_____10年ほど前

京太郎「とよねえ! おれ、おっきくなったらとよねえとけっこんする!」

豊音「け、けっこん!?」

京太郎「うん! 今はまだちっちゃいけど、いつかきっと、とよねえよりおっきくなるから!」

豊音「きょうくん……わかった! きょうくんがわたしよりおっきくなったら、けっこんしてね!」

京太郎「うん!」






_____現在

京太郎「なんて約束、久々に岩手に来て思い出して、そんで俺もかなり大きくなったし、それで豊ねえをからかってやろうとしたら……」←182cm

豊音「ご、ごめんね京くん……」←197cm

京太郎「いや、ほんと、もう、俺の負けだよ。幸せになってね、豊ねえ」

豊音「え、いや私まだお嫁に行かないよー!?」

京太郎「でも、俺とは結婚しないし」

豊音「え、そんな……ま、まだまだ成長期だよ! 胡桃も言ってたよ、25歳までは成長期なんだって!」

京太郎「これから10年で15センチも伸びる自信ないし、それが本当なら、豊ねえもまだまだ成長期じゃん」

豊音「あぅ……はっ! そうだ京くん、私があのとき何センチだったか知ってる?」

京太郎「さあ? 140センチぐらい?」

豊音「え、いやさすがにそんな……」

豊音(そ、そのぐらいあったかも……)

豊音「で、でも! 京くんはそのときの私より大きいよ! だ、だから条件クリアだよー!」ガバッ!

京太郎「うわっ」

豊音「だ、だから結婚、出来るよ?」ギュッ…

京太郎「あ、うん」

京太郎(まさか思い出話の笑い話で済ますはずが、こんなことに! おもちが! 上からくるおもちが!)

豊音「それとも、やっぱりこんなデカイ女、いや?」

京太郎(あ、結婚しなきゃ)

豊音「10年も前の、子供同士の約束だもんね。そんな約束未だに本気にしてる女なんて……」

京太郎「豊ねえ、結婚して」

豊音「え……」

京太郎「まだ出来ないけど、その時まで出来るだけ身長伸ばすから、絶対に幸せにするから、だから結婚して下さい!」

豊音「え、あ、その……」

京太郎「いやかな?」

豊音「ちょーうれしいよー!」

カンッ!