京太郎「ホワイトデーのお返しなんだけどな」

憧「うん?」

京太郎「市販のやつを渡すだけって味気ないなぁと思うんだよ」

憧「うん」

京太郎「だから、今日は1日憧の言うことを何でも聞こうと思う」

憧「何でも?」

京太郎「できる範囲でな」

憧「ふ~ん……でも急に言われてもパッと思いつかないし……」

憧「直してほしいところなら山ほどあるんだけど」

京太郎「山ほど!?」

憧「ま、思いついたら言わせてもらうわね」

京太郎「おう、じゃ行くか」



憧「ね、どっちがいいと思う?」

京太郎「う~ん……こっち?」

憧「えー、こっちー?」

京太郎「じゃあこっちか?」

憧「うん、やっぱりこっちよね」

京太郎「いつも思うんだけど、これ俺の意見いるか?」

憧「えー楽しいじゃない」

京太郎「女の考えることはわからん……」

憧「でも京太郎、最近正解率高くなってる気がする。あたしの教育の賜物?」

京太郎「え、これクイズだったの?」


憧「これおいし~」

京太郎「まじで?一口ちょうだい」

憧「ん……はい、あ~ん」

京太郎「あー、ん………うまいな、これ」

憧「でしょ?さすがあたし」

京太郎「俺もそっちにすればよかった」

憧「そっちもちょっとちょーだい」



京太郎「あっ」

憧「どしたの?」

京太郎「憧の言うこと聞くっての完全に忘れてた」

憧「あ~、そういえばそんなこと言ってたわね」

京太郎「普通にデートしただけじゃねーか……」

憧「楽しかったわよ?」

京太郎「よし、憧!なんか言ってくれ!!」

憧「えー……」

京太郎「さぁっ!!」

憧「もう……京太郎にしてもらいたいことねぇ……あっ」

京太郎「思いついたか?」

憧「いやでもぜったい無理だし……」

京太郎「いいからいいから、とりあえず言ってみろって」


憧「子どもが欲しい」

京太郎「へ?」


憧「あたしね早く子ども欲しいのよ、女の子」

京太郎「10年くらい待ってくれ」


カン