・」

すこやん「・・・っぷ」

京太郎「・・・っく」

すこやん「あはははははははは」

京太郎「あはははははははは!」


10分後

すこやん「あー笑っちゃった」

京太郎「雰囲気ぶち壊しでしたね」

すこやん「・・・うん」クス

京太郎「あの、メールしますから」

すこやん「うん」

京太郎「っていうかもう今しちゃいますから」ゴソゴソ

すこやん「だめ」

京太郎「え」

すこやん「一緒にいるときは・・・私を見てて欲しいな」

京太郎「・・・はい」

すこやん「・・・」カァ

京太郎「・・・」カァ

すこやん「そ、そろそろ戻ろうか」スクッ

京太郎「そ、そうですね」スクッ

すこやん「あ、あのね須賀くん」

京太郎「はい?」

すこやん「あの・・・なんていうか」

京太郎「?」

すこやん「えっと・・・その」

すこやん「分かれる前に・・・あの」モジモジ

京太郎「・・・?」

京太郎「あ、トイレですか?」

すこやん「じゃなくて!」

すこやん「あの・・・言葉で」

京太郎「え」

すこやん「言葉でちゃんと、聞いておきたいデス・・・」

京太郎「あ・・・」

すこやん「・・・」カー

京太郎「・・・分かりました」

京太郎「俺は・・・」


控え室

京太郎「ただいまー」

タコス「おうちゃんと帰ってきたな犬―ってびしょびしょだじぇ!」

和「わっ」

ワカメ「どこで何しとったんじゃあ」

京太郎「ははは・・・」

久「はいタオル」

京太郎「すみません」

久「・・・何か分からないけど・・・スッキリした顔になったじゃない」

京太郎「・・・はい!」

咲「(雨の中でのハギ京・・・一理あるね)」


すこやん「こーこちゃんごめーん」

こーこ「ちょっとすこやーん!どこ行ってたの」

すこやん「ごめんごめん」ハァハァ

こーこ「しかもびしょびしょ・・・あれ?」

こーこ「どうしたの、顔」

すこやん「え?」ハァ

こーこ「だって」

こーこ「すっごい笑顔じゃん」



「須賀京太郎です
 電話番号は090XXXXXXXXです
 登録お願いします

 好きです
 俺とお付き合いしてもらってもいいですか」



すこやん「うん!」







その日の晩 すこやん部屋

すこやん「こーこちゃん」ボー

こーこ「んー何ー?」

すこやん「好きな人と抱き合うと安心するんだね」

こーこ「」

こーこ「」ピト

すこやん「熱はないよ」

こーこ「覚悟はしてたけどその切り出し方は予想外だった・・・」

すこやん「うん・・・」

こーこ「何?やっぱり今日試合開始前にいちゃついてたの?」

すこやん「いちゃついてはないよ!」

こーこ「(いや今抱き合ったつってたやん)」

こーこ「ふーんじゃあそれですこやん涙の原因は消えたの?」

すこやん「うん・・・もう完全に大丈夫だから」

こーこ「そっか・・・じゃあお姉さんも安心だ!」

すこやん「お姉さんってこーこちゃんの方が・・・」

すこやん「・・・そうかもね」

すこやん「こーこちゃんに言われたもんね、「恋愛は中学生並み」って」

こーこ「ちょっと違うけど・・・言ったかもねー」ナハハ

こーこ「(以外と根に持つ小鍛治プロ(アラサー)であった)」

すこやん「うん・・・その通りだなあって思った」

こーこ「・・・そっか」

すこやん「うん」

こーこ「・・・」

すこやん「・・・」

こーこ「いーんじゃないかな、中学生で」

すこやん「え?」

こーこ「中学生並みなら中学生みたいな恋すればいいさー」

すこやん「そう・・・なの?」

こーこ「あんま無責任なことも言えないけど」

こーこ「いいと思うよー中学生みたいなの恋愛」

すこやん「なんか適当だね・・・」

こーこ「えーだって恋心一番激しいのってあの時期だもん」

すこやん「そうなんだ」

こーこ「うん、まあその分失敗も山盛りだけど」

すこやん「・・・・・・」

こーこ「そこから始めればいいさー」

すこやん「・・・うん、そうする」

こーこ「相手にだまされないようにね」ウヒヒ

すこやん「だっ大丈夫だよ!」

こーこ「あはは、じゃーおやすみー」バタン

すこやん「もう・・・」

すこやん「・・・・・・」

すこやん「(・・・大丈夫だよね?)」

すこやん「・・・・」カチカチ


京太郎の部屋

京太郎「あ、小鍛治さんからメールきてる」

京太郎「何だろ・・・」パカッ


「よろしくね、お兄さん」


京太郎「・・・?」



ネトラジ<ダイジョウブダヨ!

妹尾「すこやんにもついに彼氏が出来たみたいだね・・・」

むっきー「よし殺そう」





すこやん部屋(実家)

すこやん「彼氏ができました」

すこやん「彼氏・・・」

すこやん「・・・」ゴロゴロゴロ

すこやん「・・・」ピタッ

すこやん「彼氏」

すこやん「・・・」ゴロゴロゴロゴロ

すこやん「私小鍛治健夜に彼氏ができました」ピタッ

すこやん「これから夜は多少不健康になるかもしれません」

すこやん「なーんてなーんて」ゴロゴロゴロ

すこやん「いや現実を見よう」ピタッ

すこやん「私はアラサー、相手はアラフィフティーン」

すこやん「いくら恋愛中学生といえどもこの事実は覆らない・・・」

すこやん「店員にも「親子ですか?」って言われちゃったし・・・」←言われてない

すこやん「16歳か・・・」

すこやん「気持ちだけは・・・あの頃に帰れた気がする」

すこやん「それだけで満足・・・」

すこやん「できない私は」

すこやん「やはり欲深いのだろうか」

すこやん「・・・・・・」

すこやん「・・・」モゾモゾ








すこ母「最近健夜の夜は健やかじゃないみたいですね」

すこ父「むしろ健康的だと思う」


おわり


こーこ「っていう同人誌を冬コミで発表しようと思う」

すこやん「やめて」

咲「私はハギ京がいいと思います」




おわり




-小ネタ①-


すこやん「♪」グニグニ

京太郎「あの」

すこやん「何?」

京太郎「何で俺の腕触るんですか?」

すこやん「だって男の人の体って硬くて面白いんだもん」グニグニ

京太郎「そうですか」

京太郎「・・・」プニ

すこやん「ひゅ」

すこやん「はんでほっへたひっはるの?」

京太郎「だって女の人の体って柔らかくて面白いんですもん」プニプニ

すこやん「」


-小ネタ②-


京太郎「・・・」タン

すこやん「あっそれじゃない、駄目」ムニュ

京太郎「・・・」

すこやん「もう2sは3枚切れちゃってるから・・・もう1s3sのカンチャンターツは捨てて・・・」ムニュ

京太郎「・・・」タン

すこやん「あっそれも駄目。シャンポン待ちは上がり牌が少ないから基本的にはリャンメンに受けた方が」ムニュ

京太郎「・・・(下半身リーチ)」


-小ネタ③-


すこやんアイ:いつも死んだ魚のような目をしてるぞ!
すこやん二の腕:ちょっとぽよぽよしてて柔らかいぞ!
すこやんうなじ:年齢の香りがするぞ!
すこやん鎖骨:結構くっきり浮き出てるぞ!
すこやんおっぱい:とにかく柔らかいぞ!サイズは秘密だ!
すこやんヒップ:小ぶりだぞ!
すこやん・・・:すべて秘密だぞ!
すこやんふともも:すっごい指が食い込むぞ!
すこやんふくらはぎ:すべすべだぞ!
すこやん足の甲:すこやんはたまにここが痒くなるぞ!
すこやんエイジ:アラフォーだぞ!
すこやん:アラサーだよ!