岩手


京太郎「こんにちわ、塞さん」

塞「え、京太郎君? なんで岩手に……」

京太郎「塞さん、今日の予定は?」

塞「空いてるけど……え、ちょっとなんで居るの?」

京太郎「本当は昨日会いたかったんですけど、宮守の皆さんとパーティしてるって聞いて」

塞「うん、みんなで誕生日にお祝いしてくれて、楽しかったよ」

京太郎「それで今日ならフリーみたいなんで、来ちゃいました」

塞「そうなんだ……あぁ、うれしいなぁ」


塞「よし! せっかく来てくれたんだし今日は私がエスコートするよ!」

京太郎「そうですか? それじゃお任せします」

塞「近くによく行く喫茶店があるんだ、雰囲気良くてお気に入りのね。まずそこ行こっか」


喫茶店

塞「……まぁ、こうなるかなーっては思ってたけどさ」

エイスリン「ゴメンネー」

胡桃「せっかく気を利かせて二人きりにしてあげたのに」

豊音「まさかここ来るとは思ってなかったよー」

白望「うかつ……」

塞「ホントだよ、ちょっと浮かれてたかも」

京太郎「塞さんがよく行くって事は、皆さんもよく行くって事ですよね」

豊音「浮かれるくらいうれしかったんだねー」

塞「うぐ」

胡桃「普段はしっかり者の塞がねー」

エイスリン「サエ、ホノジ!」

塞「そんな言葉どこで覚えたの!?」

京太郎「そこまで喜んでくれたらオレも嬉しいですよ」

白望「……ちょっと手洗ってくる」


豊音「それじゃ、私達はそろそろ行くね?」

胡桃「あとはどうぞごゆっくりお二人さん」

京太郎「はい。すいません、気を使わせちゃって」

エイスリン「バイビー」


白望「……塞」

塞「なに? シロ……え、コレ……うん、ありがと……」


京太郎「皆さん元気そうでよかったです」

塞「うん、そうだね……あのさ、京太郎君」

塞「その、2日遅れで悪いんだけど……コレ」

京太郎「え? あ、これって……」

塞「ホットチョコレート。ヴァレンタインの、プレゼント……です」

京太郎「おお……」

塞「その、急だったから。お店のでなんだけど、なんて、言ったら悪いか……今はコレだけなんだけどさ」

京太郎「いえ、スッゲー嬉しい……ありがとうございます!」

塞「あ、そか。良かった……」

京太郎「じゃあお返しを」

塞「え?」

京太郎「オレもプレゼントを。1日遅れで悪いんですけど」

塞「うぅ~ありがとう……!」


京太郎「誕生日おめでとうございます。塞さん!」

カン!





ヴーヴー

塞「あれ、シロからメールだ」

  『あとでホットチョコレート代払ってね。¥463』

塞「せ……せこい」

モイッコカン!