京太郎「…………」カリカリ カリカリ

京太郎「……ふぅっ、日直の仕事終わり、っと」パタン

モブ女A「須賀君、ありがと~!あ、日誌持って行くのは私がやるよ」

京太郎「そう?それじゃあお願いしようかな」

モブ女A「うん、任せて。それじゃあ、須賀君、また明日ね~」

京太郎「あいよ~」

京太郎「……っよし、それじゃあ部室に行きますか」

京太郎(にしても、昨日は結局一人だけだったんだよな。いや、虎姫の皆みたくレギュラーどころかただの雑用だもんな、俺……)

京太郎「しゃあない、か」

淡「何が?」ヒョコッ

京太郎「のわぁっ!?あ、淡か。いきなり変なとこから現れるなよ」

淡「ふっふっふ~……この淡ちゃんにかかればキョータローに気付かれずに視界の下に潜ることなんて朝飯前なのだ~!」

京太郎「あ~、はいはい。スゴイネー、カッコイイネー」

淡「ちょっと!棒読み禁止~!もっと本心から崇めるように淡ちゃんを褒め讃えなさ~いっ!」

京太郎「おぉ……ありがたや……神様、淡様……っ!!って、こんなことやってる場合じゃねぇだろ。もう部活始まってるって」

淡「おっと、そうだった!ね、ね、キョータロー!今日は部活始める前にちょっと来て欲しいところがあるんだ!」

京太郎「来て欲しいところ?何かあるのか?」

淡「それは来てからのお楽しみ!ほら、いこっ!」グイッ

京太郎「ちょっ、分かったから引っ張るな~っ!」

~~~~

淡「じゃ~ん、ここで~す!」

京太郎「ここで~す、って、いつもの虎姫専用ルームじゃん。ってことはミーティング?俺、関係無くね?」

淡「まーまー、いーから入った入った!」グイグイ

京太郎「わ、分かった分かった。ったく……」ガラッ

菫誠尭『京太郎(くん)(須賀)、誕生日おめでとう!』パーン*3

京太郎「…………へ?」

淡「えっへっへ~!どうどう?驚いた?!前に聞いたキョータローの誕生日を覚えてて、私が企画してあげたんだぞっ!」

京太郎「誕生……日……?」

菫「ん?どうした?鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして。誕生日を祝われるのがそんなに珍しかったのか?」

誠子「確かに、弘世先輩はこういうイメージ希薄ですよね」

尭深「うん、そうだね。でも、それにしても京太郎くんの様子がちょっと変な気が……」

京太郎「えっと……非常に言い難いんですけど、俺の誕生日、昨日です。2月2日」

誠子「……あちゃ~」

尭深「……これは」

菫「………………あ~わ~い~?」

淡「え……えぇっ!?」

淡「う、嘘っ!?わ、私間違えちゃったのっ!?」ワタワタ

京太郎 コクリ

照「あ、これ京ちゃんの誕生日会だったんだ。お菓子パーティーだと思ってた」モグモグ

菫「お前は言いながら食べ続けるな」ヒョイ

照「あっ、私のモンブラン……」ショボン

菫「あ~、なんだ……すまない、須賀。まあこの通り、私達は皆君の誕生日を今日だと勘違いしてしまっていた」

京太郎「あ、いえ、それは別に。というより、照さんだけだったんですね。正確な日付を知っていたのって」

菫「ん?照が?」

京太郎「はい、昨日照さんからはプレゼントを頂きまして。あ、改めてありがとうございます、照さん。かわいいストラップですし、携帯に付けさせてもらってます」

照「うん、これでお揃い」チャラ

京太郎「あ、ペア物だったんですね。いやぁ、余計に嬉しいです」

淡「わ、私……そんな……」

京太郎「ん?どうした、あわ――っ!?」

淡「大切な誕生日なのに……ごめ……ごめん、キョータr」ジワ

京太郎「いやぁ、それにしても嬉しいなぁ!さっき言ってたけど、これ、淡が企画してくれたんだろ?!」

淡「ぇ……?う、うん……だけど、結局間違って……」

京太郎「そんなの関係無いって!こうやって祝ってくれることが嬉しいんだからな!人間、誰しもミスはするもんだ。だから、気にするなって、淡」

淡「キョータロー…………うん……うん、ゴメンね。ありがとう」

菫「……はいはい、しんみりした空気はこれで終わり!」パンパン

菫「一日遅れではあるが、今日は盛大に須賀の誕生日を祝ってやろうじゃないか」

誠子「ですね。ほら、大星。ムードメーカーのお前が沈んでちゃ、話にならないぞ!」

尭深「淡ちゃん、ここは京太郎くんを楽しませることで挽回しよう。ね?」

淡「うん。うん!分かった!よ~っし、この淡ちゃんがドッカンドッカン盛り上げちゃうんだからね!覚悟しときなさい、キョータロー!」

京太郎「おう!楽しませてもらうぜ!」

カンッ!