http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340951179/



夏休み
京太郎宅


京太郎「あー。」

京太郎「夏休みなのにほんと何もねーなぁ」

京太郎「部活は部活でレベルが違いすぎるしなぁ」

京太郎「ほぼ優希のお守りだぞ...」

京太郎「健全な男子高校生の夏がこんなのでいいのだろうか」

京太郎「...よくねぇよな。」

京太郎「なんか旅行でも行きたい気分だぜ...」

京太郎「んー。どうするか」


<キョウタローゴハンヨー

京太郎「とりあえず何か食ってから考えるか」

京太郎「腹が減ってはなんとやらだな」



台所

京太郎「うぇ。またソーメンかよ…」

母「文句言うなら食べなくていいのよ?」

京太郎「ごめんごめん食うって!」

京太郎「頂きます」

母「はいはい。あ、ところで京太郎」

京太郎「ん?何?」ズルズル

母「あなたもう夏休みなのよね?」

京太郎「おう。そうだけどどうかしたの?」

母「いや、それがねぇウチのお爺ちゃんが倒れちゃったらしくてね」

京太郎「えっマジで!?爺ちゃん大丈夫なの?」

母「うん。全然ピンピンしてるらしいんだけどね」

母「お婆ちゃんを家に残してるのが心配でしょうがないらしいのよ」

京太郎「あー。婆ちゃんもいい年だもんねー」

母「それでね?親戚のだれかが婆ちゃんの家に行ってあげてくれないって話になってるのよ」

京太郎「ほうほう。まぁ誰かいてあげるべきだとは思うな」

母「でしょ!?そこでね京太郎。アンタちょっと行って来てくれない?」

京太郎「へっ?」

母「ほんの3日くらいでいいから。ね?お婆ちゃん心配でしょ?」

京太郎「いや、そりゃまぁね…」

京太郎(んー。どうせ家いてもアレだしなぁ久しぶりに婆ちゃんの顔見るのも悪くねーかな)

京太郎「よし。いいよ!ところで婆ちゃんの家って長野の何処なの?」

母「何言ってるのよ、お婆ちゃんの家は岩手よ?」

京太郎「へっ?い、岩手!?」



……
………


出発当日

母「はい、これとこれとこれ。あとはお婆ちゃんによろしくね。」

母「結構田舎なところだからリフレッシュしてきなさいな」

京太郎「んー。久しぶりにすぎてわかんないんだけどなぁ」

京太郎「まぁしっかり遊んでくるよ」

京太郎「それじゃ行ってきます!」

母「はい。行ってらっしゃい。気をつけるのよー?」

京太郎「子供じゃないから大丈夫だってば!んじゃ行ってきます!」



移動中

京太郎「田舎かぁ…どんなとこなんだろ?」

京太郎「婆ちゃん家行ったのすごい小さい頃だったしなー」

京太郎「なんかこうかすかに覚えてるのは…爺ちゃんとカブトムシ取ったりしたことぐらいか」

京太郎「さて、ちょっと時間どれくらいかかるか調べてみるかなー」

京太郎「…」pipipi

京太郎「うへぇ…移動時間とんでもないな。」

京太郎「あ、そうだ。暇つぶし用に雑誌とか買うか…」

京太郎「おし、コンビニ…コンビニ…っと…あ、あった」


ウィーン
<イラッシャイマセー

京太郎「あー冷房涼しいー」

京太郎「冷房考えた人にノーベル賞とかあげたほうがいいよホント」

京太郎「さて、何の雑誌にするか…」


「月刊麻雀の友 三尋木プロ特集&インタビュー」

「週間タコス 本場メキシコ風トルティーヤの作り方」

「本当にあった都市伝説&未確認生物100連発」


京太郎「麻雀部的にはここでサッと麻雀を選ぶべきなんだろうけど・・・」

京太郎「んー。せっかく休みだし麻雀からは離れたい…」

京太郎「タコスとかこれ週間で出す意味あんのか?優希が喜びそうだな」

京太郎「都市伝説…こういうオカルト本って絶対コンビニにあるよなぁ」

京太郎「河童のミイラ15連発!…なんだよ河童さんイジメられてたのかよコレ…」

京太郎「でも面白そうだしなぁ。これ買ってみるか…」


ウィーン
<アリガトウゴザイマシター

京太郎「うへっ暑いなぁ…」

京太郎「まぁいいや雑誌やら買ったしあとは電車でのんびりすごせばいいだろ」

京太郎「えーっと…うん、乗り換えはあんまりないみたいだな。」

京太郎「んじゃ、いっちょ僕の夏休みしてきますかね」

京太郎「行くぜ岩手ー!」テクテク





<〇〇ホーム電車が発車します。ご注意ください。

京太郎「おし、乗れた乗れた危ない…」ダダッ

京太郎「しかしガラガラだな…」

京太郎「大丈夫なのかこれ?まぁいいか一人旅らしいもんな」

京太郎「それに都合が良い。雑誌読もうっと」ゴソゴソ


「夏の怪談ランキングTOP10!」

アンケートで100人に聞いたアナタが一番怖い都市伝説は?

第一位「八尺様」

第二位「かしまさん」

第三位「ヒサルキ」

第四位「姦姦蛇螺」

第五位「リゾートバイト」


………
……



京太郎「ほー。意外と沢山あるもんだなぁ」

京太郎「やっぱ夏はホラーがいいもんだな」

京太郎「どうせならやっぱ第一位から読むか…」

京太郎「は、はっしゃく?様でいいのか?怖そうだなこれ…」

京太郎「えーっと…どれどれ…」ペラペラ


「八尺様」

白いワンピースに白い帽子を着た長身の女性の妖

その行動は謎に包まれており、若い男を攫うという…

一人の男がその妖に魅入られた話をご紹介しよう。


京太郎「ワンピース…・帽子…」

京太郎「何か読んだ感じだけだと可愛いんじゃねーか?これ」

京太郎「うし。一気に読むか」

京太郎「えっと…」ペラペラ


………
……



京太郎「はぁーっ読み終えた」パタン

京太郎「………」

京太郎「……・こ。」

京太郎「怖っわ!!」

京太郎「なんだよこれやべぇな雑誌だと思って舐めてたわ…」

京太郎「うわぁ。しかも今から行く田舎なんかまんま八尺様の舞台みたいじゃん…」

京太郎「帰りてぇな…読むんじゃなかったわコレ…」

京太郎「あー。電車内誰もいねーし余計怖ぇーよぉ…」

京太郎「ぽぽぽって聞こえてきたら気絶できんぞ…」

京太郎「もう次の話読むのやめとこ・・・」


<ツギハー○◯駅ー

京太郎「っと乗り換え乗り換え!」

京太郎「しかしだいぶ外が緑ばっかになってきたなぁ」

京太郎「着くのは夜だし早く着かねーかな」

京太郎「あー。起きてたらなんかさっきの怪談思い出してダメだ」

京太郎「少しだけ眠るか…どうせ終点駅だし…な…zzz」


…サンッ
…キャクサンッ
…オキャクサンッ!

京太郎「ん…なんだ…?」

車掌「なんだじゃありませんよ。着きましたよ終点駅」

京太郎「わっすいません!今降りますから!」ババッ

車掌「いやいや、ご乗車ありがとうございましたー」


<ホーホーホッホーホーホーホッホー
<リンリンリンリン

京太郎「うわぁ…想像してたより田舎だな…」

京太郎「虫と鳥の声しかしないぞ」

京太郎「なんか不気味だし街灯も少ないし…」

京太郎「あーいかん。なんかまた八尺様思い出してきた…」ブルブル

京太郎「早く婆ちゃん家に向かおう」テクテク


???「…」ヒタヒタ


京太郎「さーて、婆ちゃん家はっと…」テクテク

???「…」ヒタヒタ

京太郎「えっと…地図によると」ガサッ

???「…」ヒタヒタ

京太郎「おお、あの丘をあがったとこか…」

京太郎「おし、婆ちゃん心配させても行けないし急ぐか」スタスタ


???「…」ヒタヒタ


京太郎「…」テクテク

???「…」ヒタヒタ

京太郎(うん)

京太郎(最初は気のせいだと思いたかったが。)

京太郎(何だ…?何かが後ろからきてる…)ゴクリ

???「…」ヒタヒタ

京太郎(間違いない…だんだん近づいてきてる!)

???「…」ヒタヒタ

京太郎(うわぁ。もうちょーこえーよぉ…なんなんだよぉ…)

???「…」ヒタヒタ


京太郎「うぅ…」ブルブル

京太郎(お、あんなとこにカーブミラーあれで見てみるか…?)チラッ

???「…」

京太郎(でかっ!なんだあれ!人か?ま、まさか…「八尺様」…)

京太郎(いや、いや落ち着け京太郎。そんなわけないじゃないか)

京太郎(そうだ次だ。次の曲がり角で待ちぶせて捕まえてやればいい)

京太郎(よし、覚悟を決めろよオレ…!)


???「…」テクテク

???「あれー?見失っちゃったよー?」キョロキョロ

???「うぅ…せっかく頑張って追いかけてたのにー」

???「ここまがったのかなー?」テクテク


京太郎(今だっ)

京太郎「捕まえた!」ガシッ


???「ひゃんっ」///


京太郎「…」

京太郎「…………ひゃんっ?」


???「もー。せっかく財布落としたから渡そうと思ったのにー」

???「ひどいよぉー」グスグス

???「なんでこんなことするのー?びっくりしたよぉー」グスッ

京太郎「うわっオレの財布!ってごめんなさい!失礼なことを…えっと…」

???「うぅ・・・まぁいいよーわざとじゃないみたいだし」

姉帯「あ。私は姉帯…姉帯豊音だよー?」

京太郎「あ、えっと須賀京太郎って言います」

姉帯「京太郎君かーよろしくねー」

京太郎「あ、はいよろしくお願いします…?」

京太郎(なんだこの人黒ずくめで帽子だから性別も顔わからなかったけど)

京太郎(めちゃくちゃ美人じゃんか…)


姉帯「それでね。京太郎君にお願いがあるんだけどさー」

京太郎「は、はい?」

姉帯「そろそろ…て、手を離してくれないかなー?」///

姉帯「結構恥ずかしいんだよー?」///

京太郎「」バッ

京太郎「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

姉帯「あはは。そんなに謝らなくていいよー」

姉帯「それじゃ私は帰るからこのへんでねー」テクテク

京太郎「あ、はい!財布ありがとうございました!」

京太郎「ってもういねぇ…。今の現実だよな…?」

京太郎「っと俺も婆ちゃん家行かないとだったもう近いかな・・・」

京太郎「姉帯さんかぁ…」

京太郎(綺麗な人だったなぁー)テクテク


姉帯「ふー。だいぶ歩いて疲れちゃったよー」

姉帯「わっ。もうこんな時間!」

姉帯「早く帰んないと志村動物園始まっちゃうよー」テクテク

姉帯「手…男の子の手ってゴツゴツしてるんだなー」

姉帯「また会えるかなー?」テクテク



次の日

婆「ほれ…起きなさい京太郎」

京太郎「ん…おはよう婆ちゃん…」

婆「はい、おはようさん。朝ごはんできてるから食べなさい」

京太郎「ん、ありがとう」

京太郎「おぉ。田舎料理って感じで美味そう…いただきますっ!」



朝食後

京太郎「ご馳走様でした。」

婆「はい、お粗末さまでした。」

婆「しかし大きくなったねぇ京太郎…」

京太郎「あはは。お婆ちゃんに会うの久しぶりだもんね」

京太郎「でも、まだまだ小さいよ?昨日なんかオレよりも大きい女の人に会ったし」

婆「あぁ…そりゃ姉帯のとこの娘さんだねぇ」

京太郎「えっ?婆ちゃん知ってるの?」

婆「知ってるとも。ここいらは子供が少ないからねぇ」

婆「たしか…すかうと?ちゅうのをされて都会の高校にいったはずじゃが」

婆「大方里帰りでもしとるんじゃろうて」

京太郎「へー。昨日ね、その姉帯さんにちょっと助けて貰っちゃってさ」

婆「そうかいそうかい。そりゃお礼しないとねぇ」

京太郎「そうだね。婆ちゃん姉帯の家教えてくれる?ちゃんと御礼言いたいんだ」

婆「それがいいねぇ。地図書いてやるからちょっと待ってな」







姉帯宅

京太郎「ここで…良いのか?婆ちゃん字達筆すぎるぜ…」

京太郎「えっと、ごめんくださーい」ピンポーン

姉帯「はーい」ガララッ

姉帯「あ、京太郎くんだー」

京太郎「お早うございます姉帯さん」

姉帯「お早うございますだねー。どうしたの?」

京太郎「いえ、昨日は助けて頂いたのに失礼な事をしちゃって」

京太郎「きちんと御礼をと思いまして。」

姉帯「えー。そんな気にしなくていいのにー。」

京太郎「いえ、それに手まで掴んじゃって…」

姉帯「あ、あー///まぁ立ち話もなんだし上がって行く?」

京太郎「いいんですか?」

姉帯「いいよー。私も帰省したのはいいけど特にすることもなくてねー」

京太郎「そうなんですか。なら、少しだけ」

姉帯「はーい。どうぞどうぞー」

姉帯「あ、お茶入れるから適当に座っててー」

京太郎「あ、はい。おかまいなくー」

京太郎(なんか勢いで家上がったけどいいのかこれ…)

京太郎(しかし姉帯さん明るいとこでみると綺麗だなー)

京太郎(こう、なんというか影のある女性というか)

京太郎(儚いと言う字が似合う女性というか)

京太郎(優希とかには出せない魅力だなあれは)


姉帯「はーい。おまたせー」

京太郎「あぁ、どうも!頂きます」

姉帯「どうぞどうぞー。私も何かつまもー」

京太郎「あーお茶美味しいです。暑かったからよけいに」

姉帯「そーだよねー。ホント暑くて昼に出歩くと倒れそうになるよ」

京太郎「ですねぇ、姉帯さんの服黒が多いから余計に暑そうですよ」

姉帯「そーなんだよねー。でもこれちょーかわいいーからなー」

姉帯「あ、もしかして似合ってないかな…?」

京太郎「あ、いやそんなことないです!背高くてモデルさんみたいですよ。」


京太郎(オレは自他共に認めるおっぱい信者だ)

京太郎(しかしそんな狂信者のオレが惹かれているもの…)

京太郎(それは「生足」!)

京太郎(一見背が高く高圧的な雰囲気を漂わせてはいるが)

京太郎(その実はおっとりとしているこのギャップ…)

京太郎(そして先程も述べた白くそれでいて長い足は素晴らしいの一言に尽きる…。)

京太郎(これは改宗をせざるをえないかもしれない…)


姉帯「あ、あはは。///ありがとうだけど褒めすぎだよー?」

姉帯「確かに大きいねとは良く言われるけどさ」

姉帯「そいうえば京太郎くんは何でこんな田舎に?」

姉帯「正直あんまり観光向きじゃないと思うけど」

京太郎「あぁ。ウチのお婆さんが一人になるのでその相手役です」

姉帯「そうなんだー。優しいんだね。」

京太郎「姉帯さんは帰省中なんでしたっけ?祖母に聞きました。」

姉帯「そうだよー。高校の皆と離れたくなかったんだけどねー」

姉帯「少し実家が恋しくてさ」

京太郎「なるほど。確かに一人だと寂しいですもんね」

姉帯「ねー?でもいざ帰ってみるとすることなくてさー」

京太郎「仲良いんですねぇ」

姉帯「うん!皆良い子ばっかりなんだよー?」

姉帯「常にダルそうにしてる可愛い子とかー」

姉帯「パネルで会話する可愛い子とかー」

姉帯「充電してる可愛い子とかー」

姉帯「モノクルが似合う可愛い子とかー」

京太郎「た、楽しそう…ですね…」


姉帯「私ね、こんなとこに生まれたからあんまり友達とかと遊んだりしたことなくてさ」

姉帯「ほら。ここって子供少ないから。」

京太郎「あー。そうですね。」

姉帯「だから一人遊びとかTVとかばっかりでね」

姉帯「今の高校にスカウトされて沢山友達できてすごい楽しいの!」

姉帯「だから少し離れるだけでも寂しくて辛いんだよー」

京太郎「姉帯さん……」

姉帯「でもそんなだから今日は京太郎くんに会えて良かったよー」

京太郎「いや、自分もです。きちんと御礼したかったですし」

姉帯「それは良かったよ。何だか嬉しいなー」///

姉帯「そういえばここには長くいるの?」

京太郎「いや、そうでもないんですよね部活とかありますし」

京太郎「明後日には帰っちゃいます」

姉帯「そうなのかー残念だね。」シュン

京太郎「あはは。姉帯さんみたいな人がいるなら1ヶ月でもいたいですよ」

姉帯「へっ?///あ、あー」ゴホンッ

姉帯「こらこらー。女の子からかっちゃだめだぞー?」

京太郎「あ、すいません…」

姉帯「いやっそ、そんなしょげなくてもいいよー」オロオロ

姉帯「!」

姉帯「そうだ。京太郎くん明日の夜は暇かな?」

姉帯「そうかそうかー。実は少し行ったところに蛍がいっぱいいるとこがあってねー」

姉帯「せっかくこんな田舎まで来たんだし見に行かない?」

京太郎「蛍ですかぁ…いいですね!ぜひお願いします」

姉帯「うんうん。じゃあ日曜の八時にウチまで来てくれるかなー?」

京太郎「わかりました。よろしくお願いしますね。」

姉帯「はーい。それじゃあ約束だねー」







その夜
姉帯家

姉帯「うーん」

姉帯「どうしよぉ…」

姉帯「なんかノリで誘ったとはいえ男の子と二人きりだよねー」

姉帯「最近やっと年が近い人とも話せるようになったのに」

姉帯「いきなり男の子とかハードル高すぎるよー」グスッ

姉帯「服とかどうすればいいんだろー…」

姉帯「み、宮守女子の皆にでメールでアドバイスを…」


姉帯(…)

姉帯(シロちゃんは…ダルいって言われそうだし)

姉帯(胡桃ちゃんは…何かからかわれるかもだしなぁ…)グスッ

姉帯(塞ちゃんは…なんかモノクルとかオススメされそうだし)

姉帯(エイスリンちゃんに至ってはまだ上手くコミュニケーションできないし…)


姉帯「うぅ…どーしよー」シクシク

姉帯「ウチはパソコンも無いしなぁ…」

姉帯「!」

姉帯「そーだ。前買った雑誌が確かここらへんに…」ゴソゴソ

姉帯「あ、あった!よーしどれどれー」ペラペラ


「彼を落とす!夏のランジェリー大全集!」


姉帯「!」///

姉帯「ち、違っ///これはまだ早いよぉー」///

姉帯「えと、違うページ違うページ…」


「和の夏。日本の夏。」

「夏の花 浴衣」


姉帯「ん!浴衣かぁ…」

姉帯「たしかあったような気がする。」

姉帯「浴衣ならいいかな?雰囲気あるだろうし…失敗も無いだろし…」

姉帯「よーし。明日は早めに準備して着付けしよう…」

姉帯「頑張るよー!」



次の日夜八時
姉帯宅前

京太郎「ふー。間に合ったな。」

京太郎「えっと…まだ姉帯さんは出てきてないみたいだなぁ」


<ガララッ

京太郎「おっ姉帯さんこんば…」

京太郎「な、なんだ…と…?」

姉帯「えへへ///おまたせだよー!」

京太郎(浴衣!)

姉帯「へへー///に、似合うかなー?」クルリ


京太郎(素晴らしい…黒地に赤い椿の浴衣…)

京太郎(綺麗なボディラインと高い身長が合わさってすごく綺麗だ)

京太郎(さらに草履から見える生足…)

京太郎(両手でちょこんと持っている巾着袋…)

京太郎(すこし紅い頬…)

京太郎(可愛いと綺麗が同時に存在している…)


姉帯「き、京太郎くん?もしもーし」

京太郎「!」ハッ

京太郎「ごめんなさいあんまり綺麗で…」

姉帯「あはは。惑わしちゃったかなー?」

京太郎「はい。なんというか」

京太郎「ちょーかわいいです」

姉帯「そ、そんなことないよー?」///

姉帯「でも悪い気はしないけどねー」

京太郎「それはなによりですよ。」

姉帯「ふふっ。そろそろ行こっか?ほたる、ほたるー♪」テクテク


京太郎「けっこう歩くんですか?」テクテク

姉帯「んー。そうでもないかな?」テクテク

姉帯「川なんだけどね。わりと有名なところらしいよー」

京太郎「それは期待できますね」

京太郎「しかしここは街灯少なくて怖いなぁ…」

姉帯「そうだねぇ。何かアレだね。初めて京太郎くんと会った時を思い出すよー」

京太郎「あー。ほんとすいません…」

姉帯「んーん。気にしてないよーそんな落ち込まないで?」

姉帯「………………むしろ嬉しかったし。」

京太郎「へっ?」

姉帯「!」///

姉帯「な、なんでもないよ!///あ、ほたる見えてきたよー」


京太郎「おぉ!すげぇ!光の群れですね…これ」

姉帯「ねー?こんな田舎にもいい所は沢山あるんだよー」

姉帯「ちょっとぐるっと周ろっかー?」

京太郎「そうですね、行きましょうか」





京太郎「すごいなぁ…どの方角見ても蛍で明るい」

姉帯「綺麗だよねぇー」

姉帯「ここはね?私が育った村で私が一番好きな場所なんだよー」

京太郎「そうなんですか?」

姉帯「この蛍の優しい光は他じゃ見れないしね」

姉帯「だからこの蛍を京太郎くんに見せたかったんだー」

京太郎「えっ?オレなんかにですか?」

姉帯「うん。なんでだろうねー」

姉帯「私は京太郎くんに私の一番好きな物を知っていて欲しかったんだー」

京太郎「姉帯さん…」

姉帯「だって、京太郎くん明日には帰っちゃうんでしょ?」

京太郎「あ・・・」

姉帯「長野だって遠いしさ」

姉帯「もう逢えないかもしれなかいから。だから。」

姉帯「思い出…が欲しかったんだよー」

姉帯「ありがとね。今日は付き合って貰っちゃって…」

京太郎「……じゃないですか」

姉帯「えっ?」

京太郎「また作れば良いじゃないですか。思い出」

京太郎「来年も一緒に見ましょうよ。ここで、二人で。」

姉帯「でも…でもでも…こんなに遠いんだよ?」

姉帯「それに何もないしこんな…」

京太郎「姉帯さんがいるじゃないですか。」

京太郎「オレにはそれだけで充分ですよ。」

姉帯「ほんとに?」

京太郎「はい。」

姉帯「二人でだよ?」

京太郎「約束ですね。」

姉帯「また怖がらせるかもしれないんだよ?」

京太郎「そ、それは頑張って耐えます…」

京太郎「俺もまた蛍見たいですから。」

姉帯「そっかー。また二人で見てくれるのかー」

姉帯「そっかー………グスッ……ヒックッ」ポロポロ

京太郎「あ、姉帯さん!?」

姉帯「ヒックッ…ごめんねー…我慢しようとしたんだけどさー…グシュ」

姉帯「こんなの無理だよ。ちょーうれしいよー…グスッ」///

京太郎「姉帯さん…」

姉帯「グスッ…私ってけっこう泣き虫なんだー」

姉帯「なんだか恥ずかしいよー」

京太郎「そんなことないです。可愛いですよ」

姉帯「うぅー。また涙止まらなくなるでしょー?…グスッ」///

京太郎「ご、ごめんなさい」

姉帯「うー。…ヒックッ」

姉帯「いじわるぅー」ポロポロ


………
……



京太郎「…落ち着きました?」

姉帯「うぅ…ご、ごめんね?長いこと泣いちゃって…」

京太郎「いや、いいですよ役得です。」

姉帯「…いじわる。」

京太郎「あははっでも泣いてるトコ可愛かったですよ?」

姉帯「!」///

姉帯「も、もう!先帰るよーっ!」タッ

京太郎「あ、姉帯さん草履で走ると危ないですよっ!」

姉帯「えっ?う、うわっ」ドシャ

京太郎「あちゃー」

姉帯「い、痛たい…」

京太郎「姉帯さん大丈夫ですか!?」

姉帯「ん。私は平気だけど草履がぁ…」

京太郎「あー鼻緒切れちゃってますね。」

姉帯「どうしよー裸足で帰ろうかなぁ」

京太郎「えっでも樹の枝とか危ないですよ?」

姉帯「そんなこと言ったってどうしよう…。」

京太郎「んー。んじゃ仕方ないですね。はいどうぞ」クルリ

姉帯「えっなんで後ろ向いたの?」

京太郎「いや、ほらオレがおんぶして姉帯さん連れて帰ります」

姉帯「えぇっ?」///

姉帯「お、おんぶっ?」///

姉帯「ダメダメっだめだよー私重いし大きいし…」

姉帯(それにさっきので汗かいちゃったし…うぅ。)

京太郎「いや、でも姉帯さんが裸足で帰って怪我でもしたら」

京太郎「オレが嫌なんで。それにオレ部活(雑用)で鍛えてますから」

姉帯「うぅ…。でも…でもー…」

京太郎「それともオレじゃ嫌ですか…?」

姉帯「い。嫌じゃないよっ!」

京太郎「よし、なら決まりですね!はいどうぞ」クルリ

姉帯「なんか上手くノセられた気がするよー?」

姉帯「うぅ…それじゃ失礼します…///」ギュッ


京太郎「よっしなんとかいけそうですね…」

京太郎(少しキツイがここでダメとか示しがつかないからな…)

京太郎「そんじゃ帰りますよー?」

姉帯「は、はい!お願いしますー」///ムニュ

京太郎「!」

姉帯「ど、どうしたのー?やっぱり重いー?」

京太郎「い、いや大丈夫ですっ!」テクテク

姉帯「うん。頑張ってねー京太郎くん」ギュッムニュ

京太郎(oh…)


京太郎(そうだよなぁ…そりゃそうだよ…)

京太郎(体が大きいんだそりゃ胸も比例して大きくなるはずだよなぁ)

京太郎(しかもアレだよな…浴衣って…確か下着…)

京太郎(ってことはこの柔らかい感触は…)ゴクリ

京太郎(い、いかん。平常心平常心。役だ麻雀の役を数えるんだ…大三元…三槓子…)

姉帯(京太郎くんすごいなー。私大きいのに…)

姉帯(でもやっぱり男の子だよね。背中おっきいやー)///

姉帯「えへへ」///ギュッムニュ

京太郎()



姉帯宅

京太郎「つ、つきました…」

京太郎(た、耐えた…もう少しでオレの点棒が嶺上開花するところだった・・・)

姉帯「ありがとねー。結構快適だったよー」

京太郎「ははっそりゃよかったです…。」

姉帯「そろそろ良い時間だし帰らないとだねー」

京太郎「そうですね。あの…」

姉帯「んーん。大丈夫だよー私今日はいっぱい幸せだったから」

姉帯「もう泣いたりしないよー」

京太郎「そうですか。ならもう安心ですね」

姉帯「でもっ。わ、私ね。いっぱいメールするから」

姉帯「電話もするから…」

姉帯「いっぱいかまってくれないとまた泣いちゃうからねー?」

京太郎「わかりました。まかせてください」

姉帯「えへへ///よろしくねー?」

京太郎「わかってますって。大丈夫です!」





京太郎「そろそろ…帰りますか。」

姉帯「そうだね…あ、京太郎くんちょっとそこの石段上がってくれないかなー?」

京太郎「えっ。こうですか?」ヒョイッ

姉帯「うん。それでこっち向いて?」

京太郎「こうですか」クルッ

姉帯「んっ」チュッ

京太郎「っ」///

姉帯「えへへー///ちょっと頑張ってみたー」

京太郎「あ、姉帯さんっ!」

姉帯「いじわるばっかりするからだよー?」

京太郎「いや、それは…まぁ…」

姉帯「ふふふ」///

姉帯「ちょっと顔が熱いよー」///

京太郎「無理なんかするからですよっ」

姉帯「えー嫌だったのー?」

姉帯「ショックだなー私の事嫌いなのかー」

京太郎「そんな訳ないじゃないですか!」

姉帯「じゃあどう思ってるのー?」ニヤニヤ




京太郎「ちょーかわいいーですよ!」

姉帯「そ、そんなことないよー」///




おわり