http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341143066/




清澄麻雀部
部室

咲「こんにちはー」ガチャ

咲「あれ?一番乗りかな...?」キョロキョロ

咲「誰かいるかと思ったんだけどなぁ...どうしようかな...」

咲「!」

咲「そうだ。借りてた本があったんだっけ...」

咲「最近、麻雀が忙しくなってきて、あんまり本も読めてないしね…」

咲(麻雀やっぱり面白いからなぁ。京ちゃんに誘われて良かった。)

咲(そ、それに!放課後も京ちゃんと居られるし///…京ちゃんほぼ雑用だけど。)

咲「ま、皆が来るまで読書でもしてよう」ペラペラ

咲「さて、どこまで読んだかなと」ペラペラ


………

……




ガチャ

京太郎「うぃーす。」

咲「あ、京ちゃん」

京太郎「おー咲。何だ一人だけなのか?」

咲「うん。部長とかもいなくてね。それで本読んでたの」

京太郎「おお。久しぶりの文学少女モードか!やっぱ咲はそっちのがしっくりくるなぁ」

咲「えへへ。最近本読む時間とかも無かったしね。」

京太郎「そうだな。なんか高校入った頃を思い出すなー」

咲「京ちゃん…なんかお爺ちゃんみたいだよ?」

京太郎「んー?失礼な事を言うのはこの口かー?」グリグリ

咲「やっやめふぇよぉ…」///

京太郎「おらおら、ここがいいのかー?」グリグリ

咲「ほっへたぐりぐりしないでよ…///というか何か意味変わってきてるよ!」

京太郎「はっはっは。よいではないかー」グリグリ

咲「うぅー」///


ガチャ

久「遅れてごめんなさい…あら?お邪魔だったかしら?」クスクス

咲「お、お邪魔だなんてそんなことっ…///」

京太郎「そーですよ部長。咲に限ってそんなことあるわけ…」

咲「むっ」ゲシッ

京太郎「痛ってぇ!なにすんだよ咲!」ジンジン

咲「ふーんだ。京ちゃん何か知らないもん!べーっだ!」

久「あらあら…うふふ」

京太郎「思い切り弁慶蹴りやがって…」サスサス

京太郎「あ、そういえば部長今日は人少ないですけどどうしたんですか?」

久「あ、ごめんなさい!すっかり忘れてたわ」

久「伝えるのが遅れて悪いんだけど今日は部活休みにしようと思うの」

咲「えっ!そうなんですか?」

久「えぇ。ここのところインフルエンザ流行ってるじゃない?」

久「ウチの部員も何人かかかっちゃったみたいでね…。」

京太郎「ま、まさか今いない三人って…」

久「そうなの。皆ダウンしちゃったみたいでね?」

咲「皆大丈夫かなぁ…」

久「一応皆にはメールを貰ってて来週には復帰できるようになるって」

京太郎「そうですか。それなら良かったですね。」

久「ホントにね。それに大会も近いんだから体調管理はしっかりとしないと。」

久「そこで今日は三人でしか打てないからそれなら明日から土日だし」

久「三連休にして皆にはしっかり休息を取ってもらおうと考えたのよ。」

京太郎「確かに、ここのところ根を詰めっぱなしだったもんなぁ…」

久「でしょう?たまにはゆっくり休むことも必要だからね。」

久「私はまだ学校で学生議会の仕事が残ってるから先に帰ってもらっていいわよ」

咲「そうですか。お気遣いありがとうございます。」

京太郎「部長も気をつけてくださいね?インフルエンザ」

久「ふふっ。ありがとう二人とも」

久「あ、須賀くん。」

京太郎「はい?なんでしょうか。」

久「きちんと咲ちゃんを送らないとダメよ?世の中物騒なんだから」

京太郎「えっ」

咲「っ!///ぶ、部長!」

久「ふふふ。ごめんなさいね。それじゃ二人とも気をつけて。」ガチャ



京太郎「…」

咲「…」///

咲(もぉー。部長があんなコト言うから意識しちゃうよ…)

咲(そ、そりゃあ今日は人が少ないし?珍しく優希ちゃんとかじゃなくて)

咲(私にかまってくれるかなとか…考えてたけどさっ///)

咲(うぅ。好きなのバレたかなぁ…?いや、京ちゃん鈍感だもんね…)

咲(大丈夫。うんきっと大丈夫だよ!)


京太郎「…」

京太郎(いやー。部長怖いなーさすがだわ)

京太郎(やっぱアレなのか?好きってことバレてんのか?)

京太郎(というか今の発言からしてなぁ…十中八九そうだよな…)

京太郎(んー。中々切り出せないヘタレなオレが悪いんですけどね)

京太郎(咲も咲なりにアプローチしてくれてんのに…ヘタレだなぁオレ…。)

京太郎(と、とりあえず送るか…まぁ今日は何か口実つけて一緒に帰るつもりだったけど)


京太郎「帰るか。咲」

咲「う、うん!」



帰り道

京太郎「んー。まだまだ暑いなぁ」

咲「だね。まぁ夏だから仕方ないよ京ちゃん」

京太郎「そりゃそうだな。しかしいきなり休みとなると暇だよなぁ」

咲「そうだね。でもここのところ練習ハードだったから良いリフレッシュだよ」

京太郎「かもな。しっかりした部長だと安心だよホント。」

咲「あはは。そうだよね。」


京太郎「…咲はさ、今の麻雀部楽しいか?」

咲「えっ?どうしたの京ちゃん?」

京太郎「いや、なんかさ。咲を麻雀部に連れてきたのってオレじゃん?」

咲「そうだね。なんか懐かしいよ」

京太郎「お前すごく強くてさ。驚いたんだけどそれよりも」

京太郎「咲にはもっと他の高校生活もあったんじゃないかなーと思うんだよ」

咲「京ちゃん…」

京太郎「きっかけを作ったのはオレだからさ。咲が今をどう思ってるのか知りたくて」

京太郎「練習だってハードだし。貴重な高校生活」

咲「ふふっ。心配してくれてるんだー?」ニヤニヤ

京太郎「ばっバカ。オレは割りと本気でだな…」

咲「大丈夫だよ京ちゃん」

京太郎「えっ…」


咲「私ね、最近すごく麻雀するの楽しいんだよ?」

咲「騒がしい麻雀部も好きだし居心地が良いし」

咲「たぶん中学の頃みたいに本を呼んでばっかりの私じゃ体験できなかったことだと思うの」

咲「だから京ちゃんにはこれでも感謝してるんだよー?」

京太郎「咲…」


咲「私も麻雀が嫌いだったりした頃もあったけど、今は好きになれたのは」

咲「和ちゃんとか麻雀部のおかげでもあるし、今で打ってきた人たちのおかげでもあるし」

咲「それに、それになりよりきっかけをくれたのは京ちゃんだから…。」

京太郎「ありがとうな。咲」

咲「ううん。御礼を言うのはこっちだよ京ちゃん」

京太郎「そっか。良かったよそう言ってもらえてさ」


咲「あーでも。確かに高校生活だもんね。他のことも大切だよね」

咲「そ、その…例えばれ、恋愛とか…?」///

京太郎「あ、あー恋愛ね…恋愛…」

京太郎「れ、恋愛!?」

咲「な、なにさ!私だって女の子なんだよっ?」

京太郎「いや、まぁそりゃそうだろうけどさ…お前の口からそんな言葉が出るなんて」

京太郎「おにーさん嬉しいよ…」

咲「ひどいよっ!京ちゃん!」ギュルルッ

京太郎「うぐっ」

京太郎「お、お前コークスクリューなんて何処でおぼえた…」ガクッ

咲「ふーんだ。京ちゃんがいじわるするからだよ」

京太郎(ちょっと咲からかうのやめとこう…体がもたん…)



咲宅前

京太郎「痛ぅ…まだ痛むぞこれ…」

咲「からかった罰ですよーだ」

京太郎「うぅ…っと家ついたな。」

咲「あ、ホントだ。えと、ありがとね京ちゃん…送ってくれて」

京太郎「いえいえ。姫のためなら当然でございますよ。」

咲「あはは。京ちゃん似合わないね」

京太郎「うっ。お前も優希に似て毒舌になってきたなぁ…」

咲「それは自業自得じゃないかなー?」

京太郎「へいへい。よし、んじゃ帰るかね」

咲「あ、京ちゃん気をつけてね。また来週に」

京太郎「おう!んじゃまたなー」テクテク



同日咲の部屋

咲「んー」ゴロゴロ

咲「心配してかぁ…」

咲「…」

咲「………えへへ///」

咲「でもなぁ…あんなに馬鹿にすることないよね…」

咲「やっぱ女の子として見てもらえて無いのかなぁ…」

咲(そもそも麻雀部は女の子だらけだしなぁ…)

咲(優希ちゃん何かちっちゃくて可愛いし…)

咲(あのふたり仲良しだもんなぁ。京ちゃんタコスまで作れるようになったし)

咲(和ちゃんはスタイル良いし綺麗だもんなぁ)

咲(京ちゃん和ちゃんのおっぱいばっかりみてるし…)

咲「おっぱい…」

咲「…」ペタペタ

咲「…はぁ。」

咲「牛乳のもう…」


<~♪

咲「ん?電話かな…」

咲「こんな時間に一体誰だろう…?」


from京ちゃん


咲「京ちゃんだ!」

咲「えっと落ち着こう…深呼吸深呼吸」スーハー

咲「よし、で、でるぞー」pi

咲「も、もしもひっ!」

咲(噛んだーっ!!)///


京太郎「さ、咲か…?」

京太郎「すまん後生だ…助けてくれ…」

咲(良かった噛んだことバレてない)ホッ

咲(いや、そんなことより!)

咲「えっ!?ちょっとどうしたの京ちゃん!」

京太郎「実は………」



前日京太郎宅

京太郎(ふーむ。今日は一緒に帰れてよかったな)

京太郎(しかし、アレかまさかあのお姫様が恋愛ねぇ…)

京太郎(これはライバルの危険性も考えないとイカンのかね)

京太郎(あいつトロ臭いからふらふら行きそうで怖いんだよなぁ…)

京太郎(はぁ…。)


京太郎「っともう家か。ただいまーっと」ガチャッ

京太郎「ん?あ、あれ?」ガチャガチャ

京太郎「何で鍵かかってんだぁ…?えっとたしか郵便受けの中に…」ゴソゴソ

京太郎「あった鍵!よしただいまー」ガチャリ





京太郎「誰もいない…?母さーん?」

京太郎「お、机の上に手紙…?何々…」ペラリ



京太郎へ

岩手のお婆ちゃんがお爺さんが倒れて一人なので

お父さんと一緒にお世話をしにいくことになりました。

とりあず日曜には戻ると思うので土曜日はお留守番お願いします。

食事などはお金を置いておくので適当に何か買って作ってください。

母より



京太郎「なん…だと…?」

京太郎「いや、婆ちゃんのことなら仕方がないけどさ」

京太郎「料理って…できねぇよそんなこと…」

京太郎「朝昼はなんとかして夜はなぁー」

京太郎「どうする…?このままでは飢えてしまう。」

京太郎「そういえば咲って料理できたか…?」

京太郎「んー。仕方ない恥を偲んで頼んで見るかな」

京太郎「えーっと咲の番号はっと」pipipi


京太郎「…というわけなんだわ。」

咲「はぁー。なんだ、心配して損しちゃったよ!」

京太郎「いや、これはオレにとっては死活問題でだな…」

咲「ふふっ。まぁいいよ?ここは幼馴染のよしみで助けあげよう。」

京太郎「さすが、さすがです姫!信じてた!」

咲「ほ、褒めすぎだよっ///それに姫とか恥ずかしぃよ…」

京太郎「あはは。でもほんとありがとう咲。助かるよ。」

咲「ふふっ。いいよ京ちゃん。それでいつ行けばいいの?」

京太郎「あー。とりあえず冷蔵庫空みたいだからさ」

京太郎「とりあえず買い物行かないとかなぁ…?」

咲「なるほど。それなら4時くらいにお邪魔していいかな?」

京太郎「おう。んじゃそれでよろしく頼む。ごめんなこんな時間に」

咲「んーん。いいよいいよ京ちゃんだもん。それじゃおやすみ京ちゃん」

京太郎「おやすみ。咲」pi


咲「…まったくしょうがないなぁ京ちゃんは…」

咲「…」

咲「…えへへ///」

咲(やった!やったやった!京ちゃんの家で御飯!)///

咲(しかもあれだよね?家族の人誰もいないんだよね…?)

咲(これって、アレだよね…なんか奥さんみたいだよ!)///

咲(うー。顔のニヤけ戻んないよぉ…///どうしよう…)

咲「夕方からだよね…とりあえずこっちの夕食を適当に作ってからかな」

咲「何作ろうかな?やっぱ京ちゃん男の子だしお肉とかの方が良いのかな」

咲「よーし。明日は頑張るぞーっ!」



当日夕方


咲「京ちゃんいるかな?えっと、こんばんはー」ピンポーン

京太郎「はーい。お、咲悪いなわざわざ…」ガララッ

咲「ほんとだよー?今度何か学食奢ってね?」クスクス

京太郎「おう、まかしとけ何でも奢ってやるよ!」

咲「約束だからねー?あ、買い物行く前に荷物置いといていいかな?」

京太郎「ん?何か持ってきたのか?」

咲「うん。エプロンとあと肉じゃが作ってきたから」

京太郎「おぉー。さすが咲!」

咲「えへへ。それじゃ置いてくるからちょっと待っててね?」

京太郎「おう。よろしく頼むわ」


………

……





スーパー

京太郎「さて、スーパーに着いたわけですが」

咲「そういえば京ちゃん何か食べたいものある?」

京太郎「んー。食いたいものなぁ…」

京太郎(別に咲が作るものならなんでもいいんだけども)

京太郎「あ、あれだ。ハンバーグが食いたいです」


咲「ハンバーグかぁ。それだとひき肉と卵と玉ねぎとパン粉くらいかな?」

咲「調味料はあるとして…あ、京ちゃん牛乳あった?」

京太郎「ん。まだあったと思うぞ?」

咲「そっか。京ちゃんて和食好きだったよねたしか」

京太郎「おう。よく憶えてるなぁ…。」

咲「幼馴染やってますから」エヘン

咲「それじゃソースは和風にしようかな!んじゃ買い物行こっかー」

京太郎「おう。行きますか!」


………

……





会計後

京太郎「ひき肉、たまねぎ、卵にパン粉…あと大根に大葉にレタスか。」

京太郎「結構買ったなー」

咲「そだね。っともう5時だよ京ちゃん!」

咲「早く帰って作らないと」

京太郎「おう、んじゃ戻るか。その前に買い物袋をこっちに渡してもらおう」

咲「へっ?なんで?」

京太郎「いや、お前なんでって…こういうのって普通男が持つもんじゃないか?」

京太郎「それに咲はトロ臭いからなぁ…」ニヤニヤ

咲「こ、これくらい持てるもん!」///

京太郎「でも卵とかもあるし、それに女の子に持たせるのはオレのプライドが許さん」

咲「うぅ…じ、じゃあ!買い物袋の左側持ってよ!」

京太郎「えっじゃあ右どうすんだよ」

咲「だから右側は私が持つから!それなら安心でしょ?」

京太郎「んー。まぁそれなら…」

咲「よし、決まりだね京ちゃん!早く帰んないと暗くなるよ?」

京太郎「おー。んじゃ行こうか。」



帰り道


京太郎「…」///テクテク

咲「…」///テクテク


京太郎(いや、まぁわかってたんだけどさ…)

咲(この格好…)


京太郎、咲(は、恥ずかしい!)///


京太郎(うん。全く先程から会話がない…咲は咲で顔赤くしてうつむいてるし)

京太郎(恥ずかしいならやめとけばいいものを…可愛い奴め)

京太郎(しかしこれはオレにもダメージがデカいな…まぁ嬉しいんだけどさ)

咲(うーっ。勢いで言ったとは言え恥ずかしいよぉ…)///

咲(京ちゃんの顔見れないし…私今絶対顔ニヤけてるし…)

咲(どうしよう…でも嬉しいや…)///


京太郎「…」スタスタ

咲「…」テクテク…タタッ

京太郎「…」スタスタ

咲「…」テクテク…タタッ

京太郎「……あ。」スタスタ…テクテク

咲「…」テクテク


咲(あれ?なんか急に歩くの楽になった気がする?)

咲(あっ…)

京太郎「…」テクテク

咲(京ちゃん…歩く速さ…合わせてくれてるんだ…)

咲(やっぱり、優しいんだね京ちゃん…)

咲「…えへへ」///

京太郎「ん。どうかしたか咲?」

咲「何でもないよー?へへっ」///

京太郎「明らかに笑ってんじゃん!」

咲「教えてあげないもんねっ。さ、早く帰ろ京ちゃん!」タタッ

京太郎「なんだよそれ…ってうわっ!いきなり走んなって…」タタッ



京太郎宅

咲「ただいまー」

京太郎「ただいまーって誰もいるわけないだろ」

咲「あはは、そっか。それじゃ台所借りるねー?」

京太郎「おう。んじゃ俺も行くよ。何か手伝いたいし」

咲「そう?んじゃ待ってるね。」


台所

京太郎「ふぅ。おまたせー」

京太郎「!」

咲「ん?どしたの京ちゃん?」

京太郎「いや、エプロン着てるんだなーと」

咲「あぁ。これ着ないと服汚れちゃうしね。どう?結構様になってるでしょ?」クルッ

京太郎(いや、普通に似合ってるな…良い物を見れた。)

京太郎「あ、あぁなんつうか…その、可愛いと思うぞ?」

咲「へっ!?」///

京太郎「あ、いや…なんか普段の咲とギャップっていうかなんというか…」

咲「も、もう!何言うの京ちゃん!からかわないでよ…」

京太郎「からかってるつもりはないんだって!その…普通に可愛いから…」

咲「えぅ…///そ、そっか…ありがと」モジモジ

京太郎「お、おう…」

咲「…」

京太郎「…」

咲「り、料理作ろっか!」///

京太郎「そ、そうだな!手伝うよ。」


咲「さて、まずはボールにひき肉、卵、玉ねぎ、パン粉、牛乳…あと調味料を入れてと」

京太郎「ふむふむ…」

咲「よし、これを素手で混ぜてくれる?京ちゃん」

京太郎「おう。コレがタネってやつだな」グリグリ

咲「そうそう。白くなるまでしっかり混ぜてねー」

京太郎「へいへい。まかせろ!」コネコネ





京太郎「おし。結構白くなってきたぞ」

咲「うん。おつかれさま。それじゃ今度はこのタネをこうやって小判型にね」ヒョイッ

京太郎「おーなんかもうハンバーグだな」ヒョイッ

咲「意外に簡単なんだよねハンバーグ。ウチでもよく作るよ?」

咲(いつか京ちゃんに作ってあげるタメに死ぬほど練習したからね…)

京太郎「へー。咲は料理が上手いし良いお嫁さんになりそうだな」

咲「よ、嫁とか!///何言ってるの京ちゃん!」

京太郎「いや、だって最近ってアラフォー?っての?」

京太郎「婚期逃す人多いって聞くしさ、やっぱ料理できるのって大事だろー」

咲「だからって…もう…京ちゃんのバカ」

京太郎「バカとは失礼な!」

咲「あ、今度はこうやって形を両手でキャッチボールして空気抜いてね」ペチペチ

京太郎「なぁ?これって何か意味あんの?」ペチペチ

咲「んー。空気を抜いて形崩れを防ぐためかな?最後に真ん中にくぼみを入れて完成だよ」

京太郎「よし、こっから焼く訳か」

咲「うん。焼きは私がやるから京ちゃん御飯ついで食器並べといて?」

京太郎「うい。了解しました」


京太郎「…」カチャカチャ

咲「~♪~~♪」ジューッ

京太郎(うむ。エプロンを着た咲が鼻歌を歌いながら台所に立ってる…)

京太郎(なんか…こう…良いなこういうの。)

京太郎(温かい気持ちになるぞ)

京太郎「…っと食器、食器」カチャカチャ





京太郎「よし、咲。こっちは準備できたぞ」

咲「こっちも焼けたよー。運んでくれる?京ちゃん」

京太郎「おぉ。美味そう!」

咲「あ。あとこれもお願いね。」コトッ

京太郎「ん?なにこれ?」

咲「ソースの大根余ったからレタスと合わせて簡単なサラダにしてみたの。」

咲「お肉ばっかじゃバランス悪いでしょ?」

京太郎「片手間にもう一品ってやつか。すげぇな」

咲「女の子ですからねーふふっ」


京太郎「おぉ。並べると壮観だな…」

京太郎「よし、それじゃ頂きます!」

咲「はい、召し上がれー」

京太郎「んじゃ。とりあえずハンバーグから…」パクッ

咲「ど、どうかな…?」

京太郎(う、美味い!…程よい焼き加減…溢れる肉汁…そしてすべて包み込む)

京太郎(おろし和風ソース…完璧なハンバーグだ…)

京太郎「美味い美味い!すごいな。まさかここまでとは」バクバク

咲「良かったぁ…」ホッ

咲「って京ちゃん!落ち着いて食べないとつまらせるよっ」アセアセ

京太郎「いやでも美味すぎてさ…」モグモグ

京太郎「止めるとか無理だわこれは」モグモグ

京太郎「この肉じゃがもサラダも美味いよ」モグモグ

咲「もう…ふふっ」///


………

……




京太郎「ふぅー。食べた食べた。」

京太郎「ご馳走様でしたっ」パンッ

咲「はい。お粗末さまでした。」

咲「それじゃ、洗い物しちゃうねー」カチャカチャ

咲「しかしすごいね…全部食べちゃったんだ」

京太郎「だって美味いんだもん仕方ないだろ」

咲「ふふっ///なにそれー」ザーッカチャカチャ

京太郎「こんなのなら毎日食いたいね」

咲「あはは。それじゃ…お、お嫁に貰わないとだねぇ…あはは」カチャカチャカチャ

京太郎「うん。そうだよなぁ。嫁に貰わないとだなー」

咲「あ、あはは。京ちゃんちょっと冗談言い過ぎだよ…?」

京太郎「いや、…別に冗談じゃなくてもいいよ」

咲「えっ!?///っとわわっ」パリーンッ

京太郎「!」

京太郎「さ、咲大丈夫か!?」

咲「う、うん。お皿割っちゃってごめん…。」ショボン

京太郎「そんなことはいいから!怪我とかないか?」

咲「うん。それは大丈夫。スグどけたから。」

京太郎「そうか。…良かった」ホッ

咲「そ、それよりもさ今の話…ホントなの?」

京太郎「うっ。いや、あの…それはだな…」

咲「う、嘘なの…?」ジワッ

京太郎「ち、違う!オレは…オレはお前が…」


京太郎「…お前のことが…好きなんだよ」


咲「京ちゃん…」

京太郎「ホントはもっと早く言えれば良かったんだけどな…」

京太郎「ずっとずっと言いたくてさ。でもどうもヘタレちゃってな」

京太郎「でも、もうちゃんと言えるぞ。オレはお前が好きだよ。咲。」

京太郎「やっと言えたよ。何年越しなんだっつー話だよな」

京太郎「ごめんな。ほんとこんなに遅くなってさ。」


咲「…」

京太郎「さ、咲?」

咲「………うぅぅぅ。」ギュッ

京太郎「お、おい!」

咲「京ちゃん…京ちゃん…グスッ」ギュッ

咲「私…ずっと…ずっと待ってたんだよ…?…ヒック…」

咲「それで…こんないきなり…ヒック…」

咲「京ちゃん…ずるいよこんなの…嬉しくないわけないよぉ…グスッ」ポロポロ

咲「私もね…私もずっと言いたかったの…でも和ちゃんとか美人な人ばっかりで自信なくて」

咲「今の京ちゃんとの関係を壊すのもすごく怖くて…グスッ…」

咲「だから…今すごく嬉しくて…涙止まらなくて…ヒック」ギュッ

咲「私も好き…京ちゃんが大好きだよっ」

京太郎「よしよし…」ナデナデ

咲「…京ちゃんッ…」ギュッ


………

……




京太郎「落ち着いたか?」

咲「う、うん。ごめんね?」///

京太郎「いや、別にいいけどさ、とりあえず皿片付けようぜ?」

咲「そ、そうだね!箒もってくる!」タタッ

京太郎「おいおいこけるなよー?」

咲「大丈夫だもんっ!」///

京太郎「よし、こんなもんか」

京太郎「咲、破片踏むなよ?まだあるかもしれないから」

咲「そ、そこまでドジじゃないよっ」

京太郎「ホントかよ…ってもうこんな遅いのか…そろそろ帰るか?」

咲「…」

京太郎「…咲?」

咲「もう、ちょっとだけ…ダメ?」

京太郎「親父さん心配しないのか?」

咲「遅くなるって言ってあるし…それに…もう少し京ちゃんと一緒にいたいし…」///

京太郎「そ、そうか。ならリビングでテレビでも見るかな」

咲「うんっ!行こー京ちゃん。」






京太郎宅リビング

京太郎「さて、オレ達は夕食を終えてリビングでTVを見てるわけだが」

咲「そうだねーへへっ///」チョコン

京太郎「それで、だ。」

咲「なーに?京ちゃん?」

京太郎「いや、お前はなんでオレの膝上でTVを見てるんだ?」

咲「だって…。私達もう…恋人同士…だよね?」///

京太郎「あぁ。そりゃそうだな。さっき死ぬほど恥ずかしかったぞ」

咲「私すっごく待たされたんだよ?京ちゃん麻雀部で全然かまってくれないしー」

京太郎「あはは。…………すみませんでしたっ!」

咲「私だって沢山かまって欲しかったし、あ、甘えたかったんだもん」///

京太郎「いや、ほんとすみませんでした…。」

咲「でもいいの。京ちゃんとこうして付き合えた訳だし…」

咲「あ、でもこれからあんまり和ちゃんのおっぱいばっかり見てたら拗ねるからね?」

京太郎「うっ…善処いたします…」

咲「京ちゃんはこういう甘えん坊…嫌い?」

京太郎「………そんなわけないだろ」

咲「えへへ///ならどう思ってるのー?」



京太郎「可愛い幼馴染で幸せだぞ」

咲「き、京ちゃんてばっ」///




おわり